溺愛王子の甘すぎる花嫁~悪役令嬢を追放したら、毎日が新婚初夜になりました~

紅葉山参

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夜の散歩と、未来への約束

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 夜の王宮は、昼間とは違う、神秘的な美しさがある。夫であるビヨンド様は、公務を終えるとすぐに私リーシャの元へ来てくれる。

「リーシャ、少し夜の空気を吸いに行かないか」

 彼は私を誘ってくれた。もちろん、喜んで彼の誘いを受ける。

 私たちは二人きりで、王宮の庭園を散歩した。月明かりが、私たちを優しく照らしている。

「公務で疲れたでしょうに。休まなくて大丈夫ですか、ビヨンド様」

 私が彼を気遣うと、彼は私の手を握り、彼の胸に引き寄せた。

「きみの隣を歩いている時が、私にとって一番の休息だ。むしろ、きみと離れている時間の方が、私の心を疲弊させる」

 彼の言葉一つ一つが、私の心に深く響く。この方は、私をどれほど愛してくれているのだろう。

 庭園の奥には、小さな噴水があり、私たちはその縁に並んで座った。水の流れる音だけが、静かに響いている。

「リーシャ、きみと結婚してから、私の人生は完全に変わった。以前は、王子の責務として、冷徹に物事を判断しなければならないと、自分に言い聞かせていた」

 彼は、私にだけ見せる、少し憂いを帯びた表情を見せた。

「ですが、今はどうなのですか」

 私が尋ねると、彼は私を見て微笑んだ。

「今は、きみの笑顔を守るためなら、どんな困難も乗り越えられる。きみが私の心の拠り所だからだ。きみのために、私はもっと強く、もっと良い王にならなければならないと思えるようになった」

 彼は私の手を両手で包み込み、そっとキスをした。

「私の可愛い妻、きみが私に与えてくれた、この幸福を、私は永遠に手放したくない」

 彼の真摯な言葉に、私の胸は熱くなる。私は、この愛しい殿下のために、何ができるだろうか。

「ビヨンド様。私は、あなたの心の支えになれて、本当に幸せです。もし、あなたが辛い時は、いつでも私の胸でお休みください。私は、あなたを抱きしめるために、ここにいます」

 私の返事に、彼は感極まったように、私を強く抱きしめた。

「リーシャ…きみは、本当に私の理想の妻だ」

 彼は私の耳元で、甘い声で囁いた。

「きみと私の未来について、話そう。私たちは、たくさんの子供を授かるだろう。きみは、きっと素晴らしい母親になる」

 私は顔を赤くして、彼の胸に顔を埋めた。

「子供たちにも、あなたと同じくらい優しく、愛情深い人になってほしいです」

「ああ、もちろんだ。そして、私たちの愛を、子供たちにも惜しみなく注ごう。きみと私の愛が、この国で最も純粋で、揺るぎないものだと、皆に知らしめたい」

 私たちは、未来の子供たちの名前や、彼らがどんな教育を受けるべきかなど、夢のある話をたくさんした。

 夜も更け、私たちは部屋に戻った。彼は、私の身体を優しく抱き上げ、寝台まで運んでくれた。

「さあ、私の妻よ。未来の夢を語り合った後は、その愛を確かめ合う時間だ」

 彼は、私のドレスのボタンを一つ一つ外し、私の肌にキスをする。彼の愛は、私を完全に溶かしてしまうほど熱い。

「ビヨンド様、私は…」

 私の言葉は、彼の情熱的なキスによって遮られた。私たちは、未来への約束を胸に、夜が明けるまで愛し合った。
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