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第20話 お金が無くても注文す
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―― また翌朝
皆は研究室に集まっていた。
前回同様、食後のコーヒータイム兼ブリーフィングタイムである。
録画した魔法少女陵辱映像をレオパルト2のコンピューターで解析し、出来上がった更新後のステータス。
それらのデータをスイに送信しA.A.S.の機能を利用して空中投影大画面で確認をするのだ。
正直、スイには見せたくないがプロジェクター役なので仕方が無い。
「んではスイ」
パチン!
為次が指を鳴らすとスイは投影を始める。
「はいです」
◆ ◆ ◆ PeachYell's Status ◆ ◆ ◆
【 名前 】:ピーチエール
【 職業 】:魔法少女
【 淫乱 】:053%
【 感度 】:040%
【 破瓜 】:001回
【 出産 】:009.3回
【 口腔 】:033%
【 乳房 】:009%
【 陰核 】:018%
【 尿道 】:024%
【 陰部 】:055%
【 子宮 】:058%
【 尻穴 】:062%
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
録画された映像を流すと同時に各種ステータスのカウントが上がり、最終的に上記の結果となった。
そこへ、さっそく正秀のツッコミが入る。
「うぉぃ! なんだよ為次、出産が9.3回ってのはっ! 小数点って…… おかしいだろ!」
「いや見たでしょ。蛇が腹を食い破って頭を覗かせたとこまでのカウントだから」
「なんだよそりゃ…… それに卵も……」
「あー、産卵は数が多過ぎたので除外したは」
「ったく適当だな」
「しかし、尻の数値が一気に上がっておるのう」
そう言いながら、もりもり博士はニタニタ笑っていた。
「お、お尻は気持ちいいのでしょうか…… ゴクリ」
スイは頬を赤く染め為次を見ながら言った。
「いや…… スイはダメだから……」
「どうしてですかぁっ! 私もタメツグ様にお尻を…… はうぅぅぅ……!」
言葉の途中で顔を両手で覆いながら頭を振るが指の隙間からチラチラと為次を見ている。
映像を見ていたスイは魔法少女が凌辱される様に股間を濡らしているのであった。
「んま、スイは置いといて新しい怪人を造らないとだね」
「はうっ!? スイを置いて行っては駄目なのです!」
スイが何か言っているが正秀は構わず訊く。
「ん? 昨日採ってきた虫で造ってないのか?」
「ステータスを見てから決めようと思ってね。ね、もりもり博士」
「うむ、じゃのう。見るからに胸への刺激が足らないようじゃ。尻ももう少し……」
「尻はともかく胸か…… どれかいい虫は居そうか?」
そう言いながら正秀は棚の上に置いてある虫かごを見た。
中ではガサゴソと様々な昆虫が蠢いている。
「えっと今回はねぇ、怪人は適当でいいかなって」
「せっかく採ってきてやったのに適当はないだろ、為次」
「まあまあ…… 怪人もそれなりのを造りたいけどさ、触手体液の効果が一番いいかと思ってね」
「……ああ。昨日言ってたアレか……」
「そうそう、アレね」
アレとは触手怪人の体液を胸に注入すると妊娠しなくとも母乳が出てくる効果のことだ。
まさに、おっぱいを責めるにもっとも適したプレイができる都合の良い設定と言っても過言では無い。
「じゃあ、次の怪人は俺が決めてもいいか?」
「俺は別に構わんよ」
「儂もじゃ。採集した虫の殆どはマサヒデが捕獲したからのう」
「よしっ、なら俺がカッコいい怪人を造ってやるぜ! もりもり博士、手伝ってくれよな」
「ああ、良かろう」
「だったら俺は街にでも行ってみようかなぁ」
「タメツグ様、お出かけですか! スイもご一緒しますよっ」
「うーん、まあいいよ」
と、為次はスイと街へ繰り出そうと、もりもり博士に手を差し出した。
「なんじゃ?」
「お小遣い」
「…………」
「お金」
「……仕方ないのう」
チャラチャラとポケットから取り出した硬化が数枚ほど為次の手に置かれた。
「え? 500円って……」
日本円の相場にして500円であった。
尚、この国のお金の単位はモニューである。
言語取得時に変換した各種単位情報をユーザーへと与える。
これらの情報は脳へと直接インストールすることも可能であるが、入力時に負荷が掛かり極めて不快な感覚が能内を巡ってしまう。
その為に今回のような1回しか立ち寄らない場所は一度マインドジェネレーターとコンピューターを介す方式を使用する。
云わばインタプリンタ方式である。
「お菓子くらい買えるじゃろ」
「えー、子供じゃなんだからもっと頂戴よぉ」
「贅沢な奴じゃのう…… ほれ」
チャラ
「ぬぐ…… 300円……」
「一人400円もあればじゅうぶんじゃ、さっさと行くが良い」
「んもぅ……」
「ささっ。タメツグ様、参りましょう」
結局、為次は800をポケットに入れて街へと繰り出すことになった。
スイはお金が無くとも為次とデートだと思い御満悦である。
研究室に残る正秀はもりもり博士と怪人造りだ。
そんなこんなで二人は繁華街近くのマンホールへと向かうのであった。
※ ※ ※ ※ ※
―― 賑やかな商店街の通り
為次とスイは見慣れない街並みを物珍しそうに見ながら仲良く歩いていた。
原住民は地球人と見た目の区別がつかないヒューマンタイプだ。
ここが地球だと言われれば信じてしまいそうにもなるだろう。
「ふふふふーん♪ タメツグ様ぁ、何処に行かれますかぁ?」
「うーん…… こうして見てるだけでも不思議な感覚だけど、どっかお店にでも入ってお茶でも飲みたいね」
「はいっ」
「とはいえ800円しか無い…… くそぅ、爺ぃめ……」
「私はタメツグ様と歩いているだけでも楽しいですよ」
「でもなぁ……」
為次は辺りを見回してみる。
近くに喫茶店らしき店があるので近づいてみた。
入口横にはショーケースの中にメニューであろう飲食物の模型が謎の動物の模型の上で飾ってある。
時折、謎の動物模型はモニャーモニャーと変な鳴き声を上げていた。
「なんだこりゃ?」
「モニャー言ってるです」
「そうだねー」
「こちらのモニャーが持っているのは500円なのです」
「それだと一人しか食べれないよ」
「タメツグ様どうぞです」
「いや…… あ、これだと350円だ」
それはハッピーッピーッジュースと書いてあるドリンクであった。
「です」
「じゃあここに入ろっか」
「はいです」
ドアを開き中へ入ると七色の光で照らされ意味不明な歓迎で迎えてくれる。
すると1人の店員らしきお姉さんがやって来た。
「はーい、いらっしゃいませー。ご機嫌よう」
「あ、どうもご概ね機嫌かも」
「今日のスイはご機嫌なのです」
「お二人様ですか? ですね。こちらへどうぞ。こっちです」
「あ、はい」
勝手に二人と決められて席へと案内された。
ただの箱状の椅子に座るとプラスチックらしき物で作られた丸いメニュー表を渡される。
しかし、予算は限られているせいで注文は決まっていた。
「あー、あのハッピッピーピッあぎゅっ!」
実に発音し辛いドリンクのせいで舌を噛んでしまった為次。
仕方ないのでスイが注文する。
「ピッピピージュースをお2つ頼みたいのです」
「ピッピピージュースですね。2つですね。決まりですね。すぐにお持ちしますので我慢して待っていて下さい。待つんですよ」
「はいです」
「うん……」
変なテンションのお姉さんはスキップをしながら奥へと行ってしまった。
店内は微妙に薄暗く黒い壁に様々な色の丸い大小の模様があしらってある。
他に何組かの客がおり、比較的繁盛はしている感じがした。
しばらく待つこと約10分……
お姉さんはトレーに大きなパフェらしき食べ物を2つ乗せて戻って来た。
どう見てもショーケースで見たドリンクとは別物だ。
「お待たせしましたー。ピッピピージュースですよー。どう見てもピッピピージュースですよー」
そう言いながらコトリとテーブルに置く。
「え……? あの…… これ……」
「どうぞごゆっくりー。ゆっくりするのですよっ」
ウインクをするとお姉さんは行ってしまった。
「ピッピピーなのです」
「そう…… じゃないよっ」
慌てて為次はメニューを手に取る。
持って来られた商品と見比べると確かにピッピピージュースであった。
当然、ハッピーッピーッジュースは別途記載されている。
「えっと……」
「ささっ。タメツグ様、食べましょう」
「でも…… これ1500円なんだけど……」
「はいっ、もぐもぐ」
スイは返事をすると食べ始めてしまった。
1つ返品したところで完全に予算オーバである。
「仕方ない……」
為次は備え付けてあるスプーンではなく、いつも腰からぶら下げている拳銃。
50口径のハンドキャノンであるデザートイーグルをホルスターから引き抜き、マガジンを出して残弾を確認する。
「弾おけ」
ガシャ
スライドを引いてから安全装置を掛けホルスターに戻すと、ようやくスプーンを掴み巨大なパフェへと挑む。
「美味しいですね」
「うん。美味しい。もぐもぐ…… スイ」
「もぐもぐ、はい?」
「食べ終わったら、もぐもぐ、ヘイストポーション2つ用意しといて」
「はぃ? ……はい。もぐもぐ、です」
これで食い逃げ強盗の準備は完了したと安心した為次は優雅に食事を楽しむ。
もちろん悪いことはしたくないが、手持ちのお金が少な過ぎるのでどうしようもない。
悪いのはもりもり博士だとの結論に至った。
そして半分くらい食べた時であった……
「こんにちはー」
「はーい。いらっしゃいませー。ご機嫌よう」
新しいお客が来たようだ。
入り口付近の七色ランプが光りお姉さんが出迎えていた。
「はい、ご機嫌ようです。何か困ったことはありませんか?」
「あら、モモさんでしたか。今の所は大丈夫ですよ」
お姉さんのモモと呼ぶ声に為次は口に運ぼうとしていたスプーンを持つ手を休め玄関先を振り返る。
入って来た客は国家警備隊の制服を着た銀髪少女のモモであった。
ヒールポーションのお陰であろう、すっかり元気そうだ。
「おーいっ! モモぉー、こっちこっち!」
為次はここぞとばかりに立ち上がると、モモに向かって手を振った。
「えっ? あ…… 触手…… えっと、確か…… タメツグさん!?」
声を上げながら驚きバタバタとモモが駆け寄って来る。
「ビッチ様、こんにちはなのです」
「はい、こんにちは…… って、だからビッチではありません!」
「はう」
「いやぁ、いいとこに来てくれたねぇ」
「どうして、あなた達がここに居るのですか!」
喫茶店でパフェを貪り食う敵にモモは驚きを隠せなかった。
しかし、それ以上に昨日の凌辱が脳裏をよぎり、触手の絡み付く感覚が甦る。
マンコから溢れる愛液がショーツを汚しながらも為次を睨みつけるのであった。
皆は研究室に集まっていた。
前回同様、食後のコーヒータイム兼ブリーフィングタイムである。
録画した魔法少女陵辱映像をレオパルト2のコンピューターで解析し、出来上がった更新後のステータス。
それらのデータをスイに送信しA.A.S.の機能を利用して空中投影大画面で確認をするのだ。
正直、スイには見せたくないがプロジェクター役なので仕方が無い。
「んではスイ」
パチン!
為次が指を鳴らすとスイは投影を始める。
「はいです」
◆ ◆ ◆ PeachYell's Status ◆ ◆ ◆
【 名前 】:ピーチエール
【 職業 】:魔法少女
【 淫乱 】:053%
【 感度 】:040%
【 破瓜 】:001回
【 出産 】:009.3回
【 口腔 】:033%
【 乳房 】:009%
【 陰核 】:018%
【 尿道 】:024%
【 陰部 】:055%
【 子宮 】:058%
【 尻穴 】:062%
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
録画された映像を流すと同時に各種ステータスのカウントが上がり、最終的に上記の結果となった。
そこへ、さっそく正秀のツッコミが入る。
「うぉぃ! なんだよ為次、出産が9.3回ってのはっ! 小数点って…… おかしいだろ!」
「いや見たでしょ。蛇が腹を食い破って頭を覗かせたとこまでのカウントだから」
「なんだよそりゃ…… それに卵も……」
「あー、産卵は数が多過ぎたので除外したは」
「ったく適当だな」
「しかし、尻の数値が一気に上がっておるのう」
そう言いながら、もりもり博士はニタニタ笑っていた。
「お、お尻は気持ちいいのでしょうか…… ゴクリ」
スイは頬を赤く染め為次を見ながら言った。
「いや…… スイはダメだから……」
「どうしてですかぁっ! 私もタメツグ様にお尻を…… はうぅぅぅ……!」
言葉の途中で顔を両手で覆いながら頭を振るが指の隙間からチラチラと為次を見ている。
映像を見ていたスイは魔法少女が凌辱される様に股間を濡らしているのであった。
「んま、スイは置いといて新しい怪人を造らないとだね」
「はうっ!? スイを置いて行っては駄目なのです!」
スイが何か言っているが正秀は構わず訊く。
「ん? 昨日採ってきた虫で造ってないのか?」
「ステータスを見てから決めようと思ってね。ね、もりもり博士」
「うむ、じゃのう。見るからに胸への刺激が足らないようじゃ。尻ももう少し……」
「尻はともかく胸か…… どれかいい虫は居そうか?」
そう言いながら正秀は棚の上に置いてある虫かごを見た。
中ではガサゴソと様々な昆虫が蠢いている。
「えっと今回はねぇ、怪人は適当でいいかなって」
「せっかく採ってきてやったのに適当はないだろ、為次」
「まあまあ…… 怪人もそれなりのを造りたいけどさ、触手体液の効果が一番いいかと思ってね」
「……ああ。昨日言ってたアレか……」
「そうそう、アレね」
アレとは触手怪人の体液を胸に注入すると妊娠しなくとも母乳が出てくる効果のことだ。
まさに、おっぱいを責めるにもっとも適したプレイができる都合の良い設定と言っても過言では無い。
「じゃあ、次の怪人は俺が決めてもいいか?」
「俺は別に構わんよ」
「儂もじゃ。採集した虫の殆どはマサヒデが捕獲したからのう」
「よしっ、なら俺がカッコいい怪人を造ってやるぜ! もりもり博士、手伝ってくれよな」
「ああ、良かろう」
「だったら俺は街にでも行ってみようかなぁ」
「タメツグ様、お出かけですか! スイもご一緒しますよっ」
「うーん、まあいいよ」
と、為次はスイと街へ繰り出そうと、もりもり博士に手を差し出した。
「なんじゃ?」
「お小遣い」
「…………」
「お金」
「……仕方ないのう」
チャラチャラとポケットから取り出した硬化が数枚ほど為次の手に置かれた。
「え? 500円って……」
日本円の相場にして500円であった。
尚、この国のお金の単位はモニューである。
言語取得時に変換した各種単位情報をユーザーへと与える。
これらの情報は脳へと直接インストールすることも可能であるが、入力時に負荷が掛かり極めて不快な感覚が能内を巡ってしまう。
その為に今回のような1回しか立ち寄らない場所は一度マインドジェネレーターとコンピューターを介す方式を使用する。
云わばインタプリンタ方式である。
「お菓子くらい買えるじゃろ」
「えー、子供じゃなんだからもっと頂戴よぉ」
「贅沢な奴じゃのう…… ほれ」
チャラ
「ぬぐ…… 300円……」
「一人400円もあればじゅうぶんじゃ、さっさと行くが良い」
「んもぅ……」
「ささっ。タメツグ様、参りましょう」
結局、為次は800をポケットに入れて街へと繰り出すことになった。
スイはお金が無くとも為次とデートだと思い御満悦である。
研究室に残る正秀はもりもり博士と怪人造りだ。
そんなこんなで二人は繁華街近くのマンホールへと向かうのであった。
※ ※ ※ ※ ※
―― 賑やかな商店街の通り
為次とスイは見慣れない街並みを物珍しそうに見ながら仲良く歩いていた。
原住民は地球人と見た目の区別がつかないヒューマンタイプだ。
ここが地球だと言われれば信じてしまいそうにもなるだろう。
「ふふふふーん♪ タメツグ様ぁ、何処に行かれますかぁ?」
「うーん…… こうして見てるだけでも不思議な感覚だけど、どっかお店にでも入ってお茶でも飲みたいね」
「はいっ」
「とはいえ800円しか無い…… くそぅ、爺ぃめ……」
「私はタメツグ様と歩いているだけでも楽しいですよ」
「でもなぁ……」
為次は辺りを見回してみる。
近くに喫茶店らしき店があるので近づいてみた。
入口横にはショーケースの中にメニューであろう飲食物の模型が謎の動物の模型の上で飾ってある。
時折、謎の動物模型はモニャーモニャーと変な鳴き声を上げていた。
「なんだこりゃ?」
「モニャー言ってるです」
「そうだねー」
「こちらのモニャーが持っているのは500円なのです」
「それだと一人しか食べれないよ」
「タメツグ様どうぞです」
「いや…… あ、これだと350円だ」
それはハッピーッピーッジュースと書いてあるドリンクであった。
「です」
「じゃあここに入ろっか」
「はいです」
ドアを開き中へ入ると七色の光で照らされ意味不明な歓迎で迎えてくれる。
すると1人の店員らしきお姉さんがやって来た。
「はーい、いらっしゃいませー。ご機嫌よう」
「あ、どうもご概ね機嫌かも」
「今日のスイはご機嫌なのです」
「お二人様ですか? ですね。こちらへどうぞ。こっちです」
「あ、はい」
勝手に二人と決められて席へと案内された。
ただの箱状の椅子に座るとプラスチックらしき物で作られた丸いメニュー表を渡される。
しかし、予算は限られているせいで注文は決まっていた。
「あー、あのハッピッピーピッあぎゅっ!」
実に発音し辛いドリンクのせいで舌を噛んでしまった為次。
仕方ないのでスイが注文する。
「ピッピピージュースをお2つ頼みたいのです」
「ピッピピージュースですね。2つですね。決まりですね。すぐにお持ちしますので我慢して待っていて下さい。待つんですよ」
「はいです」
「うん……」
変なテンションのお姉さんはスキップをしながら奥へと行ってしまった。
店内は微妙に薄暗く黒い壁に様々な色の丸い大小の模様があしらってある。
他に何組かの客がおり、比較的繁盛はしている感じがした。
しばらく待つこと約10分……
お姉さんはトレーに大きなパフェらしき食べ物を2つ乗せて戻って来た。
どう見てもショーケースで見たドリンクとは別物だ。
「お待たせしましたー。ピッピピージュースですよー。どう見てもピッピピージュースですよー」
そう言いながらコトリとテーブルに置く。
「え……? あの…… これ……」
「どうぞごゆっくりー。ゆっくりするのですよっ」
ウインクをするとお姉さんは行ってしまった。
「ピッピピーなのです」
「そう…… じゃないよっ」
慌てて為次はメニューを手に取る。
持って来られた商品と見比べると確かにピッピピージュースであった。
当然、ハッピーッピーッジュースは別途記載されている。
「えっと……」
「ささっ。タメツグ様、食べましょう」
「でも…… これ1500円なんだけど……」
「はいっ、もぐもぐ」
スイは返事をすると食べ始めてしまった。
1つ返品したところで完全に予算オーバである。
「仕方ない……」
為次は備え付けてあるスプーンではなく、いつも腰からぶら下げている拳銃。
50口径のハンドキャノンであるデザートイーグルをホルスターから引き抜き、マガジンを出して残弾を確認する。
「弾おけ」
ガシャ
スライドを引いてから安全装置を掛けホルスターに戻すと、ようやくスプーンを掴み巨大なパフェへと挑む。
「美味しいですね」
「うん。美味しい。もぐもぐ…… スイ」
「もぐもぐ、はい?」
「食べ終わったら、もぐもぐ、ヘイストポーション2つ用意しといて」
「はぃ? ……はい。もぐもぐ、です」
これで食い逃げ強盗の準備は完了したと安心した為次は優雅に食事を楽しむ。
もちろん悪いことはしたくないが、手持ちのお金が少な過ぎるのでどうしようもない。
悪いのはもりもり博士だとの結論に至った。
そして半分くらい食べた時であった……
「こんにちはー」
「はーい。いらっしゃいませー。ご機嫌よう」
新しいお客が来たようだ。
入り口付近の七色ランプが光りお姉さんが出迎えていた。
「はい、ご機嫌ようです。何か困ったことはありませんか?」
「あら、モモさんでしたか。今の所は大丈夫ですよ」
お姉さんのモモと呼ぶ声に為次は口に運ぼうとしていたスプーンを持つ手を休め玄関先を振り返る。
入って来た客は国家警備隊の制服を着た銀髪少女のモモであった。
ヒールポーションのお陰であろう、すっかり元気そうだ。
「おーいっ! モモぉー、こっちこっち!」
為次はここぞとばかりに立ち上がると、モモに向かって手を振った。
「えっ? あ…… 触手…… えっと、確か…… タメツグさん!?」
声を上げながら驚きバタバタとモモが駆け寄って来る。
「ビッチ様、こんにちはなのです」
「はい、こんにちは…… って、だからビッチではありません!」
「はう」
「いやぁ、いいとこに来てくれたねぇ」
「どうして、あなた達がここに居るのですか!」
喫茶店でパフェを貪り食う敵にモモは驚きを隠せなかった。
しかし、それ以上に昨日の凌辱が脳裏をよぎり、触手の絡み付く感覚が甦る。
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