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第4章 侵食―エローション―
147 潔白の行為とは
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クロマは秋菜へ足を向かわせる。
「しかし、これで私の勝ちだな。動けないだろう?」
クロマが言うので、秋菜はギクッとなる。
クロマは口角を上げる。
「約束の時間だ。」
その様子が悪魔の様に見えた秋菜は焦った。
「こ!この場でですの!?もっと場所を選んで…!」
秋菜は最後の抵抗に出るが、クロマはそんな事は気にしない。
三笠とテオドールは目を丸くした。
「あらら。」
「まあ約束だから仕方ない。」
「そっちも薄情ですわねッ!」
クロマは秋菜に手を伸ばすと、それを止める様にクロマの体に何かが巻きつく。
クロマは視線を体にやると、それは植物。
三笠は笑顔を見せると言った。
「この植物は…五島先生!」
公園の入口には、数男とサチがいる。
数男は不機嫌な様子だった。
「なぜこんな女を助けなきゃならん」
「文句言わずに!」
クロマは数男を見ると言った。
「貴様、私の邪魔をする気か。」
「うるさい、この性犯罪者。」
クロマは眉を潜める。
「犯罪者?これは了承と申し合わせもしている潔白の行為だ。」
「傍から見たらただのド変態にしか見えないんだよ性欲マリモ。せめて室内でやる事だなド変態マリモ。」
数男は二度に分けて暴言を吐いた。
クロマは表情を険しくする。
「言わせておけばある事ない事言いおって…!八つ裂きにされたいか…!」
「こっちのセリフだ。」
数男はそう言って、クロマを睨みつけた。
「お前はまた病院の連中を殺そうと企んでいる。『悪は消す』どっちが悪だよ。
そのクズめいたクソ理屈をいい加減改めないとこっちがお前を八つ裂きにする…!」
しかしクロマは鼻で笑う。
「何を馬鹿げた事を。それは人間の感覚からなるもの、私達にとっては人間が悪だ。」
クロマはそう言って、高熱のプラズマを纏って数男の植物を燃やしてしまった。
数男は植物をクロマから離すと言い放つ。
「黙れ異物がッ!地球に土足で上がり込んできて、堂々侵略とはいい度胸だ!」
クロマは口元を笑わせる。
「貴様等の様な腑抜けた人間が発展したのも、全てミンスのお陰であるぞ?」
そう言い、数男にプラズマを飛ばす。
数男は咄嗟に植物で守るが、植物が燃えてしまう。
「次は貫いてやろう。」
クロマはもう一発放った。
それを黙ってサチが見ている訳もなく、サチはプラズマで相殺した。
それを見たクロマは、笑みを浮かべて言った。
「予定変更だな、貴様からだ。」
クロマは容赦なくサチに襲いかかる。
特に何もせずにただ距離を詰めてきたクロマ。
サチは気を抜いていると、すぐ目の前で閃光がピカッと光った。
するとサチは遠くに飛ばされ、頬や体に火傷を負ってしまった。
「くっ…!油断したわ…!」
「サチ!無理はするなよ!」
数男の言葉に頷いたサチは、杖の先から光線を出しクロマに攻撃する。
クロマはそれを自分の力で受け止め、相殺していく。
「貴様の力はその程度であったか?」
「君が強くなっただけよ…っ!」
クロマは高く飛ぶと、周囲に球体の雷が幾つも現れる。
サチは危険を察知し、すぐさまプラズマでその弾を打ち消した。
クロマの緑のプラズマと、サチの橙のプラズマが交戦を続ける。
クロマは笑った。
「少しは力の使い方が上手くなったようだな。」
「君はどうかしら」
サチが言っていると、真下からガラスの触手が伸びてきてクロマを狙った。
クロマは避けると、みんなは驚く。
「このガラスは…!守君!?」
サチが探すと、「ここだ!」と数男が言ったので木の方を見た。
すると木の陰から守が顔を出した。
「誠治さんの大事な公園を荒らしちゃって、公園の掃除に付き合ってもらうからねんねんころり。」
「勝負の水差しとはいい度胸だな貴様。」
クロマが守に言うと、守はアッカンベーしてクロマを罵る。
「変態!ドスケベ!脳筋!えっちすけべわんたっちはいたっちわんわんぼーい!!」
「意味のわからん弁を並べるな。」
クロマが冷静に言い返すと、更に別の人の声が聞こえてくる。
「出て行ってくれませんか?」
数男は背後を確認すると、そこには誠治がいた。
誠治は黒い植物を生やし、クロマを睨む。
クロマは眉を潜めた。
「やはりここにいると貴様が現れるか。」
誠治はクロマを見ると、恨みのこもった表情で言い放つ。
「出て行け…!」
サチは誠治の見た事のない殺気に驚いていると、テオドールは冷や汗。
「クロマ、行こう?この子がいるんじゃ勝てないって。」
それに対し、クロマは了承し頷いた。
テオドールの風とともに、二人の姿は消える。
誠治はすぐにサチに駆け寄った。
「大丈夫ですか…!?すぐ手当をしないと、魔法少女さ…
いや、真渕さん…」
誠治は咄嗟にかけよったのだが、すぐ正気に戻って気まずそうにした。
サチは火傷の痕を見る。
「確かに酷い傷ですね。」
「お前がサチを心配するな。私がするんだ。」
数男は誠治を退かしてサチの体を心配すると、誠治は苦笑。
「にしてもグッドタイミングですわね。」
秋菜が誠治に近づくと、誠治は木の陰にいる守を見る。
「彼が教えてくれました。」
「じゃあ始終そこでずっと見てたのかな守君」
三笠が微笑むと、守は答えた。
「そうだよコンコンチキーン」
すると秋菜は思わず無表情に。
「全員薄情ですわね…」
「しかし、これで私の勝ちだな。動けないだろう?」
クロマが言うので、秋菜はギクッとなる。
クロマは口角を上げる。
「約束の時間だ。」
その様子が悪魔の様に見えた秋菜は焦った。
「こ!この場でですの!?もっと場所を選んで…!」
秋菜は最後の抵抗に出るが、クロマはそんな事は気にしない。
三笠とテオドールは目を丸くした。
「あらら。」
「まあ約束だから仕方ない。」
「そっちも薄情ですわねッ!」
クロマは秋菜に手を伸ばすと、それを止める様にクロマの体に何かが巻きつく。
クロマは視線を体にやると、それは植物。
三笠は笑顔を見せると言った。
「この植物は…五島先生!」
公園の入口には、数男とサチがいる。
数男は不機嫌な様子だった。
「なぜこんな女を助けなきゃならん」
「文句言わずに!」
クロマは数男を見ると言った。
「貴様、私の邪魔をする気か。」
「うるさい、この性犯罪者。」
クロマは眉を潜める。
「犯罪者?これは了承と申し合わせもしている潔白の行為だ。」
「傍から見たらただのド変態にしか見えないんだよ性欲マリモ。せめて室内でやる事だなド変態マリモ。」
数男は二度に分けて暴言を吐いた。
クロマは表情を険しくする。
「言わせておけばある事ない事言いおって…!八つ裂きにされたいか…!」
「こっちのセリフだ。」
数男はそう言って、クロマを睨みつけた。
「お前はまた病院の連中を殺そうと企んでいる。『悪は消す』どっちが悪だよ。
そのクズめいたクソ理屈をいい加減改めないとこっちがお前を八つ裂きにする…!」
しかしクロマは鼻で笑う。
「何を馬鹿げた事を。それは人間の感覚からなるもの、私達にとっては人間が悪だ。」
クロマはそう言って、高熱のプラズマを纏って数男の植物を燃やしてしまった。
数男は植物をクロマから離すと言い放つ。
「黙れ異物がッ!地球に土足で上がり込んできて、堂々侵略とはいい度胸だ!」
クロマは口元を笑わせる。
「貴様等の様な腑抜けた人間が発展したのも、全てミンスのお陰であるぞ?」
そう言い、数男にプラズマを飛ばす。
数男は咄嗟に植物で守るが、植物が燃えてしまう。
「次は貫いてやろう。」
クロマはもう一発放った。
それを黙ってサチが見ている訳もなく、サチはプラズマで相殺した。
それを見たクロマは、笑みを浮かべて言った。
「予定変更だな、貴様からだ。」
クロマは容赦なくサチに襲いかかる。
特に何もせずにただ距離を詰めてきたクロマ。
サチは気を抜いていると、すぐ目の前で閃光がピカッと光った。
するとサチは遠くに飛ばされ、頬や体に火傷を負ってしまった。
「くっ…!油断したわ…!」
「サチ!無理はするなよ!」
数男の言葉に頷いたサチは、杖の先から光線を出しクロマに攻撃する。
クロマはそれを自分の力で受け止め、相殺していく。
「貴様の力はその程度であったか?」
「君が強くなっただけよ…っ!」
クロマは高く飛ぶと、周囲に球体の雷が幾つも現れる。
サチは危険を察知し、すぐさまプラズマでその弾を打ち消した。
クロマの緑のプラズマと、サチの橙のプラズマが交戦を続ける。
クロマは笑った。
「少しは力の使い方が上手くなったようだな。」
「君はどうかしら」
サチが言っていると、真下からガラスの触手が伸びてきてクロマを狙った。
クロマは避けると、みんなは驚く。
「このガラスは…!守君!?」
サチが探すと、「ここだ!」と数男が言ったので木の方を見た。
すると木の陰から守が顔を出した。
「誠治さんの大事な公園を荒らしちゃって、公園の掃除に付き合ってもらうからねんねんころり。」
「勝負の水差しとはいい度胸だな貴様。」
クロマが守に言うと、守はアッカンベーしてクロマを罵る。
「変態!ドスケベ!脳筋!えっちすけべわんたっちはいたっちわんわんぼーい!!」
「意味のわからん弁を並べるな。」
クロマが冷静に言い返すと、更に別の人の声が聞こえてくる。
「出て行ってくれませんか?」
数男は背後を確認すると、そこには誠治がいた。
誠治は黒い植物を生やし、クロマを睨む。
クロマは眉を潜めた。
「やはりここにいると貴様が現れるか。」
誠治はクロマを見ると、恨みのこもった表情で言い放つ。
「出て行け…!」
サチは誠治の見た事のない殺気に驚いていると、テオドールは冷や汗。
「クロマ、行こう?この子がいるんじゃ勝てないって。」
それに対し、クロマは了承し頷いた。
テオドールの風とともに、二人の姿は消える。
誠治はすぐにサチに駆け寄った。
「大丈夫ですか…!?すぐ手当をしないと、魔法少女さ…
いや、真渕さん…」
誠治は咄嗟にかけよったのだが、すぐ正気に戻って気まずそうにした。
サチは火傷の痕を見る。
「確かに酷い傷ですね。」
「お前がサチを心配するな。私がするんだ。」
数男は誠治を退かしてサチの体を心配すると、誠治は苦笑。
「にしてもグッドタイミングですわね。」
秋菜が誠治に近づくと、誠治は木の陰にいる守を見る。
「彼が教えてくれました。」
「じゃあ始終そこでずっと見てたのかな守君」
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