サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

文字の大きさ
23 / 283

レベルと 樹の館大騒ぎ  7

しおりを挟む
{がまんしてください、みずをいっぱいためてください。はやく! はやく!}
頭にゴオオン、響き渡った。
泡食って部屋を飛び出し大声で、廊下の突き当りに向かって
「エメリーさーん、エメリーさん、大変だ!トイレが騒いでいる」
通じるはずの無い日本語で叫んでいた。
エメリーさん、セシリアさん、アベル君の順で、廊下の奥から顔を出してくれたが、
ドアに触れたまま立ち止まっている。
突然セシリアさんは、
エメリーさんとアベル君に何かを話すと、
アベル君と一緒に廊下を駆け出し、階段を降りていった。
彼女は傍に来てくれると、手を触れ、
「トイレがまんして、館の樹の精霊様とお話し出来たの」
館で出す普通のゴミは総て樹の根に送られ樹の魔素に変わる。
幹や根に常時水が蓄えられているが、
サスケさんの出すものは向こうの世界の残りで、
膨大なマナ魔素を処理する水が不足する。
そのまま出されると樹の一部が暴走してしまうので、
館の樹の精霊に感応する者に緊急で声をかけた。

セシリアさんとアベル君や従者とメイドさんで、水魔法の使える者は
2、3階のトイレから、使えない者は桶で一階にトイレから水を流す。
新ゴミ捨て場を造り、解体中のデ・ダチョウの使わない骨、
内臓も必要と言われ料理人も狩りだされて、7羽全部
今夜中早く終わらせる。
今頃男爵もセシルさんも泉の水を運んでいる最中、
終わった後増築予定地に、人は入るなと警告された。
「サスケさん、私が戻るまで部屋でがまんしていて!お願い」
彼女は走って下に向かった。

僕は部屋に入ろうとして、気が付いた。
うわ~!両手でズボンを抑えていた。
まえは空いたまだぁ、不覚! 便意も尿意も止まった。

暫くぼんやりしていると、彼女は大きな水球を手の上に浮かべ、
トイレに流しに行き、
「サスケさんもう一度水を運んでいますので待ててください」と
駆け足で部屋を出て行った。
暫くすると、
さらに大きい水球を持ったセシルさんと戻ってきて、
セシルさんがさきにトイレに流すと部屋から出て行く。
「サスケさん、どうぞ」
「エメリーさんは、どうするの?」
「済んだらもう一度流がします」
仕方なくトイレに入いると、もう一度トイレを見た。
隣と間違えたかな?  出ようとドアに触ると、

{おどろかせた?ここ、せんようといれ、すわれるようにした}
トイレの精霊様魔法、
でかートイレ、、
トイレ部屋は5倍になって大きなバスタブの端に、
洋式便器がドアに向けてついている。
右側に魔法水石と紙もどきが台においてあった。。
深呼吸、落ち着いてトイレに座る、リラックス、
ふぅ~ハァー、眼を閉じる、集中・・・
何処からか懐かしいような夏の森の香りがする、
やっと落ち着いたぁ~
出たぁー・・・・済んだ。
紙もどきを取ろうと台に触るとゴォー音を立て水が流れ出した。
ヤバイぃ! 慌てて立ち上がりズボンを上げると、
エメリーさんが水球とともに入ってきた、
「サスケさん、どいて!」  水球を流すと、
いつの間に?部屋に入っていたアベル君と替わり水を溜めてくれた。
「終わりよ、明日からメイドが水を運んで置きます。
魔法水石も沢山出る石と換えます。おやすみなさい」
「サスケ兄さん、クリーン。おやすみなさぁい」
「おやすみなさぁい!」 頼む者は男同士!

部屋の光草を暗くして、ベッドに入った。
ヒドイ一日だった・・疲れたぁ
あしたは、
あしたは・・・・・
・・・・・・
・・
公園・工場・お母さん・お爺ちゃん・お父さん・陽菜、・苦無・半蔵さん、
公園・台車光・光・光。グルグル回る。みんなも回る。
黒い炎の中で、どんどん回るぅ。
真っ暗なのに回ってた。
燃え上がる黒い炎で僕一人が回ってる・・
回ってるぅ、回ってるっ!

皆いなぁい、僕一人。
誰もいない、誰もいない
竹トンボの様に回り続けてた。。。
僕一人、
僕はどこ?
何処、何処、?  何処?
何処ぉ~ 
何処、
何処だぁー!
・・・
・・
・・
「サスケ!サスケさん、エメリーよ!」
「目を覚まして!」
「エメリーさんどうしたの?」
「サスケさんの声が聞こえた。うなされていたわ」
「あ、あぁ、有難う。夢を見ていたのかな?」
気が付くとエメリーさんの胸に頭を抱かれている、
あれ、頬に当たっているのは、胸かな?
ブラジャー無し?以外におお・・
「バカ!」

「痛テぇー」
ベッドから突き落とされ起き上がるとエメリーさんは居なかった。
ささやかな幸せを感じながら、ベッドに戻り
毛布を掛けて目を閉じて
「今度こそ眠れますように、お願いいたします」
・・・・・
{おやすみぃ}
・・・・・
{だいじょうぶよ}
・・・・・
{だいじょうぶよ}

{だいじょうぶ}

しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

弁えすぎた令嬢

ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
 元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。  彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。  彼女は思った。 (今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。  今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。  小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

神は激怒した

まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。 めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。 ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m 世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

処理中です...