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事前準備の少年時代
いきなり見破られてしまった
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朝の日差しを瞼に感じ、僕は僕になって2度目の朝を迎えた。
【コンコンコン】
「ブランシュタイン様、お目覚めでしょうか?」
見計ったように扉がノックされる。以前の私が体に覚えさせられた習慣だ。
「起きてるよ、シェーラ。」
シェーラは僕の専属世話係となっているメイドだ。特段に休暇をとっていない限り毎日毎朝俺を起こし、朝の準備をしにくる。
「失礼します。ブランシュタイン様。」
静かに扉が開かれて彼女が入ってきたのを確認して俺はベッドを降りる。
昨日の今日だからだろうか、心なしか彼女は嬉しそうだ。
「お召し替え、失礼しますね。」
そう言って彼女は俺の寝巻きを脱がし、服を着替えさせていく。
前世の俺には考えられない状況だ。まだ10歳で精通もしてないからいいがこれ、年頃になって朝勃ちとかしてたらどうするんだろうか。
なんて馬鹿な事を考えているうちに着替えが終わる。
「いつもありがとう。シェーラ。」
自然と出た言葉だが普段と違う事をしたためシェーラはキョトンとした表情をこちらに向けた。
「昨日もあんなに心配してくれたしね。いつもシェーラがいてくれてすごく助かってるよ。」
笑顔でそう答えるとシェーラは少し照れた後に眉を吊り上げた。
「ブランシュタイン様?口調が粗野になっておりますよ。ライザ様に叱られます。」
ライザは僕の家庭教師の1人で主にマナーや貴族の立ち振る舞いを担当している。
「はは、ライザには内緒にして欲しいな。僕だって気を抜きたい時もあるんだよ。シェーラと2人の時だけだから許してくれないかい?」
そんな僕の言葉をシェーラは呆れたようにため息をつく。
「そういうことはオプスキュリテ様の前だけにしてください。さぁ、お戯れはそれぐらいで料理長が待ち侘びていますよ。」
オプスキュリテこそが件の悪役令嬢で、僕の婚約者となっている公爵令嬢だ。
「はは、それじゃあ僕は寝る前と起きた直後しか気を抜けないじゃないね。」
「そうです。次代の王となるものは常に心に1本の剣を持つものです。陛下をお見習いください。」
指を立て、ライザが口うるさく言っている事を言うシェーラに思わず苦笑する。
「うーん、確かに父上はすごいと思うけど僕は父上のような尊敬されるような王ではなく民に親しみを持って愛される王になりたいと思うんだ。」
「もう、ブランシュタイン様はああ言えばこう言いますね。まったく、ライザ様に叱られればいいんです。」
折れようとしない僕についにシェーラが匙を投げた。しかしその顔は本気で怒っている様子では無かった。
今朝の朝食は昨日何も食べられなかったからだろう。ヤギのミルクを使ったパン粥だった。
うーん、味がない。異世界の記憶を知ってしまうとこの世界の料理に少し物足りなさを感じるようになってしまったらしい。
この世界は前世の俺の世界よりも文化的に遅れている。ファンタジー小説でよくある中世ヨーロッパ風味がこの世界だ。
そのため塩や砂糖は高額だ。そして香辛料は料理ではなく魔物避けや毒はないが食べられない食物のような認識を持たれているのがほとんどだ。
この辺の改革もできたらしたいなぁ。まぁ趣味だったサバイバルと料理の知識ぐらいしかないから探り探りやっていかないとな。
差し当たって今はどうしようもないから塩で味を誤魔化しながらかきこむ。完食したのを見れば昼は普通にきっとなるだろう。
ちょっと食べ足りないが我慢だ。
僕の毎日は次代の王としての勉強尽くしだ。食事が終われば他に予定がない限り毎日何かしらの家庭教師による授業が行われる。
今日の午前は魔法だった。ちなみに昨日の午前は話題に上がったライザの王室マナーだった。
既に教師が待機している教師のエリュシオンは入ってきた瞬間僕を見て目を見開いた。
扉を閉め2人きりとなり、僕がエリュシオン先生の対面の席に座ったのを確認すると彼女は一言こう尋ねてきた。
「あなたは誰ですか?」
それは何か彼女の中で確信めいた何かがあるような問いかけだった。
「誰って、私はあなたの生徒のブランシュタインですよ。エリュシオン先生。」
僕の答えに先生はしかし顔色1つ変えずにじっとこちらを探るように見つめてくる。
彼女は王国の宮廷魔導師長で長年この国に使えるエルフでもある。見た目は20代の美人な女性だが実年齢は父上の数倍らしい。
「確かに外見は殿下そのものです。内包する魔力も殿下のものを感じます。しかしそれだけじゃない。
何か別のものも混じっている。もう一度聞きます。お前は誰だ。」
今度は敵意の籠った強い口調で問い質される。どうやら彼女は僕の中の俺に気付いているらしい。
「僕は僕です。先生。ただ、私の中に私以外の彼が異世界から来て私と1つになりました。」
僕の答えに彼女はいっそう目を見開いて身を乗り出した。
彼女の物質の本質を見通す精霊眼が僕に向けられ何かを探るように見つめられる。
そして何かを悟った彼女は目を閉じ、大きく息を吐いた。
「詳しく、説明なさい殿下。話はそれからです。」
とりあえず敵意はなくなったらしい。私は彼女にはバレるだろうと思っていた。
彼女はそれだけすごい魔導師なのだ。僕は椅子に座り直すと昨日の出来事を1つ1つ彼女に聞かせるのだった。
----------
「異世界の人間の魂と、未来の話・・・ですか。にわかに信じられませんね。」
全てを聞き終えた彼女はそう答えた。
「確かに未来についてはまだわかりません。少なくとも彼の記憶にあるゲームの始まりは6年後。
僕が王立学園に入学してからになるわけですし。ただ、だからと言って何も準備しないのは違う。
それが僕の中の私と俺の結論です。」
僕の言うことも一理あると彼女は考え込み始めた。
「その異世界の記憶が本当にこの世界と一致する確証はありますか?」
「私が知りうる限りの世界の情報や人物に対することは完全に一致しています。
当然、エリュシオン先生についてもそうです。」
僕の返答に先生はほうと興味深そうな顔をした。
「殿下の知る限りということは知らなかったことも色々あるようですね。例えば私についてはなにかありますか?」
彼女の問いかけに俺の記憶を探りその内容に少しどうしようか悩んだ。
「どうかしましたか?」
「・・・ええと、あるにはあるんですが・・・」
戸惑う僕に彼女が首を傾げる。
「あるなら聞かせてもらえますか?それが正しければ殿下の仰ることに真実味が帯びますので。」
「・・・猫・・・です。」
そう言われては答えるしかないと一言答えると彼女の眉がぴくりと跳ね上がった。
「えっと、エリュシオン先生は無類の猫好きで自室にはこっそり猫の小物などが隠されていますが先生は猫アレルギー・・・
猫を触るなどをするとくしゃみが止まらなくなる体質で触りたくても触れずそれを改善する魔法を研究している・・・です。」
俺の答えに彼女は無表情で黙り込んだ。
「・・・確かに偽りは無さそうですね・・・」
絞り出すように言う彼女だが羞恥からその耳は赤くなっていた。
「事情はわかりました。ですがこの事は秘匿したほうがいいでしょう。
後、次回の授業の前に1度魔法適性を調べ直しましょう。おそらく、異世界の魂と1つになった事で適性が変わっていると思いますし。」
話し込んでいるうちに授業用の時間はすっかりなくなっていた。
【コンコンコン】
「ブランシュタイン様、お目覚めでしょうか?」
見計ったように扉がノックされる。以前の私が体に覚えさせられた習慣だ。
「起きてるよ、シェーラ。」
シェーラは僕の専属世話係となっているメイドだ。特段に休暇をとっていない限り毎日毎朝俺を起こし、朝の準備をしにくる。
「失礼します。ブランシュタイン様。」
静かに扉が開かれて彼女が入ってきたのを確認して俺はベッドを降りる。
昨日の今日だからだろうか、心なしか彼女は嬉しそうだ。
「お召し替え、失礼しますね。」
そう言って彼女は俺の寝巻きを脱がし、服を着替えさせていく。
前世の俺には考えられない状況だ。まだ10歳で精通もしてないからいいがこれ、年頃になって朝勃ちとかしてたらどうするんだろうか。
なんて馬鹿な事を考えているうちに着替えが終わる。
「いつもありがとう。シェーラ。」
自然と出た言葉だが普段と違う事をしたためシェーラはキョトンとした表情をこちらに向けた。
「昨日もあんなに心配してくれたしね。いつもシェーラがいてくれてすごく助かってるよ。」
笑顔でそう答えるとシェーラは少し照れた後に眉を吊り上げた。
「ブランシュタイン様?口調が粗野になっておりますよ。ライザ様に叱られます。」
ライザは僕の家庭教師の1人で主にマナーや貴族の立ち振る舞いを担当している。
「はは、ライザには内緒にして欲しいな。僕だって気を抜きたい時もあるんだよ。シェーラと2人の時だけだから許してくれないかい?」
そんな僕の言葉をシェーラは呆れたようにため息をつく。
「そういうことはオプスキュリテ様の前だけにしてください。さぁ、お戯れはそれぐらいで料理長が待ち侘びていますよ。」
オプスキュリテこそが件の悪役令嬢で、僕の婚約者となっている公爵令嬢だ。
「はは、それじゃあ僕は寝る前と起きた直後しか気を抜けないじゃないね。」
「そうです。次代の王となるものは常に心に1本の剣を持つものです。陛下をお見習いください。」
指を立て、ライザが口うるさく言っている事を言うシェーラに思わず苦笑する。
「うーん、確かに父上はすごいと思うけど僕は父上のような尊敬されるような王ではなく民に親しみを持って愛される王になりたいと思うんだ。」
「もう、ブランシュタイン様はああ言えばこう言いますね。まったく、ライザ様に叱られればいいんです。」
折れようとしない僕についにシェーラが匙を投げた。しかしその顔は本気で怒っている様子では無かった。
今朝の朝食は昨日何も食べられなかったからだろう。ヤギのミルクを使ったパン粥だった。
うーん、味がない。異世界の記憶を知ってしまうとこの世界の料理に少し物足りなさを感じるようになってしまったらしい。
この世界は前世の俺の世界よりも文化的に遅れている。ファンタジー小説でよくある中世ヨーロッパ風味がこの世界だ。
そのため塩や砂糖は高額だ。そして香辛料は料理ではなく魔物避けや毒はないが食べられない食物のような認識を持たれているのがほとんどだ。
この辺の改革もできたらしたいなぁ。まぁ趣味だったサバイバルと料理の知識ぐらいしかないから探り探りやっていかないとな。
差し当たって今はどうしようもないから塩で味を誤魔化しながらかきこむ。完食したのを見れば昼は普通にきっとなるだろう。
ちょっと食べ足りないが我慢だ。
僕の毎日は次代の王としての勉強尽くしだ。食事が終われば他に予定がない限り毎日何かしらの家庭教師による授業が行われる。
今日の午前は魔法だった。ちなみに昨日の午前は話題に上がったライザの王室マナーだった。
既に教師が待機している教師のエリュシオンは入ってきた瞬間僕を見て目を見開いた。
扉を閉め2人きりとなり、僕がエリュシオン先生の対面の席に座ったのを確認すると彼女は一言こう尋ねてきた。
「あなたは誰ですか?」
それは何か彼女の中で確信めいた何かがあるような問いかけだった。
「誰って、私はあなたの生徒のブランシュタインですよ。エリュシオン先生。」
僕の答えに先生はしかし顔色1つ変えずにじっとこちらを探るように見つめてくる。
彼女は王国の宮廷魔導師長で長年この国に使えるエルフでもある。見た目は20代の美人な女性だが実年齢は父上の数倍らしい。
「確かに外見は殿下そのものです。内包する魔力も殿下のものを感じます。しかしそれだけじゃない。
何か別のものも混じっている。もう一度聞きます。お前は誰だ。」
今度は敵意の籠った強い口調で問い質される。どうやら彼女は僕の中の俺に気付いているらしい。
「僕は僕です。先生。ただ、私の中に私以外の彼が異世界から来て私と1つになりました。」
僕の答えに彼女はいっそう目を見開いて身を乗り出した。
彼女の物質の本質を見通す精霊眼が僕に向けられ何かを探るように見つめられる。
そして何かを悟った彼女は目を閉じ、大きく息を吐いた。
「詳しく、説明なさい殿下。話はそれからです。」
とりあえず敵意はなくなったらしい。私は彼女にはバレるだろうと思っていた。
彼女はそれだけすごい魔導師なのだ。僕は椅子に座り直すと昨日の出来事を1つ1つ彼女に聞かせるのだった。
----------
「異世界の人間の魂と、未来の話・・・ですか。にわかに信じられませんね。」
全てを聞き終えた彼女はそう答えた。
「確かに未来についてはまだわかりません。少なくとも彼の記憶にあるゲームの始まりは6年後。
僕が王立学園に入学してからになるわけですし。ただ、だからと言って何も準備しないのは違う。
それが僕の中の私と俺の結論です。」
僕の言うことも一理あると彼女は考え込み始めた。
「その異世界の記憶が本当にこの世界と一致する確証はありますか?」
「私が知りうる限りの世界の情報や人物に対することは完全に一致しています。
当然、エリュシオン先生についてもそうです。」
僕の返答に先生はほうと興味深そうな顔をした。
「殿下の知る限りということは知らなかったことも色々あるようですね。例えば私についてはなにかありますか?」
彼女の問いかけに俺の記憶を探りその内容に少しどうしようか悩んだ。
「どうかしましたか?」
「・・・ええと、あるにはあるんですが・・・」
戸惑う僕に彼女が首を傾げる。
「あるなら聞かせてもらえますか?それが正しければ殿下の仰ることに真実味が帯びますので。」
「・・・猫・・・です。」
そう言われては答えるしかないと一言答えると彼女の眉がぴくりと跳ね上がった。
「えっと、エリュシオン先生は無類の猫好きで自室にはこっそり猫の小物などが隠されていますが先生は猫アレルギー・・・
猫を触るなどをするとくしゃみが止まらなくなる体質で触りたくても触れずそれを改善する魔法を研究している・・・です。」
俺の答えに彼女は無表情で黙り込んだ。
「・・・確かに偽りは無さそうですね・・・」
絞り出すように言う彼女だが羞恥からその耳は赤くなっていた。
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