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本編
76.実践的意思
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朝になっても、紅児はなかなか床から出ることができなかった。
それぐらい昨夜は衝撃的だったのである。
被子(掛け布団)の上から宥めるようにポンポンと叩かれるが、どうしても顔を出すことができない。
「……今日は休むか?」
苦笑するような嘆息交じりに聞かれ、紅児はようやく被子から少し顔を出す。
「……行きます」
いくら己にとっては人生変わるぐらいの衝撃を受けたとしても仕事は待ってくれない。ただでさえ客人という立場で甘やかされているのだ。与えられた仕事ぐらいきちんとしなくては、と紅児は被子(掛け布団)をはいだ。
ククッと喉の奥から音を発して笑う紅夏を睨む。
彼のせいなのに何故こんなに嬉しそうなのだろう。
「……起きずともよい。既に許可はとっておいた」
「え……?」
紅児はまじまじと紅夏を見た。床に片ひじをつき、その上に紅児の方を向いた顔を乗せ横になっているくつろいだ姿の彼は、いつ見てもほれぼれするほど美しい。
「でも……」
こうなることを見越して事前に申請しておいてくれたのだろうか。紅児はとても恥ずかしかった。
「……どちらにせよ今日花嫁様はまず部屋には戻られぬ」
「また呼び出されているのですか?」
「そこまでは知らぬが……人の社会というのはいろいろあるのだろう」
人の社会というより身分のある方々に限ってのような気がするが紅児は何も言わなかった。そういうことならば甘えさせてもらうことにしよう。今月の休みに何をするかも決めていなかったからそれが今日になってもかまわない。
「……わかりました。あの……私の髪の色って……」
昨夜のことを思い出し頬を真っ赤に染めながら尋ねる。すると紅夏は笑った。
「一度だけでは定着せぬ。それに……本来は熱を与えながら丸1日そなたを抱き続ける必要がある」
色を含む視線に全身を舐められているようだ。紅児は身震いする。
「まる、一日……」
十二時辰(24時間)も抱かれ続けるなんて、想像もできない。しかも昨夜のような狂おしいほどの熱を受けながら。
昨夜、あれから何が起こったのか。
あの時は全身を巡る熱に翻弄され何がなんだかわからなかったが、起きた今ありありと思い出された。
丹田から紅夏によって吹き込まれた熱は瞬く間に全身に広がった。カァッ! と上がった熱に目は潤み、身体がうずきはじめる。
「やっ、やああっっ……!!」
脳髄まで焼かれるような熱に紅児は何度も首を振った。
「エリーザ……」
宥めるように顔に何度も口付けられ、とうとう紅児は紅夏に縋りついた。
「紅夏さま……紅夏さまぁっ……!」
「大丈夫だ、すぐに慣れる」
そう言いながら紅児の体に触れる紅夏の顔はひどく嬉しそうだった。ただ抱き込まれているだけでは全く去らない熱に、紅児はどうにかしてほしいと懇願する。
熱い、つらい、どうしたらいいかわからない。
紅夏は優しく彼女の全身を愛撫した。
口づけを交わし、胸に触れ、直接恥ずかしいところにも顔を埋められた。
何度も絶頂に追いやられ紅児は泣きじゃくる。こんな追い詰められるような無理矢理な快感は初めてで。
でも。
「エリーザ……エリーザ……なんて愛しいのだ……」
そう囁かれて紅児は全てを許してしまった。
そしてどれほどの時間が経ったろうか熱がやっと去り、彼女は力尽きたように眠りについたのだった。
全てが怒涛のように思い出され、紅児は再び被子をかぶった。
あんなすごいことを、十二時辰も味わったら気がふれてしまうかもしれない。
けれど。
(花嫁様は……あの熱を受け続けたってことよね……)
花嫁と紅児ではくらぶべくもない。けれど身近に証明してくれる人がいるというだけで力強いものだ。
はっきりいってそこまでして紅夏と同じような赤い髪になりたいものなのか。
冷静に考えればバカバカしいことこの上ないのだが、紅児はなにか形になるものが欲しかった。それは紅夏と一緒にいることが必然なのだと誰かに納得させたかったのかもしれない。
被子をかぶりながらも紅児の手は紅夏の腕に触れていた。口にするのも恥ずかしくて心の中で語りかける。
〈……花嫁様はどうして赤い髪にこだわったのですか?〉
〈もともと赤が好きだとは言っていたな。それ以上はわからぬ〉
紅夏はよく付き合ってくれていると思う。それは”つがい”だからなのだろうが、いいかげん紅児の相手は面倒だと思わないのだろうか。
〈そうですか……〉
十二時辰も抱かれ続けて髪を紅夏と同じ赤にしたいのかと聞かれると難しい。
〈紅夏様……あの、髪の色を定着させることなのですが……ええと……〉
昨夜実践しただけでは髪の色は変わらなかった。
〈その……丸一日続けて抱かれなければ……〉
〈そんなことはない。最短で丸一日というだけで、合計で一日になればいいのだ。だが、継続しなければならない〉
紅児が何を聞きたいのかわかったようだった。
〈そして……最終的に我と交わる必要はある〉
〈……そうですか〉
それでは今熱を受け続けてもどうしようもないではないか。
紅児は落胆した。
最後まではまだするつもりはない。
それは早くても帰国できる目途が立ってからの話だ。だがそれには国からの返答を待たなければいけない。
(船は……すでに国についているかしら)
花嫁が問い合わせの為の書簡を持たせた船がこの国を出てから約3か月が経っていた。返答がくるまでの期限まであと半分である。
それを考えると今度は怒りが湧いてきた。
いくら理解できないにせよ別に実践することはなかったのではないか。
〈紅夏様……もしかして、私熱を受け損じゃないのでしょうか……?〉
怒りを抑えながら尋ねると、苦笑する気配が伝わってきた。
〈そんなことはない。我らは火をつかさどる朱雀の眷属、熱が必要なのは体毛の色を定着する為だけではない。そなたを我の正式な伴侶と成すにも、子を作るにもこの熱を受けられるかどうかが重要になる〉
目からウロコだった。
つまり”熱を受ける”ということは、紅児が紅夏の伴侶になる覚悟も試されている証拠である。
(いろいろあるのね……)
紅児は紅夏の腕をぎゅっと握った。
〈……ごめんなさい、私〉
〈かまわぬ。それよりもそろそろ顔を見せてくれぬか。腹が減っただろう〉
優しいテナーに紅児はまた泣きそうになった。
(面倒くさい子供でごめんなさい)
被子からおそるおそる顔を出すと、優しい口付けが降ってきた。
〈紅夏さま……好き……〉
心話で言った言葉のせいで、その後紅児が無事食堂に行けたかどうかはまた別の話である。
それぐらい昨夜は衝撃的だったのである。
被子(掛け布団)の上から宥めるようにポンポンと叩かれるが、どうしても顔を出すことができない。
「……今日は休むか?」
苦笑するような嘆息交じりに聞かれ、紅児はようやく被子から少し顔を出す。
「……行きます」
いくら己にとっては人生変わるぐらいの衝撃を受けたとしても仕事は待ってくれない。ただでさえ客人という立場で甘やかされているのだ。与えられた仕事ぐらいきちんとしなくては、と紅児は被子(掛け布団)をはいだ。
ククッと喉の奥から音を発して笑う紅夏を睨む。
彼のせいなのに何故こんなに嬉しそうなのだろう。
「……起きずともよい。既に許可はとっておいた」
「え……?」
紅児はまじまじと紅夏を見た。床に片ひじをつき、その上に紅児の方を向いた顔を乗せ横になっているくつろいだ姿の彼は、いつ見てもほれぼれするほど美しい。
「でも……」
こうなることを見越して事前に申請しておいてくれたのだろうか。紅児はとても恥ずかしかった。
「……どちらにせよ今日花嫁様はまず部屋には戻られぬ」
「また呼び出されているのですか?」
「そこまでは知らぬが……人の社会というのはいろいろあるのだろう」
人の社会というより身分のある方々に限ってのような気がするが紅児は何も言わなかった。そういうことならば甘えさせてもらうことにしよう。今月の休みに何をするかも決めていなかったからそれが今日になってもかまわない。
「……わかりました。あの……私の髪の色って……」
昨夜のことを思い出し頬を真っ赤に染めながら尋ねる。すると紅夏は笑った。
「一度だけでは定着せぬ。それに……本来は熱を与えながら丸1日そなたを抱き続ける必要がある」
色を含む視線に全身を舐められているようだ。紅児は身震いする。
「まる、一日……」
十二時辰(24時間)も抱かれ続けるなんて、想像もできない。しかも昨夜のような狂おしいほどの熱を受けながら。
昨夜、あれから何が起こったのか。
あの時は全身を巡る熱に翻弄され何がなんだかわからなかったが、起きた今ありありと思い出された。
丹田から紅夏によって吹き込まれた熱は瞬く間に全身に広がった。カァッ! と上がった熱に目は潤み、身体がうずきはじめる。
「やっ、やああっっ……!!」
脳髄まで焼かれるような熱に紅児は何度も首を振った。
「エリーザ……」
宥めるように顔に何度も口付けられ、とうとう紅児は紅夏に縋りついた。
「紅夏さま……紅夏さまぁっ……!」
「大丈夫だ、すぐに慣れる」
そう言いながら紅児の体に触れる紅夏の顔はひどく嬉しそうだった。ただ抱き込まれているだけでは全く去らない熱に、紅児はどうにかしてほしいと懇願する。
熱い、つらい、どうしたらいいかわからない。
紅夏は優しく彼女の全身を愛撫した。
口づけを交わし、胸に触れ、直接恥ずかしいところにも顔を埋められた。
何度も絶頂に追いやられ紅児は泣きじゃくる。こんな追い詰められるような無理矢理な快感は初めてで。
でも。
「エリーザ……エリーザ……なんて愛しいのだ……」
そう囁かれて紅児は全てを許してしまった。
そしてどれほどの時間が経ったろうか熱がやっと去り、彼女は力尽きたように眠りについたのだった。
全てが怒涛のように思い出され、紅児は再び被子をかぶった。
あんなすごいことを、十二時辰も味わったら気がふれてしまうかもしれない。
けれど。
(花嫁様は……あの熱を受け続けたってことよね……)
花嫁と紅児ではくらぶべくもない。けれど身近に証明してくれる人がいるというだけで力強いものだ。
はっきりいってそこまでして紅夏と同じような赤い髪になりたいものなのか。
冷静に考えればバカバカしいことこの上ないのだが、紅児はなにか形になるものが欲しかった。それは紅夏と一緒にいることが必然なのだと誰かに納得させたかったのかもしれない。
被子をかぶりながらも紅児の手は紅夏の腕に触れていた。口にするのも恥ずかしくて心の中で語りかける。
〈……花嫁様はどうして赤い髪にこだわったのですか?〉
〈もともと赤が好きだとは言っていたな。それ以上はわからぬ〉
紅夏はよく付き合ってくれていると思う。それは”つがい”だからなのだろうが、いいかげん紅児の相手は面倒だと思わないのだろうか。
〈そうですか……〉
十二時辰も抱かれ続けて髪を紅夏と同じ赤にしたいのかと聞かれると難しい。
〈紅夏様……あの、髪の色を定着させることなのですが……ええと……〉
昨夜実践しただけでは髪の色は変わらなかった。
〈その……丸一日続けて抱かれなければ……〉
〈そんなことはない。最短で丸一日というだけで、合計で一日になればいいのだ。だが、継続しなければならない〉
紅児が何を聞きたいのかわかったようだった。
〈そして……最終的に我と交わる必要はある〉
〈……そうですか〉
それでは今熱を受け続けてもどうしようもないではないか。
紅児は落胆した。
最後まではまだするつもりはない。
それは早くても帰国できる目途が立ってからの話だ。だがそれには国からの返答を待たなければいけない。
(船は……すでに国についているかしら)
花嫁が問い合わせの為の書簡を持たせた船がこの国を出てから約3か月が経っていた。返答がくるまでの期限まであと半分である。
それを考えると今度は怒りが湧いてきた。
いくら理解できないにせよ別に実践することはなかったのではないか。
〈紅夏様……もしかして、私熱を受け損じゃないのでしょうか……?〉
怒りを抑えながら尋ねると、苦笑する気配が伝わってきた。
〈そんなことはない。我らは火をつかさどる朱雀の眷属、熱が必要なのは体毛の色を定着する為だけではない。そなたを我の正式な伴侶と成すにも、子を作るにもこの熱を受けられるかどうかが重要になる〉
目からウロコだった。
つまり”熱を受ける”ということは、紅児が紅夏の伴侶になる覚悟も試されている証拠である。
(いろいろあるのね……)
紅児は紅夏の腕をぎゅっと握った。
〈……ごめんなさい、私〉
〈かまわぬ。それよりもそろそろ顔を見せてくれぬか。腹が減っただろう〉
優しいテナーに紅児はまた泣きそうになった。
(面倒くさい子供でごめんなさい)
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