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某所にて。
しおりを挟む華々しい調度品が並ぶ豪華絢爛な部屋に少年が1人、少女が2人、青年が1人。
少年は少女たちよりも幼い風貌をしていた。
「……ねえ。どうするのよ。」
ベージュ色の髪を肩のあたりで切り揃えた少女が、表情を変えず少年に問う。
「何が。」
持っていた刃物を研いでいた少年は同じく表情を変えず、目もくれず聞き返した。
「アウルベア。倒されちゃったじゃない。」
彼女の言葉に、近くで酒を呑んでいた青年も
「アウルベアだけじゃねえよ。けしかけたモンスター全部だぜ。」
と言う。
2人に言われた少年は少し眉根を寄せて、
「それは僕の責任じゃない。」
と告げた。
「アレらは手引きしただけで襲わせてるのは下のやつらだろ。僕の責任じゃ…ないんだ。」
少し苦しそうな少年の声色に青年は小さく溜息をつき、
「そっちの首尾はどうなんだよ、マディラ。」
と紫色のパーマがかかったボブヘアーの少女に声をかけた。
少女はニヤっと口元を歪めて笑う。
「首尾なんてわからないわね。だって訊いてないもの。今度お店に来たら訊いてみるわ?最近眠過ぎてないですか?ってね。ブラッディ・ブルには1週間も眠り薬を少しづつ投薬してるわ。」
「はーっ!向こうはなんも気がついてねえのか!!」
「そうみたい、馬鹿よね~!」
マディラと呼ばれた少女は愉快そうに笑う青年を見てさらに笑う。
「……馬鹿みたい。」
ベージュ色の髪の少女の呟きが、溶けて消えた。
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