異世界に吹っ飛ばされたんで帰ろうとしたら戦車で宇宙を放浪するハメになったんですが

おっぱいもみもみ怪人

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異世界編 2章

第70話 街並

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 自衛隊員である、正秀と為次。
 彼らは日本での戦闘中に戦車に乗ったまま異世界へと飛ばされてしまった。
 そんな、異世界で現地の人であるターナに頼まれ、王都サイクスからポンタの街にお届け物をレオパルト2で配達中なのだ。
 この異世界で出会った、スイとマヨーラを同乗させて……

 「着いた」

 為次は目的地である、ポンタの街らしき塀の手前まで来たので、とりあえず停車した。
 前方には高さ20メートルはあるだろうか?
 結構な高さの塀があり、遠目で見た時は全体的に正方形に近い感じで囲っているように見えた。
 サイクスは茶色っぽい塀で円形に造られていたのに対して、ポンタの塀は白くて四角い。
 もっとも、白いと言っても長年の汚れで凄く汚いのだが……

 「着いたんだけど……」

 為次は後ろを振り向くと砲手席を覗き込んで見る。
 そこでは、正秀がイビキをかきながら寝ていた。
 その向こうでは、マヨーラも寝ているみたいだ。
 ついでに、スイの「むにゃむにゃ」って寝言も聞こえてくる。

 「みんな寝てんのか……」

 仕方ないので、周辺を見渡してみるが塀があるだけで入り口が無い。

 「あっちかな?」

 為次は呟くと、時計回りに戦車をゆっくり走らせる。
 角を曲がると遠くに人影が見える。

 「あそこかな?」

 戦車で人影にに近づくと、大きな閉じた門扉があり、その前に門兵らしき人物が2人居る。
 しかし、サイクスの門兵と違い、ラフな格好をしており、こちらを見てはいるものの特に驚いた様子はない。
 
 為次は2人の手前で戦車を停め、ハッチから頭を出しながら挨拶してみる。

 「こんにちは」

 まだ、午前中である。

 「やあ、おはよう」

 「おう、どうした? 入るのか?」

 「入れるの?」

 「おうよ、サダムネの仲間なんだろ?」

 「え?」

 「違うのか?」

 「その陸上艇は、サダムネさんと同じのでしょう?」

 「えっと…… サダムネさんの仲間じゃないけど、お届け物があるの」

 「そうなんだ、それじゃ直ぐに開けるから少し待ってて」

 「え? いいの? 兵隊さん達怒られないの?」

 「んー? 俺たちは兵隊じゃないぞ」

 「僕たちは冒険者なんだよ、交代で門番をしてるのさ」

 「ああ、そうなんすか」

 「それに、この街は出入り自由だぞ」

 「僕らは、モンスターが入らないように見張っているだけだよ」

 「んーなるへそ、じゃあ入らせて」

 「どうぞ」

 そして、門番の冒険者が門を開けようとしてくれた時だった。
 突然、マヨーラの声が聞こえる。

 「あら、もう着いたの?」

 そう言って車長ハッチから上半身を乗り出した。
 為次の位置からは見えない。

 「んお? マヨ起きた?」

 「なんだ、マヨーラじゃないか」

 「あら、あなた達、今日は当番なのね」

 「おう」

 「マヨ知り合い?」

 「ええ、同じ冒険者仲間だからね、知らない仲じゃないわ」

 「ふーん」

 と、その時。

 「喰らえ! これが俺の必殺技、必殺滅殺撲殺斬だぁぁぁ!」

 突如、正秀は意味不明なことを叫びながら目を覚ます。

 「うおっ、ビックリした」

 為次は少し驚いた。

 「マサヒデ…… 起き方もワイルドね……」

 「ん? なんだ夢か」

 「狂ったのかと思ったわ」

 為次は呆れて言った。

 「すまん、すまん。それで、着いたのか?」

 「ええ、今は入り口の前よ」

 「けっこう早かったな」

 「そりゃ、寝てればねぇ……」

 そんな、正秀の起床にゴタゴタしている内に、門番の冒険者は既に扉を開いてくれていた。
 
 「おいっ! 入るなら早くしてくれっ」

 「あ、はーい」

 為次は返事をすると、ゆっくりとレオパルト2を進ませた。

 門をくぐると、そこには美しい街並みが見えてきた。
 そに美しさに正秀と為次は感嘆の声をたてる。

 「うぉぉぉ、すげぇ……」

 「立派な街並みなんだぜ……」

 「どうでもいいけど、サダムネさんが分かんないね」

 「確かにな……」

 「あたしも、知らないわ」

 「うーん……」

 「まあ、せっかくだから街でも見物しながら探そうぜ」

 「うい」

 街中を物珍しそうにキョロキョロする正秀と為次。
 建物はレンガ造りが多く、正面は均一に揃えられている。
 その並びが両側にあり、建物と建物の間が道になっているのだが、その道幅がまた結構な広さなのだ。
 人通りは多いが、その道幅のおかげで、あまり混雑した感じを受けない。
 そして、道には何も邪魔な物が無く街の中が遠くまで見通すことができる。
 まるで、区画整理で作られた街のようだ。

 そんな街中を為次は恐々おそるおそる、戦車を走らせる。
 街のド真ん中を戦車が走っているのだが、街の人々は余り気にならない様子である。
 と、いうよりは慣れた感じすら見受けられるのだ。

 「ねぇ、タメツグ」

 「なんすか?」

 「あまり、真ん中走らないで左に寄った方がいいんじゃないの?」

 「は? 日本じゃあるまいし、なんで左に? そもそも、端に寄ると人が邪魔だし」

 「うーん…… あたしも陸上艇のことは詳しくないんだけど……」

 「別に対向車が来るわッ! ぎゃあ!」

 為次の言おうとしたセリフは変な悲鳴に変わってしまった。
 前方の角から、結構な速度で何か曲がって来たからだ。
 慌ててブレーキを全力で踏む為次。
 普段なら殺人ブレーキですぐ停車するはずのレオパルト2であるが、今はとても軽い。
 スイのエンチャントリバースグラビティで、1トン未満の重量なのだ。
 ズルズルと滑りながら減速する。
 角から出て来たソレも驚いた様子で、方向を変え止まろうとする。

 間一髪であった……

 レオパルト2と急にあらわれたソレは、衝突寸前でお互いが止まることができたのだ。
 あまり、速度を出していなかったのが幸いした。

 「あっぶねー……」

 「ちょっと、驚かさないでよっ」

 正秀も物珍しそうに見ている。

 「なんだコイツは?」

 ぶつかりそうになったソレは、なんとなく戦車に似た乗り物であった。
 横幅はレオパルト2とそれほど変わらないが長さが長い。
 長方形の箱に履帯が付いている実に簡素な乗り物だ。
 前方部は斜めにカットされている。
 例えるならば、 上陸用舟艇じょうりくようしゅうていに履帯が付いている感じである。
 履帯部分だけは金属でできているようだが、その他は木で出来ているように見受けられた。

 「陸上艇よ、知らなかったの?」

 「初めて見たぜ」

 「こんなのが、走ってるのか……」

 「だから、左に寄った方がいいって言ったのに」

 「そんなん、知らないし」

 その陸上艇に乗っている、運転手らしき人物が為次に向かって叫んでいる。

 「ばっきゃろー! 真ん中走ってんじゃねーよ!!」

 「あうー、すんませーん」

 為次はペコペコしながら謝る。

 「すんません、じゃねーよ! 頭イカレてんのかよ!」

 「ぬぉー、変な人に絡まれちゃったよー」

 「あ!? 誰が変な奴だ! ふざけてんのかお前よ!?」

 「聞こえちゃった……」

 「聞こえるように喋るからよ、わざとなの?」

 「わざとだと!? ケンカ売ってんのか? ちょっと降りて来い!」

 「やべー、どうしよ?」

 「撃ったら、おとなしくなるんじゃないのか?」

 「は? 何言ってんの? マサ」

 「ちょっと、マサヒデ……」

 「おい、スイちゃん徹甲弾だ」

 正秀はスイに装填を頼むのだが……

 「むにゃ、むにゃ…… ご主人様のパンツですぅ……」

 まだ、寝てた。

 「スイちゃん、寝てるのか」

 「え? まだ寝てんの……」

 「こらっ、お前! 何をゴチャゴチャやっとんだ!」

 そう言いながら陸上艇の操舵手が降りてきてしまった。

 「うわー、超めんどくせー」

 「どうすんのよ」

 「いっそ、踏み潰すか?」

 「やめなさい、タメツグ」

 「そんじゃ砲弾入ってないけど、砲身だけでも向けてみるか」

 正秀はそう言うと、砲塔を動かして相手の陸上艇をロックしてみる。

 ウィィィィィン……

 砲塔が少し回り、砲身が少し下がると、相手の陸上艇を捉えた。

 「意味ないと思うけど」

 だが、為次の意に反して、こちらに近づいて来る陸上艇の操舵手は青ざめて足を止める。

 そして、後ずさりしながら……

 「え? おいおい…… なんのつもりだよ……」

 「何って……」

 「まさか、そんな物騒な物を街中でぶっぱなす分けじゃねーだろーな?」

 「え……(戦車砲を知ってるのか?)」

 そう思った、為次はことを穏便に済ませるチャンスだと思う。
 いつの間にか、2輌の陸上艇の周りには人だかりができていた。
 その野次馬達は、何か面白いものでも見るかのように、笑いながら見ているのだ。
 これ以上ことを荒立てたくない。

 「撃ちたくはないけどね」

 「サダムネキャノンを人に向けるなんざ、尋常じゃねーぞ!」

 「サ、サダムネキャノン…… んん?」
 
 戦車砲が変な名前になってるのが気になるが、今はそれどころではない。
 なんとか説得しようとする為次だが……

 「えっと……」

 「おどきなさいっ!」

 為次の言葉がマヨーラに遮られた。

 マヨーラはハッチから上半身をだし、左手を腰に当て、突き出した右手の手の平を広げた変なポーズ取りながら叫ぶのだ!

 「あんた何様のつもり! 吹き飛ばされたくなかったら、大人しくなさいっ!」

 その変なポーズは為次からは見えない。
 正秀は呆れた顔でマヨーラのパンツ見てた。

 「あわわわ…… マヨアホ」

 「ほんと、いつも黒だぜ」

 「て、てめぇら……」

 なんだか、収拾がつかなくなってきてしまった……
 そんな時、向こうからもう1輌、陸上艇が走って来た。

 「あ、なんかまた来た」

 もう1輌の陸上艇はレオパルト2の前にある陸上艇と見た目は似ているのだが、船体の上には巨大なバリスタが装備してある。
 バリスタの周りには金属の盾が装備されており、船体の正面にも金属で申し訳程度の装甲が付けてあるようだ。

 正秀はパンツを見るのをやめると、変な陸上艇に目を移す。

 「なんだ、ありゃ? 」

 「戦闘用かも」

 マヨーラは舌を出しながら何か言っている。

 「ヤバッ、自警団が来ちゃった……」

 「自警団の陸上艇なのか」

 なんとなく為次は納得した。

 「陸上防衛艇ってやつね」

 「どうする? まとめて吹っ飛ばすか?」

 「もうやめて…… マサ」

 陸上防衛艇はこちらに近づくと、もう1輌の後ろに停車する。
 見た感じ3人程乗っているようだ。

 その内の乗っていた1人が、こちらに向かって叫びだした。

 「貴様ら! 何をやってる!」

 「何もやってないわよ! そのアホが絡んできたのよ!」

 そう言いながら陸上艇の操舵手を指すマヨーラ。
 相手だって負けてはいない。

 「ふざけんな! お前らが舐めたマネしてるからだろ!」

 「あんたが退けば済む話よ!」

 「うっせー! クソガキはすっこんでろ!」

 「キィィィ! 誰がガキですってぇ!」

 「いい加減にしろ!」

 防衛艇の人も叫ぶが……

 「うっさい! まとめて吹っ飛ばすわよ!」

 それを聞いた防衛艇の人達はちょっとたじろいた様子だ。
 仲間内でゴソゴソと話し始める。

 「あいつらの装備してるのサダムネキャノンですよね?」

 「くそっ、なんであいつらあんな物を……」

 「どうする? 魔法で抑えるか?」

 「乗ってるのはターナ様の仲間じゃないですか?」

 「あのガキでも魔法の威力は凄いからな」

 「なんなんだ……」

 聞こえてくる防衛艇の3人の会話に、マヨーラは更に調子に乗ってきた。

 「ひひひ、さあ! どうすんのよ!」

 「おい、マヨーラもうその辺に……」

 「いいのよマサヒデ。あんな、えらそーにしてる連中なんて」

 なんだか為次も、どうでもよくなってくる気分だ。

 「もう、めんどくさいから、このまま突っ込んじゃおうか」

 そんな、もうどうしようもない状況になった時であった……
 人混みの中から、1人の青年が言い争いをするレオパルト2と陸上艇の間に入って来た。

 「おい、そこまでだ」

 青年が一言いうと、陸上防衛艇の人も操舵手も急に大人しくなった。
 そして、周りの野次馬に向かって右手で払うように合図をすると、野次馬共は申し合わせたように散って行く。

 辺りは一瞬で何時もの静けさを取り戻す……

 「サダムネさん……」

 陸上艇の操舵手は呟いた。
 それを聞いた為次は少し驚く。

 「え?(こいつがサダムネ……)」

 サダムネは陸上防衛艇に向かって合図をしながら言う。

 「もういい、下がれ」

 「し、しかし……」

 「そんな、おもちゃで何をする気だ?」

 「くっ……」

 腑に落ちない様子の防衛艇の人だが、後ろから仲間に肩を叩かれる。
 振り向くと黙って首を振っていた。

 「了解」

 陸上防衛艇は静かにこの場を後にした。

 次にサダムネは操舵手に向かって言うのだ。

 「すまなかったな、こいつらは俺の客人なんだ」

 「は、はい…… そうですか……」

 返事をすると操舵手は陸上艇に乗り込んだ。
 すると、何事も無かったかのように走り去って行く……
 騒ぎは一瞬で片付いた。

 そして、今度は残されたレオパルト2にサダムネは近づいて来た。
 運転手席の前に立つと為次をジッと見る。

 「よう、山崎。元気そうじゃないか」

 彼はそう言った。
 間違いなく『山崎』と。

 「は?(なんで俺の苗字を……)」

 為次は意味が分からない。

 ただ目の前の青年を見るだけであった……
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