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朝の診察
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(爽希)「じゃあ、服をまくれるかなあ?」
さっそく2人でソファに座り、蒼兄は聴診器を持って僕に声をかけてきた。
やると頷いてしまったけど、自分から服をまくって身体を差し出すことはやはり怖くてできず、動けない。
(爽希)
「怖いよね。
じゃあ、僕が服に隙間を作って聴診器を入れるよ。」
動かない僕を怒るでもなく、優しく微笑み僕の頭を撫でてから聴診器を服の中に入れてくれた。
(蒼)「ビクッ」
(爽希)
「大丈夫、大丈夫。
すごく頑張れてるよ。蒼はすごいね~。」
聴診器の冷たさに身体がビクッと反応するが、爽兄の言葉でなんとか最後まで動かずに頑張れた。
(爽希)
「うん、今日は調子が良さそうだね。
でも、あんまり無理せずに安静にすること。」
(蒼)「は、はい。」
(爽希)
「よし、良い返事。
あっ、でも蒼の身体のことをもっと詳しく知りたいから今日は病院に行って、診てもらおうね。」
僕は爽兄に褒められて天にものぼりそうな嬉しい気持ちから、地獄に突き落とされた。
(蒼)
「えっ、でも僕元気だし。
それに爽兄はお医者さんで忙しいし、迷惑かけたくないです。」
必死に爽兄に訴えた。
(せっかく褒められたから、迷惑かけて嫌われたくない。だけど、病院は痛いことしてくるし、大嫌い!)
(爽希)
「迷惑なんかじゃないよ。
それにもし蒼の身体でしんどい所があるなら、すぐに 治してあげたいし、今日は蒼に主治医を合わせたいか ら。」
(蒼)「えっ、主治医って爽兄じゃないの?」
(爽希)
「ゴメンね~、家族だから主治医にはなれないんだ。
でも家とか簡易的な診察は僕がやるから安心して!
それに、主治医は僕の同期ですごく腕の良い小児科医 だから。」
(やだ、爽兄以外のお医者さんなんて、、、、、、、、)
(爽希)「ダメかなあ?」
爽兄のまた困った顔に僕は負けて、無言で頷いた。
さっそく2人でソファに座り、蒼兄は聴診器を持って僕に声をかけてきた。
やると頷いてしまったけど、自分から服をまくって身体を差し出すことはやはり怖くてできず、動けない。
(爽希)
「怖いよね。
じゃあ、僕が服に隙間を作って聴診器を入れるよ。」
動かない僕を怒るでもなく、優しく微笑み僕の頭を撫でてから聴診器を服の中に入れてくれた。
(蒼)「ビクッ」
(爽希)
「大丈夫、大丈夫。
すごく頑張れてるよ。蒼はすごいね~。」
聴診器の冷たさに身体がビクッと反応するが、爽兄の言葉でなんとか最後まで動かずに頑張れた。
(爽希)
「うん、今日は調子が良さそうだね。
でも、あんまり無理せずに安静にすること。」
(蒼)「は、はい。」
(爽希)
「よし、良い返事。
あっ、でも蒼の身体のことをもっと詳しく知りたいから今日は病院に行って、診てもらおうね。」
僕は爽兄に褒められて天にものぼりそうな嬉しい気持ちから、地獄に突き落とされた。
(蒼)
「えっ、でも僕元気だし。
それに爽兄はお医者さんで忙しいし、迷惑かけたくないです。」
必死に爽兄に訴えた。
(せっかく褒められたから、迷惑かけて嫌われたくない。だけど、病院は痛いことしてくるし、大嫌い!)
(爽希)
「迷惑なんかじゃないよ。
それにもし蒼の身体でしんどい所があるなら、すぐに 治してあげたいし、今日は蒼に主治医を合わせたいか ら。」
(蒼)「えっ、主治医って爽兄じゃないの?」
(爽希)
「ゴメンね~、家族だから主治医にはなれないんだ。
でも家とか簡易的な診察は僕がやるから安心して!
それに、主治医は僕の同期ですごく腕の良い小児科医 だから。」
(やだ、爽兄以外のお医者さんなんて、、、、、、、、)
(爽希)「ダメかなあ?」
爽兄のまた困った顔に僕は負けて、無言で頷いた。
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