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第1章
アンジュ王女の決意
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或る大陸にそれはそれは広大な面積を持つ
王国がありました。
その王国には、表にはでない王女が居ました。
彼女の名前は、アルシュルナ=アンジュ。
明るく、元気な子なのですが、
表には出るのを嫌がっていました。
その理由は謎に包まれています。
それでも国民は、アンジュ王女の顔を
見たいとずっとずっと思っていました。
或る日、王様と王妃様はある考えを
思いつきました。
それは婚約者決めをする事。
王国中の男性民や他国の王子等を
連れてきて、婚約者を決めよう。
そしたら娘は国民へ顔を見せてくれるだろうと
考えたのです。
アンジュ王女は納得はしたものの、
「お父様、お母様、私なら唄をその男性民や王子達に音楽というものを聴かせたいの!どうかしら!」
と言いました。
しかし、王様と王妃様は、それに反対しました。
なぜなら、アルシュルナ王族は代々、唄は神の前で
唄う"もの"とされてきたので、民に聴かせるほど、
良いものではありませんでした。
ですが、アンジュ王女は諦めきれませんでした。
唄は全部で3種類あり。
1つは、神のお告げを聴くための唄。
曲の名前は「リアシアル」。
1つは、王宮の大事な日に扱われる唄。
曲の名前は「エルジェル」。
そしてもう1つは唄った人物がこの世で、
一番嫌いな人間を頭の中に浮かべて唄うと
その浮かべた人物は呪われる忌々しい唄。
曲の名前は「ルシフェル」。
アンジュ王女が唄いたいと豪語するのは、
2番目のエルジェル。
王様と王妃様は撫で下ろしはしたものの
アンジュ王女にこう言いました。
「3番目のルシフェルだけは唄っては行けない。」と
アンジュ王女はそれに答えて、
「わかりましたわ!お父様お母様。」
そう言い王様と王妃様の部屋をあとにしました。
……To be continued
王国がありました。
その王国には、表にはでない王女が居ました。
彼女の名前は、アルシュルナ=アンジュ。
明るく、元気な子なのですが、
表には出るのを嫌がっていました。
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それでも国民は、アンジュ王女の顔を
見たいとずっとずっと思っていました。
或る日、王様と王妃様はある考えを
思いつきました。
それは婚約者決めをする事。
王国中の男性民や他国の王子等を
連れてきて、婚約者を決めよう。
そしたら娘は国民へ顔を見せてくれるだろうと
考えたのです。
アンジュ王女は納得はしたものの、
「お父様、お母様、私なら唄をその男性民や王子達に音楽というものを聴かせたいの!どうかしら!」
と言いました。
しかし、王様と王妃様は、それに反対しました。
なぜなら、アルシュルナ王族は代々、唄は神の前で
唄う"もの"とされてきたので、民に聴かせるほど、
良いものではありませんでした。
ですが、アンジュ王女は諦めきれませんでした。
唄は全部で3種類あり。
1つは、神のお告げを聴くための唄。
曲の名前は「リアシアル」。
1つは、王宮の大事な日に扱われる唄。
曲の名前は「エルジェル」。
そしてもう1つは唄った人物がこの世で、
一番嫌いな人間を頭の中に浮かべて唄うと
その浮かべた人物は呪われる忌々しい唄。
曲の名前は「ルシフェル」。
アンジュ王女が唄いたいと豪語するのは、
2番目のエルジェル。
王様と王妃様は撫で下ろしはしたものの
アンジュ王女にこう言いました。
「3番目のルシフェルだけは唄っては行けない。」と
アンジュ王女はそれに答えて、
「わかりましたわ!お父様お母様。」
そう言い王様と王妃様の部屋をあとにしました。
……To be continued
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