サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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再挑戦・燃える木こりさん -1 (26日目)

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再挑戦・燃える木こりさん -1 (26日目)

朝食を済ませた僕たち5人は、大森林拠点に移動している。
訓練兵は留守番部隊とマドック市から移動してくる訓練兵が部隊ごとに
大森林方面に向かい横隊を展開始めて先行した部隊は小型魔物を
狩り取っている。

俯瞰魔物探知。昨日掘った穴に以外に多くの魔物が瀕死状態で
落ちているのを見つける。
当然、回収しに行く前に探知で全体偵察。
訓練場の魔物はたいして見つからずに国道を越えた大森林縁に7千匹、
小型魔物を入れると2万匹近く探知でき訓練場前の穴付近に移動。   

クィ。
穴の中の魔物を仕留めてから回収して土を埋め戻して魔物の通り道が復活。
訓練予定地前の穴だけ埋め戻し、訓練兵が対処できる様に大森林側の
魔物を間引いて、西に移動しながら穴の中から魔物を回収して歩く。

僕らが大変忙しく働いたように見えるが、探知以外はセシリアさんと
エメリーさんが石ミシンで倒し、アイテム袋に入れるだけ。
木こりさん再挑戦。昨日考えた太湖から西に2マル半の地点に来ている。
この辺ははまだ大木といっても直径3セチから4セチが雑木混じりに
生えている、蔦もそれほど太く大きく伸びていない地域だ。

5人で手を繋ぎ魔法試し、幅5セテ奥行き1ヤルの地面を上下左右に
波打たせ、浮いた土を回収すると根が露わになったところを、
僕とアベル君が魔力を込めたスーパーバースト・ウィンドアックスを
1セテ横に離れて打ち下ろした。

ドワァーン
ギギャーン

大した魔力を込めた積もりはないのに半マル奥まで枝や根と土が凄い
スピードで飛び散る様に舞い上がり、爆風が僕たちにも押し寄せてきた。

しまった! 移動。

{ピーター、移動}
{リーフどうした!}
全員吹き飛ばされるぞ、移動!!

{だいじょうぶなの}
「えぇっ」
目の前で透明な壁でき、よく見ると飛び散った枝や根と土が渦を巻いて
消えていく、エメリーさんたちの移送術かぁ?助かった。

アベル君と顔を見合わせ、覚悟を決める頃には爆風も吸収され、
50セチ先と中心とした深さ60セチ半径45セチぐらいの、
すり鉢状に広がった大穴ができていた

「2人ともご苦労様でした。大きな穴掘りが出来てご満足でしょう」
エメリーさんにきつく叱られた、  ショボオォ~ん。

根を切るのに巨大な斧を出すまでは理解できたが、
斧の土堀は希望していない仕事でムダと言い切られてしまい、      
5人の輪に戻り大人しくお手伝いをする。

すり鉢大穴を1セテまで掘り下げると、東に向かい1ヤル底から上に
向かって土をアイテム袋に掘り出す。

木の根に残った土を揺らして落とす前に西端から大木が倒れだし、
アイテム袋に送り込み終わると、全体をさらに半セテ深く掘り下げる。

手順が決まると、北に向かい1ヤルドづつ土を掘り出し倒れた
木々を回収する、たまに下に落ちない絡んだ根や蔦、木の枝を
ロング・ウィンド ブレードで切り落とすだけ。

淡々と北の2マル先まで1ヤルドづつ10回繰り返す、また1ヤルド西に
掘り下げ繰り返していく、計算では460回23往復で完了する予定?
ハズ?

木々を回収する前に、逃げ遅れた魔物は容赦なく狩られていくが、
探知しても倒木の陰に隠れている魔物もいて、岩を使い倒木ごと
押しつぶす。
オーバーキルは仕方がないかな、そのまま魔物探知が暗くなると
後で処理することにしてアイテム袋に送り込まれていく。

3往復終わると大森林の大木から巨木に育った木も増えだしたので、
早いお昼休憩を取ることにして移動。

クィ。
拠点北門口で周辺を俯瞰探知する。
半月陣横隊で魔物狩りが盛んに行われている。訓練兵が優勢だなぁ、
2列横隊の2陣が崩れずに1陣を抜けてきた魔物を倒している。

大型魔物がいない西側では方形陣を組んで小型魔物の中に飛び出させて
2隊も訓練している、盾が揃っていないのにバート隊長強気だな。

北の大森林ふちの魔物は大型も少ないから訓練に良いでしょう。
逃げだした魔物の大部分は大森林の奥に行ったから、小型魔物が南下
しているようですね。昼からも訓練に使えるでしょう。

拠点の中心地家の樹に移動して近くの土壁家でお弁当を食べようと
したら、周りの家は領兵と獣人族が離れた農地も移住が始まっている?
「グレーテ、拠点は封鎖する予定にしなかった?」
「王騎士家の移住担当者に今後も魔物監視の拠点として人員配置を
申し込まれましたので、獣人族と混血族3千名、郷士団5千名が
移住しています。
現在毎日500名づつの1千名が訓練に参加して、今後も領兵指揮で
訓練を続ける予定です」

「有難い!マドック領兵は拠点に長く置けないから」
商会行商用小屋に入り土テーブルと椅子を作り、お弁当を広げると今日も
3人はアイスクリーム製造機を取り出してアイスクリーム作りを始める

「アベル君、試合は全員1本勝ちで一撃だったそうですね?」
「皆さんの動きが遅いので途中審判から声をかける様に頼まれまして、
のどが痛くならないように魔法で声を大きくして一呼吸置いてから
切り込みました」

「それでも反応は遅かったのですか?」
「最後のグループは2呼吸も置いて切り込みましたが、次の日は卑怯だと
言われました」

「上級生に囲まれて乱闘になった朝の事?」
「よく知らない同級生が卒業する先輩が練習したいと予備に来たので、
練習用の木剣を持って訓練場に行ったところ、今日の試合を欠席するように
強要されて断ると、試合のルールも守れぬ卑怯者と斬りかかられました」

「乱闘で腕の折った生徒と腕を切り落とした生徒の区別は?」
「練習剣を持っていた生徒は剣腹で叩き、小剣を持っていた生徒は腕を
切り落としましたが、卒業生は剣を持っていましたので腕や肩を
切り落ちしてから、再攻撃を防ぐために返す剣で足を切りつけました。
あの場にいた卒業生は近衛兵に合格した人だったそうです」

「身体強化魔法を使ったの?」
「お兄さんがくれた、身体強化と能力強化の魔法の指輪が、練習剣が
壊れないように魔力を流した時に勝手に動作しました。
後はチェーンメイルのお陰で存分に動けました」

「相手の生徒は魔法アイテムや身体強化魔法を使わなかったの?」
「多い人は8個くらいつけていましたが、身体強化魔法の力は分かりません」

「現役の近衛兵とも練習したのでしょう?」
「魔法アイテムや魔法剣を持っていましたが、使い切っていなく
何しろ動きが遅すぎました。デ・羽虫でさえ切れません」

「槍やメイスを使う近衛兵はいなかったの?」
「終わりのほうになると増えてきましたが、簡単に手元に飛び込め
防具の上からでも武具を叩き落せました」

「アベル凄い、強いのね」
「本当に学校は何を考えているの、アベルがいれば強くなるのに」
「王様から学校は必要ない、民を見る様にと言われました」
セシリアさんやエメリーさんはアイスで夢中と思っていたら、僕たちの
話も聞いていたんだ。

「アベルはローゼリアさんの回復薬はどの様話か聞いています?」
「特別エメリーお姉さまに隠す事ではないのですが、ローゼリアさんから
聞いた話をしますけれど広めないで下さい」

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