まさかwebで ミステリー大賞に リベンジする日が来るなんて!

のーまじん

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  私は…はじめの連載で失敗して、今までずっと、その完結を追いかけていた。
  その活動の中で、様々なキャラクターや未完が増えることになった。

  今では、不人気ジャンルで怪しいオカルト、歴史ジャンルに張り付いてはいるけれど…
  私だって、人気ジャンルを目指している。
  
  異世界のなんかを!

  


  「まあ、何でもいいんだけどね(T-T)」
私のぼやきにベルフェゴールは笑う。
「何でも良くは無いでしょ?完結させなきゃ。」
ベルフェゴールはコロコロと笑う。
  見た目年齢は…15歳くらいか、まだ、幼さの残る頬や目尻に意味もなくキュンとなる。
「もう、諦め始めてるよ…。でも、なんか…自分の立ち位置は理解できた気がするよ(T-T)」

  私は、一冊の古本を差し出した。
  『聖書の暗号』マイケル・ドロズニン著 新潮文庫の文庫本だ。

  たまに、私は、100円古本に物凄くタイムリーな作品を見つけることがある。
  それは、それで、面白くもあり、エタへの片道切符だったりもする。

「まあ、見つけちゃった?」
ベルフェゴールは、一昔前の少女のように笑った。
「見つけちゃった?じゃ、ないわよ。もう。でも、これで、なんか、自分の立ち位置は理解できたよ。」
私は本を開いた。

  そう、不用品というのは、自分を欲しいと考えてくれる人のもとに集まろうとするものなのだ。

  で、オカルト社会事情を調べ続けた私のもとには、タイムリーに『聖書の暗号』が安価に届く…
「立ち位置って、なに?」
「つまり、フリマの…人の不用品に新たな価値をつける口上(こうじょう)…これをつけるのが、私の趣味なんだから、過去に流行り、今は見向きもされない本に、新たな価値を与えればいいわけよね。」


  私は、オカルト予言が好きだった。
  が、何でも好きというわけではない。
  私は、ノストラダムスの予言が好きだった。
  
  間に挟まれる歴史小話も好きだったし、現在の社会の情勢も、子供の私にも分かりやすく書かれていた。
  確かに、トンでもない内容ではあったけれど、それでも、少しは為になった。
  が、このテの予言本は、みんな同じというわけでもなく、同じノストラダムスをテーマにしていても、滅茶苦茶バラエティにとんでいて、好き嫌いが別れるのだから、他の予言を加えたら、同じオカルト好きでも喧嘩(けんか)が始まるくらい、違いがある。

  好きにはなれない予言もある。

 特定の言語の聖書を活字としてコンピューターで解析して文字を抽出するとか。

  今どきの、ネットの呟きの縦読みとか、斜め読み…で、言葉を隠すみたいなことが、聖書にも隠されている…みたいなもの。でも、文章を活字に分けて再編成したら、何でも出来てしまうんじゃないか?
  私には、そこに人の故意を感じて、すんなりとは受け入れられなかった。

  が、現在、こんな社会状況で、そんな本を読んでみると、現在実在する人物の世紀末について違う面を見る事が出来る。予言が正しいかどうかは別として、
  昔の本の予言は、実際に90年代に日本にまで伝わるくらい有名で、たくさんの人が、その内容に触れていたと言うことだ。

 

  基本、世紀末本の予想…世界戦争はおこらなかった。
  でも、当時の政治家も名前を取りざたされたりしているので、もしかしたら、どこかでその噂を聞いたかもしれない。
  当人が知らなくても、側近の中には、これはまずいって考える人はいるはずで、世紀末のこんな話と共に、悪い噂がたつのは避けたいに違いない。

  そして、世紀末を経験した私は、当時、イスラエルの人も、パレスチナの人も、ロシアの人も、皆、人類の滅亡は避けたいと活動したことを知っている。

  20年以上昔の話ではあるが、20年前から、色々あったことを、一長一短で片付かない事もわかるけれど、
  皆、ラノベの悪の総統ではなく、
  世紀末を、現実の政治家として、なんとかしようと頑張ってきた方達であるのは間違いない。

  この本の…世紀末の雰囲気と共に、20年前の問題を思い出したり、発見しながら、現在、なんとかならないものかと考えると、筆が止まってしまう。

  私は、複雑な現在のニュースを聞きながら、世紀末本を手に、20年世紀末の人々の願いを思い出していた。

  あの時…確かに、皆、新しい世紀を迎えられた事を心から嬉しいと感じていた…
  私は、そう感じていた。
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