かわいい息子がバリタチだった

湯豆腐

文字の大きさ
5 / 8

4話※エロなし

しおりを挟む
息子と後輩の蒼井が性行為をしてしまった次の日の朝。

昨日の夜は、俺は一通り性行為を見せつけられ、隙を見て自室に戻り、ベッドに転がり込み、気絶する様に眠った。
朝に息子と蒼井に会うことが億劫で仕様がない。眠気と会いたくないという気持ちで重い身体を無理矢理ベッドから起こし、リビングに向かう。

ガチャ
「…おはよう…。」

誰も居ませんように。という期待は直ぐに打ち砕かれた。

「おはよう、父さん。」

「おはようございます!」

リビングには、いつも通り朝食を用意してくれる真央と食卓にご飯を運んでくれている会社の後輩蒼井が居た。
まるで、妻が二人いるようだ。
……両方とも男だった。
この奇妙な状況に慣れてきている自分が怖い。

3人で朝食を食べ、蒼井と2人で家を出た。



。。。




会社に着くと、周りからの視線が痛い。
その理由は蒼井と男二人で出社した事もあるが…、蒼井のワイシャツが俺のものだったからだ。
胸ポケットに小さなクマのポイントが付いている可愛らしい特徴的なデザインのワイシャツ。それは俺のお気に入りのワイシャツで、会社内ではこのクマのワイシャツといえば俺というイメージが付いている。“それを着ている”プラス“一緒に出社”となれば疑わざる得ないのである。

「お前…なんでそのシャツ着てきたんだよ。」

若干の怒りを露わにして問いかけると、蒼井はいつもの眉間にあるシワが無くなり、

「先輩の家族になったって事、これでわかるでしょ?」

優しい笑顔でそう答える蒼井に怒りを通り越して、泣きそうになる。

「そんな事したら、俺とお前が付き合ってるって勘違いするだろ!」

思った以上に大きい声になってしまい、ハッと我に返ったがすでに遅く、周りからザワザワという話し声が聞こえてきた。

「そ、それは困ります!自分が好きなのは、真央でお父さ…先輩の事が好きなわけじゃないですから!」

そんな全力で否定されると悲しくなるじゃないか…。

そんなくだらない話をしていたが、仕事になると蒼井はまるで別人のようにスマートにこなす。むしろ俺が惚れちゃうぜっ(ノンケ)


ーーーーーーーーー



息子sideー


一方その頃、真央は教室でのろけ話をしていた。

「ねぇ、りん~。聞いてる?お父さんの部下がさぁ~、すごいタイプで~」

何度も同じ話をする真央に呆れた表情を見せているのは、真央の唯一の健全な友達の肩口 凛(かたぐち りん)。少しサバサバした性格で、構ってちゃんの真央とは性格の相性が良かった。目は黒色だが、光を浴びると少し青色に見える綺麗な目。髪は落ち着いた茶色をしていて、肌は透き通るような白。まるで、西洋人形のような美少年だ。
まぁ、僕のタイプではない。

「その話、何回言うんだよ。ていうか、先生と付き合ってたんじゃないの?」

自分の話を聞き疲れたのか、気だるそうに聞いてくる。

「あー、あの人はセフレ。」

少し冷たすぎるかな?でも、僕はそんなつもりで抱いていたわけじゃないし…

ドサッ

少しこの返答について考えていると後ろから、物が落ちる音がした。

「っ、先生!」

後ろにはショックを受けたのか、驚いた顔でこちらを見る先生がいた。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

父のチンポが気になって仕方ない息子の夜這い!

ミクリ21
BL
父に夜這いする息子の話。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

お兄ちゃん大好きな弟の日常

ミクリ21
BL
僕の朝は早い。 お兄ちゃんを愛するために、早起きは絶対だ。 睡眠時間?ナニソレ美味しいの?

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

処理中です...