異世界で生きていく。

モネ

文字の大きさ
90 / 128
第三章の話

船上生活

しおりを挟む
「モエ。」
景色を見ていると後ろからレンさんが来た。
「今日の昼ごはんはケイがくれたものを食べよう。飲み物だけ頼むな。夕飯は任せるよ。」
そう言ってケイさんがくれたランチボックスを渡してくれた。
「はい!大量につくれるから楽しみです!」
「クッ。そう言ってもらえて助かるよ。」

お昼前になったので、飲み物の支度をする。
今日は暑いので暖かいお茶と冷たいアイスコーヒーを準備した。
船のキッチンは食堂の横に厨房があって広めだ。
料理がしやすそうだ。
「モエ。そろそろ飯にしようぜ!」
ジェイドさんが来た。
「はい!今飲み物の支度ができたところです。」
そのあとレンさん、シーさんがきて食事を始めた。
その間ベンツくんが操縦しているそうだ。
それなら私はベンツくんと食事を取ろうととらないでおいた。

「美味い!チキンのサンドイッチとたまごサンド、あとはおかずが入ってるぞ!」
「美味いなぁ、悪いな。俺たちの分まで。」
「宿からの差し入れだ。食事はモエがしてくれるので楽しみにしててくれ。モエは食べないのか?」
「私はベンツ君とお昼取ります。大丈夫ですよ、今のうちに夕飯の下拵えもできるので。飲み物おかわりありますから。」
「そうか、ありがとう。」
「モエさんは優しいねぇ。これは快適な旅になりそうだね。」
シーさんはニコニコしたくれた。

入れ替わりでベンツ君がきたので昼食を一緒にとった。
「ありがとうございます、モエさん。僕のことは気にせず先に召し上がって大丈夫ですから。」
「私も夕食の仕込みしていたからちょうどよかったのよ。1人だと寂しいじゃない?」
「あっ、ありがとうございます。」
また照れている。可愛い。
「スック!」
「リス?」
「そうだよ、私といつも一緒なの。スックって言うのよ。」
「可愛いですね!よろしく、スック!」
「スック!」

話しながらお昼を食べた。
ベンツ君は一人前の船乗りになるために今見習い中らしい。
シーさんはとても有名なベテラン船乗りだそうで、将来はシーさんのようになるのが目標だそう。
話している時目がキラキラしていて目標があるってやっぱ素敵だなって思った。

「ベンツくん。これクッキーなんだけど、シーさんとおやつにでも食べて。」
私は持っていたクッキーを渡した。
「いいんですか?ありがとうございます!いただきます!」

楽しい昼食も終わり、私はテーブルの片付けをしてデッキに行った。
風がとても気持ち良い。

「おぅ、モエ!」
「ジェイドさん、何してるんですか?」
「釣り。なんか釣れたら食材に使ってくれ。」
「フフッわかりました。期待してますね!」
「あれ?レンさんは?」
「レンは操縦室に行ってる。どんな感じか聞いてくるそうだ。」
「そうですか。いい天気で気持ちいいですね!」
「あぁ。そういえばモエは涼しげな格好だな、夏服か?」
「はい、この間買い物に出かけて買ってきました。夏服持ってなかったので大量買いでした。」
「クッ。女は買い物すぎだよな。似合ってるよ。」
「ありがとうございます!」
「おっ!釣れそうだ!!」
「フフッ。」
穏やかな時間を過ごした。

ジェイドさんはタイギョを2匹、青魚、これは鯵っぽい。それを4匹釣った。
ありがたく調理させてもらうことにした。
レンさんが釣りが終わる頃来た。
「ジェイド、なんか釣れたか?」
「あぁ、結構いい数だ。」
「おっすげえな。夕食にか?」
「あぁ、楽しみだよな。」
「あぁ、ありがとうな。」
「フフッ。レンさん、今日はどうですか?魔物は現れそうですか?」
「んー、どうだろうな、ゆっくり進んでもらってるんだが。できたら昼間の方が周りが見えていいんだが。」
「そうですか。すみません、今更なんですが船ってどうやって動いてるんですか?」
「クッ。燃料と魔石で動いている。モエはなんでも興味持つな。」
「はい!知らないことばかりなので。なるほど、燃料と魔石か。魔石って便利ですね!」
「あぁ、魔石は色々使い道があるんだよ。」
少し話してそろそろ私は夕食の支度をするのでキッチンに行った。

今日は沢山作らなくてはならない。
多分交代で船の操縦をするはずだから分けておかなくては。
野菜たっぷりのスープは昼間に仕込んでおいたので煮込むだけだ。
船のキッチンはコンロが4口もあるのだ。
オーブンもあり、なんとグリルまであるから便利だ。
魚もメニューに加えるので今日は豪華な食事になりそうだ。
張り切って調理を始めた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します

burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。 その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。

社畜サラリーマン、異世界でパンと魔法の経営革命

yukataka
ファンタジー
過労死寸前の30代サラリーマン・佐藤健は、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に転生していた。与えられたのは「発酵魔法」という謎のスキルと、前世の経営知識。転生先は辺境の寒村ベルガルド――飢えと貧困にあえぐ、希望のない場所。「この世界にパンがない…だと?」健は決意する。美味しいパンで、人々を笑顔にしよう。ブラック企業で培った根性と、発酵魔法の可能性。そして何より、人を幸せにしたいという純粋な想い。小さなパン屋から始まった"食の革命"は、やがて王国を、大陸を、世界を変えていく――。笑いあり、涙あり、そして温かい人間ドラマ。仲間たちとの絆、恋の芽生え、強大な敵との戦い。パン一つで世界を救う、心温まる異世界経営ファンタジー。

暗殺者から始まる異世界満喫生活

暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。 流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。 しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。 同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。 ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。 新たな生活は異世界を満喫したい。

世の中は意外と魔術で何とかなる

ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。 神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。 『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』 平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

妖精の森の、日常のおはなし。

華衣
ファンタジー
 気づいたら、知らない森の中に居た僕。火事に巻き込まれて死んだはずだけど、これってもしかして転生した?  でも、なにかがおかしい。まわりの物が全部大きすぎるのだ! 草も、石も、花も、僕の体より大きい。巨人の国に来てしまったのかと思ったけど、よく見たら、僕の方が縮んでいるらしい。  あれ、身体が軽い。ん!?背中から羽が生えてる!? 「僕、妖精になってるー!?」  これは、妖精になった僕の、ただの日常の物語である。 ・毎日18時投稿、たまに休みます。 ・お気に入り&♡ありがとうございます!

まったく知らない世界に転生したようです

吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし? まったく知らない世界に転生したようです。 何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?! 頼れるのは己のみ、みたいです……? ※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。 私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。 111話までは毎日更新。 それ以降は毎週金曜日20時に更新します。 カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

処理中です...