陽のあたる場所3

こたろ

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桜ノ雨

桜ノ雨28

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その後も篤史からの連絡もなく、日々は過ぎ去っていった……。


「彼を懲らしめてやりたくないですか!?」


国仲さんと毎日一緒にいると、私もだんだんと国仲さんの言葉に洗脳され始め

『全てが嘘だったのでは……?』

と、考えるようになっていったーーー。


「桜庭さん、探偵の知り合いとかいないんですか!?

桜庭さん、めっちゃいろんな友達いるじゃないですか!w

1人くらい居ませんかね!?(笑)」


「さすがに探偵はいないですね(笑)」


そしてその夜、私は友人の"寅(トラ)さん"にメールをした……。


寅さんは5年以上前に出会った友人で、出会いこそハプニングバーで卑猥なお店だったけどw


兄・健一郎と同い年で優しくて……

自衛官という仕事柄からか兄より男らしくて……


いつも相談役だったケースケさんとあまり会わなくなってから、

寅さんに身の上話を相談する事が多くなっていた……。



『寅さん久しぶり♪(o^^o)

突然だけど、寅さんの知り合いで探偵とかいないかな⁉︎

または寅さん一緒に私と探偵しない⁉︎(笑)(^^;

北海道までの旅費全部払うからさ(笑)

北海道の元婚約者の素性を暴き出したくて(笑)

元婚約者を恨んでもいないし単なる好奇心なんだけどw

虚言癖者かもしれないから、ただ真実を知りたくて(笑)

ごめんねm(_ _)m突然変な話をして(笑)』



すると、寅さんからすぐに返信がきた。


『昔先輩に探偵いたけど、今はどこにいるかわからず(^^;

元婚約者となんかあったの?』



『なるほど^^;

なかなか探偵はいないよね( ̄▽ ̄;)

元婚約者が喉頭癌になったと言ってから連絡がしばしば絶たれて、

ようやく数日前に久々にゆっくり電話して、翌日に会おうとしたら音信不通で会えずじまい( ̄▽ ̄;)(笑)

多分喉頭癌は嘘だと思う(ー ー;)

多分元々奥さんも子供もいて、それでも私と結婚したいともがいたけど、結局奥さん達と別れられなくて嘘をついたんじゃないかという見解(笑)

ま、真実はわからないけど(^^;;』


『そこまでわかってるなら、よいんじゃない?

真相わかっても解決しなそうだし』



『まぁ確かに寅さんの言う通りです(笑)(^^;)

あとはただの好奇心です(笑)

確かに寅さんに言われてみると、それをわざわざやるのは時間とお金の無駄かも(笑)(;´Д`A

助言をありがとうm(_ _)m』


『そうそう、それなら美味いもん食べた方がよいw』


『確かに(笑)それもそうだね(笑)』


『マイナスな道はプラスにならんから、行かない方がよいよ』


『確かに(o^^o)寅さん良い事言う!(*≧∀≦*)』



『一応部下を持つ小隊長やでw』


『さすが寅さんっ!(≧∇≦)

寅さんに相談して正解だったわ!(*≧∀≦*)』



『なんでも言ってよ

経験値はあるから♩』
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