サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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大森林の黒い樹 と鉱山-5

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上層のトドの空間は元々プールに造られていた様で水溜まりの中に、
牙の有るワニ口で鼻の穴が大きく1個開いていた。

全身は鱗で覆われた丸みを持った巨大なデ・トド。
後ろにも2本の大きな鰭(ひれ)があり4本で歩けそうな感じだった。
デ・トドが固まっている所に行き、
少し離れた所からまだ魔物反応を示している4匹をサンダーで仕留めようとした時
真ん中辺りにいる1匹のデ・トドが鱗の下から、見えない空間反応を探知した。

見えない空間反応は魔族の出現?
巨大なデ・トドの身体中央から4か所の、見えない空間反応を探知。
2回探知を繰り返すと、見えない空間反応が消え、4か所の鱗が急に
盛り上がりだした。
4か所の盛り上った鱗が6プテ以上に高く膨らむと、突然鱗が裂けた中から、
頭に3か所の割れ目が有る、肉ダルマが4体出現した。
4体から吹き付けてる黒い感情
恨み・欲望・痛み・破壊。。。

表現できない*黒い悪意の有る殺気*を感じた瞬間だっ!
反射的に4本の棒手裏剣を投げ、飛びかかり短槍からサンダー・スピアを
4回突き出し、短槍をサンダーソードに変えて大上段に切りかかった。
切り裂いた4体の肉ダルマから手ごたえが有り大きく隣のデ・トドに
飛び移り体制を整えて構え直した。

注視した4体の肉ダルマは動きが止またまま
ボット。
ボットォ。
ボッ・
ボォタ。
ボォタァ。
ドッ・・
ドッサァ、
・・・・・
ドッドッドッドッサァ!
切られた所の肉の塊が1つ落ちると、次々続々と小さな肉塊が落ちはじめ、
最後に全身の肉塊が崩れ剥がれた中から、マドック領兵の装備を付けた
白骨が現れ、4人が眼球の無い虚ろな目を僕に向けたまま崩れ落ちた。
僕の視線に暗い < 暗いぃ < 暗いぃ~~
暗い穴の虚ろな目が8つ崩れ落ちずに
残っていたぁ・・・・
残っていたっ・・・・
残っていた・・・・
・・・・
・・
ビダーン!
ドガッ!
ボッゴッ!

{バカ、気が付け!シッカリしろ}
ビンタ・突き・蹴り・3連発に念話3連発。

頭と体の痛みで、3人の顔が目の前に有るのに気が付いた。
「小川君、修行やり直~しっぃ」
「魔物に魅入られていました」

「何か、見えていたの?」
「心の隙を突かれたようです。済みません有難う」

イシュタルやセシリアさん、エメリーさんに、ど突かれたけれど
あの時は本当に人を4人切った、初めての感触は忘れられないだろう。

「サスケ兄さん、手裏剣を4本投げた途端に3セテ一気に飛び込み
空中で光の槍を4本投げたと思ったら、4体切降ろして元に戻っていた。
一呼吸だったなんて凄ぉ~い、そのあと空を睨んで動かなくなったけど」

「アベル君正直切った後の事は覚えていないんだ」
「小川君が普通だと思う。悩まないことね」

「肉ダルマは魔物なのに人を切った気がしたのかな?」
「良く肉ダルマの後を見て、骨は人よ」

イシュタルの指摘された、崩れ落ちた肉の塊は黒い炎で燃え尽き
跡形も無くなったが僕は固まっていたまま見ていなかった。
改めてデ・トドの上を見ると領兵の装備の中に粉々になった3体の骨と、
メイドさんの服装の中に粉々になった骨が横たわっていた。

5人で側に行き、浄化クリーン、ライフカードと装備を回収すると
その中に黒い魔核が3個と割れた魔核1個分をみつけて回収する。

「サスケさん、これっ!」
エメリーさんから黒い棒3本と折れた黒い棒1本を受け取った。

「オガワ君、メイドさんの持ち物じゃないそうよ、はい、開けておいたから」
金貨と金属片と麦袋が大量に入った大アイテム袋を、イシュタルから渡され、
もう1度拡大探知で投げた棒手裏剣を探すが見つからナイ。

棒手裏剣を探して投げたもう2匹先のデ・トドに黒く焦げた2プテの穴が
4か所空いている。

まさかぁ!!
深探知。
デ・トドを突き抜け裏側に棒手裏剣は飛びだしていた。
混乱していた短い時間の間に
魔物反応が残っていた4匹も消えていて・・・
穴の空いたデ・トド2匹と他の6匹もアイテム袋に入れ
プールになっている、水の中からセシリアさんが移送術?
棒手裏剣で回収して貰えた。

この大洞窟空間をもう一度探知。何も見付からないので、
上層の空間を5人で深探知、3層有る空間は何も探知できなかった。

もう1度、下の第5層空間に移動。

クィ。
下の4層を探知すると第6層空間の、プールの中に魔物反応は消えた。
魚魔物を探知したので、深探知で確認しながら移動。

クィ。
此処も大プール空間に造られ、3プチ以上の長さの飛び魚とカジキマグロを
合わせた鋭い槍と歯と大きな4枚羽根?を持った魚魔物が1万5千匹以上
お腹をだして浮かんでいたので、
5人で移送術を使いアイテム袋に送り込んでしまう。

残りの3層を探知で調べたが一番下の空間に鉱山の瓦礫が天井まで
詰め込まれていただけで他の2層はからの空間だった

「サスケさん、いやな気配がします。確信は出来ませんがこの空間は
魔法で無理やり造られた気がします。
下の瓦礫も岩の感じを受けますが小さすぎて危険を感じます」
「小川君、脱出しよう」

セシリアさんとイシュタルの意見に従い広場口に移動。

クィ。
黒い棒を刺した所まで戻り、黒い棒を抜くか? 残すか? 迷ったが・・
抜くことに決めアベル君が支道口に先に移動して待機。

アベル君から異常なしの念話。
GO!
二手に分かれ黒い棒を抜き取りエメリーさんと支道口の光ポットまで移動。

クィ。
坑道口外まで移動

クィ。
イシュタルとセシリアさんとアベル君に合流して移動。

5人でクィ。
山裾まで移動完了。

何事も起こらず良かったなと思いながら、ほっとして僕たちは坑道口左上の
山肌を見ていた。
坑道口左上の山肌が半マルドに渡り大きく窪み、
物凄い音が伝わって来た。。。えぇっ?            

山肌の上から、山崩れが起き窪みを埋め、さらに下まで岩や土を巻き込み
滑り落る土砂崩れが起きた。

「森の中に入っている魔物狩りチーム大丈夫かな?」
「大丈夫、もう村に戻っている頃よ」
エメリーさんに言われ、改めて空を見上げると夕方になっていた。

やはり魔族の秘密基地で僕たちの攻撃を察知した魔族が戻って来たが、
手違いでうまく移動できずに僕に切られたのかな?。

エマ様や男爵の意見を聞かなくては・・・
また、今夜も会議になるなぁ~大変だ。

エメリーさんに手を強く握られて、
鉱山の森口に移動。

クィ。
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