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第一百五十八話 ガラスの幕壁の向こうの処刑刻
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時刻:当夜 20:10。
場所:東京・六本木・アイギス・タワー(Aegis Tower)最上階 CEOオフィス。
吉岡俊介は、“裏仕事”アプリが吐く偽装IPを追わなかった。無意味だからだ。
作戦室で吉岡と劉立が採ったのは、逆方向の思考――犯罪側写と論理の逆推だった。
「龍立、吉岡が掴んだ」
イヤホンに劉立の落ち着いた報告が入る。
「“L”は莉娜に指示を出す際、無意識にデータセンター外周B区の“隠蔽型赤外線センサー”を避けている」
「そのセンサーは三日前に更新したばかりの新型だ」
「日本で、澄心の警備アップデートの詳細をそこまで把握できるのは、一社しかない」
「かつて外部テストを請け負い、日本一とされる警備巨頭――アイギス・セキュリティ(Aegis Security)」
「黒幕は、アイギスのCOO兼技術総監」
「元・警視庁サイバー犯罪対策課の切り札――高山 健二(Takayama Kenji)だ」
これが商戦の残酷な真相。
高山健二が恐怖を作り、底辺の人間を指揮して澄心へテロを仕掛けたのは、金のためではない。
目的はただ一つ――「澄心の警備はゴミだ」と証明すること。澄心が倒れれば、アイギスが日本の頂点警備市場を丸ごと掌握できる。典型的な“贼喊捉贼”――泥棒が「泥棒だ」と叫び、正義を装う手口。
強襲。
六本木のアイギス大厦最上階。
そこは全透明の防弾ガラスで囲われた、贅沢の塊のようなオフィスだった。
高山健二は高級オーダースーツに身を包み、きっちり撫で付けたオールバック。高価なマッカランを手に、足元の夜景を愉しむように見下ろしていた。
多画面のデスクでは、“Ura-Work”の管理画面がリアルタイムで動き、数字が踊っている。
「澄原龍立……」
高山はグラスを揺らし、勝利に先回りして乾杯した。
「金がどれほどあろうと、俺のアルゴリズムの前では、弄ばれる馬鹿に過ぎん」
――だが、彼が待っていた“データセンター爆破”の速報は来ない。
代わりに来たのは、死神のノックだった。
「ドォン――!!!」
天地が割れる轟音。
C4すら耐えると豪語した防弾ガラス扉が、外側から“定向成形の聚能破甲弾”で暴力的に貫かれ、粉砕された。
爆風と煙が豪奢なオフィスを瞬時に呑み込み、高山健二は吹き飛ばされ、酒棚へ叩きつけられる。高価なウイスキーが床で砕け、鼻血と混ざって広がった。
反応する暇もない。
夜視装置を付けた澄心SSG特勤隊員が十数名、黒い死神のように突入する。赤いレーザーサイトの点が一斉に、高山の眉間と心臓をロックした。
源田鉄男が大股で入る。所谓の警備エリートへ視線すら向けず、高山が机下の非常通報スイッチへ伸ばしかけた手を、容赦なく蹴り飛ばした。
人垣が、モーセの海割りのように左右へ退く。
澄原龍立が、落ち着いた足取りで進む。革靴が床一面の碎けたガラスを踏み、背筋を凍らせる軋み音を立てた。
床にへたり込んだ高山健二の前へ立つ。
「お……お前ら、これは不法侵入だ! 犯罪だぞ! 弁護士を呼ぶ! 警察を――!」
高山は、降り立った殺神のような龍立を見上げ、エリートの仮面が一瞬で裂けた。声が震える。
「警察?」
龍立は見下ろした。ゴキブリを見るような、極度の嫌悪を湛えた目。
劉立からタブレットを受け取り、そのまま高山の顔へ叩きつけた。
「高山“取締役”――それを見てから、通報するか決めろ」
画面に流れていたのは、吉岡俊介が十分前にアイギスの内部ネットワークを突破し、抜き出した極秘の監視映像とメールログ。
そこには高山が澄心襲撃を指揮した証拠だけではない。
彼は“裏仕事”アプリを使い、別の二社――アイギスのVIP顧客の倉庫に放火させていた。
目的は、ただ一つ。
顧客を恐怖に叩き落とし、翌年、倍額の警備更新契約に署名させるため。
「市場を奪うために、追い詰められた貧民を殺し屋にする」
「盾を売るために、自分で矛を作り、金主に突き刺す」
龍立の冷酷な声が、ガラスの破片の匂いのする室内に反響した。
「お前は警備のエリートじゃない」
「骨を齧るためなら主人にすら噛みつく――ただの狂犬だ」
高山健二は鉄証を前に、灰のように青ざめ、篩のように震えた。
彼は突然、龍立の靴へしがみつき、犬のように懇願した。
「澄原社長! 間違ってました! フォトレジストを返します! アイギスの株も渡します! どうか公表しないでください! 公表されたら終わりだ! 日本の商界に居場所がなくなる!」
龍立は微動だにしない。足元で喚かせたまま。
「俺が、お前の哀れな株など欲しがると思うか?」
龍立は僅かに身を屈めた。視線が刃となり、高山の最後の心理防壁を切り裂く。
「高山。お前、本気で自分を“操盤手”だと思っているのか?」
「その貧弱な資金繰りじゃ、“Ura-Work”の巨大なマネロン網は支えきれない」
「お前も――誰かに銃として使われた“耗材”に過ぎない」
「吐け。背後の主は誰だ?」
高山の身体が硬直する。眼には、龍立を前にした時以上の、深い恐怖が走った。口を開き、何か言いかける――
その瞬間、劉立の顔色が激変した。
「龍立! 危ない! 外周、狙撃!」
「パンッ!」
鈍い銃声が、窓外の豪雨を貫いた。
大口径の徹甲弾が、高山の傍の落地窓を正確に砕き、胸を貫通する。
血が、龍立の靴へ飛び散った。
高山健二は目を見開き、喉からゴロゴロと音を立てた。二度ほど痙攣し――そのまま冷たい死体になった。
口封じ。
遠距離からの、極めてプロフェッショナルな狙撃。
SSG特勤隊は即座に盾陣を組み、龍立を中心に守る。
龍立は盾を押し退け、破れた窓の前へ歩いた。狂風が髪を乱すのも構わない。
彼の目が夜を突き抜ける。狙撃地点の方角――そこは東京の政治と金融の中心、千代田区。
三十分後、特捜部が現場を引き継いだ。アイギス安保の醜聞は全面的に爆発する。
だが、本社へ戻る防弾車の中。空気は極限まで重かった。
劉立が、高山の携行していた暗号化USBから強制解読した文書を、龍立へ渡す。高山が口封じされた理由、そのもの。
――それは“連名署名された極秘会議議事録”。
署名者は企業ではない。日本最古級の家紋が押された、五つの印。
旧時代の経済支柱――伝統財閥連盟(旧経団連中枢)を示す印だった。
議事録のタイトルは、たった一行。だが息が詰まるほど血腥い。
【澄心グループ(外来資本)に対する全面封殺の最終決議について】
【実行コード:銀色断頭台(Silver Guillotine)】
【第一段階:金融断供。第二段階:物理破壊と世論絞殺。第三段階:政府介入による資産没収。】
劉立は深く息を吸い、声を重くした。
「龍立……高山は、試しに放たれた犬だ。真の巨獣が、目を覚ました」
「この国で商売は、実力で勝ち取るものじゃない。妥協で分配されるものだ」
「あなたは彼らのケーキを切っただけじゃない。テーブルごと叩き割ろうとしている」
「いま、日本の旧時代の権力者が、連合した」
車窓の外で、東京のネオンが雨に歪み、滲んでいく。
澄心帝国を粉砕し得る、十二級の台風が――この都市の地下で、すでに形を成していた。
龍立は、その死刑宣告のような議事録を閉じた。怒りも、恐怖もない。
口元が、ゆっくりと吊り上がる。
頂点捕食者だけが見せる、背筋を戦慄させる狂気の微笑。
高山の血が付いた手袋を外し、窓の外へ放った。
「国家規模の村八分か」
「国の旧秩序で、俺を押し潰すつもりか」
龍立は顔を上げた。深淵のような瞳に、東京を灰にするほどの戦意が燃え上がる。
「テーブルが奴らのものだと言うなら――」
「明日から、その島の屋根ごと、まとめて剥がしてやる」
場所:東京・六本木・アイギス・タワー(Aegis Tower)最上階 CEOオフィス。
吉岡俊介は、“裏仕事”アプリが吐く偽装IPを追わなかった。無意味だからだ。
作戦室で吉岡と劉立が採ったのは、逆方向の思考――犯罪側写と論理の逆推だった。
「龍立、吉岡が掴んだ」
イヤホンに劉立の落ち着いた報告が入る。
「“L”は莉娜に指示を出す際、無意識にデータセンター外周B区の“隠蔽型赤外線センサー”を避けている」
「そのセンサーは三日前に更新したばかりの新型だ」
「日本で、澄心の警備アップデートの詳細をそこまで把握できるのは、一社しかない」
「かつて外部テストを請け負い、日本一とされる警備巨頭――アイギス・セキュリティ(Aegis Security)」
「黒幕は、アイギスのCOO兼技術総監」
「元・警視庁サイバー犯罪対策課の切り札――高山 健二(Takayama Kenji)だ」
これが商戦の残酷な真相。
高山健二が恐怖を作り、底辺の人間を指揮して澄心へテロを仕掛けたのは、金のためではない。
目的はただ一つ――「澄心の警備はゴミだ」と証明すること。澄心が倒れれば、アイギスが日本の頂点警備市場を丸ごと掌握できる。典型的な“贼喊捉贼”――泥棒が「泥棒だ」と叫び、正義を装う手口。
強襲。
六本木のアイギス大厦最上階。
そこは全透明の防弾ガラスで囲われた、贅沢の塊のようなオフィスだった。
高山健二は高級オーダースーツに身を包み、きっちり撫で付けたオールバック。高価なマッカランを手に、足元の夜景を愉しむように見下ろしていた。
多画面のデスクでは、“Ura-Work”の管理画面がリアルタイムで動き、数字が踊っている。
「澄原龍立……」
高山はグラスを揺らし、勝利に先回りして乾杯した。
「金がどれほどあろうと、俺のアルゴリズムの前では、弄ばれる馬鹿に過ぎん」
――だが、彼が待っていた“データセンター爆破”の速報は来ない。
代わりに来たのは、死神のノックだった。
「ドォン――!!!」
天地が割れる轟音。
C4すら耐えると豪語した防弾ガラス扉が、外側から“定向成形の聚能破甲弾”で暴力的に貫かれ、粉砕された。
爆風と煙が豪奢なオフィスを瞬時に呑み込み、高山健二は吹き飛ばされ、酒棚へ叩きつけられる。高価なウイスキーが床で砕け、鼻血と混ざって広がった。
反応する暇もない。
夜視装置を付けた澄心SSG特勤隊員が十数名、黒い死神のように突入する。赤いレーザーサイトの点が一斉に、高山の眉間と心臓をロックした。
源田鉄男が大股で入る。所谓の警備エリートへ視線すら向けず、高山が机下の非常通報スイッチへ伸ばしかけた手を、容赦なく蹴り飛ばした。
人垣が、モーセの海割りのように左右へ退く。
澄原龍立が、落ち着いた足取りで進む。革靴が床一面の碎けたガラスを踏み、背筋を凍らせる軋み音を立てた。
床にへたり込んだ高山健二の前へ立つ。
「お……お前ら、これは不法侵入だ! 犯罪だぞ! 弁護士を呼ぶ! 警察を――!」
高山は、降り立った殺神のような龍立を見上げ、エリートの仮面が一瞬で裂けた。声が震える。
「警察?」
龍立は見下ろした。ゴキブリを見るような、極度の嫌悪を湛えた目。
劉立からタブレットを受け取り、そのまま高山の顔へ叩きつけた。
「高山“取締役”――それを見てから、通報するか決めろ」
画面に流れていたのは、吉岡俊介が十分前にアイギスの内部ネットワークを突破し、抜き出した極秘の監視映像とメールログ。
そこには高山が澄心襲撃を指揮した証拠だけではない。
彼は“裏仕事”アプリを使い、別の二社――アイギスのVIP顧客の倉庫に放火させていた。
目的は、ただ一つ。
顧客を恐怖に叩き落とし、翌年、倍額の警備更新契約に署名させるため。
「市場を奪うために、追い詰められた貧民を殺し屋にする」
「盾を売るために、自分で矛を作り、金主に突き刺す」
龍立の冷酷な声が、ガラスの破片の匂いのする室内に反響した。
「お前は警備のエリートじゃない」
「骨を齧るためなら主人にすら噛みつく――ただの狂犬だ」
高山健二は鉄証を前に、灰のように青ざめ、篩のように震えた。
彼は突然、龍立の靴へしがみつき、犬のように懇願した。
「澄原社長! 間違ってました! フォトレジストを返します! アイギスの株も渡します! どうか公表しないでください! 公表されたら終わりだ! 日本の商界に居場所がなくなる!」
龍立は微動だにしない。足元で喚かせたまま。
「俺が、お前の哀れな株など欲しがると思うか?」
龍立は僅かに身を屈めた。視線が刃となり、高山の最後の心理防壁を切り裂く。
「高山。お前、本気で自分を“操盤手”だと思っているのか?」
「その貧弱な資金繰りじゃ、“Ura-Work”の巨大なマネロン網は支えきれない」
「お前も――誰かに銃として使われた“耗材”に過ぎない」
「吐け。背後の主は誰だ?」
高山の身体が硬直する。眼には、龍立を前にした時以上の、深い恐怖が走った。口を開き、何か言いかける――
その瞬間、劉立の顔色が激変した。
「龍立! 危ない! 外周、狙撃!」
「パンッ!」
鈍い銃声が、窓外の豪雨を貫いた。
大口径の徹甲弾が、高山の傍の落地窓を正確に砕き、胸を貫通する。
血が、龍立の靴へ飛び散った。
高山健二は目を見開き、喉からゴロゴロと音を立てた。二度ほど痙攣し――そのまま冷たい死体になった。
口封じ。
遠距離からの、極めてプロフェッショナルな狙撃。
SSG特勤隊は即座に盾陣を組み、龍立を中心に守る。
龍立は盾を押し退け、破れた窓の前へ歩いた。狂風が髪を乱すのも構わない。
彼の目が夜を突き抜ける。狙撃地点の方角――そこは東京の政治と金融の中心、千代田区。
三十分後、特捜部が現場を引き継いだ。アイギス安保の醜聞は全面的に爆発する。
だが、本社へ戻る防弾車の中。空気は極限まで重かった。
劉立が、高山の携行していた暗号化USBから強制解読した文書を、龍立へ渡す。高山が口封じされた理由、そのもの。
――それは“連名署名された極秘会議議事録”。
署名者は企業ではない。日本最古級の家紋が押された、五つの印。
旧時代の経済支柱――伝統財閥連盟(旧経団連中枢)を示す印だった。
議事録のタイトルは、たった一行。だが息が詰まるほど血腥い。
【澄心グループ(外来資本)に対する全面封殺の最終決議について】
【実行コード:銀色断頭台(Silver Guillotine)】
【第一段階:金融断供。第二段階:物理破壊と世論絞殺。第三段階:政府介入による資産没収。】
劉立は深く息を吸い、声を重くした。
「龍立……高山は、試しに放たれた犬だ。真の巨獣が、目を覚ました」
「この国で商売は、実力で勝ち取るものじゃない。妥協で分配されるものだ」
「あなたは彼らのケーキを切っただけじゃない。テーブルごと叩き割ろうとしている」
「いま、日本の旧時代の権力者が、連合した」
車窓の外で、東京のネオンが雨に歪み、滲んでいく。
澄心帝国を粉砕し得る、十二級の台風が――この都市の地下で、すでに形を成していた。
龍立は、その死刑宣告のような議事録を閉じた。怒りも、恐怖もない。
口元が、ゆっくりと吊り上がる。
頂点捕食者だけが見せる、背筋を戦慄させる狂気の微笑。
高山の血が付いた手袋を外し、窓の外へ放った。
「国家規模の村八分か」
「国の旧秩序で、俺を押し潰すつもりか」
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