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活動開始
終わり
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夜、部屋の中で葵は、ボンヤリとスマホを見ていた。
星泥棒…初めての投稿後、特別、誰からの反応も無かった。
それは、安心感と…微妙なガッカリ感を葵にもたらせていた。
が、どちらにしても、これで一旦、終わったのだ。
中間試験と文化祭があるから、乱歩についての活動は、文芸部が引き継ぐ事になり、葵は、試験と郷土資料部の活動に集中することにした。
今年は、遥希の熱意と共に信州の縄文時代について語り合うことになった。
縄文時代…かぁ。
昭和モダンから、とんでもなく昔を舞台に資料を集めなくてはいけない。
でも、遥希の話は面白かった。
縄文土器と宇宙人の話で進めようと考えているようだった。
大川くん
ふと、真剣に宇宙人を語る遥希を思い出して、甘くくすぐったい気持ちになる。
こんなことをする前は、何を考えているのか分からないような、怖い人に思えたのに…
気がつくと、遥希の話を思い出してる自分がいる。
あれで、案外、人気あるんだよね。
葵は、クラスメートが噂していた人気男子のランキングを思い出していた。
遥希は、20位辺りをいったり来たりしてるようだった。
最近では、秀実と遥希が噂になってるみたいで、それを考えると、少し、不満な自分に葵は戸惑う。
と、そんな事を考えていたときに秀実からメッセージが来て思わずスマホを机に落とす。
それを取り、内容を確認する。
(^_-)葵ちゃんの『星泥棒』好評だったよ~
えっ…
スマホの底を机に置いて、葵は、動揺する自分を励ます。
マジ……(^_^;)
(^_-)うん。後輩が凄くのってね、動画にしたいってやる気を出してくれたよ~
(^_-) マジ、うれし!
秀実ちゃんも…大変だ。
秀実の返信に葵はため息をつく。
色々あって部活に出席する人数が減っていた。
文芸部で真面目に出席するのは5人。3年生が3人。2年生が秀実を含めて2人である
でも、在籍してるのは20人。
文化部の活動として、存続するのか、来年が不安とも言われていた。
よかったね…(^_^;)
葵は、とりあえず、そう打ち込んだ。
(^_-)うん。新しい部活動を考えて楽しいよ。
(^_-)ねえ、本当に『星泥棒』使って良いんだよね?
うん…匿名なら…(^_^;)
葵は、さらさらと返信する。
いくら、世界に配信されても匿名なら、大丈夫だろう。
葵は、気楽に考えていた。
地元の観光課の先輩の動画で、200アクセス。
世界に配信したところで…実際はそんなものだ。
(^_-)ありがとう!ちゃんとペンネームはのせるね!
やるぞぅ\(^-^)/
スタンプ付きの秀実の返信に笑いが込み上げる。
文芸部には頑張ってほしい。
そして、皆で楽しい文化祭を迎えたい。
遥希の熱心な顔が、なぜか浮かぶ。
私も、縄文時代…頑張ろう。
葵は、借りてきた本を開く。
信州の遠い昔の風景が思い浮かんだ。
あんまり、パットしなかったけど、やってよかったな。
葵は、自分の作品のサイトを開いてみた。
確かに、バズったりはしなかったけど、やってみるって楽しい。
マイページをひらくと、ポイントが増えているのに気がついた。
胸が暖かくなる。
そして、うきうきした気持ちが込み上げる。
落ち着いたら、また、書いてみよう。
次は、怪人の出る、3万文字を目指そう。
葵の夢はふくらんだ。
星泥棒…初めての投稿後、特別、誰からの反応も無かった。
それは、安心感と…微妙なガッカリ感を葵にもたらせていた。
が、どちらにしても、これで一旦、終わったのだ。
中間試験と文化祭があるから、乱歩についての活動は、文芸部が引き継ぐ事になり、葵は、試験と郷土資料部の活動に集中することにした。
今年は、遥希の熱意と共に信州の縄文時代について語り合うことになった。
縄文時代…かぁ。
昭和モダンから、とんでもなく昔を舞台に資料を集めなくてはいけない。
でも、遥希の話は面白かった。
縄文土器と宇宙人の話で進めようと考えているようだった。
大川くん
ふと、真剣に宇宙人を語る遥希を思い出して、甘くくすぐったい気持ちになる。
こんなことをする前は、何を考えているのか分からないような、怖い人に思えたのに…
気がつくと、遥希の話を思い出してる自分がいる。
あれで、案外、人気あるんだよね。
葵は、クラスメートが噂していた人気男子のランキングを思い出していた。
遥希は、20位辺りをいったり来たりしてるようだった。
最近では、秀実と遥希が噂になってるみたいで、それを考えると、少し、不満な自分に葵は戸惑う。
と、そんな事を考えていたときに秀実からメッセージが来て思わずスマホを机に落とす。
それを取り、内容を確認する。
(^_-)葵ちゃんの『星泥棒』好評だったよ~
えっ…
スマホの底を机に置いて、葵は、動揺する自分を励ます。
マジ……(^_^;)
(^_-)うん。後輩が凄くのってね、動画にしたいってやる気を出してくれたよ~
(^_-) マジ、うれし!
秀実ちゃんも…大変だ。
秀実の返信に葵はため息をつく。
色々あって部活に出席する人数が減っていた。
文芸部で真面目に出席するのは5人。3年生が3人。2年生が秀実を含めて2人である
でも、在籍してるのは20人。
文化部の活動として、存続するのか、来年が不安とも言われていた。
よかったね…(^_^;)
葵は、とりあえず、そう打ち込んだ。
(^_-)うん。新しい部活動を考えて楽しいよ。
(^_-)ねえ、本当に『星泥棒』使って良いんだよね?
うん…匿名なら…(^_^;)
葵は、さらさらと返信する。
いくら、世界に配信されても匿名なら、大丈夫だろう。
葵は、気楽に考えていた。
地元の観光課の先輩の動画で、200アクセス。
世界に配信したところで…実際はそんなものだ。
(^_-)ありがとう!ちゃんとペンネームはのせるね!
やるぞぅ\(^-^)/
スタンプ付きの秀実の返信に笑いが込み上げる。
文芸部には頑張ってほしい。
そして、皆で楽しい文化祭を迎えたい。
遥希の熱心な顔が、なぜか浮かぶ。
私も、縄文時代…頑張ろう。
葵は、借りてきた本を開く。
信州の遠い昔の風景が思い浮かんだ。
あんまり、パットしなかったけど、やってよかったな。
葵は、自分の作品のサイトを開いてみた。
確かに、バズったりはしなかったけど、やってみるって楽しい。
マイページをひらくと、ポイントが増えているのに気がついた。
胸が暖かくなる。
そして、うきうきした気持ちが込み上げる。
落ち着いたら、また、書いてみよう。
次は、怪人の出る、3万文字を目指そう。
葵の夢はふくらんだ。
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