かわいい息子がバリタチだった

7話

~凛side~

真央におやすみといい眠りについたあと、俺はトイレに行きたくなり、目を覚ました。俺は何度かこの家に来たことがあるので、トイレの場所は知っていた。俺はそのトイレの場所へ向かった。

この家のトイレは一階のリビングのすぐ目の前にある。俺は用をたした後にそのリビングの扉に目をやった。
リビングの扉は真ん中がガラス張りになっており、中が覗けるようになっている。
俺は好奇心で秀雄さんがいるであろうリビングを覗いた。

案の定そこには、秀雄さんがいた。ソファに横になり眠っているようだ。安心しきったようにぐっすりと眠っている。ちょっとの物音では起きなさそうな...。


その時俺は考えてはいけないことを考えてしまう。
...今なら何をしてもばれないんじゃないか、と。


ダメだと分かりつつ、体は勝手にリビングの方へ歩きだす。扉のドアノブに手をかけ、音を立てないように慎重にリビングに入る。少しずつ気付かれないように秀雄さんに近づく。僕は秀雄さんの前まで来ると、ゆっくりと顔を近づける。大好きな秀雄さんの顔が段々近くに...。


秀雄さんの唇に自分の唇をかさねてしまった。その唇は、ふにっと音がなりそうなくらい柔らかく一生このままでいたいと想うほどだった。

しかし、一度越えてしまった自分には止めるものがなく、そのまま秀雄さんの口内に舌を滑り込ませた。
先程までお酒を飲んでいたのか、少しアルコールの匂いがする。その香りが尚更俺を興奮させる。

「ん、ふっ。」

秀雄さんから気持ち良さそうな声がもれる。眠っているのにエロい。
...もう我慢できない。

秀雄さんのシャツの胸元が無防備に開いている。そこにスルリと手を入れ、胸の筋肉をなぞる。胸を円を描くようになぞり、その円の中心へ進む。中心である乳首に触れたとき、秀雄さんの身体がぴくっと反応する。

「んんっ。」

かわいい。その反応をもっとみたいと思った俺は、秀雄さんの乳首をコリコリとこねくりまわす。

「ぁ、ぁん、ん、あ。」

気持ち良さそうに、喘ぎ声を漏らす秀雄さんの口からは唾液が垂れ、ぬらぬらとひかり、それは俺を誘っているようにしか見えない。

「秀夫さん、口使わせて。」

小声で声をかけるが、秀雄さんからは寝ているので反応はない。
俺はズボンと下着を脱ぎ捨て、上向きに寝ている秀雄さんの身体をまたぎ、上から自らを秀雄さんの口に近づける。

ﾋﾟﾄｯ
秀雄さんの唇に自分の男性器が触れているというだけでいきそうだ。射精欲を我慢し、口内へと自身を推し進めていく。

「んっ。」

喉の奥に着いたのか、少し苦しそうな声がもれた。その瞬間喉の奥がギュッと閉められ、とてつもない気持ちよさを味わう。

「っ、がまんできないよ...。秀雄さんっ。」

俺は秀雄さんが起きるかもしれないという不安も忘れ、無我夢中で秀雄さんの喉奥を突き続けた。

ｸﾞﾁｭｯｸﾞﾎﾟｯ
「んぉ、ぉごっ、ぉ、ん。」

秀雄さんは苦しそうな声を漏らし、閉じられた目からは少し潤んでいるとが見えるが、構わず腰を打ち付ける。下顎には俺の玉をビタビタとあたり、口からは唾液以外に俺の我慢汁も溢れ出ていた。大好きな人を汚している罪悪感で尚更興奮する。

「ごめんなさい、秀雄さんっ！もうイきますっ！」
ﾄﾞﾋﾞｭｯ

秀雄さんの頭をギュッと固定し、喉の奥に自身を押し付け、精を吐き出した。

秀雄さんの口から自身を抜き出すと、ぱっくりと開いたら口からは唾液、俺の我慢汁と精液が混ざりダラダラと流れてきた。苦しかったのか目からは涙の後があり、秀雄さんの顔はグチャグチャになっていた。
その姿を目の当たりにした俺は罪悪感が込み上げてきたが、同時に興奮した。

「この顔、写真に撮っときますね...。」

俺は自分の携帯を取り出し、秀雄さんの姿を写真におさめた。
......別に脅したりする訳じゃないけど、一人でシコるには丁度いいと思っただけ。うん。

何事も無かったように、服を整え、秀雄さんの顔を拭き取り、俺は部屋に戻った。




。。。

～お父さんside～

凛くんが部屋を出た後、俺はむくりとソファから起き上がり、キッチンの流しへむかった。
数回うがいをし、喉の痛みを確認する。
声を出しても、予想通りガラガラ声である。

はぁ。とため息を付き、残っていた酒を煽った。




「あんな激しくされたら、誰だっておきるだろぉーーがっ！！！」

寂しく一人でツッコミを入れる俺であった。