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告白

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「俺、お前のこと好きなんだ!」

それは…突然の告白だった。
ちなみに、この物語りの主人公は男だ。そう、男。の、はずだったんだが…

ーーー数分前
「なぁ、少し時間あるか?」と下校しようと靴を履いている。
「ん?あぁ、あるぞ?」答えると勢いよく右手を引っ張られる。
「え!?えぇ?な、何だよ?どうしたんだ?」
何も答えずに歩く速さだけが変わり、戸惑っていた。ようやく歩く速さがゆっくりになる。周りを見てもひと気がない…。
「な、なんだよ?こんな校舎裏に連れてきて!!おい!」
「俺、お前のこと好きなんだ!」と耳を疑う告白にただただぼーとするしかなかった。少し間を空けてから、「告白…の練習か、何かか?」ととぼけてみた。

「そうだ。…と言ったらお前は…」今にも泣きそうな顔をしながら答える。
「わりぃ、冗談だ。そんなことしないって知ってるから…耳赤くして…嘘じゃねぇことくらい…わかるよ」思わず目を逸らした。

小説の比喩表現で顔が赤くなることを夕陽の光に照らされてと表現している小説を最近読んだ。まさにその通りだと…思った。
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