142 / 228
新しい村で愛されています(続々編)
番外編その3:温泉でしっぽりしよう(6)
しおりを挟む
「ルーイ、かわいいね」
「んっ……」
露天風呂に浸かったままロイに口づけられた。横に顔を向けて口づけている形だ。反対側からインが俺の首筋を舐める。お風呂の中でするのはだめだって思う。だって絶対のぼせちゃうから。
「んんっ、ロイぃ……」
「ルイ、だめだよ……」
キスするのは好きだけどお風呂ではだめだってと口を離したけど、すぐに追いかけられてまた塞がれてしまった。首に腕を絡められたら逆らえない。だってロイのことも好きだから。
「んっ、んっ、だぁめっ……」
放してほしくて、俺はロイのちんちんを握った。
「ひゃあっ!? ルイってばなんてことすんのっ!?」
ばしゃん! って湯が跳ねる。ロイの驚いた顔が面白くてつい笑ってしまった。
「お風呂ではだめだって。インも。のぼせちゃったらもったいないだろ?」
「それもそうだな」
のぼせたらしばらく涼しいところで寝転がってないと回復しない。その時間がもったいないからのぼせるようなことはしないでほしかった。でもロイのはにぎにぎしちゃう。
「もう~、ルイってばなんてことすんのぉ……」
「ごめん。でものぼせたくないしさ……」
恨みがましい目で見られる。ロイの顔にちゅ、ちゅとバードキスをした。こういうのならいいんだけどな。
「ルイ、おいたしちゃだめだよ~」
「だってロイのおっきくなってる」
「も~、なんで恥ずかしがり屋なのに僕たちのは触りたがるかな~」
ロイがまいったというように俺の腕を掴んだ。インの手が妖しく俺の尻に触れたので、その手は軽く叩いておいた。
「お風呂ではだめっ!」
「……ロイのは触ってるだろう」
「じゃあインのも握るよ」
「俺のはいい」
インのイチモツを握ろうとしたら逃げられた。なんでだよ。俺の全身には触れるし舐めるのに自分たちが触られるのは嫌がるんだよな。不思議だ。
「もーゆっくり入ってらんない……」
温泉大好きなのに。悔しいからロイのをしごいていたらなんかちょっとくらくらしてきた。あ、だめかも。
「ルイッ!?」
「ルイ!」
自分がのぼせないようにってガードしたつもりが、いろいろしていたせいか結局のぼせたっていうね……。水分けっこう摂ったんだけどなぁ。
庭にあるデッキチェアにバスタオルでくるまれてぐったりしていた。冷たい飲み物をもらって心配そうな顔つきの二人に「ごめん」って謝った。
「本当にルイはお風呂ではだめなんだね。これからは気をつけるね」
「温泉だから余計だったのかもしれないな。ルイ、悪かった」
二人も反省してくれたみたいだ。これからはお風呂にゆっくり浸かることもできそうだった。
冷たいお茶と果物がとてもおいしい。
ロイが庭の向こうを覗き込むようにして難しい顔をしていた。
「この庭の向こうってどこの敷地なの? 向こうから見えたりしない?」
「確認した方がいいな。エイン、聞いてこい」
「承知しました」
そう、結局エインも着いてきてるんだよな。今回は新婚旅行を兼ねてるようなことをロイが言ってたからエインは控えてるだけだけど。
「人の姿は見えないけど、大丈夫かな~? 今回この一角は貸切してるんでしょう?」
「ああ、向こうに見える敷地が問題だな」
結果として、庭の向こうに見えた芝生から林の敷地はこの温泉旅館のものらしかった。それを確認している間に体調が戻ってきたので、俺はほっとした。それでもよっぽど二人は懲りたのか、飲み物は? おやつは? 本読むか? など甲斐甲斐しく俺を世話してくれた。なんかこういうのもちょっとくすぐったくって好きかも。
昼食の準備が整ったという連絡を受けて、俺は白くて肌触りのいい靴下を履かされた。履かせてくれたのはインで、ロイは自分で履いていた。ちょっとムッとする。
「ロイの靴下履かせたいのに……」
「だーめ。かわいいこと言うと襲っちゃうよ?」
なんでそうなるんだろう。
旅館の大広間のような食堂に連れて行かれるかと思ったら、居間から出てすぐの建物に案内された。この一角専用の食堂のようだった。大きなテーブルに椅子が三脚横に並べられている。普通は一辺に一脚ずつの配置だろうが、二人は俺を挟むように席を配置させたみたいだった。
「うわぁ……すごいね……」
三人共お酒は飲まなかった。
「この国って昼間お酒飲んじゃいけないとかっていうのある?」
「いや? 飲む奴は飲むだろ。俺は酒よりもルイに酔うつもりだからな」
なんかその言い方がオヤジっぽくて嫌だ。でも自分が飲む分にはいいけど誰かのアルコール臭って好きじゃないんだよな。だから二人が飲まないのは単純に嬉しかった。
それにしてもけっこうなボリュームだった。肉料理も魚料理もメインで出てきて、すぐにおなかいっぱいになった。食堂を出る時給仕してくれた人に、
「おいしかったです。厨房の方によろしくお伝えください」
と声をかけたら、その人は真っ赤になって頭を下げた。部屋に戻ったら、インの足はまっすぐ寝室に向かった。
「? イン?」
まだ食休みしないとさすがに……と思ったんだけど、ベッドにドサッと少し乱暴に下ろされたかと思うと、インが噛みつくように口づけてきた。
どうしたんだろう。けっこう我慢させちゃったかな。
ーーーーー
12/1 スピンオフ「敏感なイケメン騎士は童顔騎士に溺愛される」完結しました~。
超敏感な騎士が同僚に身も心も落とされちゃう話です。敏感だから感じすぎちゃってやヴぁい。
まだの方は読んでやってくださいませ~
「んっ……」
露天風呂に浸かったままロイに口づけられた。横に顔を向けて口づけている形だ。反対側からインが俺の首筋を舐める。お風呂の中でするのはだめだって思う。だって絶対のぼせちゃうから。
「んんっ、ロイぃ……」
「ルイ、だめだよ……」
キスするのは好きだけどお風呂ではだめだってと口を離したけど、すぐに追いかけられてまた塞がれてしまった。首に腕を絡められたら逆らえない。だってロイのことも好きだから。
「んっ、んっ、だぁめっ……」
放してほしくて、俺はロイのちんちんを握った。
「ひゃあっ!? ルイってばなんてことすんのっ!?」
ばしゃん! って湯が跳ねる。ロイの驚いた顔が面白くてつい笑ってしまった。
「お風呂ではだめだって。インも。のぼせちゃったらもったいないだろ?」
「それもそうだな」
のぼせたらしばらく涼しいところで寝転がってないと回復しない。その時間がもったいないからのぼせるようなことはしないでほしかった。でもロイのはにぎにぎしちゃう。
「もう~、ルイってばなんてことすんのぉ……」
「ごめん。でものぼせたくないしさ……」
恨みがましい目で見られる。ロイの顔にちゅ、ちゅとバードキスをした。こういうのならいいんだけどな。
「ルイ、おいたしちゃだめだよ~」
「だってロイのおっきくなってる」
「も~、なんで恥ずかしがり屋なのに僕たちのは触りたがるかな~」
ロイがまいったというように俺の腕を掴んだ。インの手が妖しく俺の尻に触れたので、その手は軽く叩いておいた。
「お風呂ではだめっ!」
「……ロイのは触ってるだろう」
「じゃあインのも握るよ」
「俺のはいい」
インのイチモツを握ろうとしたら逃げられた。なんでだよ。俺の全身には触れるし舐めるのに自分たちが触られるのは嫌がるんだよな。不思議だ。
「もーゆっくり入ってらんない……」
温泉大好きなのに。悔しいからロイのをしごいていたらなんかちょっとくらくらしてきた。あ、だめかも。
「ルイッ!?」
「ルイ!」
自分がのぼせないようにってガードしたつもりが、いろいろしていたせいか結局のぼせたっていうね……。水分けっこう摂ったんだけどなぁ。
庭にあるデッキチェアにバスタオルでくるまれてぐったりしていた。冷たい飲み物をもらって心配そうな顔つきの二人に「ごめん」って謝った。
「本当にルイはお風呂ではだめなんだね。これからは気をつけるね」
「温泉だから余計だったのかもしれないな。ルイ、悪かった」
二人も反省してくれたみたいだ。これからはお風呂にゆっくり浸かることもできそうだった。
冷たいお茶と果物がとてもおいしい。
ロイが庭の向こうを覗き込むようにして難しい顔をしていた。
「この庭の向こうってどこの敷地なの? 向こうから見えたりしない?」
「確認した方がいいな。エイン、聞いてこい」
「承知しました」
そう、結局エインも着いてきてるんだよな。今回は新婚旅行を兼ねてるようなことをロイが言ってたからエインは控えてるだけだけど。
「人の姿は見えないけど、大丈夫かな~? 今回この一角は貸切してるんでしょう?」
「ああ、向こうに見える敷地が問題だな」
結果として、庭の向こうに見えた芝生から林の敷地はこの温泉旅館のものらしかった。それを確認している間に体調が戻ってきたので、俺はほっとした。それでもよっぽど二人は懲りたのか、飲み物は? おやつは? 本読むか? など甲斐甲斐しく俺を世話してくれた。なんかこういうのもちょっとくすぐったくって好きかも。
昼食の準備が整ったという連絡を受けて、俺は白くて肌触りのいい靴下を履かされた。履かせてくれたのはインで、ロイは自分で履いていた。ちょっとムッとする。
「ロイの靴下履かせたいのに……」
「だーめ。かわいいこと言うと襲っちゃうよ?」
なんでそうなるんだろう。
旅館の大広間のような食堂に連れて行かれるかと思ったら、居間から出てすぐの建物に案内された。この一角専用の食堂のようだった。大きなテーブルに椅子が三脚横に並べられている。普通は一辺に一脚ずつの配置だろうが、二人は俺を挟むように席を配置させたみたいだった。
「うわぁ……すごいね……」
三人共お酒は飲まなかった。
「この国って昼間お酒飲んじゃいけないとかっていうのある?」
「いや? 飲む奴は飲むだろ。俺は酒よりもルイに酔うつもりだからな」
なんかその言い方がオヤジっぽくて嫌だ。でも自分が飲む分にはいいけど誰かのアルコール臭って好きじゃないんだよな。だから二人が飲まないのは単純に嬉しかった。
それにしてもけっこうなボリュームだった。肉料理も魚料理もメインで出てきて、すぐにおなかいっぱいになった。食堂を出る時給仕してくれた人に、
「おいしかったです。厨房の方によろしくお伝えください」
と声をかけたら、その人は真っ赤になって頭を下げた。部屋に戻ったら、インの足はまっすぐ寝室に向かった。
「? イン?」
まだ食休みしないとさすがに……と思ったんだけど、ベッドにドサッと少し乱暴に下ろされたかと思うと、インが噛みつくように口づけてきた。
どうしたんだろう。けっこう我慢させちゃったかな。
ーーーーー
12/1 スピンオフ「敏感なイケメン騎士は童顔騎士に溺愛される」完結しました~。
超敏感な騎士が同僚に身も心も落とされちゃう話です。敏感だから感じすぎちゃってやヴぁい。
まだの方は読んでやってくださいませ~
11
あなたにおすすめの小説
親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた
こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。
実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…
彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜??
ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。
みんなから嫌われるはずの悪役。
そ・れ・な・の・に…
どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?!
もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣)
そんなオレの物語が今始まる___。
ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる