91 / 117
本編
91.研究
しおりを挟む
研究 中国語で、検討する、考慮する、相談するの意味です。
花嫁に顔を出す前にまず朝食をとろうという話になり、食堂に着いた時にはそろそろ朝食の時間も終りという頃だった。
「あ……仕事……」
そこでようやく紅児は本日の仕事を休んだ、ということに気付いてしまった。
昨日一日は休みにしてもらえたものの、さすがに今日はいつも通り仕える予定だっただけに紅児はひどく申し訳ないと思った。
「帰国するのが前提であれば、すでに暇をいただいてもおかしくはないが?」
そんな紅児の様子をからかうように紅夏が言った。
「……確かに。それも、そうですよね」
迎えの船はすでに来ているのだ。それほど長い期間滞在はしないだろう。紅児が帰国するつもりならばそろそろ準備を始めなければならない。
ここから一番近い港は天津港だ。馬車で片道三時辰(約6時間)はかかる。叔父が乗ってきた船も天津に留まっているのだろう。
「あの……船は何日に出港するのでしょうか……?」
「……確か二十六日と言っていた。今日を入れてあと六日だな」
「ええっ!?」
紅児は驚いたが、滞在日数を考えて納得する。叔父が花嫁と対面したのが3日前。到着したのは遅くともその前日だと考えると滞在日数は10日というところだ。そういえば紅児が父に着いてきた時も大体それぐらいの日数しか滞在しなかったように思う。
紅児の体の都合で船に乗れるかどうかもわからないのに、あと6日しかないのは正直痛い。天津への移動なども含めてだから悩める時間はほんのわずかしかない。帰るにしても帰らないにしてももう一度叔父に会っておく必要はあるし、帰るのならばお世話になった人々に挨拶もしなければいけない。
いろいろ考えたらどうしたらいいのか余計にわからなくなり、紅児は文字通り頭を抱えた。
そこへいつも通り食べ物が口元に差し出される。彼女は反射的に口を開けて食べる。
「紅児、まずは食べろ。話はそれからだ」
もぐもぐと口を動かしながら紅夏の言に頷く。言いえて妙だった。
朝食を終えて朱雀の室に向かう。昨夜花嫁はそこで過ごしたようだった。
扉の前に控えていた黒月に紅夏が声をかける。
「お待ちです」
黒月がそう言い、扉を開けた。足を踏み入れると朱雀の腕の中で食事をしている花嫁が目に入った。
「おはよう、エリーザ」
「お食事中のところ邪魔をしまして申し訳ありません」
紅夏が礼をとる。
「気にしなくていいわ。……たいへんなことだわね」
後の言葉は紅児に向けられたものだ。紅児は胸が熱くなり、平伏した。
「せっかくの花嫁様のご厚意、無下にして申し訳ありませんっ!!」
本当に申し訳ないと思う。あれから全く顔を出さない紅児を心配していてくれたはずだ。
「紅夏、起こしてちょうだい。エリーザ、そのことについては後で話をしましょう。まず……どうしたいのか教えて?」
紅夏によって引き起こされ、紅児はおそるおそる花嫁を伺った。花嫁はなんということもない表情をしていた。だからといって許されることではないだろう。
花嫁の質問に紅児は改めて考える。しばらく考えてみたがやっぱり答えは見つからなかった。
「……ええと……ごめんなさい、わかりません……」
消え入りそうな声で答えたが、花嫁は特に咎めなかった。
「じゃあ質問を変えるわ。紅夏と結婚する?」
紅児は赤くなったが、どうにか応えた。
「は、はい! 結婚、します……!」
「船に乗ることを考えると遅くとも今夜には紅夏に抱かれる必要があるわ。それは大丈夫?」
「だ、大丈夫です……」
これ以上ないほど顔が熱くなる。
「それなら選択肢は2つね。帰国するか、しないか。でも紅児の体の反応も考慮しなくちゃいけないわね。今回帰国するなら船に乗れるかどうかの実験も含めてすぐに決断をしなくてはならないわ。帰国はするけれども落ち着いてから、というのであれば何年先でもかまわないと思う。紅夏とゆっくり愛を深めてから帰国すればいいでしょう? まず、今の話じゃなくて帰国するかしないかはどう? こちらに戻ってくるかどうかは後から決めればいいから今は問わないわ」
紅児は一生懸命話を聞いて考えた。
母に無事な姿を見せてあげたい。
実際に会って話もしたい。
叔父との関係を認められるかどうかは別として。
「いずれ……帰国できればと思います……」
どうにかそれだけ答える。これが今の紅児にとっての精いっぱい答えだった。
「でも、戻ってきます」
「そう」
花嫁は多くを聞かず、笑顔でそれだけ言った。
「ところで、一応船に乗れるかどうか実験してみる? それでまた考えも変わるかもしれないし。例えば今乗れなくても何年かしたら乗れるようになるかもだしね」
「……そうですね」
すごく気軽に花嫁に言われた。紅児は目を丸くして、それもいいかもしれないとも思った。
「一応帰国の準備を整えて、叔父さんともう一度会って話をしなさい。もちろん今回帰れって話じゃないわ。乗れなかったらそのまま戻ってくればいいし、乗れたとしてもやっぱりまだ帰りたくないと思えば戻ってきていいのだから」
とうとう紅児は口元に笑みを浮かべた。花嫁の話は公平なようでいて紅児が帰国しない方向で考えられているのが面白かった。それはまるでまだこの国にいたいという紅児の気持ちを代弁してくれているようにも感じられた。
そうして気付く。
(私……まだこの国から離れたくないのね……)
半年前ならば考えられなかった思い。
村にいた時は養父母以外大事な人はいなかった。
でも今は。
花嫁、侍女頭の陳、大部屋の侍女たち、馬、女官の延、黒月、それからそれから……。
隣を見る。
(紅夏さま……)
紅児の視線に気づいて柔らかく笑んでくれる、誰よりも愛しい未来の旦那様。
「はい」
素直に紅児は返事をする。
花嫁はそれに、安心したように微笑んだ。
花嫁に顔を出す前にまず朝食をとろうという話になり、食堂に着いた時にはそろそろ朝食の時間も終りという頃だった。
「あ……仕事……」
そこでようやく紅児は本日の仕事を休んだ、ということに気付いてしまった。
昨日一日は休みにしてもらえたものの、さすがに今日はいつも通り仕える予定だっただけに紅児はひどく申し訳ないと思った。
「帰国するのが前提であれば、すでに暇をいただいてもおかしくはないが?」
そんな紅児の様子をからかうように紅夏が言った。
「……確かに。それも、そうですよね」
迎えの船はすでに来ているのだ。それほど長い期間滞在はしないだろう。紅児が帰国するつもりならばそろそろ準備を始めなければならない。
ここから一番近い港は天津港だ。馬車で片道三時辰(約6時間)はかかる。叔父が乗ってきた船も天津に留まっているのだろう。
「あの……船は何日に出港するのでしょうか……?」
「……確か二十六日と言っていた。今日を入れてあと六日だな」
「ええっ!?」
紅児は驚いたが、滞在日数を考えて納得する。叔父が花嫁と対面したのが3日前。到着したのは遅くともその前日だと考えると滞在日数は10日というところだ。そういえば紅児が父に着いてきた時も大体それぐらいの日数しか滞在しなかったように思う。
紅児の体の都合で船に乗れるかどうかもわからないのに、あと6日しかないのは正直痛い。天津への移動なども含めてだから悩める時間はほんのわずかしかない。帰るにしても帰らないにしてももう一度叔父に会っておく必要はあるし、帰るのならばお世話になった人々に挨拶もしなければいけない。
いろいろ考えたらどうしたらいいのか余計にわからなくなり、紅児は文字通り頭を抱えた。
そこへいつも通り食べ物が口元に差し出される。彼女は反射的に口を開けて食べる。
「紅児、まずは食べろ。話はそれからだ」
もぐもぐと口を動かしながら紅夏の言に頷く。言いえて妙だった。
朝食を終えて朱雀の室に向かう。昨夜花嫁はそこで過ごしたようだった。
扉の前に控えていた黒月に紅夏が声をかける。
「お待ちです」
黒月がそう言い、扉を開けた。足を踏み入れると朱雀の腕の中で食事をしている花嫁が目に入った。
「おはよう、エリーザ」
「お食事中のところ邪魔をしまして申し訳ありません」
紅夏が礼をとる。
「気にしなくていいわ。……たいへんなことだわね」
後の言葉は紅児に向けられたものだ。紅児は胸が熱くなり、平伏した。
「せっかくの花嫁様のご厚意、無下にして申し訳ありませんっ!!」
本当に申し訳ないと思う。あれから全く顔を出さない紅児を心配していてくれたはずだ。
「紅夏、起こしてちょうだい。エリーザ、そのことについては後で話をしましょう。まず……どうしたいのか教えて?」
紅夏によって引き起こされ、紅児はおそるおそる花嫁を伺った。花嫁はなんということもない表情をしていた。だからといって許されることではないだろう。
花嫁の質問に紅児は改めて考える。しばらく考えてみたがやっぱり答えは見つからなかった。
「……ええと……ごめんなさい、わかりません……」
消え入りそうな声で答えたが、花嫁は特に咎めなかった。
「じゃあ質問を変えるわ。紅夏と結婚する?」
紅児は赤くなったが、どうにか応えた。
「は、はい! 結婚、します……!」
「船に乗ることを考えると遅くとも今夜には紅夏に抱かれる必要があるわ。それは大丈夫?」
「だ、大丈夫です……」
これ以上ないほど顔が熱くなる。
「それなら選択肢は2つね。帰国するか、しないか。でも紅児の体の反応も考慮しなくちゃいけないわね。今回帰国するなら船に乗れるかどうかの実験も含めてすぐに決断をしなくてはならないわ。帰国はするけれども落ち着いてから、というのであれば何年先でもかまわないと思う。紅夏とゆっくり愛を深めてから帰国すればいいでしょう? まず、今の話じゃなくて帰国するかしないかはどう? こちらに戻ってくるかどうかは後から決めればいいから今は問わないわ」
紅児は一生懸命話を聞いて考えた。
母に無事な姿を見せてあげたい。
実際に会って話もしたい。
叔父との関係を認められるかどうかは別として。
「いずれ……帰国できればと思います……」
どうにかそれだけ答える。これが今の紅児にとっての精いっぱい答えだった。
「でも、戻ってきます」
「そう」
花嫁は多くを聞かず、笑顔でそれだけ言った。
「ところで、一応船に乗れるかどうか実験してみる? それでまた考えも変わるかもしれないし。例えば今乗れなくても何年かしたら乗れるようになるかもだしね」
「……そうですね」
すごく気軽に花嫁に言われた。紅児は目を丸くして、それもいいかもしれないとも思った。
「一応帰国の準備を整えて、叔父さんともう一度会って話をしなさい。もちろん今回帰れって話じゃないわ。乗れなかったらそのまま戻ってくればいいし、乗れたとしてもやっぱりまだ帰りたくないと思えば戻ってきていいのだから」
とうとう紅児は口元に笑みを浮かべた。花嫁の話は公平なようでいて紅児が帰国しない方向で考えられているのが面白かった。それはまるでまだこの国にいたいという紅児の気持ちを代弁してくれているようにも感じられた。
そうして気付く。
(私……まだこの国から離れたくないのね……)
半年前ならば考えられなかった思い。
村にいた時は養父母以外大事な人はいなかった。
でも今は。
花嫁、侍女頭の陳、大部屋の侍女たち、馬、女官の延、黒月、それからそれから……。
隣を見る。
(紅夏さま……)
紅児の視線に気づいて柔らかく笑んでくれる、誰よりも愛しい未来の旦那様。
「はい」
素直に紅児は返事をする。
花嫁はそれに、安心したように微笑んだ。
21
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
【完結】勤労令嬢、街へ行く〜令嬢なのに下働きさせられていた私を養女にしてくれた侯爵様が溺愛してくれるので、国いちばんのレディを目指します〜
鈴木 桜
恋愛
貧乏男爵の妾の子である8歳のジリアンは、使用人ゼロの家で勤労の日々を送っていた。
誰よりも早く起きて畑を耕し、家族の食事を準備し、屋敷を隅々まで掃除し……。
幸いジリアンは【魔法】が使えたので、一人でも仕事をこなすことができていた。
ある夏の日、彼女の運命を大きく変える出来事が起こる。
一人の客人をもてなしたのだ。
その客人は戦争の英雄クリフォード・マクリーン侯爵の使いであり、ジリアンが【魔法の天才】であることに気づくのだった。
【魔法】が『武器』ではなく『生活』のために使われるようになる時代の転換期に、ジリアンは戦争の英雄の養女として迎えられることになる。
彼女は「働かせてください」と訴え続けた。そうしなければ、追い出されると思ったから。
そんな彼女に、周囲の大人たちは目一杯の愛情を注ぎ続けた。
そして、ジリアンは少しずつ子供らしさを取り戻していく。
やがてジリアンは17歳に成長し、新しく設立された王立魔法学院に入学することに。
ところが、マクリーン侯爵は渋い顔で、
「男子生徒と目を合わせるな。微笑みかけるな」と言うのだった。
学院には幼馴染の謎の少年アレンや、かつてジリアンをこき使っていた腹違いの姉もいて──。
☆第2部完結しました☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる