始まりはタオルじゃなかった

豆腐屋

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据え膳食わぬは③

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「あっ♡ああっ♡そこはっ 、翔真っ!」

胸に吸い付きながら、竜二のボトムに手をかけると、焦ったような声で咎められる。
翔真としては、意地でも自分の手で脱がせたい。
この手で、竜二が纏う最後の一枚まで奪って生まれままの姿に戻したい!
上半身は、竜二が自ら脱いでしまった。残された下半身だけは譲れない。

部屋だって暗くしたのに!!本当は明るい方が良かった!!竜二さんの体、隅々まで見たい!

「竜二さん、お願い、俺に任せて・・・」

甘えた声で強請って、唇にキスをする。
優しい恋人は抑えていた手の力を緩めてくれた。

「ありがと、竜二さん♡嬉しい♡♡」
「あっ♡、俺も、あっ♡お前を脱がせてもいいか?」
「うん、いいよ。竜二さんにお願いするね♡」

竜二が、翔真のカットソーに手をかけると、悪戯するように、翔真の手が体を撫で回す。頭から服を引き抜く、中に着ていたタンクトップも同じように脱がした。
乱れた髪を直すように頭を撫でると、深いキスをおくられ、素肌同士がくっついてあつい。

「あっん、クチュ♡ちゅっ♡しょうまっ」
「んっ、竜二さんっ」

翔真は、キスをしながら体をまさぐって器用に竜二のボトムの釦をはずしファスナーを下げた。
中の黒いボクサーパンツの中心が膨らんでいる。下着の上から手を這わせると、竜二の体がゆれた。

「あっ♡あっ♡」

生地が湿ってきているのが分かる。竜二の体を仰向けに押し倒し、自分の体を下へずらして見事な腹筋に口づけをした。
ボトムと下着を、まとめてずり下げるとあつく硬くなった彼の欲望が目の前に飛び出した。
体格に見合う立派なものだ。

これから先、使うことないけどね?そのかわり、俺が、ずっと可愛がってあげるね♡

「あぁぁぁっ♡♡♡」

翔真は、躊躇することなく竜二のものを、口にふくんだ。
口淫されるのは、過去にも経験があるが翔真にされるとは思ってもなかった。
いくら自分のことが好きだと言っていても、同じ男が、そこまでできるとは思っていなかったからだ。

「ひぃん♡しょっまっ♡やめっ、そんなところをっ」

口の中で先っぽを舐め回され、裏筋をくすぐられる。
あついぐらいの唾液と舌が、気持ちいいところを加減なしで責めてくる。

ぐちゅ♡ぐちゅ♡ぴちゃ、れろ♡

濡れた音も恥ずかしい。薄暗い部屋の中で、余計に気になってしまう。

「あぁっ♡翔真っだめだ、あっ♡あっ♡」

強い快感に、思わず翔真の髪をつかんでしまう。
敏感な部分は、口の中で舐め回され、根元や玉は手で愛撫され、どんどん限界がせまってくる。

「んっ、竜二さん、気持ちいい?」

一旦、口を離して問うが手は休むことなく、愛撫を続けている。あつい肉棒がビクビクと震え、限界が近いことがわかる。

「あっ♡やめっぇ♡しょぅまぁ♡」
「気持ちいい?いきそう?」
「ひぃぃん♡♡」

先っぽの小さな穴を舌でグリグリと押され、それと同時に裏筋を手で擦られる。
快感に耐えるため、空いていた片手でシーツを強く掴んだ。

「しょぅまっ♡しょぅまっ♡」
「気持ちいい?おしえて?」
「あぁっ♡しょぅま♡」

気持ちいい、さっきからずっと気持ちいい。
気持ち良すぎて、辛いぐらいに。自分のペースにコントロールできない快感は、もはや暴力のようだった。
抱く立場の時には経験したことがない、一方的に与えられつづける快感に、頭がおかしくなりそうで必死に翔真をよんだ。

「ここにいるよ、竜二さん♡」

めっちゃ俺のことよんでるー♡うれしい♡かわいい♡
いつも余裕があって大人なのに!!
こんなに、みだれてる!!

竜二のあわれもない姿に、興奮する。自分の手で絶頂を迎えた姿がみたい。

「きもちいいっ♡しょっまっ、きもちぃっ♡」
「可愛い、竜二さん♡どんどん気持ちよくなって♡」
「あっ♡だめっ、しょうまっ」

再び口に含んで舐め回すと、味が濃い。先程から絶頂を我慢している竜二は、口を離させようと強く翔真の頭を押した。

「でるっ、しょうまっ、はなせ、でるからぁっ」
「らして」
「ひっ♡」

恋人であろうとも口に出すのは抵抗がある。しかし、翔真により強く吸われ舐められ、早く出せと言わんばかりに追い詰めれあがらうのも限界だ。

「ひぁぁぁっ、んんっ♡♡」

竜二の体が大きく数度痙攣し、翔真は熱い苦味を口の中に感じた。どろりとしたは、それ間違いなく竜二から出た体液で美味くはないが嬉々として飲み込んだ。

「翔真・・・すまない・・・口に・・・」
「えっ?ぜんぜんいーよ?俺が飲みたかったから♡」

恥ずかしいより衝撃だった。飲み込んだのか?あれを?

「っっ!?出せっ!!」
「無理だってば、もう飲み込んじゃったし。」

自分が竜二のを飲んだからと言って、逆を強要するするつもりもないし、自分がする分には許して欲しい。
翔真は、ベッドサイドにおいてあったミネラルウォーターに口をつけた。
不快感からではなく、そのままではキスを拒否されるかもしれないと思ったからだ。

「もぅ、竜二さん!ほら、これで終わりじゃないんだよ?」

竜二の体を再度、ベッドに押し倒し足の間に割って入る。
ジムで履いているレギンス越しにしか見たことがなかったが、今は生足だ。感触を楽しみながら内腿にキスをする。

「気をつけるけど、痛かったら言ってね?」

細心の注意を払うつもりだが、万が一ということもある。翔真の言葉で、この先を察した竜二が羞恥にそまったのが伝わってきた。

「もっと暗くしてほしい・・・」

薄暗いと言っても、慣れてしまえば明るい気がする。
経験はなくても、男同士どこを使うかなんて知っている。

「竜二さん、あんまり見えないのも危ないから・・・ね?俺も初めてだし。」
「いや、でも・・・」

会話をしながら、ローションをとり手のひらであたためる。竜二の精悍な顔に不安が浮かぶ。

開いた足の奥に、ローションをまとまった翔真の指が触れ、恥ずかしさに耐えきれなくなり強く目を閉じた。




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