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36.愛撫されすぎて啼いちゃう

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「あっ、あっ、あんっ、あぁんっ……!」

 気持ちよすぎて死んじゃう死んじゃう。リーはそんな長い舌でぞりぞり中を舐め回しちゃだめだってば。ワンドは優しく、だけどずっと俺自身を舐めてるし、クドだって俺の乳首を舐めしゃぶっている。
 昨日もこんな風に愛撫はされたのだけど、その時とはどういうわけが全然違った。
 涙がぼろぼろこぼれる。
 だって、尻穴の中の感覚が全然違うのだ。周りに触れられるだけで感じてしまうし、中に触れられるとどこを触れられているのかありありとわかる。そして中を辿られるだけで気持ちいい。舌なんかでぐちゅぐちゅされたらもうたまらなかった。

「やぁーっ、なかっ、やぁあっ、だめっ、だめぇーっ……!」

 どこもかしこも気持ちよくて、尻穴の中の快感に全てが引きずられて更に感じてしまう。
 ちゅぽん、とリーが舌を抜いてくれてほっとした。でも今度は太い指二本で肛門をくちゅくちゅいじられてがくがく震えた。だから尻穴はだめなんだってばあ。

「あっ、やぁんっ、お尻っ、やぁああっ……!」

 そんなに尻穴ばっかりいじっちゃだめだって。
 悲鳴を上げたらワンドがいきなり根元まで俺自身を咥えて舌を絡ませ、ぐぽぐぽと頭を上下させ始めた。クドもまた乳首をちゅううっと吸い、身体ががくがく跳ねる。

「あぁんっ、やっ、やぁあっ、ちんちんっ、だめぇっ、ちくびっ、やらぁっ……!」

 全部だめ。舐めちゃだめ。しゃぶっちゃだめ。吸っちゃだめええええ。

「あぁあああーーーーっっ!?」

 一気にイカされてびくんびくんと身体が大きく跳ねた。なのに、俺がイッたことはみんなわかったはずなのにそのまま責められて本当に死んじゃうかと思った。

「ひぃいっ、あひっ、あひぃいいいいっ!?」
「天使さまが死んじゃいますから終りですよ!」

 キールが慌てたように叫んだことで、やっと鬼たちは動きを止めた。

「……いくらかわいくたってやりすぎです。今日は抱かせないと言われたからなのでしょうが……。そんなに激しく責めたら嫌われてしまいますよ?」

 三人は慌てて俺から身を離した。

「もっ、申し訳ありませんっ! 天使さまのおまんこがあまりにもかわいくてっ!」
「すいません……おちんちんがたまらなくかわいくて……」
「お、俺っ、天使さまのおっぱい、いっぱい育てないとって……かわいいからって吸いすぎちゃってすいませんでした!」

 鬼たちが居住まいを正して俺に頭を下げた。
 かわいいしか言えないのか。

「んっ……あっ、ぁっ……」

 俺の身体はその間も余韻に浸っていて喘ぎ声を止めたくても止められなかった。恥ずかしくて情けなくて涙がぼろぼろこぼれた。

「ジュン様、もっと早くお止めすれば……」

 キールに身体を起こされて、ちゅ、ちゅと顔に口づけられた。どろどろになっている身体をどうにかしてほしかった。

「も、やらぁ……」
「はい、少し休みましょう」

 洗浄魔法をかけてもらってほっとした。キールはリーからシーツを受け取って俺にかけてくれた。
 でも、散々いじられた尻穴の中はそのままだから、なんか濡れたかんじがして落ち着かない。いっぱい刺激されちゃったから、少し身じろぐだけでも中が甘く感じられるし……。
 自分で魔法が使えたらすぐに尻穴の中もキレイにするのだけど。
 ちら、と鬼たちを見やると三人ともしょげかえっているようだった。でも、服に隠されているはずのイチモツがみんな勃ち上がっていて、俺は顔が熱くなるのを感じた。
 俺に触れてて、勃ってるんだよな、それ……。
 以前の俺なら汚らわしいとすら思えたイチモツの隆起が、俺を抱きたいと求めていると知った途端に身の内がぞくり、とした。そうじゃなくたって俺の身体はもう抱かれることを知っている。イチモツを尻穴に入れられたら、ものすごく気持ちよくなることを知っているのだ。
 もしかして、ウイの身体もこんな状態なんだろうか。長のイチモツを求めて、延々抱かれているのだろうかと思ったら、身体の奥からとろりと濡れたものが生まれた気がした。

「……あっ……」
「ジュン様、どうかなさいましたか?」

 俺はキールの胸に顔を寄せた。こんな、欲情した顔を見られたくなかった。

「まだ感じていらっしゃるのですか?」
「やっ……」

 頬を撫でられてびくん、と身体が跳ねた。誰かの腕の中にはいたいけど、触らないでほしい。そんな矛盾を抱えながら俺はキールに縋りついた。キールは俺の世話係としてここに着いてきたのだがら俺のもののはずだ。

「とても敏感になっていらっしゃるのですね。カヤテ殿が早く戻っていらっしゃるといいのですが……」

 そう言いながらキールはシーツ越しに俺の太ももをさわさわと撫でた。

「やっ、さわっちゃ……」
「ああ、申し訳ありません。こんなにかわいくくっつかれてしまうと理性が、ですね」
「……なんて羨ましい……」
「カヤテ様、早くっ、早くっ!」
「おっぱい見せてほしい……」

 鬼たちが何やらぶつぶつ言っているけどそれどころではなかった。もう今は自分の身体の熱をどうにか下げようと必死だった。なのにくっついているキールのイチモツがどくどくいってることもわかってしまっているし、それにいちいち身体が反応してしまうしで全然熱が去らない。
 カヤテに早く帰ってきてって思ってしまった。
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