サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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夕食と苗作り -1

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夕食と苗作り -1

館の裏口に近づくと、エドガーさんが迎えに出ていた。
後ろを歩いていた従者さんを
メイドさんが駆け足で 桶を持ったまま追い抜いて行った。
「アベル、胸を張って先頭に、サスケさん申し訳ありません。
エメリーの後ろに着いて下さい]
エドガーさんの後ろには戸口迄、左右従者さん、メイドさん片側50名位、
それぞれ1列に整列して僕たちを待っていた。
4人1列になり、エドガーさんの出迎えを受けアベル君が足を止めると、
「アベル様!皆さま!お帰りなさいませ」
エドガーさんが、深く一礼すると、全員深く頭を下げたままにしていた。

アベル君が、エドガーさんに軽く頷いて、列の間を進み始める。
セシリアさん、エマリーさんも進んでいる。
僕も真似をして列の間を歩いているが、皆さん未だ頭を上げない。
入り口を抜けて、暫く其のまま進んでいくと、
「アベル、食堂に急ぎましょう」アベル君、顔一杯の笑みを浮かべ、
セシリアさんに振り向くと、速足で食堂に向かった。
エメリーさんに聞くと、、今、館で働いている従者さんで
手の空いている全員が僕たちに敬意を表してくれた。
両親、ダリルさんはこういう出迎えをされた事が有るが
自分たちは初めて!とても誇りになると、誇らしそうに話してくれた。

食堂に入り口でも人数は少ないが、同じ出迎えを受け席に着くと、
セシルさん、エリスさん2人が、先に席で待っていて
「4人とも、今日は大活躍ね、私たちの誇りよ!」
セシルさんが話すと、エリスさんが軽く、拍手。
すると部屋の従者さん、メイドさん一斉に拍手。
アベル君が立ちあがり、
次いで3人で立ちあがり4人が一礼するまで拍手が続いた。
「お父様は、明日お帰りに予定変更です。お母様もそのうちお戻りでしょう。
今夜はお父様が連絡兵に届けさせた、マメリカ村で狩った魔物のお肉です。
感謝して頂きましょう」

男爵は村に着いて直ぐ、周辺見回りに同行して魔物5匹のグループを見つけ、
3匹倒し、獣人族が1匹、冒険者が1匹倒す大活躍をしたので、
一晩村で過ごすことになり、戻るのが明日になってしまうのだ。

こちらの魔物は、僕の考えていたゴブリンやオークではなく、多くの魔物は
1匹、4ナラ(2000Kg)~60ナラ(30トン)の動物系の魔物で、
ランク Dになり、一般的に、小型魔物はスピードが有り、大型魔物は力が強い。
中型魔物は、力が有り瞬発スピードが速いので、遠くから先に見つけられないと、
グループに被害が出て全滅する事も有るようだった。

攻撃力の強い特殊な魔物は小さくともランク C 以上に評価され、
ランクの高い魔物程希少価値が高く、攻撃力も高くなる。

男爵のグループは、早く見つけられたので、後ろ両側面から攻撃し、
獣人族は8ナラ・冒険者は7ナラ・男爵は1人で8ナラ2匹、
護衛兵と共同で2シラ(10t)の魔物を倒せた。
狩った一部のお肉を館に50リラ(250Kg)届けさせた。

男爵が戻ると、街中魔物のお肉が出回り、喜ばれる日になる。

彼女に、魔物のお肉は、街の人に人気なのと聞いたら?
畜肉は高く裕福な者しか買えない。
魔物は魔核、素材が高く引き取られるので、
お肉は比較的安いし、美味しい、市場は2~3日お肉で賑わい喜ばれる。
近郊の開拓民も集まるはずで、
値段は1リラ(5Kg)小銀貨4~6枚で取引される。
冒険者が狩った7ナラの魔物は、お肉だけで小金貨15~6枚の報酬を手にして、
今頃大喜びしていることだろう、とのことだった。
昨日のナイフの売却が銀貨6枚入会金銀貨5枚、アベル君に教えられた。
銅貨10枚で小銀貨1枚
小銀貨10枚で銀貨1枚
銀貨10枚で小金貨1枚
小金貨10枚で金貨1枚。
買い物をしたことが無いので、今ひとつハッキリしない。
思い出すと銀貨30枚重かったな。
銀貨200枚アイテム袋から出した時、
重~い!!下に置く。セシリアさんも直接アイテム袋に入れていたよなッ!
うぅ~ん!! やっぱり本物の金貨、銀貨かな?
僕大金持ちかな?
でもアベル君、あっさり金貨1万枚くれたし?
役務所で避難民1か月の経費金貨100枚だったし??
{おかねいっぱいあるのよ}

考えながら食事をしていたら、エメリーさんに脚を突っつかれた。
「しまった!話せるようになったのに、話に乗っていなかった」
今夜も、アベル君の話を中心に楽しく食べて、談話室に向かう途中、
「ベルミー!お義母様が戻られたら談話室に、食事の用意もお願い」
セシルさんが声をかける。

談話室の前に、エドガーさんが僕を待っていて、
「先ほど、鍛冶ギルドのヘストン様の使いの物から、
こちらの短槍をお預かりいたしました」
短槍を受け取り、
談話室で良く見ると預ける前に比べ、感じが大きく変わっている。
槍穂が、1プチ(5cm)伸びて4プチに、異なる2枚の刃を合わせ槍穂に作り、
柄に緑の編んだ細紐が巻かれ中程と石突前にも巻かれて、
短かった石突きが長くなっていた。
全体に前より薄く靄が掛かり、柄の中に5か所宝石が埋め込まれ、
大きな宝石は白く光っていた!
手に吸い付くような、肌触りで見とれていると
{まほうなの}
{どんな、魔法?}
{ぜんぶ}
{僕が使えるの?}
{まりょくあるのよ}
どうやら凄い短槍になった。

アベル君、真っ先に、「あの槍ですか、怖いくらい変わりました!」
ほかの人も見てくれ、エリーさんが終わりに
「サスケさん、上手に使いこなすと、相当な戦士になれるわ!」

明日、時間をかけて練習することにして、アイテム袋に仕舞いこんだ。

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