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12章【明日ありと思う心の仇桜】
23 *
しおりを挟むすっかり忘れていたが、桃枝は山吹によってズボンを脱がされていた。
つまり、今の桃枝は下半身だけ見ると下着姿。つまり、より詳細に説明するのであれば……。
「課長のおちん×ん、すぐ元気になっちゃいますね。嬉しいです」
すぐに、逸物が露出させられる状態……ということだ。
下着から逸物を覗かせて、山吹は勃起しかけている桃枝の逸物を撫で始める。言うまでもなく、山吹に対しての耐性が全くついていない桃枝はすぐに、露骨な反応を示した。
「んっ。課長の、すごいです……っ」
「山吹……っ」
口を開いた山吹は一度だけ、わざと音を立てて桃枝の逸物を舐める。
卑猥な音と、官能的な光景。桃枝はすぐさま、眉を寄せた。
「舐めても舐めても、カウパーがいっぱい溢れてきて……もったいないです」
「く、っ!」
舌先が先端をつつき、溢れた先走りの液は舌全体を使って舐め取られる。そんなことをされては、逸物の隆起が治まるわけがない。
むしろ……。
「ひゃっ。今、課長のペニスがビクッて跳ねました。……もしかして、気持ちいいですか?」
「やめろ、訊くな」
「ん、ふふっ。素直ですね?」
どこか、妖艶に思える笑み。
山吹は蠱惑的に、しかし愛らしい笑みを浮かべながら、桃枝を挑発した。
だが、久し振りの過激な触れ合いに、山吹はどこか思考が溶かされているのかもしれない。
「じゃあ、ご褒美です。大きくなっちゃった課長を、ボクのお尻で甘やかしてあげます」
まるで、慈しむかのように。山吹は桃枝の逸物を撫でながら、体を移動させ始めた。
「山吹……っ」
「ドキドキ、しちゃいますね。久し振りに深いところまで愛してもらえるんですから、当然かもしれませんが」
桃枝に跨り、そのまま自らの臀部を桃枝の逸物に擦り付ける。それだけなのに、山吹は心底嬉しそうに微笑んでいた。
「挿れちゃって、いいですか?」
「やめろ、訊くな……ッ」
「期待にココ、また大きくなりましたね。白菊さんって、分かり易くてカワイイです」
「俺にそんなこと言うのはお前だけだぞ、馬鹿ガキが……ッ」
悪態を吐くも、実は満更でもない。嬉しそうな山吹を見ると、桃枝も嬉しくなるからだ。
微笑みを浮かべながら、山吹はゆっくりと腰を落とし始める。素直に隆起した桃枝の逸物は、山吹の後孔で小さく跳ねた。
「久し振りの、白菊さんのペニス……ん、ッ。気持ち良すぎて、頭の中が真っ白になっちゃいそうです……っ」
跨ったままゆっくりと、山吹は体を上下に動かし始める。
主導権を握られていても、分かった。山吹は今、自分が最も感じる場所を狙って腰を動かしている、と。。
その証拠に、山吹の喘ぎ声は遠慮のないものだった。
「あっ、あ、ッ。……んっ、ぅあ、は……っ!」
よほど、我慢させてしまったのかもしれない。やはり、二週間は長かったのか。喘ぐ山吹を眺めながら、桃枝は考える。
性欲だけが理由だけだったなら話も変わるが、山吹の根底には【不安】と【寂しさ】があった。少し考えれば気付けそうな負の種に、桃枝は気付けなかったのだ。
だから……と、言うつもりはないが。
「──ふあ、ッ!」
可能な限り、目一杯甘やかして、愛したい。
山吹の腰を掴んで、山吹の体を穿ちながら。桃枝は、そう思った。
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