193 / 283
ブルーノ大作戦 終了と思ったら-3
しおりを挟む昼食を済ませて作業所に移動。
クィ。
製材所に横に飛び出しホルスト君に会い製材状況を聞くと、応援者も有り
3000本製材済と報告され直径15セチ以下の木を5000本追加でアイテム袋
越しに渡し、テント村に駆け足で行くと応援者用に使用している35張残し他は
片付けられている。
ブルーノ公爵領移動民の応援者は鍛冶師、家庭魔法師、織師、木工師などで、
各技能師が作業所に加わり生産をしている。
作業所食堂へ行くと、3千人を越える人がテントや外で色々なサンドイッチ・
パンケーキ・肉串焼き・シチュー・スープを作っていた。
担当のメイドさんからマドック市中の窯でパンを焼き、パン窯の使えない人が
ここに集まり手伝ってくれている。昨日集まったパンは25万個で第7開拓村に
届け済みで、今日は30万個になる予定で1万個焼き上がると届けている。
雨の日が来る前までに100万個目標で作り、応援者全員銀貨でなく家族数の、
パンケーキやサンドイッチを欲しがっていると説明された。
担当のメイドさんに配分は任せ、セシリアさんが小麦粉を38シラ受け取り
40シラ・パン種作り・39シラ・テントの中に寝かせ、パンケーキ種
各種3シラをメイドさんのアイテム袋越しに送り込んで残り10シラの小麦粉は
セシリアさんのアイテム袋に保存していく。
良く小麦が大量に引けたと感心していると
「サスケ様、風車の小麦係は交代で依頼されてから毎日、1日中挽いています。
マメリカ村の1台と男爵様の1台、街の風車を5台夜だけ借りて挽いていました。
昨日から工場の2台と街の風車8台を1日中使っていますので60シラ挽けます」
「一日中挽いていたと気が付きませんでした。粉ひき風車係の皆さんに感謝して
いたと伝えて下さい、風の魔法石が必要でしたら遠慮なく役所から受け取って下さい」
次の光草ポット作業所で、弁当箱500個受け取り、
土山6個補充、樹の食器作りも順調に進み各ラインが2ライン増えていた。
光草ポットと樹の食器を王都用にアイテム袋に受け取り鍛冶テントに移動。
クィ。
鍛冶師250人でナイフや鏃と農機具作りをしている所に、アイテム袋から
分別したナイフと鏃だけテントの横に山積みに取り出して置いた。
リーダーから今日中にリサイクルナイフ2万本出来上がる。
明日の朝までに移動民から持ち込まれたナイフの簡単な修理と研ぎで
1万8千本出来上がるのと、マメリカ村からリサイクルナイフが1万本
届く予定で明日までに合計8万本作れる予定と説明を受け・・安心できた。
家庭魔法師のテント周辺も凄いことになっていた。
160人の家庭魔法師が作り出す家庭魔法石を300人の人が手提げ袋に
魔法石とナイフを詰め、そして山に積まれた袋をメイド見習いや下職の係が
アイテム袋に入れて、作業所に造った南門口移動小屋に駈け出して運んで行く。
テントの裏では500人位子供が集まり、
土の山からこねた土団子を作っていたので片方向移動石を100セット
その場で追加して造り上げる。
家庭魔法師リーダーに家庭魔法石用魔核の在庫を尋ねると
魔核は解体場に大量に有るので心配いらないと言われ、鍛冶ギルドに移動。
クィ。
鍛冶ギルド裏に移動して受付に回る。
受付でヘストンさんを呼んでもらうと、スケイラさんと2人で直ぐにやって来て、
「サスケ様、ベッドは今日の夜までに25万個明日夜までに40万個
用意できます」
「20万個でなく40万個?」
「今朝、コンロイから頼まれましたが・・・」
「余裕を見たのでしょうか?」
「コンロイの話では、ブルーノ領内全員が移動するようだと言っていた。
サスケさんは聞いていないのか」
「多数移動してくる予定ですが・・・郷士さんと大森林縁に隠れていた獣人族も
移住してくる予定です。40万人とは初耳です」
「雨の日前の10日間は雨が降らないから、土壁家が5万軒出来ると取りあえず
凌げるだろう、何とかなるのかな」
「第14・15開拓村とクメロ村で1万軒分の移動民用住宅地と農地を
造りました。明日も少し再開発します第7開拓村の一時住宅で足りますから、
ヘストンマスターの心配は有りません」
「そいつは良かった、獣人族や他の鍛冶マスターから新素材の武具を造ってくれと
言われているが、本当に大丈夫なのか?」
「取りあえず何とかなります。細かい所は雨の日が過ぎてから補いましょう」
「サスケ様細工師の手が空きますので、水竜の鱗と香木を使った指輪を作りたい
ので香木の細い蔦部分を頂けますか?」
「使い道を聞いても良いですか?」
「アベル様の騎士学校入学祝いパーティーの引き出物に、雨避けとして
使って頂きたいと考えました水竜の鱗の雨避け魔法効果です」
僕が考え込んでいるとヘストンさんが、
「サスケさん心配いらない。結界内で使うと結界外では使えない限定された
1マル範囲だけの効果だよ。移動石で移動すると移動先では使えない」
「スケイラさん明日の夕方までに作れるだけ作って下さい。アベル君の
引き出物が優先です。手間のかかる箱は必要ありません」
水竜の鱗は香木の間に挟む小さい量が必要で、攻撃で傷んだ鱗と
切り分けておいた香木の細い蔦をスケイラさんに渡し、それから床にデ・クモを
出して巨大なデ・ワニトカゲとデ・シシワニを倒したが使えるかを聞いた。
「サスケさん、どこの山か砂漠に行って来たのだ、デ・クモは木の少ない
岩場の魔物だ、またキクロイが作業手直しで大騒ぎする。
デ・トカゲは、デ・火トカゲかデ・火竜と呼ぶ方が有っている。
火山地帯か高温の砂漠地帯にしかいないぞ、良く火を噴かけられなかったな、
見かけは爪と小さな鱗で、身体も50~80ナラでデ・水竜程大きくないが、
広い範囲の岩も溶かす高熱の脅威は、火竜と呼ばれることだけの事は有る」
部屋の中では出せないので、解体場に連れていかれ一度仕舞ったデ・クモと
デ・ツノクマとデ・火竜を解体場の台に出すと、デ・ツノクマは説明して
いなかったのでヘストンさんに前にも注意しただろううと叱られる。
でもまだ沢山有ると話したと思うけれど、、、
いらない様な事言っていなかったかな?心を読まれたのか、このデ・ツノクマは
今まで見た2倍の大きさは有る。同じと思うな、また叱られた。
ヘストンさんに短槍を取り上げられ、水竜と火竜の魔核と鱗、ツノクマの素材を
もう一度組み込み改造をする。国王の鏃は出来上がっているが、剣は今の
残り素材を増やして作り早めに納める。これから造る新素材の武具は今まで以上
良い物が出来る上、増産できるから喜べと言われる。
スケイラさんの替わりにクキロイさんが解体場に飛び込んできて、デ・クモは
1匹だけかと勢い込んで尋ねられた。
「形の有るデ・クモは6千匹いますが、胴が潰されバラバラのデ・クモは3千匹
位有ると思います」
「取りあえず、両方5~6匹出して下さい」
「どれも普通の2倍近い大きさだ、新種か?」
解体台にそれぞれ5匹解体台の上にアイテム袋から出すと、スケイラさんは
解体師を呼びに飛び出して行った。
「サスケさん、まさかぁ~まさか、と思うけれどデ・火竜・まだ、持っている?」
「20匹狩りました」
「デ・ツノクマは」
「男爵と狩った分も有るから、2千300~400匹以上と思います」
・・・・
・・・・
・・
「デ・クモは5~6匹で群れる事が有るが、デ・火竜もデ・ツノクマも1匹で
行動する。特にデ・火竜は1度に2匹狩った報告を聞いたことが無い。不思議な事だ。
解体して売る時は鱗は小さくとも金貨5枚以上、爪は金貨500枚、歯は金貨
100枚以上で、魔核は2個取れるが売らない方が良い。解体する時は連絡をくれ!
水竜と同じように素材の塊だからな胃の中身次第で大騒ぎになる。
胃液はデ・水竜と違う使い方だから前回と同様にギルドで売らせてもらうよ。
デ・水竜とデ・火竜の素材を用意したギルドは聞いたことが無いから、
又大騒ぎでよそのギルドマスターが集まるだろう。
デ・ツノクマも素材価値は2段落ちるが、めったに狩れるものでは無いから
慎重に売りに出してくれ。素材と肉は後で渡すから、アイテム袋を置いて行け。
ドロレスにはうちで余る分を流す様に考えてくれ」
0
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
弁えすぎた令嬢
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。
彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。
彼女は思った。
(今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。
今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる