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16.こんな豪華な飯が出てたわけないし
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「あっ、あっ、あんっ、あんっ……!」
リーの舌、すごい。舐められると中がジンジンしてしまう。しかも肉厚で長いからすごい存在感だ。じゅぷっじゅぷっと何度も出し入れされながら唾液を中に送り込まれる。
俺の胸には今ワンドが張り付き、俺自身はキールが舐めしゃぶっている。
一度イッたら朝食を用意してくれるらしい。朝食前にえっちってなんなんだよぉ。
「あっ、あっ、あーっ、あーっ、あーっ……!?」
乳首も、ちんちんも、尻穴もそんなに刺激されたらすぐイッてしまう。キールがごくりと俺の精液を飲み、イッたばかりの萎えたちんちんの鈴口をくじった。
「やっ、イッた、からぁあ~……」
そこ、しつこく刺激しちゃだめだってば。
「ジュン様の蜜が全てほしいです……」
舌先で鈴口を舐めながらキールがうっとりしたように言う。蜜ってなに?
「まだ天使さまにはなられていらっしゃらないとお聞きしましたが、甘いのですか?」
ワンドが乳首をちゅくちゅくしゃぶりながらキールに聞いた。イッたからいいかげん離せってば。乳首そんなにいじられたらまた感じちゃう。
「甘くはありません。ただ私はジュン様が愛しくてならないので、体液も全て味わわせていただきたいのです」
「へん、たいっ……!」
俺は涙目で罵った。
「ええ、ジュン様に関しては変態でけっこうです」
「やっ、もう……離せってばぁ……あぁっ……」
みなしぶしぶと俺の身体を解放した。リーは名残惜しそうに俺の尻穴をちゅううっと吸った。感じちゃうからやめろっての。
「やぁあっ……!」
そうしてやっと動き出し、鬼たちは朝食を運んできてくれた。
「おなか、すいた……」
「それはたいへん失礼しました」
キールは嬉しそうに俺を膝に乗せたまま共に朝食をとった。鬼たちは給仕の為に控えている。彼らの食事はどうするのだろうかとちょっと気になった。
「キール、彼らの食事ってどうなってるんだ?」
「彼らは夜が明けると同時ぐらいに大量に食べるのです。それで一日活動するのですよ」
「そう、なんだ……」
それならいいけど、とちょっとほっとした。でも食べ溜めってできるものなのかな? と首を傾げた。
「ジュン様、まだ何か気がかりでも?」
「ううん……みんな鬼ってそういう食べ方をしているのかなって。途中でおなかすかないのかなと思って……」
「くぅっ……!」
鬼たちが何故が上を向いて目元を手で覆った。なんなんだろう、あれ。
「ジュン様はお優しいのですね」
「優しくなんかない。……おいしいもの食べさせてもらってるから、それだけ……」
最後の方は尻つぼみになった。なんか、恥ずかしかったのだ。
「おいしいもの……」
「かわいい……」
「いずれ……?」
なんか控えている鬼たちがぶつぶつ言っている気がする。
「そういえば村での食事はどうだったのですか? これぐらいは出ていたのでしょう?」
当たり前のように言われて殺意が湧いた。村でこんなにうまい飯を毎回出してなんてもらえるもんか。だいたい森だぞ? 魚なんか出てくるはずはないし、肉だって狩人が獲ってきてくれなきゃ食べられない。小さい頃、ウイに肉を食べさせたくて森の奥へ入ったことを思い出した。
あの時って、そういえばどうやって戻ってきたんだっけ?
「……そんなわけないじゃん。魚なんて……こんなおいしいもの食べたことなかったよ。肉だってこんなにふんだんに食べたことなんてない。野菜だけは豊富だったけどな……」
「ああ、それでですか」
俺がウイの食事を気にしたことにやっと合点がいったようだった。
いつのまにか丁寧語が崩れてしまっていると思う。でもそんなこと気にしてたらやってられない。俺はどうせここで鬼たちの性処理をする為に連れてこられたんだから。
「キールは? こんな食事を普通にしてたわけ?」
「そうですね。ここまで品数は多くはありませんが、肉、魚、野菜はまんべんなくいただいてはいましたよ」
さらりと言われてムッとした。これだから森の外に住む奴らは。
「聖職者って儲かるんだ?」
「ええ、儲かりますよ。基本は鬼退治ですから」
「あっ……」
一気に部屋の温度が下がったような気がした。俺は思わずキールにしがみついた。
「ここの鬼ではありません。小さい森に住んでいる鬼が人里を襲うことがあるのです。ただの物盗り程度であれば私たちは派遣されませんが、人殺しをした場合は別です。鬼は恐怖心に反応しますから、一度に何人も殺してしまうのですよ」
「そ、そう、なんだ……」
淡々と言われるのが余計に怖い。でもきっとここの鬼は違うから。だってウイを大事にしてくれているぐらいだし……。
「で、でもここの鬼は別なんだろ……?」
そうでなければ困る。こんなに深い森の中に暮らしているのだから人里になんか出て行ったりしないはずだ。
「……ジュン様はけなげですね」
キールが嘆息した。意味がわからない。キールは何が言いたいのだろう。
「ここでは鬼退治はしませんよ。貴方に危害を加えるというのなら別ですが」
部屋の温度がようやく元に戻ったような気がした。
ほっとして、ため息をつく。
そりゃあ鬼退治、なんて言われたら喧嘩売ってると思うよな。俺も変なことを言わないように気を付けようと思った。
リーの舌、すごい。舐められると中がジンジンしてしまう。しかも肉厚で長いからすごい存在感だ。じゅぷっじゅぷっと何度も出し入れされながら唾液を中に送り込まれる。
俺の胸には今ワンドが張り付き、俺自身はキールが舐めしゃぶっている。
一度イッたら朝食を用意してくれるらしい。朝食前にえっちってなんなんだよぉ。
「あっ、あっ、あーっ、あーっ、あーっ……!?」
乳首も、ちんちんも、尻穴もそんなに刺激されたらすぐイッてしまう。キールがごくりと俺の精液を飲み、イッたばかりの萎えたちんちんの鈴口をくじった。
「やっ、イッた、からぁあ~……」
そこ、しつこく刺激しちゃだめだってば。
「ジュン様の蜜が全てほしいです……」
舌先で鈴口を舐めながらキールがうっとりしたように言う。蜜ってなに?
「まだ天使さまにはなられていらっしゃらないとお聞きしましたが、甘いのですか?」
ワンドが乳首をちゅくちゅくしゃぶりながらキールに聞いた。イッたからいいかげん離せってば。乳首そんなにいじられたらまた感じちゃう。
「甘くはありません。ただ私はジュン様が愛しくてならないので、体液も全て味わわせていただきたいのです」
「へん、たいっ……!」
俺は涙目で罵った。
「ええ、ジュン様に関しては変態でけっこうです」
「やっ、もう……離せってばぁ……あぁっ……」
みなしぶしぶと俺の身体を解放した。リーは名残惜しそうに俺の尻穴をちゅううっと吸った。感じちゃうからやめろっての。
「やぁあっ……!」
そうしてやっと動き出し、鬼たちは朝食を運んできてくれた。
「おなか、すいた……」
「それはたいへん失礼しました」
キールは嬉しそうに俺を膝に乗せたまま共に朝食をとった。鬼たちは給仕の為に控えている。彼らの食事はどうするのだろうかとちょっと気になった。
「キール、彼らの食事ってどうなってるんだ?」
「彼らは夜が明けると同時ぐらいに大量に食べるのです。それで一日活動するのですよ」
「そう、なんだ……」
それならいいけど、とちょっとほっとした。でも食べ溜めってできるものなのかな? と首を傾げた。
「ジュン様、まだ何か気がかりでも?」
「ううん……みんな鬼ってそういう食べ方をしているのかなって。途中でおなかすかないのかなと思って……」
「くぅっ……!」
鬼たちが何故が上を向いて目元を手で覆った。なんなんだろう、あれ。
「ジュン様はお優しいのですね」
「優しくなんかない。……おいしいもの食べさせてもらってるから、それだけ……」
最後の方は尻つぼみになった。なんか、恥ずかしかったのだ。
「おいしいもの……」
「かわいい……」
「いずれ……?」
なんか控えている鬼たちがぶつぶつ言っている気がする。
「そういえば村での食事はどうだったのですか? これぐらいは出ていたのでしょう?」
当たり前のように言われて殺意が湧いた。村でこんなにうまい飯を毎回出してなんてもらえるもんか。だいたい森だぞ? 魚なんか出てくるはずはないし、肉だって狩人が獲ってきてくれなきゃ食べられない。小さい頃、ウイに肉を食べさせたくて森の奥へ入ったことを思い出した。
あの時って、そういえばどうやって戻ってきたんだっけ?
「……そんなわけないじゃん。魚なんて……こんなおいしいもの食べたことなかったよ。肉だってこんなにふんだんに食べたことなんてない。野菜だけは豊富だったけどな……」
「ああ、それでですか」
俺がウイの食事を気にしたことにやっと合点がいったようだった。
いつのまにか丁寧語が崩れてしまっていると思う。でもそんなこと気にしてたらやってられない。俺はどうせここで鬼たちの性処理をする為に連れてこられたんだから。
「キールは? こんな食事を普通にしてたわけ?」
「そうですね。ここまで品数は多くはありませんが、肉、魚、野菜はまんべんなくいただいてはいましたよ」
さらりと言われてムッとした。これだから森の外に住む奴らは。
「聖職者って儲かるんだ?」
「ええ、儲かりますよ。基本は鬼退治ですから」
「あっ……」
一気に部屋の温度が下がったような気がした。俺は思わずキールにしがみついた。
「ここの鬼ではありません。小さい森に住んでいる鬼が人里を襲うことがあるのです。ただの物盗り程度であれば私たちは派遣されませんが、人殺しをした場合は別です。鬼は恐怖心に反応しますから、一度に何人も殺してしまうのですよ」
「そ、そう、なんだ……」
淡々と言われるのが余計に怖い。でもきっとここの鬼は違うから。だってウイを大事にしてくれているぐらいだし……。
「で、でもここの鬼は別なんだろ……?」
そうでなければ困る。こんなに深い森の中に暮らしているのだから人里になんか出て行ったりしないはずだ。
「……ジュン様はけなげですね」
キールが嘆息した。意味がわからない。キールは何が言いたいのだろう。
「ここでは鬼退治はしませんよ。貴方に危害を加えるというのなら別ですが」
部屋の温度がようやく元に戻ったような気がした。
ほっとして、ため息をつく。
そりゃあ鬼退治、なんて言われたら喧嘩売ってると思うよな。俺も変なことを言わないように気を付けようと思った。
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