サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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 雨の日 2日目王都館―2

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今後商会の食堂の応援もお願いして廊下をぶらぶら歩いていた所を、
エリスさんに見つかり
「サスケさん、アイスクリーム係が配合を分からないと言って、朝から大騒ぎよ」

「試食したはずですけれど」
「レギラーとワイン浸け干しブドウは試食したけれど、ワイン入りは誰もレシピを
知らなかったわよ」

そうだ。浸けていた干しブドウと一緒に入れたから、分量は覚えていないな?
ううん~適、適当で・・・
「分かりました。行きます」

「グレーテ、アイス担当さんから連絡が無かったの?」
「申し訳ありません。下職見習いだけになっていた様です。
担当メイドは見習いでして作業場所に案内後、テーブルメイクの応援を
させられていた様です」

「分かった仕方が無い。両方の担当メイドさんを叱らない様に」
「畏まりました」

後ろから、商館長マリーヌが、息を切らせて追いかけて来る
「サスケ様、申し訳ありませ~ん」
何事か思うと、オーバンから買い取った魔核450袋を届けに走って来た。

会計に売り上げの金貨と一緒に渡そうとしたが、売上金は預かるが魔核は
直接サスケ様たちに渡す様にと断られ事務所に仕舞って置き忘れたと
説明をする。
アイテム袋越しに受け取りながら、探知で確認の為袋の中身を見ていると
屑ではなく小サイズの中に中や大サイズも混じり驚いて
「良質の中や大の魔核1つ有るだけで金貨150枚分の価値が有ります。
オーバンは屑魔核を売るといってきたのですか?」

「魔核を売りたいと言ってきましたが私は、屑魔核は金貨の5倍で買い取って
いますが大量の時は低くなると言っただけです」      
「マリーヌ館長のお手柄です。ありがとう!」
アイテム袋越しに受け取り終わると、真っ赤になった顔で商館に戻って行った。

パーティー会場に行くと、広い会場の中に豪華なテーブルが置かれ部屋の
四隅で各料理を提供できるようになっている立食パーティーかな?

隣の部屋や右の大廊下が区切られて豪華な椅子やソファーに小さなテーブルが
幾つも配置されていた。

アイスクリーム作りの所に行くと6台だけしか動かしていない。
作業テーブル後ろの立派なワインラックには、50本以上陶器瓶が並べられ
土色瓶は少なく側に来た担当メイドさんにワインの事を尋ねる。

陶器瓶は貴族専用の超高級品、先日パルチェ伯爵からアベル様に
送られたワインで、土色瓶はマドック家で昨日使ったワインと答えられた。

早速、超高級品を開けたいが開け方が分からない。従者を呼んで開けて貰う。

土魔法で蓋の周りを剥がすだけ、ワイン瓶はどのクラスも同じと説明してくれ、
パルチェ伯爵家の超高級ワインは、毎年3千本~5千本しか出来ない
貴重品で金貨6枚から15枚する。

下の土色瓶はマドック家で作った物だが高級品手前くらいのランクで、
銀貨5枚から7枚くらいの出来だ。
領民が飲むワインは小銀貨2枚~3枚の薄いワインと教えられた。

お祝いだから、超高級ワインを6本開け干しブドウを浸けて置き1台試験的に
動かし作ってみる。試食ワインが入りすぎたので半量に直して作ってみる。

合格ぅ~~~!
担当メイドさんと12人の下職さんに説明をして実際に配合してアイスクリームを
作って試食させ配置に着かせる。

干しブドウ入りアイスクリームに1滴ハッカエキスを加え作って試食した。
旨い!!
係りに試食させ確認をすると全員に大好評。。。
マドック家のワインに浸けた干しブドウを大量に追加、軽く掻き混ぜ
ハッカ入りと無しの各アイス6種類を準備する事になる。

急に思い付いて料理室にとんぼ返り、驚いている料理長に生クリームを
出して貰い光草種液を1滴たらしホイップして、焼いてもらったパンケーキに
添えて食べる。
甘いけれど美味しいぃぃ。
バターを溶かして合わせると、いける^^。

料理長の意見として、パンケーキの隣に添え食べ方を選ばせることになり、
お弟子さんホイップクリーム作りを始め、料理長にハッカエキス入り
アイスクリームを試食する事を勧めて時間を過ごしていた。

グレーテから
「サスケ様、セシル様と男爵様がお探しです」
エスケープ出来ないようで仕方が無い。メイドさんを呼んで料理長に作って
貰ったホイップクリームを運ぶように頼み、広間の男爵の所に飛んで行く。

男爵の所に飛んで行く、
「サスケ、来客が玄関ホールに溢れている。早いが入って貰う支度は良いか?」
「エリス様に聞かないと」

「セシルもエリスもダリウスまで玄関で捕まっている」
「セシリア様皆さんは」
「アベルと中で一緒だ」

{グレーテ会場の準備はいいか}
{アイスクリームを急いで作っています、開けられます}
「男爵開けに行きましょう」

2人で大扉の前に行き、従者が扉を開き、エドガーさんが大きな声で
案内をした。
出迎えの儀礼?知らない。男爵に習い、ようこそ、頷く、の繰り返し、、、
女性・男性、100人超える。確かにバカでかい館が必要な訳変な
関心をしていた。

150人超えた所で玄関ホールの人影が少なくなり男爵からそろそろ広間に
行く様に言われた。

広間に入いろうとするとアベル君が学生服?を着た可愛い女の子と一緒に
「サスケ兄さん、こちらはローゼリア・ボンドレさん。
第2席の秀才で御自分のお祝いの予定が無いとお聞きしていたので、
招待しました」
「辺境王騎士家出なのですが、お言葉に甘えてお伺いしました」

「ようこそ、遠慮なく過ごしてください。私も貴族生まれで有りません。
礼儀知らずなので宜しく」
少し驚いた顔を見せたが好感もてる。
「アベル君、ブドウハッカアイスとホイップクリーム添えパンケーキの2品は
自信作です。ローゼリアさんを案内して下さい」

2人がアイスのコーナーに行った後も、途切れ途切れに来客が続き、
エドガーさんが受付をしている
「サスケ様、そろそろ広間にお戻りください。来客の皆さまも途切れました」
仕方がない行くかぁ。

広間は大盛況、接待室の扉を開けダンスホールの椅子まで使われ、
メイドさん、従者さんが招待客の間を駆けずり回っている。

部屋の中央でアベル君は着飾った女性に囲まれていて、ローゼリアさんは
配膳テーブルの脇に立ち、話し相手がいない様だった。

皿にアイス3種盛りを2個作らせ、ローゼリアさんに話かけ王騎士家の
生活を教えて貰う。

南東辺境王騎士家は100ヤルドから150ヤルドの土地で、
ローゼリアさんのボンドレ王騎士家は山山脈を控えた山間100ヤルドの
小さな領地で農地も少なく大麦が生産の中心、山に出る魔物を狩る生活。

人口は村を造る力は無く4ヤルドの街1つに6千人住んでいる。
昨年は大麦が売れずに困っていた所、魔核を回復藥と交換と言う好条件で
売れ、魔物狩りで大怪我した長兄もランクD藥で治すことが出来た。

回復藥にマドック家の紋章が付いていたので、売れない小以下の屑魔核と
回復藥を交換できるか尋ねたくて、場違いと思ったが招きに応じた。等
話してくれ、騎士学校入学の目的を不躾になったかなと思いながら聞いた

「貧乏騎士家では持参金の用意が大変です。良い成績で卒場して
親衛隊配属されると女でも王騎士待遇を貰えます。
騎士のいない家にとって王騎士の価値は金貨1000枚に値しますので、
両親の勧めで入学しました」

「騎士のいない貴族の待遇は、どうなるのですか?」
「王騎士家は2代王騎士がいないと廃絶。 男爵家は王騎士が出るまで毎年
金貨100枚・子爵家は金貨200枚・伯爵家は金貨400枚王家に収めます。
優秀な子供を養子にして騎士学校に入学させる貴族家も有ります」

「公爵家は必要ないのですか?」
「義務付けられていませ。、緊急時に王の命令で5000人まで領兵の
提供を義務付けられています」

「貴族家も大変なのですね?」
「マドック家は通常儀礼は男爵家筆頭、公式行事は王家を除く第5席、
大伯爵の上です。今日も時間前から結婚前の貴族家女性が集まる程の
人気です」

「え!まだ来客が有るの?」
笑いを抑えながら教えてくれる
「結婚目的の家族の方はもうほとんどお見えになっています。
マドック家に近い方々がお見えになります。
男性同伴の女性は婚姻対象外なので安心して下さい」
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