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第一章
第七話 忌子印と眼帯
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桃百ちゃんは私に抵抗されると思ったのか、止める暇もなく素早く服を脱がせあれよこれよと風呂場に行かせられた。くっなんだかやられた気分だなぁぁ。
「・・・・・・・・ふ・・・・ろ?・・・ここが??」
私は百鬼家のお風呂の大きさに唖然とした。私はそもそもお風呂に入っていたのは5歳までなのである、そして昔からの五右衛門風呂なのだ。あとは川などで水浴びをしていて、お風呂しかも現代の技術が使われているためにどうして風呂なのかわかっていないのだ。そもそもここは風呂なのか⁉お湯がたくさんある場所だ!しかもなんか綺麗!外じゃないの!?あっ外が出れる!!
「えぇ驚きよね!ここがお風呂よ!私ね。お風呂が大好きなのだから地上世界の技術を取り入れたの凄く美容にいいお風呂とか疲れを癒したり傷をいやすお風呂もあるのよ」
桃百は嬉しそうにお風呂場を自慢していた。
「ふふここに座って頂戴。」
桃百ちゃんの言う通り私は風呂イスに座った。
「あの桃百ちゃんが持ってる棒?は何??何かの武器??食べ物?」
私は桃百ちゃんの持っている棒(シャワーヘッド)を不安そうに見ていたと思う。
「かわいぃ~ん゛ん゛じゃなくて、これはね武器でも食べ物でもないのよ。ふふシャワーと言ってね水が出てくるのよしかも暖かい水にもできて冷たい水にもできるのよ。大丈夫だよ。ゆくっり水が出で来るよ」
桃百は瑛菜の態度にデレデレになった。美少女が涙目でこちらを見つめていたらこの世界、誰でもデレデレになると思う!桃百は意味が分からい考え事をしていた。
「ふふこれは腕が鳴るわ。今汚いけれど凄く美少女だと言ことが分かるし、私がキラキラの宝石にしてあげる。」
桃百ちゃんは小声で呟いた。そして指を鳴らし始めた。
ボキ、ボキ、ボキ
「・・・・・・・・・えっと桃百ちゃん??なんで指を鳴らしてるの??」
なに?なに?なに?桃百ちゃんの雰囲気が急に変わった怖い!何⁉
「・・・・・・・フフフフフフフフ、怖くなぁい、怖くなぁい、ほぉらぁ痛くないよ。えいっふふふふ、つ・か・ま・え・た」
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、たすっ・・・・・・・・・・・・・・」
**************
「・・・・・・それで桃百が調子に乗ってしまって、瑛菜があのように目を回してばててるというわけか」
「瑛菜は哀れですね。母上と同じ同姓ですしね。」
庵司と一風は目を回して倒れてる瑛菜に同情した。
「もぅ!謝ってるじゃない!!」
桃百は頬を膨らましながら二人を見た。
「「いやいや、謝るなら暴走するな(しないでください)」」
庵司と一風はジト目で桃百を見た。
「うぅ~・・・・・・ここは?」
言い合いしている時に瑛菜が起きた。
「瑛菜ちゃんごめんなさい!私のせいで倒れてしまって、けど私あなたを綺麗にするとき、あなたが綺麗なりすぎて私すごくうれしくてたまらなくてつい。ごめんね♡」
テヘペロ♡
桃百ちゃんは片目をつむりウィンクをして、舌を出した。
「母上!可愛くもないし、全然反省していないじゃないですか!!」
一風は正気かという顔をした。・・・・・・・・桃百ちゃん結構可愛かったけど。
「あら私が可愛くないというの?息子であっても容赦しないわよ?うふふふふふふやっぱり瑛菜ちゃん凄くかわいいけどわ。たれ目に長いまつげ左目に泣きホクロがすごく色気があっていいし顔がすごく整っているから可愛すぎる!!!これは残酷ね。これではモテモテになって私たちを捨てるんだわ!!瑛菜ちゃん私を捨てないでぇ」
桃百は瑛菜の前で目をウルウルして見つめた。
「????捨てる??・・・・・もて??もて?」
一方、私は訳が分からなくて混乱していた。もてもてって何???何で捨てる??残酷??なにが??不思議な言葉でよくわからないな。
私は顔を上げて桃百や庵司、一風を見た。
「はぁ母上全然反省してないじゃないですか。瑛菜気にす・・・・・・・・・・・」
「桃百さぁ離れようか瑛菜はさっき倒れたばっかだからね。瑛菜、妻がごめ・・・・・・・・」
「う?わか・・・・た??あれ?一風?庵司おじさん??どうしたの?」
瑛菜は元々凄く顔が整っていたが牢屋に入っている時汚れてどんな顔か分からなくなっており、庵司や一風は日本人特有の普通顔だと思っていたら。ふたを開けてみたら、たれ目がちな顔がほわっと和ませて、左目に泣きホクロ色香を放っており、白髪で赤い目がまるでおとぎ話から出てきた妖精のように儚い美しさがあった。そしてさっきまで顔を下げていたのでどんな顔かわからなかったのだ。
二人は瑛菜の美しさに俊絶したのだ。
「ふふっ瑛菜ちゃんの美しさは色々なものを魅了しそうねぇ~嫉妬しちゃうわ~。洋服とか瑛菜ちゃん全て似合いそうよね。これは着飾りがいがあるわぁ」
桃百ちゃんは目らんらんと輝かせて私を見た。私は桃百ちゃんの行動を見て何故か震えていた。
「あっそろそろ夕ご飯ね。一風、瑛菜ちゃんを連れて行ってあげて、私と庵司様は少し話(使用人なのに仕事をしない馬鹿どもの一斉クビにする話)があるの。」
「へ?わ、わかりました。瑛菜行くぞ。」
「う、うん分かった。」
私は一風さんの背を追いかけ風呂場の更衣室から出た。
「あのさ気になったことがあるんだけどいい?」
私は廊下を一風さんと歩いている時質問した。
「なんだ??」
「最初に会った時、何であんな偉そうだったの?」
「・・・・・・・・・・・」
一風さんは目を逸らしながら、頬をかいた。
「なんていうか俺より強かったら、興奮?威嚇?・・・・・なんて言うか分からないな。うーん」
「威嚇?それとも動物的な求愛行動的な感じ?」
私がポロリと口にすると一風さんがすごい殺気とガンを飛ばしてきた。
「マコト二、モウシワケ、ゴザイマセン。」
私はダラダラと汗をかきながら一風さんに謝った。こわっ凄い・・・・・眼力?だな!
「けどさ自分より強い奴だろう?興奮したり威嚇するのは・・・・・・・・一風って戦闘狂なんじゃ・・・・・・」
う~ん私の記憶の中には戦闘狂しか考えられないんだが・・・・・・・・・・・・
「あ゛あ゛??ふざけてんのか。お、れ、が・・・・・あはははははは、んなわけないじゃないか。あははは俺が戦闘狂なわけないよな。あはははははははは」
一風さんは明らかに動揺しながら言葉を紡いでいくうちに顔が青くなっていった。私はこの様子を見て焦った。やばい一風さんが変になった、話を変えなきゃ。
「い、一風、お、落ち着こう。私の考えに過ぎないんだ。違うかもしれないからな、落ち着け後で桃百ちゃんと庵司おじさんに聞くのはだめだな。えっとうんとまぁ落ち着こう!深呼吸をしよう!!」
「・・・・確かにな一人の意見・・・・・だな。スゥゥゥゥゥゥ、ハァァァァァ、落ち着いた。多分大丈夫だ」
「一風のことは私たちじゃわかんないから、一旦保留にしとこうね」
「た、確かにそうだな」
「ごめん・・・・変なこと言って」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
私は気まずくて無言になりながら廊下を歩いた。
「そろそろ部屋につくその前に瑛菜これを付けたらどうだ。私は別に気にしないんだが、うるさいクズ共がいるからな多少は隠せるよ」
一風さんに渡されたのは周りが金色に縁どられ装飾がついていた黒色の眼帯だった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・ありがとう。あとさ、ちょっと不思議に思っていたんだけど何で私を普通の人として接するんだ?私が月出家の者だからか?」
「いや、別にそんなもんじゃないよ。父上や母上には見た目や境遇ではなくそのもの自身を見ろと言われたからな。まぁこれは健全本当はね・・・・・・」
一風さんは私の目線に合わせて目をジッと見た。
「瑛菜の赤色の目がイチゴのように綺麗な目だったからね」
こいつ何いってんの??
「??イチゴ???なにを言いているの?」
あっぶね。こいつって言おうとしちゃった。
「イチゴのような目の色で私は綺麗に見えたよ」
「私の目はそんな綺麗な赤色じゃないよ?赤暗い色だよ」
「確かにねだけど私はそう見えたんだよね」
一風さんは楽しそうに私の目を見た。一風さんってまさか目が悪いのか!!かわいそうに。
「・・・・・・・・・」
「ふふふ、さぁ着いたよ。入ろうか」
「あっ!その前に眼帯付けていい?」
一風さんは私の言葉にキョトンとした顔をした後、ふふっと笑った。
「その眼帯は瑛菜に渡したからもう瑛菜の物だよ。付けてごらん」
「う、うん!ここを付けて・・・・・・出来た!!」
「うん似合うよ。さすが私の見立てだ、では入ろうか」
一風さんはふすまの扉を開けた。
ドタドタドタドタ、タッ
ドゴォォォ
「ぎゅぇ」
「・・・・・・・・ふ・・・・ろ?・・・ここが??」
私は百鬼家のお風呂の大きさに唖然とした。私はそもそもお風呂に入っていたのは5歳までなのである、そして昔からの五右衛門風呂なのだ。あとは川などで水浴びをしていて、お風呂しかも現代の技術が使われているためにどうして風呂なのかわかっていないのだ。そもそもここは風呂なのか⁉お湯がたくさんある場所だ!しかもなんか綺麗!外じゃないの!?あっ外が出れる!!
「えぇ驚きよね!ここがお風呂よ!私ね。お風呂が大好きなのだから地上世界の技術を取り入れたの凄く美容にいいお風呂とか疲れを癒したり傷をいやすお風呂もあるのよ」
桃百は嬉しそうにお風呂場を自慢していた。
「ふふここに座って頂戴。」
桃百ちゃんの言う通り私は風呂イスに座った。
「あの桃百ちゃんが持ってる棒?は何??何かの武器??食べ物?」
私は桃百ちゃんの持っている棒(シャワーヘッド)を不安そうに見ていたと思う。
「かわいぃ~ん゛ん゛じゃなくて、これはね武器でも食べ物でもないのよ。ふふシャワーと言ってね水が出てくるのよしかも暖かい水にもできて冷たい水にもできるのよ。大丈夫だよ。ゆくっり水が出で来るよ」
桃百は瑛菜の態度にデレデレになった。美少女が涙目でこちらを見つめていたらこの世界、誰でもデレデレになると思う!桃百は意味が分からい考え事をしていた。
「ふふこれは腕が鳴るわ。今汚いけれど凄く美少女だと言ことが分かるし、私がキラキラの宝石にしてあげる。」
桃百ちゃんは小声で呟いた。そして指を鳴らし始めた。
ボキ、ボキ、ボキ
「・・・・・・・・・えっと桃百ちゃん??なんで指を鳴らしてるの??」
なに?なに?なに?桃百ちゃんの雰囲気が急に変わった怖い!何⁉
「・・・・・・・フフフフフフフフ、怖くなぁい、怖くなぁい、ほぉらぁ痛くないよ。えいっふふふふ、つ・か・ま・え・た」
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、たすっ・・・・・・・・・・・・・・」
**************
「・・・・・・それで桃百が調子に乗ってしまって、瑛菜があのように目を回してばててるというわけか」
「瑛菜は哀れですね。母上と同じ同姓ですしね。」
庵司と一風は目を回して倒れてる瑛菜に同情した。
「もぅ!謝ってるじゃない!!」
桃百は頬を膨らましながら二人を見た。
「「いやいや、謝るなら暴走するな(しないでください)」」
庵司と一風はジト目で桃百を見た。
「うぅ~・・・・・・ここは?」
言い合いしている時に瑛菜が起きた。
「瑛菜ちゃんごめんなさい!私のせいで倒れてしまって、けど私あなたを綺麗にするとき、あなたが綺麗なりすぎて私すごくうれしくてたまらなくてつい。ごめんね♡」
テヘペロ♡
桃百ちゃんは片目をつむりウィンクをして、舌を出した。
「母上!可愛くもないし、全然反省していないじゃないですか!!」
一風は正気かという顔をした。・・・・・・・・桃百ちゃん結構可愛かったけど。
「あら私が可愛くないというの?息子であっても容赦しないわよ?うふふふふふふやっぱり瑛菜ちゃん凄くかわいいけどわ。たれ目に長いまつげ左目に泣きホクロがすごく色気があっていいし顔がすごく整っているから可愛すぎる!!!これは残酷ね。これではモテモテになって私たちを捨てるんだわ!!瑛菜ちゃん私を捨てないでぇ」
桃百は瑛菜の前で目をウルウルして見つめた。
「????捨てる??・・・・・もて??もて?」
一方、私は訳が分からなくて混乱していた。もてもてって何???何で捨てる??残酷??なにが??不思議な言葉でよくわからないな。
私は顔を上げて桃百や庵司、一風を見た。
「はぁ母上全然反省してないじゃないですか。瑛菜気にす・・・・・・・・・・・」
「桃百さぁ離れようか瑛菜はさっき倒れたばっかだからね。瑛菜、妻がごめ・・・・・・・・」
「う?わか・・・・た??あれ?一風?庵司おじさん??どうしたの?」
瑛菜は元々凄く顔が整っていたが牢屋に入っている時汚れてどんな顔か分からなくなっており、庵司や一風は日本人特有の普通顔だと思っていたら。ふたを開けてみたら、たれ目がちな顔がほわっと和ませて、左目に泣きホクロ色香を放っており、白髪で赤い目がまるでおとぎ話から出てきた妖精のように儚い美しさがあった。そしてさっきまで顔を下げていたのでどんな顔かわからなかったのだ。
二人は瑛菜の美しさに俊絶したのだ。
「ふふっ瑛菜ちゃんの美しさは色々なものを魅了しそうねぇ~嫉妬しちゃうわ~。洋服とか瑛菜ちゃん全て似合いそうよね。これは着飾りがいがあるわぁ」
桃百ちゃんは目らんらんと輝かせて私を見た。私は桃百ちゃんの行動を見て何故か震えていた。
「あっそろそろ夕ご飯ね。一風、瑛菜ちゃんを連れて行ってあげて、私と庵司様は少し話(使用人なのに仕事をしない馬鹿どもの一斉クビにする話)があるの。」
「へ?わ、わかりました。瑛菜行くぞ。」
「う、うん分かった。」
私は一風さんの背を追いかけ風呂場の更衣室から出た。
「あのさ気になったことがあるんだけどいい?」
私は廊下を一風さんと歩いている時質問した。
「なんだ??」
「最初に会った時、何であんな偉そうだったの?」
「・・・・・・・・・・・」
一風さんは目を逸らしながら、頬をかいた。
「なんていうか俺より強かったら、興奮?威嚇?・・・・・なんて言うか分からないな。うーん」
「威嚇?それとも動物的な求愛行動的な感じ?」
私がポロリと口にすると一風さんがすごい殺気とガンを飛ばしてきた。
「マコト二、モウシワケ、ゴザイマセン。」
私はダラダラと汗をかきながら一風さんに謝った。こわっ凄い・・・・・眼力?だな!
「けどさ自分より強い奴だろう?興奮したり威嚇するのは・・・・・・・・一風って戦闘狂なんじゃ・・・・・・」
う~ん私の記憶の中には戦闘狂しか考えられないんだが・・・・・・・・・・・・
「あ゛あ゛??ふざけてんのか。お、れ、が・・・・・あはははははは、んなわけないじゃないか。あははは俺が戦闘狂なわけないよな。あはははははははは」
一風さんは明らかに動揺しながら言葉を紡いでいくうちに顔が青くなっていった。私はこの様子を見て焦った。やばい一風さんが変になった、話を変えなきゃ。
「い、一風、お、落ち着こう。私の考えに過ぎないんだ。違うかもしれないからな、落ち着け後で桃百ちゃんと庵司おじさんに聞くのはだめだな。えっとうんとまぁ落ち着こう!深呼吸をしよう!!」
「・・・・確かにな一人の意見・・・・・だな。スゥゥゥゥゥゥ、ハァァァァァ、落ち着いた。多分大丈夫だ」
「一風のことは私たちじゃわかんないから、一旦保留にしとこうね」
「た、確かにそうだな」
「ごめん・・・・変なこと言って」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
私は気まずくて無言になりながら廊下を歩いた。
「そろそろ部屋につくその前に瑛菜これを付けたらどうだ。私は別に気にしないんだが、うるさいクズ共がいるからな多少は隠せるよ」
一風さんに渡されたのは周りが金色に縁どられ装飾がついていた黒色の眼帯だった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・ありがとう。あとさ、ちょっと不思議に思っていたんだけど何で私を普通の人として接するんだ?私が月出家の者だからか?」
「いや、別にそんなもんじゃないよ。父上や母上には見た目や境遇ではなくそのもの自身を見ろと言われたからな。まぁこれは健全本当はね・・・・・・」
一風さんは私の目線に合わせて目をジッと見た。
「瑛菜の赤色の目がイチゴのように綺麗な目だったからね」
こいつ何いってんの??
「??イチゴ???なにを言いているの?」
あっぶね。こいつって言おうとしちゃった。
「イチゴのような目の色で私は綺麗に見えたよ」
「私の目はそんな綺麗な赤色じゃないよ?赤暗い色だよ」
「確かにねだけど私はそう見えたんだよね」
一風さんは楽しそうに私の目を見た。一風さんってまさか目が悪いのか!!かわいそうに。
「・・・・・・・・・」
「ふふふ、さぁ着いたよ。入ろうか」
「あっ!その前に眼帯付けていい?」
一風さんは私の言葉にキョトンとした顔をした後、ふふっと笑った。
「その眼帯は瑛菜に渡したからもう瑛菜の物だよ。付けてごらん」
「う、うん!ここを付けて・・・・・・出来た!!」
「うん似合うよ。さすが私の見立てだ、では入ろうか」
一風さんはふすまの扉を開けた。
ドタドタドタドタ、タッ
ドゴォォォ
「ぎゅぇ」
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