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雅徳さんのプロフィールは、なかなか興味深い。
そして、こんなに細かく調べあげた秋吉にも驚愕した。
生物学を学び、それに関する友人がいる私ですら、彼の晩年については、何かの調査でアメリカの保護区に行き事故死したとしか、理解していない。
それなのに、晩年の研究内容なんで良く調べたものだ。
「凄いね、秋吉くん。どうやってここまで、調べたんだ?」
私は、手にしたスマホを見ながら秋吉に聞いた。
秋吉は、嬉しそうに目を細めて私を見つめる。
「まあ…色々です。」
秋吉は、はぐらかすように短くそう言った。
「企業…というか、業界秘密と言うところか。」
私は、何となく、マスコミとかの華やかな情報屋を思い浮かべて、それ以上は聞かないことにした。
「そう言うわけではありません…すいません、主にネットで検索しただけです。」
「ネットで検索!?」
私は、今時感に思わず叫ぶ。
いや、私だって、インターネットくらいは使える。ネットで論文が読めることだって知ってる。
「アメリカのblogまで、調べたのか?」
私は、雅徳さんのプロフィールの下の方に書いてあった『ガイア・宇宙生物論』と言う彼のblogを指差しながら聞いた。
こんな…アメリカで彼が個人的に活動していたろう黒歴史っぽい小さな呟きまで、どうやって検索したのだろう?
私の疑問を不思議そうに秋吉は受けていた。
「え?いや、彼のファンがSNSで呟いていたんで。」
「えす…えぬ…えす…ですか。」
私は、なんだか負けたような、老け込んだような気持ちを隠し、秋吉に笑いかけた。
「ええ、『北宮雅徳』で検索したら簡単に……って、あれ、出てこないなぁ。」
秋吉は、スマホを私の手から受け取って、何やら操作しながら一人言を言った。
「すいません、なんか、その人のサイト、削除されたみたいです。
まあ、いろんな人の細かな情報が載ってましたから、個人情報関係で、Banされたのかもしれません。」
「バン…。」
そこで一度、思考を停止した。そして、雅徳さんの情報について聞くことにした。
「で、『ガイア・宇宙生物論』は、バンされてないのかな?」
私の質問を聞いて、光よりはやく秋吉の指が動く。
「ありましたよ。英語版ですけど。」
翻訳しますか?と言う感じで秋吉が私を見る。
「ああ、それでいい。アドレスを教えてもらえれば、こちらで調べるよ。
それより、メシ、食べたらどうだ?収録、長くなるんだろう?」
私は、秋吉のために温かいコーヒーをいれなおした。
そして、こんなに細かく調べあげた秋吉にも驚愕した。
生物学を学び、それに関する友人がいる私ですら、彼の晩年については、何かの調査でアメリカの保護区に行き事故死したとしか、理解していない。
それなのに、晩年の研究内容なんで良く調べたものだ。
「凄いね、秋吉くん。どうやってここまで、調べたんだ?」
私は、手にしたスマホを見ながら秋吉に聞いた。
秋吉は、嬉しそうに目を細めて私を見つめる。
「まあ…色々です。」
秋吉は、はぐらかすように短くそう言った。
「企業…というか、業界秘密と言うところか。」
私は、何となく、マスコミとかの華やかな情報屋を思い浮かべて、それ以上は聞かないことにした。
「そう言うわけではありません…すいません、主にネットで検索しただけです。」
「ネットで検索!?」
私は、今時感に思わず叫ぶ。
いや、私だって、インターネットくらいは使える。ネットで論文が読めることだって知ってる。
「アメリカのblogまで、調べたのか?」
私は、雅徳さんのプロフィールの下の方に書いてあった『ガイア・宇宙生物論』と言う彼のblogを指差しながら聞いた。
こんな…アメリカで彼が個人的に活動していたろう黒歴史っぽい小さな呟きまで、どうやって検索したのだろう?
私の疑問を不思議そうに秋吉は受けていた。
「え?いや、彼のファンがSNSで呟いていたんで。」
「えす…えぬ…えす…ですか。」
私は、なんだか負けたような、老け込んだような気持ちを隠し、秋吉に笑いかけた。
「ええ、『北宮雅徳』で検索したら簡単に……って、あれ、出てこないなぁ。」
秋吉は、スマホを私の手から受け取って、何やら操作しながら一人言を言った。
「すいません、なんか、その人のサイト、削除されたみたいです。
まあ、いろんな人の細かな情報が載ってましたから、個人情報関係で、Banされたのかもしれません。」
「バン…。」
そこで一度、思考を停止した。そして、雅徳さんの情報について聞くことにした。
「で、『ガイア・宇宙生物論』は、バンされてないのかな?」
私の質問を聞いて、光よりはやく秋吉の指が動く。
「ありましたよ。英語版ですけど。」
翻訳しますか?と言う感じで秋吉が私を見る。
「ああ、それでいい。アドレスを教えてもらえれば、こちらで調べるよ。
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