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第三十二話 竹中夜話・稲葉山の鍵
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夜はさらに深まり、竹影は灯りの中でいっそう濃く揺れていた。
寺の小さな道場と呼ぶべき空き地には、踏み締められて光った地面がいくつかあり、その脇には木杭が何本か立てられているだけであった。
「うわさに聞くところでは、澄斎殿は碁だけでなく、剣にも通じておられるとか。」
碁盤を片づけ終えると、竹中が言った。
「竹中も、いささか刀を学びました。よろしければ、ひと太刀、手合わせ願えますか。」
「碁を打って剣を試さぬのでは、竹中殿が心のどこかで納得されまい。」
柳澈涵はわずかに笑い、塀に立てかけられていた木刀を二本取り上げると、そのうち一本を軽く放って渡した。
「手加減のほど、よろしく。」
竹中は木刀を抱え、一礼すると、そのまま一歩、二歩と滑り込む。木刀が風を切り、柳澈涵の肩口へと斜めに振り下ろされた。
その一刀は無駄なく、余計な飾りは一つもない。それでいて、力の加減は寸分たがわぬ。
柳澈涵は半身になって刃筋を外し、木刀をそっと合わせた。打ち合う音は大きくはないが、竹中の力が「出切らぬところ」をぴたりと押さえ込んだ。
二人は十数合、打ち合った。竹中の剣は合を追うごとに余分を削ぎ落とし、より研ぎ澄まされていくが、柳澈涵の動きは終始、急ぐでもなく、遅れるでもなく、ただ自然にそこにあるようであった。
第十七合目、竹中は突如、手の内を変えた。一直線の斬撃から一転、刃筋を斜めに滑らせ、柳澈涵の腰に斜刺しを放つ。
その瞬間、柳澈涵の足もとが、ほんのわずかに入れ替わる。全身が、さっきまでより半寸ほど低く沈んだかと思うと、木刀が下から上へとすくい上げるように軽く動いた。
木刀と木刀が触れ合う音はささやかなものだったが、その刹那、竹中の手は軽い痺れに襲われた。
もし二人の手にしていたものが真剣であったなら、そのとき彼は、自分の喉元が相手の刃に、無防備なままさらされていたことに気づいただろう。
「ご教授、痛み入る。」
柳澈涵は木刀をおさめ、半歩下がった。
竹中は目を伏せ、深々と一礼する。
「剣においても、澄斎殿は在下より、一歩、遠くを見ておられた。」
顔を上げたとき、その眼に宿った敬意は、もはや儀礼ではなかった。
碁も剣も試し終えたのち、二人はふたたび偏室へと戻った。
部屋の灯は先ほどよりも低く絞られ、蝋燭の芯は小さな輪を作っている。
「先ほどの一太刀。」
竹中が口を開いた。
「戦場であれば、在下はすでに屍でござった。」
「戦場であれば、お前もあのようには打たぬ。」
柳澈涵は答えた。
「もっと慎重に刀を運ぶはずだ。」
「慎重になり過ぎて、何もせぬままで終わるかもしれませぬ。」
竹中は、自嘲するように笑った。
「誰も救わず、誰も斬らず。」
「それが、今のお前の立場だ。」
柳澈涵は彼を見つめる。
「澄斎殿ほどの方が、わざわざこの山寺まで足を運ばれる。言いたいことは、こんな話だけではございますまい。」
竹中は顔を上げた。
「その通り。」
柳澈涵は、几帳の上に置かれていた碁盤の向きを、一度くるりと変えた。黒白の石が、城郭のようにも、国境のようにも見える。
「稲葉山。」
彼は問う。
「竹中殿の目には、どう映っておる。」
「よき城でござる。」
竹中は答えた。
「守るに易く、攻むるに難し。高所より美濃一帯を臨む。もし明主が居せば、一方の安寧を保つに足る。」
「斎藤龍興は、その明主か。」
竹中の指先が、几帳の端をかすかに叩き、ほとんど音にならない気配だけを残した。
「澄斎殿は、この場で在下に『主を裏切れ』とおっしゃるおつもりか。」
「在下は、ただ事実を一つ問うておるだけ。」
柳澈涵の眼差しは静かだった。
「龍興が、酒に酔って庭で侍女を追い回す姿を、そなたは見ておろう。機嫌一つで老臣を叱り飛ばし、遠ざけるのも見ておる。年ごとに重くなる年貢が村々の肩にのしかかっていることも――これらは、美濃の町の茶屋でも、酒の肴になっておる。」
竹中の手が、中途で止まった。
「先代の斎藤があれに残したのは、高い城と、すでに打たれて震え上がった隣国だ。」
柳澈涵は続ける。
「それだけあれば、十年の安泰と引き換えにすることも叶ったろうに、あれは自らの楽しみのために使っておる。あれが守っているのは己の歓びであって、美濃の国ではない。」
竹中はしばし沈黙し、やがて低く言った。
「澄斎殿の言葉……在下とて、まったく知らぬわけではござらぬ。」
「知らぬはずがない。」
柳澈涵は言う。
「そなたが認めたがらぬだけだ。自分の心が、とうにあれを主とも認めていないことを。」
竹中の肩が、わずかに震えた。
「もしそれが、ただの個人的な反発であれば――。」
柳澈涵はさらに重ねる。
「そなたは一生、竹中の領内に閉じこもって、本を読み、剣を振り、龍興が美濃をどこへ連れて行くかを、ただ見物しておればよい。」
彼は碁盤の一角、黒白入り乱れた場所を指さした。
「だが、そなたの目には、他の者より多くのものが見えてしまう。」
彼は静かに言葉を続けた。
「このままでは、遅かれ早かれ稲葉山は崩れ、美濃は乱れ、そして尾張も、巻き込まれて乱されると。」
竹中は、まっすぐに柳澈涵を見た。
「澄斎殿は、何をお望みか。」
「在下が望むのは――。」
柳澈涵は声を落とした。
「その乱が、遅すぎもせず、早すぎもせぬこと。」
「龍興一人の手で稲葉山が崩れるなら、それはあれの運命にすぎぬ。」
彼は続ける。
「だが、その前に誰かが、美濃のために一歩先んじて、城門をひととき別の者に預けることができたなら。城内の兵も、城下の民も、美濃の諸郡の者たちも、『誰が城を守り、誰が城を食いつぶすのか』を、自分の目で見ることができる――それは、まったく別の話になる。」
竹中の呼吸は、知らず知らずのうちに深くなっていた。
「つまり澄斎殿は……。」
「いつの日か。」
柳澈涵は碁盤の中央に置かれた、稲葉山を象徴する一石を見つめた。
「稲葉山の鍵が、竹中殿の手に落ちるときが来る、ということだ。」
竹中は唇を固く結んだ。
「そのとき、鍵を拾わずに見過ごすこともできる。」
柳澈涵は言った。
「拾い上げることもできる。城門を誰に向かって開き、誰に向かって閉ざすか――それは、そなた自身が定めることだ。」
「それは、主を裏切ること。」
「美濃のために、一つのことをするだけだ。」
柳澈涵の声は小さかったが、竹の影のように、夜へと染み込んだ。
「ただ龍興が嫌いなだけで動くのなら、それは取るに足らぬ。だが、美濃も尾張も近江も、無用の血を流さぬために鍵を取るのなら――その鍵は、多くの者に代わって選択を下す手になる。」
竹中は、碁盤の縁を押さえた指に力をこめ、関節が白く浮き上がった。
「澄斎殿には、とうに在下の『斎藤家への失望』が見えていたと。」
「そなたの身にまとった剣気は、嘘をつかぬ。」
柳澈涵は言った。
「そなたの剣は、主を守るための剣ではない。不満を、飲み込めぬがゆえの剣だ。」
竹中は目を閉じて大きく息を吸い、ふたたび目を開いたときには、揺らぎがわずかに薄れ、その代わりに冷静さが増していた。
「もし本当に、そんな日が来て、在下が稲葉山を奪い取ったとしたら――。」
竹中は問う。
「澄斎殿は、そのあと在下に何をさせるおつもりか。」
「しばしの間、その城を守っていただきたい。」
柳澈涵は答えた。
「城内の兵も、城下の民も、美濃の諸郡の者たちも、己の眼で見るがよい。人が替われば、この城がどう変わるのか。」
「そののちには。」
「そののちには、城を返す。」
「龍興に、でござるか。」
「斎藤の家に、だ。」
柳澈涵は静かに言った。
「奪った城を返さねば、それは簒奪だ。奪った城を返すことができれば、それは一つの試みになる。試みが終わったとき、美濃の人心は、自ずとどちらへ向かうべきかを知る。」
竹中は長く彼を見つめ、言葉を失ったままでいた。
「澄斎殿は、在下に尾張のために美濃を乱せとおっしゃる。」
「在下が願うのは、竹中殿が美濃のために、一度、深く痛むこと。」
柳澈涵は言う。
「痛みを知らねば、どこが病んでいるか、分からぬ。」
部屋はしばし沈黙に包まれ、蝋燭が小さく音を立てるほか、音と呼べるものはなかった。
やがて、竹中はしずかに口を開いた。
「澄斎殿は、在下に『逃れられぬ運命』をお与えになったわけですな。」
「もともと、逃れられるものではなかった。」
柳澈涵は立ち上がった。
「在下はただ、それを言葉にして、竹中殿に少しばかり早く知らせに来ただけのこと。」
寺の小さな道場と呼ぶべき空き地には、踏み締められて光った地面がいくつかあり、その脇には木杭が何本か立てられているだけであった。
「うわさに聞くところでは、澄斎殿は碁だけでなく、剣にも通じておられるとか。」
碁盤を片づけ終えると、竹中が言った。
「竹中も、いささか刀を学びました。よろしければ、ひと太刀、手合わせ願えますか。」
「碁を打って剣を試さぬのでは、竹中殿が心のどこかで納得されまい。」
柳澈涵はわずかに笑い、塀に立てかけられていた木刀を二本取り上げると、そのうち一本を軽く放って渡した。
「手加減のほど、よろしく。」
竹中は木刀を抱え、一礼すると、そのまま一歩、二歩と滑り込む。木刀が風を切り、柳澈涵の肩口へと斜めに振り下ろされた。
その一刀は無駄なく、余計な飾りは一つもない。それでいて、力の加減は寸分たがわぬ。
柳澈涵は半身になって刃筋を外し、木刀をそっと合わせた。打ち合う音は大きくはないが、竹中の力が「出切らぬところ」をぴたりと押さえ込んだ。
二人は十数合、打ち合った。竹中の剣は合を追うごとに余分を削ぎ落とし、より研ぎ澄まされていくが、柳澈涵の動きは終始、急ぐでもなく、遅れるでもなく、ただ自然にそこにあるようであった。
第十七合目、竹中は突如、手の内を変えた。一直線の斬撃から一転、刃筋を斜めに滑らせ、柳澈涵の腰に斜刺しを放つ。
その瞬間、柳澈涵の足もとが、ほんのわずかに入れ替わる。全身が、さっきまでより半寸ほど低く沈んだかと思うと、木刀が下から上へとすくい上げるように軽く動いた。
木刀と木刀が触れ合う音はささやかなものだったが、その刹那、竹中の手は軽い痺れに襲われた。
もし二人の手にしていたものが真剣であったなら、そのとき彼は、自分の喉元が相手の刃に、無防備なままさらされていたことに気づいただろう。
「ご教授、痛み入る。」
柳澈涵は木刀をおさめ、半歩下がった。
竹中は目を伏せ、深々と一礼する。
「剣においても、澄斎殿は在下より、一歩、遠くを見ておられた。」
顔を上げたとき、その眼に宿った敬意は、もはや儀礼ではなかった。
碁も剣も試し終えたのち、二人はふたたび偏室へと戻った。
部屋の灯は先ほどよりも低く絞られ、蝋燭の芯は小さな輪を作っている。
「先ほどの一太刀。」
竹中が口を開いた。
「戦場であれば、在下はすでに屍でござった。」
「戦場であれば、お前もあのようには打たぬ。」
柳澈涵は答えた。
「もっと慎重に刀を運ぶはずだ。」
「慎重になり過ぎて、何もせぬままで終わるかもしれませぬ。」
竹中は、自嘲するように笑った。
「誰も救わず、誰も斬らず。」
「それが、今のお前の立場だ。」
柳澈涵は彼を見つめる。
「澄斎殿ほどの方が、わざわざこの山寺まで足を運ばれる。言いたいことは、こんな話だけではございますまい。」
竹中は顔を上げた。
「その通り。」
柳澈涵は、几帳の上に置かれていた碁盤の向きを、一度くるりと変えた。黒白の石が、城郭のようにも、国境のようにも見える。
「稲葉山。」
彼は問う。
「竹中殿の目には、どう映っておる。」
「よき城でござる。」
竹中は答えた。
「守るに易く、攻むるに難し。高所より美濃一帯を臨む。もし明主が居せば、一方の安寧を保つに足る。」
「斎藤龍興は、その明主か。」
竹中の指先が、几帳の端をかすかに叩き、ほとんど音にならない気配だけを残した。
「澄斎殿は、この場で在下に『主を裏切れ』とおっしゃるおつもりか。」
「在下は、ただ事実を一つ問うておるだけ。」
柳澈涵の眼差しは静かだった。
「龍興が、酒に酔って庭で侍女を追い回す姿を、そなたは見ておろう。機嫌一つで老臣を叱り飛ばし、遠ざけるのも見ておる。年ごとに重くなる年貢が村々の肩にのしかかっていることも――これらは、美濃の町の茶屋でも、酒の肴になっておる。」
竹中の手が、中途で止まった。
「先代の斎藤があれに残したのは、高い城と、すでに打たれて震え上がった隣国だ。」
柳澈涵は続ける。
「それだけあれば、十年の安泰と引き換えにすることも叶ったろうに、あれは自らの楽しみのために使っておる。あれが守っているのは己の歓びであって、美濃の国ではない。」
竹中はしばし沈黙し、やがて低く言った。
「澄斎殿の言葉……在下とて、まったく知らぬわけではござらぬ。」
「知らぬはずがない。」
柳澈涵は言う。
「そなたが認めたがらぬだけだ。自分の心が、とうにあれを主とも認めていないことを。」
竹中の肩が、わずかに震えた。
「もしそれが、ただの個人的な反発であれば――。」
柳澈涵はさらに重ねる。
「そなたは一生、竹中の領内に閉じこもって、本を読み、剣を振り、龍興が美濃をどこへ連れて行くかを、ただ見物しておればよい。」
彼は碁盤の一角、黒白入り乱れた場所を指さした。
「だが、そなたの目には、他の者より多くのものが見えてしまう。」
彼は静かに言葉を続けた。
「このままでは、遅かれ早かれ稲葉山は崩れ、美濃は乱れ、そして尾張も、巻き込まれて乱されると。」
竹中は、まっすぐに柳澈涵を見た。
「澄斎殿は、何をお望みか。」
「在下が望むのは――。」
柳澈涵は声を落とした。
「その乱が、遅すぎもせず、早すぎもせぬこと。」
「龍興一人の手で稲葉山が崩れるなら、それはあれの運命にすぎぬ。」
彼は続ける。
「だが、その前に誰かが、美濃のために一歩先んじて、城門をひととき別の者に預けることができたなら。城内の兵も、城下の民も、美濃の諸郡の者たちも、『誰が城を守り、誰が城を食いつぶすのか』を、自分の目で見ることができる――それは、まったく別の話になる。」
竹中の呼吸は、知らず知らずのうちに深くなっていた。
「つまり澄斎殿は……。」
「いつの日か。」
柳澈涵は碁盤の中央に置かれた、稲葉山を象徴する一石を見つめた。
「稲葉山の鍵が、竹中殿の手に落ちるときが来る、ということだ。」
竹中は唇を固く結んだ。
「そのとき、鍵を拾わずに見過ごすこともできる。」
柳澈涵は言った。
「拾い上げることもできる。城門を誰に向かって開き、誰に向かって閉ざすか――それは、そなた自身が定めることだ。」
「それは、主を裏切ること。」
「美濃のために、一つのことをするだけだ。」
柳澈涵の声は小さかったが、竹の影のように、夜へと染み込んだ。
「ただ龍興が嫌いなだけで動くのなら、それは取るに足らぬ。だが、美濃も尾張も近江も、無用の血を流さぬために鍵を取るのなら――その鍵は、多くの者に代わって選択を下す手になる。」
竹中は、碁盤の縁を押さえた指に力をこめ、関節が白く浮き上がった。
「澄斎殿には、とうに在下の『斎藤家への失望』が見えていたと。」
「そなたの身にまとった剣気は、嘘をつかぬ。」
柳澈涵は言った。
「そなたの剣は、主を守るための剣ではない。不満を、飲み込めぬがゆえの剣だ。」
竹中は目を閉じて大きく息を吸い、ふたたび目を開いたときには、揺らぎがわずかに薄れ、その代わりに冷静さが増していた。
「もし本当に、そんな日が来て、在下が稲葉山を奪い取ったとしたら――。」
竹中は問う。
「澄斎殿は、そのあと在下に何をさせるおつもりか。」
「しばしの間、その城を守っていただきたい。」
柳澈涵は答えた。
「城内の兵も、城下の民も、美濃の諸郡の者たちも、己の眼で見るがよい。人が替われば、この城がどう変わるのか。」
「そののちには。」
「そののちには、城を返す。」
「龍興に、でござるか。」
「斎藤の家に、だ。」
柳澈涵は静かに言った。
「奪った城を返さねば、それは簒奪だ。奪った城を返すことができれば、それは一つの試みになる。試みが終わったとき、美濃の人心は、自ずとどちらへ向かうべきかを知る。」
竹中は長く彼を見つめ、言葉を失ったままでいた。
「澄斎殿は、在下に尾張のために美濃を乱せとおっしゃる。」
「在下が願うのは、竹中殿が美濃のために、一度、深く痛むこと。」
柳澈涵は言う。
「痛みを知らねば、どこが病んでいるか、分からぬ。」
部屋はしばし沈黙に包まれ、蝋燭が小さく音を立てるほか、音と呼べるものはなかった。
やがて、竹中はしずかに口を開いた。
「澄斎殿は、在下に『逃れられぬ運命』をお与えになったわけですな。」
「もともと、逃れられるものではなかった。」
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