異世界に吹っ飛ばされたんで帰ろうとしたら恐怖の触手怪人現る

おっぱいもみもみ怪人

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第48話 バッドエンド フラグ

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 ―― とあるラグランジュポイント

 レオパルト2は当宙域にてアブベーンシップとのランデブーを開始していた。

 通常航行しかできない居住船の為に重力の安定している場所を選んだのである。
 当初は惑星上から一緒に上がる予定であったが、為次から遅れるとの連絡があり、速度の遅い大型船が先行することになった。

 遅れた理由としては戦車の最終調整に手間取った…… 正確には手間取らせたからだ。
 あの後、モモは目が覚めると為次に寄り添い離れようとしなかった。
 だが、これといった会話も無く、ただ無言で為次の作業を見ているでけであった。

 お互いに話したいことはあったであろう。
 しかし、2人とも分かっている。
 このままずっと一緒には居られないと……

 そして、最後の調整が終わりそうな時であった。
 為次が「そろそろ行くよ」と言うと、モモは突然抱き付いてキスをした。
 呆気に取られた為次は暫くスクリーンパネルの操作をしなかった…… できなかった……
 どうしていいのか分からず、モモの頭を抱き寄せ撫でるだけであった。

 そんな訳で遅れてレオパルト2はやって来た。

 既に夕方だが、それはこの星のあの国での夕方でしかない。
 地球時間では午前9時を回った所であり、元の生活時間に戻す必要がある。
 つまり本日は昼間の徹夜となる分けだ。

 「おけ、着いた」

 為次は無線で報告した。

 『了解、そっちに戻るぜ』

 『タメツグ様ー、今行きますよー』

 と、正秀とスイから返事がきた。
 続けてアブベーンからも通信が入る。

 『本当ニ アブベーン 帰レルカ』

 「大丈夫だって、安心、安心」

 『アブベーン 安心スル』

 などと適当に返しておいた。

 ハッチが開き、正秀とスイが搭乗する。
 正秀はウッドデッキが気に入った様子で直ぐに外に出て、もりもり博士の家から盗ってきたデッキチェアでくつろぎ始めた。

 「よう為次、遅かったな」

 「ま、まあね……」

 「モモちゃんとお別れでもしてたのか?」

 「い、いや別に……」

 正秀は近くにあったバナナらしものを取ると皮を剥き一口齧る。

 「へぇ、もぐもぐ」

 「むむっ、怪しいのです……」

 突然、後ろからスイが顔を近づけながら言ったので、為次はやましい気持ちありドキリとしてしまった。

 「ス、ス、ス、スイ! な、何も無いってば!」

 「ムキになる所が益々怪しいのです」

 「ほんとだってば! それよりマサとスイもお別れしなくてよかったの?」

 そう訊いた為次は直ぐに自分でもバカな質問だと思う。

 「した方が良かったか?」

 「今からでも行きますか?」

 「い、いや…… ごめん、なんでもない……」

 「モモちゃんなら大丈夫さ」

 「うん……」

 皆は分かっている。
 この星は補給に少し立ち寄っただけだと。
 これからも宇宙を放浪していくうえで、出会いと別れなど無限にあることを。
 為次がちょっとセンチメンタルになっているだけなのを。

 「おい、それより準備できたか?」

 「あ、うん。軌道修正おけ、トラクタービームロック開始、っと」

 「これから暫くは通常走行ですかぁ」

 スイは砲手席から上半身を運手席に入れたまま言った。

 「さすがに近くは危ないしね…… って、スイ。バスケットのあいだは危ないって言ってるでしょ」

 「大丈夫なのです、砲塔ロックはしてるです」

 「もう…… じゃあ行くよ」

 「はいです」

 「おう。もぐもぐ、んぐっ」

 これより3ヶ月間の通常空間走行に入る。
 ワームホールを展開するのに、この惑星と安全な距離を取る為だ。
 大出力のエネルギーで空間に穴を開けるので当然と言えば当然である。

 黄色い光の線がレオパルト2の後部から伸び、アブベーン船へと繋がる。
 少しでも速度を稼ぐ為に牽引することにした。
 さすがに質量差は大き過ぎるが、レオパルト2のメインスラスターは理論上亜光速まで加速できる光学スラスターが採用されている。
 物理粒子による推進よりはマシだろうとの算段だ。
 とはいえ、バカ重い船をまともに加速させるだけのパワーは無いので、暫くはパワースラスターを全開で吹かす必要がある。
 もっとも初期加速はアブベーン船が自力でやってもらわなけれならないが。

 一両と一隻は公転軌道に対して上か、はたまた下に進路を取った。

 徐々に加速し、名も知らぬ惑星は遠ざかって行く……

 また一つ、思い出を残して。

 ※  ※  ※  ※  ※

 ―― 大統領官邸

 その頃……

 もりもり博士ならぬもりもり大統領はしわの多い顔を鏡に映して見ていた。

 「ふむ、本当に老人じゃのぅ」

 誰も居ない部屋で、そう呟いた。

 「ふぉふぉ、この喋り方もすっかり板に付いたわい」

 鏡を離れると本棚へと向う。
 沢山ある本うち一冊を手前に引くと棚が動き隠し扉が現れた。
 もりもり大統領は部屋に入ると、そこには数十台のモニターが並んでおり、街の至る場所が映されていた。

 「便利な部屋を残してくれたものじゃ」

 コンピューターらしき機械の置いてある机の椅子に座ると何やら操作し、モニターの1つを眺める。

 「あ奴らも行った頃かの。それにしてもバキバキもバカな奴よのう…… 儂と共に研究をしていれば死なずに済んだものを……」

 もりもり大統領は10年前のことを思い出していた。

 ぐんぐんデパートでの出来事を……

 あの当時はまだ、もりもりを名乗らずモジモジという本名であった。
 とある研究施設で働いていたモジモジ博士とバキバキ博士は、デパートで開催される宇宙展に展示される1つの物に目を付けた。
 宇宙からの飛来物であり、白くて可愛い謎の小動物らしき物体。
 半分は外皮が損傷し中の機械が見えているが、それこそ紛れもなくむにゅりんであった。

 展示される前は各機関で調査がされ、モジモジ博士の所属する研究機関も調査結果のデータを貰っていた。
 ある程度調べた所、人体を強化する装置だとは分かった。
 しかし、もっと詳しく調べるのに現物が欲しかった。

 そんな時、チャンスは巡ってきた。
 警備の薄い展示会ならば盗み出すのに丁度いい。
 バキバキと共謀して盗み、ついでに強盗までしてお金も頂戴して来た。

 そう、モモの両親を襲い殺したのは二人組だった。

 「モモの奴…… バキバキだけ倒してかたきを打ったつもりになってくれたのは有り難いことじゃ……」

 モジモジ博士とバキバキ博士は壊れたむにゅりんを盗んだ後、研究を重ね人体強化装置のプロトタイプを完成させた。
 そんな時に2人の意見が食い違った。
 この技術を応用して何をするか? を。

 バキバキ博士は己を強化し国を、世界を手中に収めようとした。
 対してモジモジ博士は人類を強化し、新たなる世界を創ろうとした。

 「ふふっ、タメツグのおかげで人類怪人化計画が軌道に乗りそうじゃわい。むにゅりんの詳細データに人体への負荷…… まさか2種類もエイリアンがくるとは思わなんだがのぅ。わはははっ」

 薄暗い秘密の部屋で、声を上げて笑うもりもり大統領。

 再び怪人が出現する日は遠くない……

 ※  ※  ※  ※  ※

 ―― 国家警備隊寮の一室

 一方、モモは為次を見送ってから自室に戻って来ていた。
 大きな段ボール箱を抱えて。

 「ふぅー、ようやく着きました。何もこんなにくれなくても……」

 額の汗を拭いながら箱を開けると、中には大量のヒールポーションが入っていた。
 別れ際に「モモは無茶しすぎるから」と、渡された物である。

 「もう、行ってしまったのですね……」

 小瓶を手に取り、少し寂しそうに呟いた。

 「結局、触手の人には勝てませんでした……」

 今までの戦いを振り返ると、股間が疼いてきた。
 敵に嬲られ惨めな姿を想像すると我慢できなくなってしまった。

 「少しくらいなら…… いいですよね。ね? むにゅりんお願い?」

 「分かったもっち。街を守もるっち」

 感情の無い小動物によって自室で乙女戦士ピーチエールに変身するモモ。
 まだ、コスチュームは修復されておらず、リフレッシュの魔法も使っていない。
 なので、ボロボロに破れ汚れたままであった。

 股間をまさぐると濡れているのが分かる。

 「んっ、んんっ、あああっ……」

 横になりながらショーツをずらすし、クリトリスを摘むと体がビクン反応した。
 しかし、触手粘液の効果は既に切れており、なんだか物足りない。

 「あんっ、まだ……」

 コスチュームは湿っている、散々汚れた水溜りで藻掻いていたから。
 濡れたミニスカートを捲るり舐めてみると、高揚感が増してくる。
 どうやら、粘液の成分が残っているようだ。

 ペロペロ チュー チュー

 スカートを咥える舐めなが液を吸い込むモモ。
 身体じゅうが敏感になってきた。

 「ハァ、ハァ、ハァ…… んっ、す、凄い……」

 スティックを陰部に当て陰唇を拡げるように挿入していく。
 ヌルヌルのマンコはヒールポーションを飲んだので処女膜が再生しているにもかかわらず、すんなりとスティックの柄を咥え込んだ。

 「あああああっ! イクゥッッッ!!」

 背中をけ反らせ血の混じった潮を挿入口から吹きながら絶頂する。
 全身を駆け巡る快感が堪らない。

 「ふぎぃ…… っ! ああっ! あっ、あっ、スティックをっ! スティックをオマンコに挿入れられてんしまいましたっ! くぅぅぅぅぅっ!!」

 クソザコ怪人である量産型に攻撃されているのを思い浮かべながら更に奥を刺激する。

 「くっ! この程度っ! この程度でぇぇぇっ!! あひぃぃぃぃぃんッッッ!! あああっ、イッてしまってます、こんなザコにヤられるなんてぇぇぇぇぇっ!! んホォぉぉぉっ!!」

 マンコだけではない、うつ伏せになって腰だけ突き上げると、破損したコスチュームからあらわになっている乳首を床に擦りつける。
 そして、スティックを片手で持ち、残った手でアナルに指を2本挿入するのだ。

 「うあああぁァァヒャァァァァァっ!! 乳首がっ! 乳首が焼けてしまいますっ! らめぇぇぇぇぇ…… お尻までぇぇぇ…… おほぉぅぅぅぅぅっ!! ぐぎぎぎぃ…… た、耐えられないひぃ…… すっごいのぉキちゃいます、くるぅぅぅ…… あああっ、イッグのぉぉぉぉぉッッッ!!」

 激しくイクと全身の力が抜けてしまった。
 オナニーでなければこの先も絶え間ない凌辱を受ける筈だが、今は自分を刺激しすることができない。
 それでも、もっと感じたいピーチエールは力を振り絞って起き上がろうとする。

 「くぅぅぅ、こんなことでぇぇぇ…… 私は負けませんっ」

 立ち上がる振りをしながら上半身を起こす。
 するとマンコから生えたスティックの頭を床に着け、体重によって奥の奥まで押し込んだ。

 「くはぁぁぁぁぁっ!! 子宮潰れるにょぉぉぉぉぉッ!! ぎはぁぁぁぁぁっ!!」

 奇妙な喘ぎ声を発しながら悦楽に浸る。
 幾度となく絶頂を繰り返し泣き叫び続ける。

 それでも寂しかった。

 触手怪人はもう居ない。

 瞳から流す涙の理由は、モモにも分からなかった……
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