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18.他の勤務地から同僚が帰ってきた
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「これはカイエの性欲処理用だよっ! カイエがいっぱい気持ちよくなる為だからっ!」
「……いや、それはないだろ……」
いくらなんでも騙されないぞと俺はリックを睨んだ。
今リックが手に持っているのは細い棒のようなもので、ちんちんの性感を高める為のものだと言われた。さっぱりわからなかったので使い方を聞いてみたら、勃起したちんちんの尿道に入れて使うものだと聞いて蒼褪めた。尿道は物を入れるところではない。
「ええ~? もっと気持ちよくなれちゃうのにっ?」
「そんなこと言うならお前が使ってみせろよ。それで気持ちよさそうだったらさせてやる」
「えええ~、リックの為なのに……」
だが自分のイチモツに使う気はないらしい。それが答えだと思った。
そのことを翌日医務室でキリーン先生に訴えたら、
「うーん、さすがに尿道はハードルが高いよね。せめてそれ用の魔物で慣らした後ならいいけど」
ととんでもないことを言われた。
「え? そういうのってあるんですか?」
「あるよ。うちのは天使だからそういう金属的な道具を使ってはやらないけど、尿道も慣れるとものすごく気持ちよくなるとは聞いているね。搾乳用の魔物を使えば安全に尿道でも楽しめるよ」
「えええ……」
搾乳用って搾乳用って……。俺は顔が熱くなるのを感じた。
「さ、搾乳用ってそんな……」
「子どもを産むと使うことが多いかな。うまく乳を吸えない赤ちゃんがいる家庭は、搾乳用の魔物で絞った乳をあげたりもするね。天使さまにも使うけど、性的な行為にも使うことは多いよ。興味があれば借りてみるといいんじゃないかな。あ、週一とかで尿道をいじるなら買っても大丈夫だけど」
「い、いらないです……」
エロにかける情熱、怖い。
「そういえば尿道オナニーにはまっちゃった子がいたな。搾乳用の魔物買って、毎晩ちんちんにくっつけて楽しんでるらしいよ」
「な、なんでそんなこと知ってるんですかっ!?」
「魔物で傷つくことはないけど、身体の状態を調べてあげることは大事だろう? 搾乳用の魔物を使ってオナニーをしているところもちゃんと確認したよ。何かあったらたいへんだからね」
不思議そうに言われて慄いた。そんなところまで見るなんて。
「だからしたくなったらいつでも相談においで。性欲処理の方法は人それぞれだから。誰かに迷惑さえかけなければどんなやりかたでやっても大丈夫だよ。危険なことだけは止めるけど」
「は、はい……ありがとうございます」
というわけで棒状の物は絶対ダメだとリックに伝えた。
「搾乳用の魔物かぁ……」
「俺は嫌だからな」
「そうだよねー、早く給料日にならないかなー」
そういえば給料日になったらプロポーズするようなことを言っていた気がする。
「……俺にフラれるとか、考えないのかよ……」
「そしたら引き続きカイエの性欲処理をするよ。どんな形であれ、カイエには触れたいし」
「それでいいのかよ……」
「本当は嫌だけど、カイエが僕をそういう意味で好きじゃないならしょうがないじゃない? もちろん僕は毎日口説くけどね!」
「うっざ……」
「カイエひどーい!」
毎晩唇を重ねて、乳首をいじられて、ちんちんを舐めしゃぶられて、尻穴の中を舐められたりいじられたりする。その度にほだされそうになるから、俺は”これはただの性欲処理なんだ”と自分に言い聞かせる。こうしていると、俺もだんだん何をしているのかわからなくなってきた。
俺はいったい、どうしたいんだろう?
そうして日々訓練をしたりと騎士の仕事をしていたら、北の森付近で勤務していた同僚たちが戻ってきた。
「よー、カイエ! 今戻ったぞ!」
「俺はてめーの嫁じゃねえっての。おかえり」
騎士になってから友人となったエルクだった。コイツは王城よりもそういった外れの方の勤務を主に希望している奴で、今回戻ってきたのは交替もあるが新しく騎士になった者がいると聞いてスカウトにきたらしかった。
「今回はめぼしい奴はいるか?」
「さぁ……そんなの朝確かめればいいだろ。俺はそれどころじゃないんだよ」
「相変わらず人付き合いは苦手か」
エルクが笑った。
「いろいろあんだよ」
「カイエー、この人誰ー?」
後ろから抱き付いてきて顔を出したのは案の定リックだった。
「ああ、普段北の森で勤務してる同僚のエルクだ」
「へー、すごいんですね。リックです。カイエとは兵士の時から仲良しです!」
「ふうん?」
エルクが面白いと言いたそうな表情をした。
「じゃあリックの方がカイエとは付き合い長いんだな。俺はエルク。カイエとは騎士になってから知り合った。いずれカイエを北の森に連れていこうと思っている。よろしく」
「えええ……」
抗議しようとしたけど、なんかリックとエルクの目が怖い。エルクは俺よりも頭半分ぐらい背が高く、身体もすごく鍛えられている。
「カイエは僕と王都で暮らすんだよね?」
「あ、ああ……」
別にリックとじゃなくてもいいけどな。悪いが北の森なんて恐ろしいところには行きたくない。それこそ野生の魔物の巣なので。
「ふうん? カイエ、今夜お前の部屋に泊めてくれよ」
「ええ? 兵舎貸してもらえるんだろ? あっち行けよ」
「相変わらずつれないな」
「そういう問題じゃないだろ」
最近はリックを部屋に入れてるから他の奴は入れたくないと思ったのだ。今回エルクはいつになくしつこくて、疲れた。なんなんだろうな?
「……いや、それはないだろ……」
いくらなんでも騙されないぞと俺はリックを睨んだ。
今リックが手に持っているのは細い棒のようなもので、ちんちんの性感を高める為のものだと言われた。さっぱりわからなかったので使い方を聞いてみたら、勃起したちんちんの尿道に入れて使うものだと聞いて蒼褪めた。尿道は物を入れるところではない。
「ええ~? もっと気持ちよくなれちゃうのにっ?」
「そんなこと言うならお前が使ってみせろよ。それで気持ちよさそうだったらさせてやる」
「えええ~、リックの為なのに……」
だが自分のイチモツに使う気はないらしい。それが答えだと思った。
そのことを翌日医務室でキリーン先生に訴えたら、
「うーん、さすがに尿道はハードルが高いよね。せめてそれ用の魔物で慣らした後ならいいけど」
ととんでもないことを言われた。
「え? そういうのってあるんですか?」
「あるよ。うちのは天使だからそういう金属的な道具を使ってはやらないけど、尿道も慣れるとものすごく気持ちよくなるとは聞いているね。搾乳用の魔物を使えば安全に尿道でも楽しめるよ」
「えええ……」
搾乳用って搾乳用って……。俺は顔が熱くなるのを感じた。
「さ、搾乳用ってそんな……」
「子どもを産むと使うことが多いかな。うまく乳を吸えない赤ちゃんがいる家庭は、搾乳用の魔物で絞った乳をあげたりもするね。天使さまにも使うけど、性的な行為にも使うことは多いよ。興味があれば借りてみるといいんじゃないかな。あ、週一とかで尿道をいじるなら買っても大丈夫だけど」
「い、いらないです……」
エロにかける情熱、怖い。
「そういえば尿道オナニーにはまっちゃった子がいたな。搾乳用の魔物買って、毎晩ちんちんにくっつけて楽しんでるらしいよ」
「な、なんでそんなこと知ってるんですかっ!?」
「魔物で傷つくことはないけど、身体の状態を調べてあげることは大事だろう? 搾乳用の魔物を使ってオナニーをしているところもちゃんと確認したよ。何かあったらたいへんだからね」
不思議そうに言われて慄いた。そんなところまで見るなんて。
「だからしたくなったらいつでも相談においで。性欲処理の方法は人それぞれだから。誰かに迷惑さえかけなければどんなやりかたでやっても大丈夫だよ。危険なことだけは止めるけど」
「は、はい……ありがとうございます」
というわけで棒状の物は絶対ダメだとリックに伝えた。
「搾乳用の魔物かぁ……」
「俺は嫌だからな」
「そうだよねー、早く給料日にならないかなー」
そういえば給料日になったらプロポーズするようなことを言っていた気がする。
「……俺にフラれるとか、考えないのかよ……」
「そしたら引き続きカイエの性欲処理をするよ。どんな形であれ、カイエには触れたいし」
「それでいいのかよ……」
「本当は嫌だけど、カイエが僕をそういう意味で好きじゃないならしょうがないじゃない? もちろん僕は毎日口説くけどね!」
「うっざ……」
「カイエひどーい!」
毎晩唇を重ねて、乳首をいじられて、ちんちんを舐めしゃぶられて、尻穴の中を舐められたりいじられたりする。その度にほだされそうになるから、俺は”これはただの性欲処理なんだ”と自分に言い聞かせる。こうしていると、俺もだんだん何をしているのかわからなくなってきた。
俺はいったい、どうしたいんだろう?
そうして日々訓練をしたりと騎士の仕事をしていたら、北の森付近で勤務していた同僚たちが戻ってきた。
「よー、カイエ! 今戻ったぞ!」
「俺はてめーの嫁じゃねえっての。おかえり」
騎士になってから友人となったエルクだった。コイツは王城よりもそういった外れの方の勤務を主に希望している奴で、今回戻ってきたのは交替もあるが新しく騎士になった者がいると聞いてスカウトにきたらしかった。
「今回はめぼしい奴はいるか?」
「さぁ……そんなの朝確かめればいいだろ。俺はそれどころじゃないんだよ」
「相変わらず人付き合いは苦手か」
エルクが笑った。
「いろいろあんだよ」
「カイエー、この人誰ー?」
後ろから抱き付いてきて顔を出したのは案の定リックだった。
「ああ、普段北の森で勤務してる同僚のエルクだ」
「へー、すごいんですね。リックです。カイエとは兵士の時から仲良しです!」
「ふうん?」
エルクが面白いと言いたそうな表情をした。
「じゃあリックの方がカイエとは付き合い長いんだな。俺はエルク。カイエとは騎士になってから知り合った。いずれカイエを北の森に連れていこうと思っている。よろしく」
「えええ……」
抗議しようとしたけど、なんかリックとエルクの目が怖い。エルクは俺よりも頭半分ぐらい背が高く、身体もすごく鍛えられている。
「カイエは僕と王都で暮らすんだよね?」
「あ、ああ……」
別にリックとじゃなくてもいいけどな。悪いが北の森なんて恐ろしいところには行きたくない。それこそ野生の魔物の巣なので。
「ふうん? カイエ、今夜お前の部屋に泊めてくれよ」
「ええ? 兵舎貸してもらえるんだろ? あっち行けよ」
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最近はリックを部屋に入れてるから他の奴は入れたくないと思ったのだ。今回エルクはいつになくしつこくて、疲れた。なんなんだろうな?
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