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終章『女神』
魔王対女神
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ー何故、神は信仰を促すのか。
人の想いは時にものすごい力を発揮する。どこかの宇宙人がいうところのエントロピー、不可逆性をも凌駕する。
魔法が存在するこの世界では尚更この人の想いというのは力となる。
そんな世界の想いを一身に受けると言うことの意味を考えれば答えは1つ。
神が信仰を促すのは自らの力を高めるためである。
数多の神がいる地球には神が多い分さまざまな宗教が存在する。
そして一部の宗教では人が一途に願い身を捧げれば神の国に招かれるやら仏に昇華するやら考えられていたこともある。
それ程までに人の想いは強いものだ。
そして神を殺すのもそんな人の想いである。
神とは本来実体を持たない人々の想いで生み出された偶像だ。
よって人々が忘れ、記録からも消え去れば消滅さえもあり得る。
「今、この世界にはあとどれぐらいの生き物が残っているんだろうな。
100?1000?10000?
そのどれくらいがお前を信じ祈っている。
自分への見返りを考えずただひたすらにお前を信じ祈っているのはどれくらいだ?
半分いるか?気づいてるか?現れた時にあれだけ膨大だったお前の力、随分小さくなってるぞ?」
「『雷神』」
最初に撃ったのと同じ威力の雷撃を彼は女神に撃ち込んだ。
「ギャァァァァァ!」
しかし今度は彼女にかなりを衝撃を与えたらしく叫び声があげられた。
「『魔狼の鎖』」
鎖が彼女に巻き付き、雁字搦めに縛り付ける。
「『十束剣』」
縛られて動けない女神に彼は剣を生み出しゆっくり近づく。
「やめろ・・・やめて・・・」
女神は情けなく哀願した。
「『千貌を持つ者』」
彼は自分の顔を少女のものに変えた。
「この顔に見覚えはあるか?」
それを見た女神はキョトンとした顔をするだけだった。
「だろうな。」
自嘲しながら彼は剣を振り上げた。
「待って!思い出す。思い出すから切らないで!」
女神は必死に懇願する。しかし、
「結構だ。」
彼は顔を元に戻して振り下ろした。
「ぎぃぃあぁぁぁぁ!痛い!痛い!痛い!」
あさましく鎖からはみ出していた豊満な乳房を切り落とした。
鎖を操作して空中で大の字にさせる。
「神だから簡単に死なんだろ?簡単に殺してやる気もないけどな。」
言いながら彼は剣を振るう。顔を、腕を、足を胸を。浅すぎず深すぎず傷を増やしていく。
女神は泣き叫ぶ。しかし神ゆえに簡単には死なない。神ゆえに簡単には狂わない。
痛みだけが蓄積する。死ねたらどれだけ楽だろう。狂えたらどれだけ楽だろう。
(何故こうなった。私が何をした。私はただ自分の世界を守ろうとしただけなのに。
私はただ自分の世界を調整しようとしただけなのに。
自分の世界のために他の世界の物を使うことの何が悪い。
どうして私の世界のために私の世界の物を使わないとならない。
私の世界の物はすべて私のものだ。私のためのものなのだ。
口惜しい。)
彼女は斬りつけられながら恨みがましく思った。しかしもう何もできなかった。
この世界に生きる生き物は100にも満たないだろう。
目の前にいる女達は彼女を信仰していないからいても意味がない。
(あぁ、また1つ命が消えた。)
彼の思惑通りこの世界に彼女を信仰する生き物がいる限り彼女は死なない。
いや、この身はそんな事をせずとも死ぬし生き物が死んでも消滅する事はない。
ただ全ての生き物が死んだ瞬間彼女は神として終わるのだ。
本来なら新しい世界を作ってやり直しとなる。
しかし、色々やりすぎた彼女には次はない。
終末と同時に彼女は世界神によって無に返される。
「死にたくない、消えたくないぃぃ!」
無意味に懇願するも彼がそんな事を聞き入れるわけがなかった。
「じゃあ終わりにしようか女神ルドラ。
お前は生きたままそうして自分の世界の終わりを見ているがいい。」
彼は剣を収める。そして残していた最後の権能を使う。
「『終末を告げる角笛』」
彼の権能で世界中に角笛の音が鳴り響いた。
それは世界の終わりの始まりを告げる角笛。
力を失い、抗うことのできない女神には世界中に開く数多の異世界の扉を止める事はできなかった。
人の想いは時にものすごい力を発揮する。どこかの宇宙人がいうところのエントロピー、不可逆性をも凌駕する。
魔法が存在するこの世界では尚更この人の想いというのは力となる。
そんな世界の想いを一身に受けると言うことの意味を考えれば答えは1つ。
神が信仰を促すのは自らの力を高めるためである。
数多の神がいる地球には神が多い分さまざまな宗教が存在する。
そして一部の宗教では人が一途に願い身を捧げれば神の国に招かれるやら仏に昇華するやら考えられていたこともある。
それ程までに人の想いは強いものだ。
そして神を殺すのもそんな人の想いである。
神とは本来実体を持たない人々の想いで生み出された偶像だ。
よって人々が忘れ、記録からも消え去れば消滅さえもあり得る。
「今、この世界にはあとどれぐらいの生き物が残っているんだろうな。
100?1000?10000?
そのどれくらいがお前を信じ祈っている。
自分への見返りを考えずただひたすらにお前を信じ祈っているのはどれくらいだ?
半分いるか?気づいてるか?現れた時にあれだけ膨大だったお前の力、随分小さくなってるぞ?」
「『雷神』」
最初に撃ったのと同じ威力の雷撃を彼は女神に撃ち込んだ。
「ギャァァァァァ!」
しかし今度は彼女にかなりを衝撃を与えたらしく叫び声があげられた。
「『魔狼の鎖』」
鎖が彼女に巻き付き、雁字搦めに縛り付ける。
「『十束剣』」
縛られて動けない女神に彼は剣を生み出しゆっくり近づく。
「やめろ・・・やめて・・・」
女神は情けなく哀願した。
「『千貌を持つ者』」
彼は自分の顔を少女のものに変えた。
「この顔に見覚えはあるか?」
それを見た女神はキョトンとした顔をするだけだった。
「だろうな。」
自嘲しながら彼は剣を振り上げた。
「待って!思い出す。思い出すから切らないで!」
女神は必死に懇願する。しかし、
「結構だ。」
彼は顔を元に戻して振り下ろした。
「ぎぃぃあぁぁぁぁ!痛い!痛い!痛い!」
あさましく鎖からはみ出していた豊満な乳房を切り落とした。
鎖を操作して空中で大の字にさせる。
「神だから簡単に死なんだろ?簡単に殺してやる気もないけどな。」
言いながら彼は剣を振るう。顔を、腕を、足を胸を。浅すぎず深すぎず傷を増やしていく。
女神は泣き叫ぶ。しかし神ゆえに簡単には死なない。神ゆえに簡単には狂わない。
痛みだけが蓄積する。死ねたらどれだけ楽だろう。狂えたらどれだけ楽だろう。
(何故こうなった。私が何をした。私はただ自分の世界を守ろうとしただけなのに。
私はただ自分の世界を調整しようとしただけなのに。
自分の世界のために他の世界の物を使うことの何が悪い。
どうして私の世界のために私の世界の物を使わないとならない。
私の世界の物はすべて私のものだ。私のためのものなのだ。
口惜しい。)
彼女は斬りつけられながら恨みがましく思った。しかしもう何もできなかった。
この世界に生きる生き物は100にも満たないだろう。
目の前にいる女達は彼女を信仰していないからいても意味がない。
(あぁ、また1つ命が消えた。)
彼の思惑通りこの世界に彼女を信仰する生き物がいる限り彼女は死なない。
いや、この身はそんな事をせずとも死ぬし生き物が死んでも消滅する事はない。
ただ全ての生き物が死んだ瞬間彼女は神として終わるのだ。
本来なら新しい世界を作ってやり直しとなる。
しかし、色々やりすぎた彼女には次はない。
終末と同時に彼女は世界神によって無に返される。
「死にたくない、消えたくないぃぃ!」
無意味に懇願するも彼がそんな事を聞き入れるわけがなかった。
「じゃあ終わりにしようか女神ルドラ。
お前は生きたままそうして自分の世界の終わりを見ているがいい。」
彼は剣を収める。そして残していた最後の権能を使う。
「『終末を告げる角笛』」
彼の権能で世界中に角笛の音が鳴り響いた。
それは世界の終わりの始まりを告げる角笛。
力を失い、抗うことのできない女神には世界中に開く数多の異世界の扉を止める事はできなかった。
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