溺愛王子の甘すぎる花嫁~悪役令嬢を追放したら、毎日が新婚初夜になりました~

紅葉山参

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夫婦の絆と、名付けの相談

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 妊娠も後期に入り、私リーシャのお腹はすっかり大きくなった。夫ビヨンド様は、私リーシャが座っているときでさえ、背中にクッションを置き、足を休ませるための台を用意してくれる徹底ぶりだ。

「ビヨンド様、私は病気ではありませんから。そこまでしていただかなくても大丈夫です」

 私がそう言うと、彼はすぐに私の顔を覗き込み、私の手を握りしめた。

「きみは、私の身体の一部だ。そして、私たちの未来だ。どんなに過剰に気遣っても、足りないくらいだと思っている」

 彼の言葉には、一切の遠慮がない。彼は本当に、私と子どもを愛し、守ることに、全精力を注いでいるのだ。

 ある日の夜、私たちは寝台で、子どもの名付けについて話し合っていた。

「もし男の子なら、私と同じように強く、そして優しく育ってほしい。リーシャ、きみはどう思う?」

 彼が尋ねる。

「そうですね。そして、あなたのように、困っている人を助けられる、勇敢な心を持ってほしいです」

 私は、彼の理想を話す。

「では、女の子だったらどうだ。きみのように、美しく、そして周りを優しく包み込む、太陽のような子に育ってほしい」

 彼がそう言うと、私は恥ずかしくなって顔を覆った。

「ビヨンド様、私のように、なんて。あなたのような凛とした美しさも、兼ね備えてほしいです」

 私たちは、お互いの良いところを子どもに望みながら、いくつかの名前の候補を挙げた。

「アレン。この名前は、強さと優しさを兼ね備えている」

「リリア。花のように愛らしく、可憐な響きです」

 私たちは、一つの名前を選ぶのに、何時間も議論を重ねた。どの名前も、私たちの愛を込めて選ばなければならないからだ。

「私の妻よ。この名付けの時間は、本当に幸せだな。きみと二人で、この子の未来を語り合っている。これ以上の喜びはない」

 彼は、私の頭をそっと撫で、私の頬にキスをした。

「私たちの絆は、誰にも引き裂けないものだ。この子も、私たちと同じように、深い愛で結ばれた家族の一員となる」

 彼の言葉に、私は深く頷いた。ユーリーという邪魔者がいなくなったことで、私たちの愛は、揺るぎないものになったのだ。そして、その愛が、新しい命となって実を結んだ。

 結局、その夜は名前を決められなかったけれど、私たちは、この子の誕生を心から楽しみにしている。

「リーシャ、名付けはまだ時間がある。ゆっくり決めよう。その代わり、今夜は私に、きみの愛をたっぷり注いでくれ」

 彼は、私を優しく寝台に押し倒した。私のお腹が大きくなっているため、彼は細心の注意を払って私を愛してくれる。

 彼の深い愛情と、私たちの子どもへの期待が、夜を通して私たちを包み込んだ。この小さな命が、私たちの夫婦の絆をさらに強くしてくれる。
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