片翼を染めた華

マカロニチーズ

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第一章

第四話　百鬼家の本邸

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　庵司のおじさんは周りを見て私を見た。

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

　見つめあうこと数分。

「・・・・・うん・・・・私の部下を越させよう・・・・・・」

「部下さんかわいそうだね。主の失敗の尻拭いさせられて」

　私は非難するように庵司おじさんを見た。この惨状を部下に後片付けをしなきゃいけないのか。そして庵司おじさんは目をそらした。

「う・・うん君も百鬼家に来るかい？め・・面倒ぐらい見れるよ・・・うん」

　庵司おじさんはテカテカした黒いまな板を持って指を動かしていた。はなんか光ってる？何で？？妖術？？不思議だ。

「あからさまな話の逸らし方だね。庵司おじさんの家か・・・・私は住むとこがないので少し滞在させて欲しいです庵司様よろしいのでしたらお言葉に甘えさてもらいます。」

　私は敬語で話しながら庵司おじさんを見た。これから居候させてもらうから、ちゃんと礼儀正しく接しなきゃいけないからな。

「うぉぅ・・・・い・いや・・家に住むのはいいんだがちょっと敬語じゃなくていい」

　庵司おじさんは気味悪いものを見たような目で私を見た、ひどいな私だって敬語を使うのに・・・・・・・・

「ですが私の家を探すまで泊めてくださる恩人みたいなものですし・・・・・・」

　私は眉尻を下げて申し訳そうな苦笑いをした。

「いいや別に一生住んでもらって構わないぞ！うん妻が娘が欲しいと言っててな！あと本当に敬語をやめてくれ鳥肌が立って仕方ないんだ」

　庵司おじさんは腕をさすりながら言った。

「ふぅわかりました敬語は無しにさせてもらうよ。それにしてもひどい！そんなに変？私が敬語を使うのはおかしいかな？昔から敬語を使った人は変に思っていたってことだと？」

　私は笑顔を保ちながら庵司おじさんに目を細めながら見た。

「いや大丈夫だ私は最初から敬語じゃなかったから定着してしまったみたいな感じだからね大丈夫だよあと迎えの車が到着したようだ行こうか」

　庵司おじさんは焦りながら理由を言い車へ行こうとした。

　くるまってなんだ？何かの能力か？？？不思議なものがいっぱいあるんだな。・・・・・・・・・・・

「あの息子さんはいいの？置いてって。一緒に行かないの？」

　私は困り気味に言ったずっと息子さんがこっちを私をガン見してるからだ。地味に怖い何にも言わずにこちらの行動を逃がさないようにこちらを見ていたからである。

「ああまだ腰が抜けてるからな一風どうする？今立って歩いたら一緒に連れて行ってやろう」

　庵司おじさんが言った言葉に一風は目をかがやせて立ち上がろうとしただが立ち上がれなかったまだ足がすくんでいるのだ本能的恐怖のためにだが一風は根性で立ち上がった。す、すごい圧倒的な強者の殺気を受けてすぐたちあがるなんて。すごいな。普通に尊敬する。

「瑛菜が思っているほど一風はキラキラした者じゃないんだがな・・・・・・・・まぁいいか」

　庵司おじさんの言葉に私は目をキラキラさせて見たことが分かった。

「ふぅ～ん・・・・・・」

「百鬼家の子ならしなければいけないよこれからいろんな壁が立ちはだかるからな」

「当主の子は生まれた時から縛られる、か・・・・・・難儀なものだね」

　私は自傷気味に笑い目を細めた。

「そうだね本当に難儀だね何故当主の子だから縛られなきゃいけないのだろうか」

　庵司おじさんは悲しそうに懐かしむように空を見ていた。

　一風は寝転んでいた歩こうとしても足がすくんでうまく歩けない、だが庵司と私の会話を聞いたせいか、一風は手を握りしめ立ち上がって歩いてこちらに来た。

「なぁ何でお前らが勝手に決めつけるのですか？？俺のこと知らないくせに勝手に決めるないでいただきたい」

　一風は庵司と私を睨みつけながら敬語で話した。

「・・・・・・・・・・・・・・・」

　庵司おじさんは目を細め黙った。

「えっと君のことを言ったんじゃないけど不快に思っているのなら、別に私は君のことを言ったんじゃないけれど誤解のある言い方をしてすみません・・・・・」

　私は眉尻を下げた。本当に一風に言った言葉じゃないからだ。

「こちらも、誤解してすみません」

　一風は私様子からこちらに言ったことではないと分かり、申し訳なさそうな顔をした。

「話もまとまったことだし車に乗ろうか」

　庵司おじさんは玄関へ歩き出していた。

「はいっ！」　「うん」

と一風と瑛菜は返事をして歩き出した。

「あのぉ～百鬼・・さん？」

「一風でいい」

　一風さんだな。

「分かった私も瑛菜って呼んで。あと質問なんだけど、くるまって何？？」

　私は先ほどから疑問だった言葉を口にした。本当なんなんだ、すまほとかくるまって言ってるけど何がどうなっているかわかんないんだよな。

「えっ？」

　一風さんは反対に車という物を知らないことに不思議に思った。とこしえに住む妖でも車や電車、インターネットなど人間が作り出したものは知っているのだ。

「車ってゆうのは機械でできていて灯油や電気など使って走る」

　一風は分かりやすく言っているつもりだが。全然わからん。

「へっ？き、きかい？とうゆ？でんき？しかも走る？？馬じゃなくて？？どんな生き物なの？？」

　私は機械？や現代社会？など知らないで育ったから人間の言葉は全然わからないんだよな。

「えっと生き物じゃないこれが車だようんこれが走るんだ」

　一風は実物を見たほうが早いだろうと思ったのか硬そうでツヤツヤした黒い物体を指さした。

「は？こんな重そうなものが走るの？？何故走るんだ生き物じゃないのにまさか中に生き物が入っているとか？」

　私は車？の周りをうろうろしていた。

「？何をしてるんだ瑛菜」

　庵司おじさんは私の行動を不思議に思ったのか不思議そうに見いている。

「こんな重そうなものが地面を走るんだろう？中に生き物がいないか見てるが見えもしないし気配すらしないのはどうして？？あと得体のしれないものには乗れないな。馬はないのか後ろから付いて行くが」

　私は真面目に庵司おじさんに質問した。

「あーまぁ教えるのは後でいいか。これはな気配のない馬がいるんだだから早く乗れ」

　庵司おじさんは頭をかきながら言った。

「えぇ父上絶対に信じませんよ」
　
　一風は小声で庵司おじさんに言ったが。

「へぇ～この中に気配のない馬がいるのか分かった乗る」

　私は納得した。気配がない馬がいる乗り物を車というのかと覚えていた。

「お前、意外と単細胞だな」

　一風さんはジト目で私を見た。

「えっ何で？？どこが？？？」

　一風さんは何言っているのだろうか。

「そこがだよ」

「？？？？？？？」

　どこが？？マジで分からん。
　
「二人とも着いたよ、さぁおりて」

　庵司おじさんに言われておりるとそこにはでっかい屋敷があった。まぁだけど我が月出家の屋敷の方がでかいな。

「あれいつの間にかとこしえになってる何故に？？」

「ああ車に全員、乗りアクセルを踏んで、つまり進んだらとこしえに繋がるんだよ。しかもそんな乗り物を持っているのはすごいんだぞ」

　一風さんは得意げに言った。なんで変なことするんだろう？普通にとこしえに行けるでしょうに。（普通は特別の道具がなければいけません。もしいけるとしたら、すごい力が消費され、大体の者は耐え切れず死にます。）

「ふふふお前の車じゃないけどな。ようこそ瑛菜、我が百鬼一族本家の家へ」

　庵司おじさんは笑いながら嬉しそうに言った。

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