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本編
46.証明
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侍女たちはずっと待っていた。
彼女たちの目下の関心事といえば、紅児と紅夏の恋の行方である。
食堂では求愛の様子を毎日のように見せつけられ、仕事が終って部屋に戻ってくる紅児はいつも何故か微妙な表情をしている。時には泣き、疲れた様子を見せ、しかも今日は食堂で紅児が叫ぶという場面まであった。
これはもう黙っていろという方がどだい無理というものだ。
そんなわけで今夜も紅児は根掘り葉掘り聞かれ、どうにか答え終えた時にはぐったりしていた。
「紅夏様ってやっぱりけっこう強引?」
「でも一応紅児は未成年だから抑えてるわよねー」
「じゃあ紅児が成人したら……紅夏様も白雲様とか、青藍様みたいに……」
「きゃーーーー!!!」
好き勝手言って盛り上がっている侍女たちに、紅児はもうどうとでもしてくれという心境だった。
ここ数日もなかなかに濃い日々であったが、紅児の気持ちはそれほど変わっていない。一応紅夏の本気を知って戸惑いながらも安心したぐらいである。
ただ、紅夏の眼差しにどきどきすることは増えたかもしれない。
そうなると、気持ちに応えられるかどうかもわからないのにその先を考えてしまう。
もしかしたら帰国できるかもしれないという望みがある以上、紅夏の腕の中に手放しで飛び込むことはできないと紅児は思う。
紅夏は朱雀の眷族である。紅夏がこの国を離れるという選択肢はないだろう。
そして紅児はグッテンバーグ家の跡取り娘だ。確か父には兄弟がいたが、まだ子供はいなかったはずである。
もし紅児が紅夏に恋をしたら。
待っているのは悲劇に違いない。
だから。
(好きになってはいけないの……)
そう思っている時点で、紅児の気持ちは紅夏に傾いているのに。
物思いにふける紅児を、侍女たちは勝手なことを言いながらもやはり心配そうに窺っていた。
* *
翌朝、紅児はいつも通りのように見えた。
紅夏が部屋に迎えに来ていることにほんのりと頬を染める紅児は、見る者を悶えさせるのに十分である。
初々しい紅児の反応。それをスマートにエスコートする紅夏。
周りからすればけっと言いたくなるほどの甘さだ。
だが食堂での親密な様子とは裏腹に、そこで話される内容にはあまり色気がない。
「眷族はこの国から出ることはないのですか?」
「正確にはこの国というより領地だ。四神に付いていくことはあるが、我々の意志で出ていくことはない」
「……そうですよね」
紅児は目を伏せた。やはり紅夏の想いを受け入れるのは難しいようだ。
紅夏はそんな紅児の様子を静かに観察していた。そしておもむろに口を開く。
「……我は察しがいいとは言えぬ。我ら四神の眷族と人では考え方も違う。その違いを埋める為にお互い話し合うのではなかったか?」
甘いテナーが紅児の耳をくすぐる。
ただでさえこの声に弱いのに、そんな真摯に言われたら全て話してしまいたくなる。
けれど。
「……そうですけど……でも……」
言い淀む。
「まだ、その……そういう話をするのは早すぎると思うんです……。それに……できれば誰にも聞かれたくないですし……」
紅夏は少し考えるような顔をした。
「ふむ……試してみるか」
そう言って紅児の手を軽く握る。
「?」
紅児が小首を傾げた時、
〈紅児、聞こえるか?〉
頭の奥に直接声が届いた。
「……え?」
思わず紅夏を凝視すると、彼はどうしてか本当に嬉しそうに笑んだ。
〈聞こえたのだな〉
「……え、あの……」
握られている手を見、紅夏の顔を見る。
〈頭の中で我に話しかけてみよ〉
(頭の中で?)
紅児はひどく戸惑いながらも従ってみた。
〈紅夏、さま?〉
〈そうだ。眷族とその”つがい”はこうして会話をすることができる〉
目を見ながら伝えられ、紅児は目の奥が熱くなるのを感じた。
〈”つがい”でなければこうして話せないのですか?〉
〈”つがい”でなければできぬ。こうしてお互いの体が触れあっていれば、誰にも聞かれずに会話ができる〉
「じゃあ別に、そういうことをしなくても証明できるじゃないですか……」
頭の中で話すということに慣れなくて口に出して言うと、紅夏は今気付いたというような表情をした。そしてすぐに人の悪い笑みを浮かべる。
〈そう言われてみればそうだな……〉
「もうっ……!」
あれほど取り乱し、泣いた自分が馬鹿みたいではないか。
口を尖らせた紅児の機嫌をとるように、口元へ包子が差し出される。紅児は紅夏を睨みつけながらもぱくりとかぶりついた。そして紅夏に掴まれていない方の手で持つ。
食べながらでも話ができるというのも便利かもしれない。
〈だが……そなたを抱きたかった〉
(え……)
紅児は固まってしまった。
(抱きたかったって……抱きたかったって……)
みるみるうちに顔が真っ赤になる。
〈こうして心話ができなくても、そなたを抱き、我の物にしてしまいたかった〉
(それって……)
話の流れからして、”心話”とは”つがい”同士がこうして心の中で会話をすることなのだろうということは推察できた。
紅夏は何を言っているのだろう。
花嫁様は、四神やその眷族は”つがい”以外の人間にはそういう感情を向けないと言っていたではないか。
結果的に紅児は紅夏の”つがい”であることが証明されたわけだが、もしそうでなくても紅夏は……。
〈紅夏様、おっしゃられていることがめちゃくちゃです……〉
〈そうだな。それぐらいそなたを想っているのだとわかってくれ〉
喉につかえそうになりながらも、どうにか紅児は包子を食べ終えた。
話の内容を聞かれなくても紅児の様子を見るだけで周りには大体どんな話をしているのかわかってしまうものだが、当事者にはわからないものである。
〈それで、聞かれたくない話とは?〉
紅夏に改めて尋ねられ、紅児ははっとした。それが本題だったはずである。
だが他のことを話していたせいか、もう花嫁の部屋に行かなければいけない時間になっていた。
〈ええと、その話はまた後ででいいでしょうか。もう……〉
時間ですし、と伝えようとしたら、〈だめだ〉と遮られた。
〈そなたはいろいろと1人で考えすぎる。懸念があるなら今伝えていけ〉
真剣な眼差しに紅児はきゅうっと胸がうずくのを感じた。まっすぐな黒い瞳に見つめられて目が潤んでくる。
「あ……」
胸を押さえたかった。
〈あの……私跡取り娘なんです。だから……〉
それだけ伝えると、紅夏はすぐに合点がいったような表情をした。
〈わかった〉
紅夏に引き上げられて立たされる。すでに空になった皿を片付け、流れるように食堂を出た。
紅児がその一連の動きに呆気に取られていると、
「また後で話そう」
ひどく魅力的な表情で甘く囁き、紅夏は颯爽と去って行った。
「なんなの……?」
紅児は花嫁の部屋の前で茫然とし、ぽつりと呟いた。
彼女たちの目下の関心事といえば、紅児と紅夏の恋の行方である。
食堂では求愛の様子を毎日のように見せつけられ、仕事が終って部屋に戻ってくる紅児はいつも何故か微妙な表情をしている。時には泣き、疲れた様子を見せ、しかも今日は食堂で紅児が叫ぶという場面まであった。
これはもう黙っていろという方がどだい無理というものだ。
そんなわけで今夜も紅児は根掘り葉掘り聞かれ、どうにか答え終えた時にはぐったりしていた。
「紅夏様ってやっぱりけっこう強引?」
「でも一応紅児は未成年だから抑えてるわよねー」
「じゃあ紅児が成人したら……紅夏様も白雲様とか、青藍様みたいに……」
「きゃーーーー!!!」
好き勝手言って盛り上がっている侍女たちに、紅児はもうどうとでもしてくれという心境だった。
ここ数日もなかなかに濃い日々であったが、紅児の気持ちはそれほど変わっていない。一応紅夏の本気を知って戸惑いながらも安心したぐらいである。
ただ、紅夏の眼差しにどきどきすることは増えたかもしれない。
そうなると、気持ちに応えられるかどうかもわからないのにその先を考えてしまう。
もしかしたら帰国できるかもしれないという望みがある以上、紅夏の腕の中に手放しで飛び込むことはできないと紅児は思う。
紅夏は朱雀の眷族である。紅夏がこの国を離れるという選択肢はないだろう。
そして紅児はグッテンバーグ家の跡取り娘だ。確か父には兄弟がいたが、まだ子供はいなかったはずである。
もし紅児が紅夏に恋をしたら。
待っているのは悲劇に違いない。
だから。
(好きになってはいけないの……)
そう思っている時点で、紅児の気持ちは紅夏に傾いているのに。
物思いにふける紅児を、侍女たちは勝手なことを言いながらもやはり心配そうに窺っていた。
* *
翌朝、紅児はいつも通りのように見えた。
紅夏が部屋に迎えに来ていることにほんのりと頬を染める紅児は、見る者を悶えさせるのに十分である。
初々しい紅児の反応。それをスマートにエスコートする紅夏。
周りからすればけっと言いたくなるほどの甘さだ。
だが食堂での親密な様子とは裏腹に、そこで話される内容にはあまり色気がない。
「眷族はこの国から出ることはないのですか?」
「正確にはこの国というより領地だ。四神に付いていくことはあるが、我々の意志で出ていくことはない」
「……そうですよね」
紅児は目を伏せた。やはり紅夏の想いを受け入れるのは難しいようだ。
紅夏はそんな紅児の様子を静かに観察していた。そしておもむろに口を開く。
「……我は察しがいいとは言えぬ。我ら四神の眷族と人では考え方も違う。その違いを埋める為にお互い話し合うのではなかったか?」
甘いテナーが紅児の耳をくすぐる。
ただでさえこの声に弱いのに、そんな真摯に言われたら全て話してしまいたくなる。
けれど。
「……そうですけど……でも……」
言い淀む。
「まだ、その……そういう話をするのは早すぎると思うんです……。それに……できれば誰にも聞かれたくないですし……」
紅夏は少し考えるような顔をした。
「ふむ……試してみるか」
そう言って紅児の手を軽く握る。
「?」
紅児が小首を傾げた時、
〈紅児、聞こえるか?〉
頭の奥に直接声が届いた。
「……え?」
思わず紅夏を凝視すると、彼はどうしてか本当に嬉しそうに笑んだ。
〈聞こえたのだな〉
「……え、あの……」
握られている手を見、紅夏の顔を見る。
〈頭の中で我に話しかけてみよ〉
(頭の中で?)
紅児はひどく戸惑いながらも従ってみた。
〈紅夏、さま?〉
〈そうだ。眷族とその”つがい”はこうして会話をすることができる〉
目を見ながら伝えられ、紅児は目の奥が熱くなるのを感じた。
〈”つがい”でなければこうして話せないのですか?〉
〈”つがい”でなければできぬ。こうしてお互いの体が触れあっていれば、誰にも聞かれずに会話ができる〉
「じゃあ別に、そういうことをしなくても証明できるじゃないですか……」
頭の中で話すということに慣れなくて口に出して言うと、紅夏は今気付いたというような表情をした。そしてすぐに人の悪い笑みを浮かべる。
〈そう言われてみればそうだな……〉
「もうっ……!」
あれほど取り乱し、泣いた自分が馬鹿みたいではないか。
口を尖らせた紅児の機嫌をとるように、口元へ包子が差し出される。紅児は紅夏を睨みつけながらもぱくりとかぶりついた。そして紅夏に掴まれていない方の手で持つ。
食べながらでも話ができるというのも便利かもしれない。
〈だが……そなたを抱きたかった〉
(え……)
紅児は固まってしまった。
(抱きたかったって……抱きたかったって……)
みるみるうちに顔が真っ赤になる。
〈こうして心話ができなくても、そなたを抱き、我の物にしてしまいたかった〉
(それって……)
話の流れからして、”心話”とは”つがい”同士がこうして心の中で会話をすることなのだろうということは推察できた。
紅夏は何を言っているのだろう。
花嫁様は、四神やその眷族は”つがい”以外の人間にはそういう感情を向けないと言っていたではないか。
結果的に紅児は紅夏の”つがい”であることが証明されたわけだが、もしそうでなくても紅夏は……。
〈紅夏様、おっしゃられていることがめちゃくちゃです……〉
〈そうだな。それぐらいそなたを想っているのだとわかってくれ〉
喉につかえそうになりながらも、どうにか紅児は包子を食べ終えた。
話の内容を聞かれなくても紅児の様子を見るだけで周りには大体どんな話をしているのかわかってしまうものだが、当事者にはわからないものである。
〈それで、聞かれたくない話とは?〉
紅夏に改めて尋ねられ、紅児ははっとした。それが本題だったはずである。
だが他のことを話していたせいか、もう花嫁の部屋に行かなければいけない時間になっていた。
〈ええと、その話はまた後ででいいでしょうか。もう……〉
時間ですし、と伝えようとしたら、〈だめだ〉と遮られた。
〈そなたはいろいろと1人で考えすぎる。懸念があるなら今伝えていけ〉
真剣な眼差しに紅児はきゅうっと胸がうずくのを感じた。まっすぐな黒い瞳に見つめられて目が潤んでくる。
「あ……」
胸を押さえたかった。
〈あの……私跡取り娘なんです。だから……〉
それだけ伝えると、紅夏はすぐに合点がいったような表情をした。
〈わかった〉
紅夏に引き上げられて立たされる。すでに空になった皿を片付け、流れるように食堂を出た。
紅児がその一連の動きに呆気に取られていると、
「また後で話そう」
ひどく魅力的な表情で甘く囁き、紅夏は颯爽と去って行った。
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紅児は花嫁の部屋の前で茫然とし、ぽつりと呟いた。
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