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領地経営会議―6
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料理長が調理室に残っていたので手間が省け、デ・水竜のお肉8シラ
アイテム袋越しに渡した。
残業でライフカードと遺品を整理している役務所員にデ・水竜の夜食を
差し入れし、そしてエマ様の希望を伝える。
「承(うけたまわ)りました。明日の食事はデ・水竜の肉としますが、従者は
明日以降他の肉に致します」
「デ・水竜のお肉は沢山有りますよ」
「サスケ様、デ・水竜の肉は大変貴重です。貴族の方でも簡単に口に出来無い
お肉で量の問題ではありません。
アベル様が入学しダリル様が館に戻られると、お客様が大層増え同行従者の数も
増え同じ様に食事の支度をいたします。
マドック家では男爵様のお許しで見習い下職まで皆様と同じ食事を頂いており
他家の従者では大麦粥をやっと食べられる程度です。
我々の毎日の食事は考えられない贅沢をしています。
パンケーキは許せますがデ・水竜のお肉は限度を超え、硬い魔物の肉でも
多くの領民にとって食べる機会の少ない大変な贅沢なのだとお考え下さい。
大量にお肉をお預かりしても、決して従者が許される贅沢では有りません」
「勉強になりました有難う。料理長に従います問題の有る時は教えて下さい」
「出過ぎたことを・・申し訳ありません」
セシリアさん、エメリーさん、アベル君目を見開いていた。
金持ちは超高級品を食べ、貧乏人は安物で済ませるのが世の習いだけれど、
貴族階級社会のマドック家はどうなっているのかな?
考える間もなく、5人で部屋前に移動
クィ。
部屋の前でお別れする時に、新素材の山刀をエメリーさん、セシリアさん、
アベル君に1振り渡したが、イシュタルには上手に使えないと断られる。
「イシュタル、子供たちにアベル君訓練終了と伝えて」
グオー“!
「私はエメリーさんで、イシュタルさんはイシュタルなの」
バぁガぁーンん!!
脇腹突き・後ろ蹴り・2発食らった。
アベル君笑いながらスキップで去り、セシリアさん、イシュタル澄まして消え、
「これからエメリーと呼びなさい」
・・・うぅ~ん女心は・・・しい
僕を睨みながら命令して消えた。
エメリーなんて呼んだら男爵に殺されそうな気がするよなぁ~??
頭を振り振り部屋に入り、グレーテをお茶室に呼び、山刀2振りと
分銅ベルト18本僕のメイドさん装備用に空アイテム袋大容量20個・
中・小容量各50個渡した。
山刀はグレーテが1振り持ち、飾り分銅の魔核は後日エメリーさんたちに
書き込んで貰い装備する。
ベルトの色などメイド階級指示が
セシルさんから有る時はそれに従うという事で渡した。
お風呂に入って樹さんとお話を・・
{デ・つの竜のマナ魔素、樹さんは探知できなかったの?}
{サスケ様の強いマナ魔素に隠され探知できませんでした}
{量の差はどのくらい?}
{サスケ様の1万分の1です}
{この世界の人とは?}
{デ・つの竜のマナ魔素の1千分の1です}
{この世界で他に同じような探知は有ったの?}
{サスケ様と同じ時間に3千マル離れた場所で異常探知が有りました。
現在も活動中の様です}
{人間?}
{遠距離ではっきり分かりません。昨日やっと情報を受けただけです}
{どんな情報?}
{過剰なマナ魔素が出現して、異常としか分かりません}
{デ・つの竜が出現した場所の、異常は現れなかったのかな?}
{先ほど確認しました。デ・つの竜を倒した地点に異常が現れています。
サスケ様に土の入れ替えと異常繁殖した植物や魔物の排除もお願い致します}
{了解、そんなに酷いのかな?}
{2セテド程度で大きく広がっていませんが、マナ魔素濃度が濃いので危険です}
{明日片付けます}
木肌から手を離して寛いでいると思い出す
異常?
異常?
甦る!
異常?
人型魔物を刺し切った感触が甦る。
棒手裏剣の手応えと感触が違った。
{リーフ、イシュタル呼べる?}
{きさん、さわるのよ}
{イシュタル、人を切ったこと有る?}
{農場で18人切ったわ}
{一度に?}
{はじめは、1人、次は5人、逆だったら切られていたわ}
{イシュタルでも・・・?}
{そう、相手の心が見えた気がするのよ}
{2人目から、見えなかったの?}
{見えても、隙は作らない倒すだけ}
{心の隙か、未熟だな}
{剣術使いは、人を切って生き延びているの}
{仲間入りだね}
{私は農場で自分の強さに溺れて、郷士夫妻を助けられなかった。
小川君は、回りの人と問題を解決しようとした。
会ってから少し反省したわ}
{子供たち、あんなに強くしたのに}
{あの子たちも人を倒しているわ。農場を襲われた時に。
直接の敵でなくその奥に隠れた敵には対応出来なかったけれど}
{アベル君を攻撃した時、微妙に急所を避けていたのはその為だね}
{まさか、切らせる気?}
{セシルさんの許可は貰った}
{憎まれるかもね}
{隠れた敵は何処にでも居るし、直接攻撃してこないから
僕たちの様に幸運を期待して油断できない}
{確かに、違和感が強いの}
{彼女たちの皆幸せの願いに、裏返すとそれだけ過酷な世界なんだ。
ぼくは見ていないけれど・・・イシュタルは見て来たんだ。
王都で有った時誰だか分からなかったの無理ないよね}
{生き返る方法は有る。でも死ぬわ。剣と魔法の世界なの油断したら終わり}
{強く生き抜く事 = 切った数}
{剣術使いは無駄な争いは避ける。どこの世界も同じよ}
{有難う、お休み}
今日は心の中で何かが欠け何かが埋まった。
空白の心と頭、
ベッドに入った、後は覚えていない。
{だいじょうぶ}
{はたらくの}
{たいきちゅう}
{がんばるの}
{たいきちゅう}
{だいじょうぶ}
{たいき か・い・じょ}
・・・」
・・
・
アイテム袋越しに渡した。
残業でライフカードと遺品を整理している役務所員にデ・水竜の夜食を
差し入れし、そしてエマ様の希望を伝える。
「承(うけたまわ)りました。明日の食事はデ・水竜の肉としますが、従者は
明日以降他の肉に致します」
「デ・水竜のお肉は沢山有りますよ」
「サスケ様、デ・水竜の肉は大変貴重です。貴族の方でも簡単に口に出来無い
お肉で量の問題ではありません。
アベル様が入学しダリル様が館に戻られると、お客様が大層増え同行従者の数も
増え同じ様に食事の支度をいたします。
マドック家では男爵様のお許しで見習い下職まで皆様と同じ食事を頂いており
他家の従者では大麦粥をやっと食べられる程度です。
我々の毎日の食事は考えられない贅沢をしています。
パンケーキは許せますがデ・水竜のお肉は限度を超え、硬い魔物の肉でも
多くの領民にとって食べる機会の少ない大変な贅沢なのだとお考え下さい。
大量にお肉をお預かりしても、決して従者が許される贅沢では有りません」
「勉強になりました有難う。料理長に従います問題の有る時は教えて下さい」
「出過ぎたことを・・申し訳ありません」
セシリアさん、エメリーさん、アベル君目を見開いていた。
金持ちは超高級品を食べ、貧乏人は安物で済ませるのが世の習いだけれど、
貴族階級社会のマドック家はどうなっているのかな?
考える間もなく、5人で部屋前に移動
クィ。
部屋の前でお別れする時に、新素材の山刀をエメリーさん、セシリアさん、
アベル君に1振り渡したが、イシュタルには上手に使えないと断られる。
「イシュタル、子供たちにアベル君訓練終了と伝えて」
グオー“!
「私はエメリーさんで、イシュタルさんはイシュタルなの」
バぁガぁーンん!!
脇腹突き・後ろ蹴り・2発食らった。
アベル君笑いながらスキップで去り、セシリアさん、イシュタル澄まして消え、
「これからエメリーと呼びなさい」
・・・うぅ~ん女心は・・・しい
僕を睨みながら命令して消えた。
エメリーなんて呼んだら男爵に殺されそうな気がするよなぁ~??
頭を振り振り部屋に入り、グレーテをお茶室に呼び、山刀2振りと
分銅ベルト18本僕のメイドさん装備用に空アイテム袋大容量20個・
中・小容量各50個渡した。
山刀はグレーテが1振り持ち、飾り分銅の魔核は後日エメリーさんたちに
書き込んで貰い装備する。
ベルトの色などメイド階級指示が
セシルさんから有る時はそれに従うという事で渡した。
お風呂に入って樹さんとお話を・・
{デ・つの竜のマナ魔素、樹さんは探知できなかったの?}
{サスケ様の強いマナ魔素に隠され探知できませんでした}
{量の差はどのくらい?}
{サスケ様の1万分の1です}
{この世界の人とは?}
{デ・つの竜のマナ魔素の1千分の1です}
{この世界で他に同じような探知は有ったの?}
{サスケ様と同じ時間に3千マル離れた場所で異常探知が有りました。
現在も活動中の様です}
{人間?}
{遠距離ではっきり分かりません。昨日やっと情報を受けただけです}
{どんな情報?}
{過剰なマナ魔素が出現して、異常としか分かりません}
{デ・つの竜が出現した場所の、異常は現れなかったのかな?}
{先ほど確認しました。デ・つの竜を倒した地点に異常が現れています。
サスケ様に土の入れ替えと異常繁殖した植物や魔物の排除もお願い致します}
{了解、そんなに酷いのかな?}
{2セテド程度で大きく広がっていませんが、マナ魔素濃度が濃いので危険です}
{明日片付けます}
木肌から手を離して寛いでいると思い出す
異常?
異常?
甦る!
異常?
人型魔物を刺し切った感触が甦る。
棒手裏剣の手応えと感触が違った。
{リーフ、イシュタル呼べる?}
{きさん、さわるのよ}
{イシュタル、人を切ったこと有る?}
{農場で18人切ったわ}
{一度に?}
{はじめは、1人、次は5人、逆だったら切られていたわ}
{イシュタルでも・・・?}
{そう、相手の心が見えた気がするのよ}
{2人目から、見えなかったの?}
{見えても、隙は作らない倒すだけ}
{心の隙か、未熟だな}
{剣術使いは、人を切って生き延びているの}
{仲間入りだね}
{私は農場で自分の強さに溺れて、郷士夫妻を助けられなかった。
小川君は、回りの人と問題を解決しようとした。
会ってから少し反省したわ}
{子供たち、あんなに強くしたのに}
{あの子たちも人を倒しているわ。農場を襲われた時に。
直接の敵でなくその奥に隠れた敵には対応出来なかったけれど}
{アベル君を攻撃した時、微妙に急所を避けていたのはその為だね}
{まさか、切らせる気?}
{セシルさんの許可は貰った}
{憎まれるかもね}
{隠れた敵は何処にでも居るし、直接攻撃してこないから
僕たちの様に幸運を期待して油断できない}
{確かに、違和感が強いの}
{彼女たちの皆幸せの願いに、裏返すとそれだけ過酷な世界なんだ。
ぼくは見ていないけれど・・・イシュタルは見て来たんだ。
王都で有った時誰だか分からなかったの無理ないよね}
{生き返る方法は有る。でも死ぬわ。剣と魔法の世界なの油断したら終わり}
{強く生き抜く事 = 切った数}
{剣術使いは無駄な争いは避ける。どこの世界も同じよ}
{有難う、お休み}
今日は心の中で何かが欠け何かが埋まった。
空白の心と頭、
ベッドに入った、後は覚えていない。
{だいじょうぶ}
{はたらくの}
{たいきちゅう}
{がんばるの}
{たいきちゅう}
{だいじょうぶ}
{たいき か・い・じょ}
・・・」
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