サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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仕事は続くよぉ 何処までも えぇっ?? -4

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商業ギルドの入り口でドロレスさんの出迎えを受け
「サスケ様一行の姿が見えたのでお待ちしておりました」

早速応接室内で挨拶を交わすと
「サスケ様。公爵様は冒険者・傭兵・合わせて3万人近く集め、さらに集めています。

一般兵扱いは金貨2枚支払う約束で100日間使用契約を交わし、
銀貨20枚先払い報奨金食事付きで集めたようです。
集めた者達にも矛先は明らかにさせていません。
ポコラル伯爵様は詳しく調べられませんでしたが、5000人以上集めたようです」

「公爵家に6万枚の金貨を払う力が有るのですか?」

「去年まで王税を20%掛け、商取引の減少している所に今年さらに30%に上げ、
人頭税も倍にするなどして集めていましたが税収は逆に減っています。

過酷な取り立てで農地を放棄する農民も多く
奴隷として売ろうとしましたが、王家の警告を受けて現在売ることが出来ず、
無駄な奴隷を抱えている状況では6万枚の金貨を持っていると思えません。

先の王家戦争中に公爵家が詐欺同様に商家や貴族から集めた金貨が
50万とも100万枚とも噂されていました。
まだ残っている可能性は有りますが、
領内の税集めは領地経営を、無視した領地交換戦争を目的にしても異常です」

「マドック家の通常収入金貨1万2~3千枚、公爵家は15万枚~30万枚ですか?」

「王都付近の伯爵家の収入です。北辺境の公爵家は経営努力をしていません。
人口も他の公爵家の30%ほどです。
産業特産別収入を持ちませんので見込みで4万~5万枚でしょう。
経費が不足し領兵を減らし、奴隷の売買をしたくらいです。
特別な産業の無い普通の男爵家は努力しても収入は金貨5~6千枚で

マドック家はまともに税を集めていなくとも、その経済力は大子爵家並です」

「公爵家は王都商家の援助を受けているのですか?」

「あり得ません。先の戦争で貸した金貨を踏み倒し潰れた商家は多いです。
私の知る限り返済された話を聞きません。国内では皆無でしょう」

「浪費した上経営努力も、新産業も起こさず金貨は何処から集めたのかな?」

「情報が入り次第お知らせいたします」

「有難う御座いました。コンロイさんが北辺境地区で
税に困っている農民から麦を買う事はご存知時ですか?
ついでに40万個の回復藥も麦と交換で使われる様です」

「サスケ様、王都付近でも麦を集めておられるとか・・・
手持ちの無い大店も慌てている様ですが手づるを持たないので無理だと思います。
サスケ様のお蔭でランクの低い回復藥は集まりましたが、
B、Cランクが不足しています。お売り下さいますか?」

「ギルドが必要ですか?」

「王都ギルドの希望です」

「希望量は?」

「ランクB藥2500個・C藥1万個・第1回売り渡し分としてお願いします」

「デ・水竜の鱗と歯・お肉少々を王都商館で売り出しますが・・?」

「商店支配人はデ・水竜の鱗と歯に興味が有ります」

「鱗は5プチの大きさは金貨3枚で売る予定です。歯の王都価格が分かりません?」

「歯の価格は決まっていません。買主と相対での取引になります。
当店では1個金貨20枚支払います。王都店頭では25枚以上で売れます」

「鱗と歯の必要数を言って下さい」

「お支払いは後日で宜しいですか?歯は30個・鱗は5プチ100枚・ 
5プチの倍100枚・15プチ50枚・30プチ20枚お売り下さい」

ドロレスさんのアイテム袋に回復藥合計1万2千500個、
デ・水竜の鱗270枚、歯30個送り込こんだ。

「デ・水竜の素材は、金貨6000枚で、回復藥は金貨10万5千枚になります。
支払いは後日で、これから王都に行きますので運びましょうか?」

「サスケ様のお陰で移動魔法石利用が自由になりました。
妨害の無いルートで楽に王都まで往復できます。有難う御座いました」

丁重なドロレスさんの見送りを受け、食堂に移動。
クィ。
テントの膨らんでいたパン種を6シラにこね直して、
販売係のアイテム袋に送り込み残った入16シラのパン種を
セシリアさんがアイテム袋に仕舞うと、館の裏に移動。
クィ。
エール倉庫から10リル・20リル樽各300個アイテム袋に入れ、移動室に
クィ。
王都に
グィ。

商館に入ると店長の出迎えを受け、手提げ紙袋の使い方を説明して、
デ・水竜のお肉10シラをと歯50個、鱗各大きさ100枚と
回復藥ランクf 藥5万個・E藥 5万個・D藥 2万個・槍・矢柄・ナイフ・
加熱石板各10個の運んで来た商品とセシリアさんがパンケーキの種
各種2ナラアイテム袋越しに送り込んだ。

矢柄を欲しがったお客様に今日、陳列する前に他の武具も見せ2日間くらいの
取り置きを案内するので良いかと聞かれ、了承する。

デ・水竜の油や神経体液、胃液とデ・アリの胃液はマドック市の工芸ギルド
専売品でギルド間取引のみ受けているとお客様に答える説明をした。

店内に買い物客の方でパンケーキ、サンドイッチを召し上がっていく方が
増え、外にテーブルを用意して対応していると聞き、
追加でパンを1000個アイテム袋越しに渡した。

応接室にベイルツさんを朝から待たせている事を報告され、
話を聞くために応接室に入り挨拶を交わすと
「サスケ様、麦の買取でお願いが有ります」

「広範囲に集めるのですか?」

「よくご存じで、金貨5万枚・回復藥ランクf 藥20万個・E藥10万個・
D藥10万個・C藥1000個追加でお預け下さい。
王都周辺神殿国道付近から南国道付近までの麦を集められます」

「その程度の金貨で足りるのですか?」

「農民は小麦を2ナラ銀貨8枚で売る代わり回復藥をマドック領価格で
受け取る希望をしています。追加で85万シラ集められます。
売却用は50万シラ無いと と考えますが、隠し麦も洗いざらい集めて見せます」

「農民は種麦を売って困らないのですか?」

「女神の季節に蒔く分は収穫してからですので、売り払ってくれています。
太陽の季節が終わる頃の収穫まで市場に麦は出回らないのですが、
売り払っても特別農民は飢えませんし貧しき者も今以上に困窮しません。
今でも小麦のパンを口にするのは年に数回ですから、
他の麦粥か雑穀の硬いパンとたまに狩った小型魔物の肉を食べているだけです」

「必要以上の麦を集める商店や貴族の情報が入ったら教えて下さい」

「麦を扱ったことの無い大店が2軒、急に集めだしている様ですが、
取引をするものは居ません。農民も低ランクの回復藥を必要としていますから。
その上、コンロイギルドマスターが王都周辺の農畜ギルドに
商会が回復藥と交換で麦を集めていると情報を流してくれました」

今のまま買い集める依頼を再確認して冒険者ギルドまでの案内を頼み、
アイテム袋越しに金貨10万枚分のお金と、回復藥45万個渡した。

冒険者ギルドに連れて行って貰う途中、男爵の乗った馬車と続いた
3台の馬車とすれ違った同行者が誰かセシルさんにも分からなかった。

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