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169.好奇心ってあんまり持たない方がいいんだろうか
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ジャックの給金を運んできた者はジャックが捕まえて奴隷たちに監視させているらしい。魔法が使えないように魔道具もつけていると言っていた。そんな魔道具があるとかこの家はいったいなんなんだろう。俺はちょっと遠い目をしてしまった。
「……魔法を使えなくするような魔道具ってどこの家にでも置いてあるもん?」
「当然だ」
ジャンが即答したが、ビットとロンドはぶんぶんと首を振った。だよなぁ。
「奴隷を所持している家には大概置いてあるものだ」
ジャックが答えた。ああそう。
セイム村の村長から王宮に話がうまく伝われば近くの役所に連絡が行くはずなので、早ければ今日中にことは済むらしい。
「全く……人の給金を盗むとはいったい何を考えているのか……」
ジャックが憤っていたが、俺はジロリと彼を睨んだ。
「盗む奴が悪いのは当然だけど、全く確認しない奴も問題だろ?」
「……今度からきちんと確認しよう」
「そうしてくれ。ジャンもだぞ」
「わかった」
でも何年ぐらいそんなことが行われていたんだろうな? 運搬費用も税金も抜いた額が金貨40枚なのにそこからピンハネするとかありえねー。手数料とか言い出したらぶっ飛ばしてやる。
つっても……俺の出番はないのか? なんかそれも寂しいなー。
「なぁ……役所に直接行くことになるのか?」
「そうはならないだろう。おそらく役所の人間が謝りに来るのだろうな」
ジャンが答えた。
「それに俺も同席しちゃだめ?」
「だめだ!」
ジャックが即答する。やっぱり。
「だめだな。だが、どうして同席したいと思ったんだ?」
ジャンが面白そうに聞いてきた。ただの好奇心ではあるんだが……久しぶりにちょっと遊んでみたくなったというのが本音だ。
「俺ってさ、もしかして見ただけで”天使”ってわかる?」
「いや、わからんだろう」
「じゃあ会ってもジャックとジャンのつ……いや、伴侶ってことがわかるだけだよな?」
「ああ……」
ジャックがしぶしぶ答えた。自分で妻とか言うのは恥ずかしかった。
「もし、だけどさ……この森の結界を、もしジャックが維持しなくなったらどうなる?」
「……一月二月程度なら変化はないだろう。ただ、結界が消えたことに魔物が気づけば出てくる物もいるだろうな」
「そうなった時の被害ってどれぐらいになるんだろうな?」
「……脅すのか?」
ジャンが合点がいったというように呟いた。
「相手がしらばっくれたらね。ピンハネしていたのは運んだ者だけだ、とか言い出したら引っ越してもいいんじゃない? この国って他にも森はあるだろ? ジャックの仕事って実は引く手あまたなんじゃないか?」
「確かに。それは間違いない」
ジャンがうんうんと頷く。
「……だがそれとカイトが同席するのの何が関係あるというんだ?」
ジャックがいら立ったように言う。
「そういう脅しってさ、直接言うと相手が意固地になるかもしれないじゃん? だから俺がか弱そうにしてジャックに寄り添ってさ……」
「ふむ……こんなところか? 夫が結界維持をこんなにがんばっているのに、お金を誤魔化す人がいるところなんて信じられない。こんな仕事はやめて他のところに行きましょうと言っているとか言えばいいわけか」
さすがジャンは理解が早い。
「……別にカイトが同席する必要はないだろう」
「姿を見せるってことが大事なんだよ。なー、ジャックいいだろ? おとなしくしてるからさー」
「だめだ」
ジャックは頑なだった。
むむ、どうしたらジャックを同意させられるだろう。俺はジャンを見た。ジャンが軽く頷いた。
「兄さん、カイトの希望を聞いてあげてください」
「嫌だ」
「もし、ずっと一日中カイトのおっぱいを吸わせてもらえるとしてもですか?」
はい?
「カイトのおっぱいを一日中……」
ジャックの目の色が変わった。
「そ、そんなに乳出ないし!」
「乳が出なくても舐めたりしゃぶったりしていいんですよ? 少しでも腫れてきたら治癒魔法で治して、ずっとずっと舐めててもいいんですよ? どうですか?」
「ええええ……」
頬が一気に熱くなった。
「だ、だが……毎日、その、おっぱいは愛でているし……」
愛でてるとか! なんかすっごく恥ずかしい。俺は思わず自分の身体を抱きしめて胸を見せないようにした。
「一日中、ですよ? 抱いた後だけではなく、食休み中も、カイトが休んでいる時もずっとずーっと舐めたりしゃぶったりしていいんですよ? もちろん僕が抱いている時だってかまいませんよ?」
「……う……」
……どんだけジャックって俺の胸が好きなんだろう。でも確かにおっぱいが出る出ないに強くこだわっていたのはジャックの方だった気がする。
「カイト、かまわないよなぁ?」
ジャンが楽しそうに言う。
「……う、うん……」
なんか代償の方が大きい気がするが、でも好奇心には勝てないし……。
「兄さん?」
「……わかった。明日は一日おっぱいを愛でるからなっ、カイトが嫌だとかだめとか言っても聞かないからそのつもりでいろ」
「う、うん……」
「じゃあ僕はカイトのおまんこを一日いじらせてもらおうかな。いっぱい舐め舐めしてやるよ」
「え? ジャンは……」
「僕もカイトを他の奴に見せたいなんて欠片ほども思ってないから」
ううう。
もしかして俺、早まったかも?
「……魔法を使えなくするような魔道具ってどこの家にでも置いてあるもん?」
「当然だ」
ジャンが即答したが、ビットとロンドはぶんぶんと首を振った。だよなぁ。
「奴隷を所持している家には大概置いてあるものだ」
ジャックが答えた。ああそう。
セイム村の村長から王宮に話がうまく伝われば近くの役所に連絡が行くはずなので、早ければ今日中にことは済むらしい。
「全く……人の給金を盗むとはいったい何を考えているのか……」
ジャックが憤っていたが、俺はジロリと彼を睨んだ。
「盗む奴が悪いのは当然だけど、全く確認しない奴も問題だろ?」
「……今度からきちんと確認しよう」
「そうしてくれ。ジャンもだぞ」
「わかった」
でも何年ぐらいそんなことが行われていたんだろうな? 運搬費用も税金も抜いた額が金貨40枚なのにそこからピンハネするとかありえねー。手数料とか言い出したらぶっ飛ばしてやる。
つっても……俺の出番はないのか? なんかそれも寂しいなー。
「なぁ……役所に直接行くことになるのか?」
「そうはならないだろう。おそらく役所の人間が謝りに来るのだろうな」
ジャンが答えた。
「それに俺も同席しちゃだめ?」
「だめだ!」
ジャックが即答する。やっぱり。
「だめだな。だが、どうして同席したいと思ったんだ?」
ジャンが面白そうに聞いてきた。ただの好奇心ではあるんだが……久しぶりにちょっと遊んでみたくなったというのが本音だ。
「俺ってさ、もしかして見ただけで”天使”ってわかる?」
「いや、わからんだろう」
「じゃあ会ってもジャックとジャンのつ……いや、伴侶ってことがわかるだけだよな?」
「ああ……」
ジャックがしぶしぶ答えた。自分で妻とか言うのは恥ずかしかった。
「もし、だけどさ……この森の結界を、もしジャックが維持しなくなったらどうなる?」
「……一月二月程度なら変化はないだろう。ただ、結界が消えたことに魔物が気づけば出てくる物もいるだろうな」
「そうなった時の被害ってどれぐらいになるんだろうな?」
「……脅すのか?」
ジャンが合点がいったというように呟いた。
「相手がしらばっくれたらね。ピンハネしていたのは運んだ者だけだ、とか言い出したら引っ越してもいいんじゃない? この国って他にも森はあるだろ? ジャックの仕事って実は引く手あまたなんじゃないか?」
「確かに。それは間違いない」
ジャンがうんうんと頷く。
「……だがそれとカイトが同席するのの何が関係あるというんだ?」
ジャックがいら立ったように言う。
「そういう脅しってさ、直接言うと相手が意固地になるかもしれないじゃん? だから俺がか弱そうにしてジャックに寄り添ってさ……」
「ふむ……こんなところか? 夫が結界維持をこんなにがんばっているのに、お金を誤魔化す人がいるところなんて信じられない。こんな仕事はやめて他のところに行きましょうと言っているとか言えばいいわけか」
さすがジャンは理解が早い。
「……別にカイトが同席する必要はないだろう」
「姿を見せるってことが大事なんだよ。なー、ジャックいいだろ? おとなしくしてるからさー」
「だめだ」
ジャックは頑なだった。
むむ、どうしたらジャックを同意させられるだろう。俺はジャンを見た。ジャンが軽く頷いた。
「兄さん、カイトの希望を聞いてあげてください」
「嫌だ」
「もし、ずっと一日中カイトのおっぱいを吸わせてもらえるとしてもですか?」
はい?
「カイトのおっぱいを一日中……」
ジャックの目の色が変わった。
「そ、そんなに乳出ないし!」
「乳が出なくても舐めたりしゃぶったりしていいんですよ? 少しでも腫れてきたら治癒魔法で治して、ずっとずっと舐めててもいいんですよ? どうですか?」
「ええええ……」
頬が一気に熱くなった。
「だ、だが……毎日、その、おっぱいは愛でているし……」
愛でてるとか! なんかすっごく恥ずかしい。俺は思わず自分の身体を抱きしめて胸を見せないようにした。
「一日中、ですよ? 抱いた後だけではなく、食休み中も、カイトが休んでいる時もずっとずーっと舐めたりしゃぶったりしていいんですよ? もちろん僕が抱いている時だってかまいませんよ?」
「……う……」
……どんだけジャックって俺の胸が好きなんだろう。でも確かにおっぱいが出る出ないに強くこだわっていたのはジャックの方だった気がする。
「カイト、かまわないよなぁ?」
ジャンが楽しそうに言う。
「……う、うん……」
なんか代償の方が大きい気がするが、でも好奇心には勝てないし……。
「兄さん?」
「……わかった。明日は一日おっぱいを愛でるからなっ、カイトが嫌だとかだめとか言っても聞かないからそのつもりでいろ」
「う、うん……」
「じゃあ僕はカイトのおまんこを一日いじらせてもらおうかな。いっぱい舐め舐めしてやるよ」
「え? ジャンは……」
「僕もカイトを他の奴に見せたいなんて欠片ほども思ってないから」
ううう。
もしかして俺、早まったかも?
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