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本編
84.参見(謁見)
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本当はすぐにでも叔父に会いたかった。母の様子を聞きたかったのだ。
けれど会ってしまったらそれだけで終わるわけはない。この3年の間の出来事を尋ねると共に紅児のこの国での3年も話さなければならない。
花嫁が父のことを全く言及しなかったということはやはり見つかっていないのだろう。帰国しているという楽観的な考えも否定されたとみていい。
紅児は知らず知らずのうちにため息をついた。
また気持ちの切り替えがうまくできていない、と思う。
あれからただただ涙を流し続ける紅児をみなほおっておいてくれた。
そうしてまた何杯かお茶を飲んで、
「……ありがとうございます、もう大丈夫です」
やっとそれだけ言い、花嫁の部屋に戻った。もう休んでもいいと言われたがそれは嫌だったのでこうしていつ花嫁が戻ってきてもいいように控えている。
花嫁たちも各々移動した。花嫁は白雲と共に白虎の室へ向かった。
紅児は仕事に戻ると言ったので、花嫁の部屋の前にいるであろう黒月に居場所を伝えておいてくれと頼まれた。花嫁が四神と共にいる時黒月の出番はあまりない。けれどそういうものなのだろうと紅児も漠然と思う。守護というのは出番がない方がいいのだ。仕えている者は全てそこにいる意味を持っている。
紅児が花嫁の部屋付きとして仕えていられるのもちょうどその頃に侍女が一人辞めたからだった。そんな風にして四神宮は必要最低限の人数で回っている。だから紅児が己の都合だけで休むのはいけないと思うのだ。
夕方になり、夕飯前の支度で花嫁が戻ってきた。一日に何度も着替えさせられるのはたいへんだろう。
だいぶ慣れたとは言っていたがそれでも「面倒~」とぼやいている時もある。着替えを手伝う侍女たちは笑っているが。
花嫁が部屋を出てすぐに紅児は夕食をとる為に食堂へ移動した。
「あ……」
思わず声が出た。
食堂の入口の脇で紅夏が待っていた。
叔父はどんな様子でしたか?
どんなことを話したのですか?
聞きたいことがとっさに口から出かかり、けれど紅児はそれを無理矢理抑え込んだ。
だからなんだか情けない顔になってしまったように思う。
紅夏は全く気にしていないようで、いつものように紅児を促した。
とても食べ物が喉を通るような状態ではなかったが、後でおなかがすいて困るのは紅児である。これぐらい食べれば大丈夫だろうという量を取って席についた。紅夏がお茶を取ってきてくれて卓に置く。こうしたことももう慣れたものだ。
彼はいつも通り食べ物を紅児の口元に運んだ。
それと同時に右手を握る。
〈……叔父上殿は茶色の髪で髭を生やしていた。この国の言葉は話せないようで通訳を介してであったが、そなたのことを案じていた〉
〈……ありがとうございます〉
もぐもぐと咀嚼しながら頭の中に響いてきた声に礼を言う。
記憶の中の叔父は髭を生やしていなかったように思うが、長い船旅で伸びたのかもしれない。そういえば父も船の中ではそんなに頻繁に髭を剃らなかったことを思い出した。
〈今はそなたの父が戻ってくるまでの間臨時で商売を継いでいるらしい。もしそなたが本当に自分の姪であるならばこれに勝ることはないと〉
〈そうですか……〉
叔父の話を聞かせてもらうのは確かに嬉しいが、それよりも紅児の気持ちを汲んで話してくれることがもっと嬉しかった。
〈花嫁様はどのような……〉
紅夏は少し考えるような顔をした。そして、
〈そうだな……直接見た方が早いだろう……〉
紅児の頭を引き寄せたかと思うと、コツン、と額を重ね合わせた。
〈!?〉
びっくりして体が逃げようとした時、どこかの映像が一気に頭に入ってきた。
「…………!!!!!!」
広間のようなところに片膝をついて頭を下げている男性が見える。その少し後方にもう一人いるようだった。
「……そなたが紅児の叔父という者か」
どこかで聞いたことのある低い声。少し間隔が空いて、男性が答える。
『……はい、ベンノ・グッテンバーグと申します』
その言葉は紛れもなく紅児の国のもので。
「……のちほど紅児に確認させよう。異国から大義である」
『ありがとうございます。不躾ではありますが……姪は、エリーザは今どうしているのでしょうか』
「……現在は四神の花嫁様の侍女をしている。近いうちに会わせよう」
『ありがとうございます……! エリーザがこちらで保護されていると聞いてどれほどあれの母親が喜んだことか……!! できるだけ早く連れ帰りたいと思います』
「それについては紅児に会ってから話してやるといい。だがそうするにはまず貴殿が知っておかなければならぬことがある」
『なんなりと』
叔父と思しき男性と話している者の声がそこでようやく白雲のものだと紅児は気付いた。
そういえば身分の高い方は直接下々の者とは言葉を交わさないと聞いたことがあった。
「紅児にはすでに結婚を約束している者がいる」
淡々と告げられた言葉に男性が弾かれたように顔を上げた。
その顔は確かに見覚えがあった。
『結婚!? エリーザはまだ14か15のはずだが……!!』
「この国での成人は15歳である。紅児は四神の眷属に見初められた。如何に身内であっても撤回することはできぬと知れ」
『そんなバカな!! エリーザはセレスト王国の者であってこの国の者ではない!!』
「神は等しく世界を統べられている。国という垣根など神には関係ない」
『エリーザは……あの子はどう考えているのです……? もし本人が納得していないのなら……』
「心配無用、彼らは相思相愛だ」
『なんということだ……ベティにどう説明すればいい……』
叔父は頭を抱えた。
紅児はその様子に少し違和感を覚えた。
いくら紅児が跡取り娘でもそこまでショックを受けるようなことだろうか。
「先に言っておくが、紅児は四神の眷属と婚姻すれば帰国の船に乗ることができる。その時は夫となる眷属も一緒だ」
『……わけがわからない』
吐き捨てるように叔父が言った。
『直接エリーザと話がしたい』
「後日席を設けよう」
『……よろしくお願いします』
しぶしぶながら叔父は軽く頭を下げた。
そこで映像は途切れた。
目の前に秀麗な紅夏の顔があり、紅児は思わず頬を染めた。
「あ、あの……ありがとうございました……」
どうにかそれだけ言うと、紅夏は少し心配そうな顔をした。
「……後悔してはいないだろうか」
一瞬何を言われたのかわからなかった。紅児は目を丸くし、言葉の意味を考えた。
そして。
「後悔はしてません……」
頬を染め、消え入りそうな声で答えたのだった。
けれど会ってしまったらそれだけで終わるわけはない。この3年の間の出来事を尋ねると共に紅児のこの国での3年も話さなければならない。
花嫁が父のことを全く言及しなかったということはやはり見つかっていないのだろう。帰国しているという楽観的な考えも否定されたとみていい。
紅児は知らず知らずのうちにため息をついた。
また気持ちの切り替えがうまくできていない、と思う。
あれからただただ涙を流し続ける紅児をみなほおっておいてくれた。
そうしてまた何杯かお茶を飲んで、
「……ありがとうございます、もう大丈夫です」
やっとそれだけ言い、花嫁の部屋に戻った。もう休んでもいいと言われたがそれは嫌だったのでこうしていつ花嫁が戻ってきてもいいように控えている。
花嫁たちも各々移動した。花嫁は白雲と共に白虎の室へ向かった。
紅児は仕事に戻ると言ったので、花嫁の部屋の前にいるであろう黒月に居場所を伝えておいてくれと頼まれた。花嫁が四神と共にいる時黒月の出番はあまりない。けれどそういうものなのだろうと紅児も漠然と思う。守護というのは出番がない方がいいのだ。仕えている者は全てそこにいる意味を持っている。
紅児が花嫁の部屋付きとして仕えていられるのもちょうどその頃に侍女が一人辞めたからだった。そんな風にして四神宮は必要最低限の人数で回っている。だから紅児が己の都合だけで休むのはいけないと思うのだ。
夕方になり、夕飯前の支度で花嫁が戻ってきた。一日に何度も着替えさせられるのはたいへんだろう。
だいぶ慣れたとは言っていたがそれでも「面倒~」とぼやいている時もある。着替えを手伝う侍女たちは笑っているが。
花嫁が部屋を出てすぐに紅児は夕食をとる為に食堂へ移動した。
「あ……」
思わず声が出た。
食堂の入口の脇で紅夏が待っていた。
叔父はどんな様子でしたか?
どんなことを話したのですか?
聞きたいことがとっさに口から出かかり、けれど紅児はそれを無理矢理抑え込んだ。
だからなんだか情けない顔になってしまったように思う。
紅夏は全く気にしていないようで、いつものように紅児を促した。
とても食べ物が喉を通るような状態ではなかったが、後でおなかがすいて困るのは紅児である。これぐらい食べれば大丈夫だろうという量を取って席についた。紅夏がお茶を取ってきてくれて卓に置く。こうしたことももう慣れたものだ。
彼はいつも通り食べ物を紅児の口元に運んだ。
それと同時に右手を握る。
〈……叔父上殿は茶色の髪で髭を生やしていた。この国の言葉は話せないようで通訳を介してであったが、そなたのことを案じていた〉
〈……ありがとうございます〉
もぐもぐと咀嚼しながら頭の中に響いてきた声に礼を言う。
記憶の中の叔父は髭を生やしていなかったように思うが、長い船旅で伸びたのかもしれない。そういえば父も船の中ではそんなに頻繁に髭を剃らなかったことを思い出した。
〈今はそなたの父が戻ってくるまでの間臨時で商売を継いでいるらしい。もしそなたが本当に自分の姪であるならばこれに勝ることはないと〉
〈そうですか……〉
叔父の話を聞かせてもらうのは確かに嬉しいが、それよりも紅児の気持ちを汲んで話してくれることがもっと嬉しかった。
〈花嫁様はどのような……〉
紅夏は少し考えるような顔をした。そして、
〈そうだな……直接見た方が早いだろう……〉
紅児の頭を引き寄せたかと思うと、コツン、と額を重ね合わせた。
〈!?〉
びっくりして体が逃げようとした時、どこかの映像が一気に頭に入ってきた。
「…………!!!!!!」
広間のようなところに片膝をついて頭を下げている男性が見える。その少し後方にもう一人いるようだった。
「……そなたが紅児の叔父という者か」
どこかで聞いたことのある低い声。少し間隔が空いて、男性が答える。
『……はい、ベンノ・グッテンバーグと申します』
その言葉は紛れもなく紅児の国のもので。
「……のちほど紅児に確認させよう。異国から大義である」
『ありがとうございます。不躾ではありますが……姪は、エリーザは今どうしているのでしょうか』
「……現在は四神の花嫁様の侍女をしている。近いうちに会わせよう」
『ありがとうございます……! エリーザがこちらで保護されていると聞いてどれほどあれの母親が喜んだことか……!! できるだけ早く連れ帰りたいと思います』
「それについては紅児に会ってから話してやるといい。だがそうするにはまず貴殿が知っておかなければならぬことがある」
『なんなりと』
叔父と思しき男性と話している者の声がそこでようやく白雲のものだと紅児は気付いた。
そういえば身分の高い方は直接下々の者とは言葉を交わさないと聞いたことがあった。
「紅児にはすでに結婚を約束している者がいる」
淡々と告げられた言葉に男性が弾かれたように顔を上げた。
その顔は確かに見覚えがあった。
『結婚!? エリーザはまだ14か15のはずだが……!!』
「この国での成人は15歳である。紅児は四神の眷属に見初められた。如何に身内であっても撤回することはできぬと知れ」
『そんなバカな!! エリーザはセレスト王国の者であってこの国の者ではない!!』
「神は等しく世界を統べられている。国という垣根など神には関係ない」
『エリーザは……あの子はどう考えているのです……? もし本人が納得していないのなら……』
「心配無用、彼らは相思相愛だ」
『なんということだ……ベティにどう説明すればいい……』
叔父は頭を抱えた。
紅児はその様子に少し違和感を覚えた。
いくら紅児が跡取り娘でもそこまでショックを受けるようなことだろうか。
「先に言っておくが、紅児は四神の眷属と婚姻すれば帰国の船に乗ることができる。その時は夫となる眷属も一緒だ」
『……わけがわからない』
吐き捨てるように叔父が言った。
『直接エリーザと話がしたい』
「後日席を設けよう」
『……よろしくお願いします』
しぶしぶながら叔父は軽く頭を下げた。
そこで映像は途切れた。
目の前に秀麗な紅夏の顔があり、紅児は思わず頬を染めた。
「あ、あの……ありがとうございました……」
どうにかそれだけ言うと、紅夏は少し心配そうな顔をした。
「……後悔してはいないだろうか」
一瞬何を言われたのかわからなかった。紅児は目を丸くし、言葉の意味を考えた。
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