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政秀寺
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「答えは千五百三十七です」
「よし。次の問題に取りかかりなさい」
藤吉郎と同じように武士になる――てっきりそう思っていたけど、実際に武士になったのは藤吉郎だけだった。僕は政秀寺という一年前に建てられた新しい寺で修行をすることになったんだ。
ちなみに寺の小姓ではなく、武士見習いというよく分からない立場に就けられた。
「子供を働かせるほど織田家は困っておらぬ。それに寺には人が居らんのでな。良い機会だから学ばせてもらうがいい」
信長――大殿と呼べと藤吉郎に注意された――はそう言い残して寺から去ってしまった。
別に寺での生活は嫌ではなかった。朝夕とご飯が食べられるし、勉強さえしていれば文句を言う人もいない。朝早く起きるのも寺内の掃除をするのも平気だった。それに安心して寝られることが何よりも嬉しかった。記憶を失くして以来、ぐっすりと寝たのは初めてだった。もしかすると失くす以前も寝てなかったかもしれないから、産まれて初めてかもしれない。
「雲之介。このまま僧として生きませんか?」
寺の和尚である沢彦様が何度か誘ってくれた。そのたびに丁重に断るのは申し訳ない気がした。
寺での勉強は算術と文字と歴史、そして礼法だった。
それ以外に仏教とかいう教えも少しだけ教えてくれた。何でも遠い国の天竺で産まれたお釈迦様が広めた教えらしい。
それが二千年以上昔から今に至るまで続いているのは凄いことだけど、それならどうして親兄弟が殺し合う世の中になったのだろう。不思議で仕方がなかった。そのことを訊いても答えてくれる僧がいなかった。沢彦和尚にも訊こうとしたけど、訊きづらかったのでやめてしまった。
だからその問いは忘れることにした。
大殿は毎月十三日になると政秀寺にやってきた。そして一人で寺の奥に向かう。誰かの墓参りだろうか。
それも訊ねようとしたけれど、誰に訊けばいいのか分からない。大殿に訊いてはいけないとなんとなく感じた。沢彦和尚や他の僧侶にも訊けなかった。今度藤吉郎が来たら訊こうと思う。
藤吉郎とは政秀寺に来て以来会っていない。下働きで忙しいだろうし、大殿が居る那古野城近くの長屋で寝泊りしているらしいから、会えないのだろう。
とは言っても僕のやることは変わらない。いつ藤吉郎が迎えに来てもいいように、沢彦和尚から学べることは学んでおかないといけない。
そう決意を新たにして、勉強しているとあっという間に秋になった。
「おう。雲之介。元気でやっておるか?」
寺の落ち葉を箒で掃いていると懐かしい声がした。顔を上げると以前と変わらない猿顔があった。
「藤吉郎! どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたも、おぬしに会いに来たのよ」
かっかっかと笑う藤吉郎。
「勉強に励んでおると訊いていたが、結構立派になったではないか。出会った頃と違って顔色も良い」
「そうか? 僕には分からないが……」
「わしが小者頭に出世したら、おぬしも那古野城に来るが良い」
小者頭というのは武家奉公人である小者を取りまとめる役職だ。
「分かった。待ってるよ」
「よしよし。それで、何か困ったことはないか?」
「困ったこと? うーん、草履が冷たくなったことかな」
別段困ったことはなかったけど、せっかくだから小さいことでも聞いてもらおうと思った。
「草履が冷たい?」
「朝起きると冷たくなって履くと凍りつくんだ。昔は履いたままだったから気づかなかった」
「ほうほう。なるほどな……」
藤吉郎は顎に手を置いて、何かを考えるように頷いた。
「いや、良いことを聞いた。かたじけない」
「良いこと? よく分からないけど、役に立ったならいいよ」
藤吉郎が「それでは、またな」と言って去ろうとする。僕は思い出したように訊ねた。
「ねえ藤吉郎。大殿が毎月十三日にここにやってくるんだけど、どうしてかな?」
藤吉郎はくるりと振り返って「おかしなことを聞くな?」と不思議そうに答えた。
「ここは特別な寺だ。知らなかったのか?」
「特別な寺?」
藤吉郎は普通に答えた。
「この寺は自害した大殿の傅役、平手政秀様を偲んで建立されたのだ」
「自害した? どうして?」
藤吉郎は顔を少し曇らせて言った。
「大殿の奇行を諌めるため……そう聞いている」
僕はなんと答えて良いのか、分からなかった。
その日の晩。僕は沢彦和尚の部屋を訪れた。
「何かありましたかな?」
沢彦和尚は子供の僕にも丁寧に話しかけてくれる。めったに怒らない――いや怒ったところを見たことがない。姿形も所作も高僧のようだった。
「政秀寺が建てられた理由を知りました」
「ほう。それで?」
「大殿は、後悔なさっているのですか?」
沢彦和尚は僕の目を見つめながら言う。
「ええ。後悔なさっているのでしょう。しかしあなたの聞いた理由は真実ではありません」
「えっ?」
「信長様の奇行を諌める――それは表向きの理由です」
「では、どんな理由が?」
僕の問いに沢彦和尚は「逆に問いますが」と応じる。
「どんな理由があれば、人を死に追いやったことを正当化できますか?」
「…………」
僕は答えられなかった。というよりもどんな理由があっても、許されるわけがないからだ。
「ふふ。意地悪な問いをしてしまいましたね」
沢彦和尚は笑って、それから真面目な表情に戻った。
「武士になるということは、そういうことなのですよ」
武士は人を殺す。それは自分の出世だったり、仕えている家のためだったり、一族郎党を養うためだったり。
そして生きるためだったりする。
「雲之介。あなたはまだ間に合います。武士になるのをやめて、僧になりなさい。あなたは飲み込みも早い。砂地に水を撒くように覚えが早い。僧になるべきです」
沢彦和尚はいつものように僧になるように勧めた。でも今までよりも強く勧められた気がした。
「あなたは武士になる理由などないのでしょう? でしたらここで一緒に天下安寧のために祈りましょう」
多分善意で言ってくれてると思う。ここで誘いに乗ったほうが良かったって思う日が来るかもしれない。
でも――
「――それはできません」
きっぱりと僕は断った。
「理由を訊ねてもいいですか?」
「僕はあの日、藤吉郎について行くと決めた。その誓いを守らないといけないんです」
自分のことが律義者に思える。藤吉郎だって僕が僧になることは反対しないだろう。
でもここで約束を破ったら、一生後悔してしまう気がしたから。
「……そうですか。分かりました」
沢彦和尚は残念そうに僕を見つめた。
「あなたの思う道を進みなさい。それがあなたにとっての正道となるでしょう」
僕は沢彦和尚に向かって頭を下げた。
「ありがとうございます」
それから二ヶ月が過ぎて。
習うことがほとんど無くなった頃。
藤吉郎がまたやってきた。
「久しぶりだな。雲之介」
「藤吉郎。なんだか嬉しそうだね」
「おっ。分かるのか?」
にこにこしているから、分かりやすかった。
「小者頭に出世したぞ。これもおぬしのおかげだな」
「僕のおかげ? どういうこと?」
藤吉郎は笑顔のまま言った。
「前に草履が冷たいと言ってただろう? そこで信長様の草履を懐で温めたのよ。初めは尻に敷いたと誤解されたが、懐についた草履の跡を見せると豪快に笑ってくださった」
「へえ。なるほど。上手いじゃないか」
そして藤吉郎は「出て行く準備をしろ」と僕に促してきた。
「これから清洲城に行くぞ」
「えっ? 那古野城じゃないのか?」
「おぬしはいつの話をしているのだ。とっくの昔に清洲城は落としたぞ」
僕はそれで何人が死んだのだろうと頭によぎったけど、考えるのはやめた。
「分かった。一緒について行く」
「おう。早めに準備するんだぞ」
こうして半年ほど世話になった政秀寺を後にした。
いよいよ僕は武士になる。
平手政秀様が自害した理由を知るのは、だいぶ先になってしまった。
それは大殿の苦悩に深く関わっている――
「よし。次の問題に取りかかりなさい」
藤吉郎と同じように武士になる――てっきりそう思っていたけど、実際に武士になったのは藤吉郎だけだった。僕は政秀寺という一年前に建てられた新しい寺で修行をすることになったんだ。
ちなみに寺の小姓ではなく、武士見習いというよく分からない立場に就けられた。
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信長――大殿と呼べと藤吉郎に注意された――はそう言い残して寺から去ってしまった。
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「雲之介。このまま僧として生きませんか?」
寺の和尚である沢彦様が何度か誘ってくれた。そのたびに丁重に断るのは申し訳ない気がした。
寺での勉強は算術と文字と歴史、そして礼法だった。
それ以外に仏教とかいう教えも少しだけ教えてくれた。何でも遠い国の天竺で産まれたお釈迦様が広めた教えらしい。
それが二千年以上昔から今に至るまで続いているのは凄いことだけど、それならどうして親兄弟が殺し合う世の中になったのだろう。不思議で仕方がなかった。そのことを訊いても答えてくれる僧がいなかった。沢彦和尚にも訊こうとしたけど、訊きづらかったのでやめてしまった。
だからその問いは忘れることにした。
大殿は毎月十三日になると政秀寺にやってきた。そして一人で寺の奥に向かう。誰かの墓参りだろうか。
それも訊ねようとしたけれど、誰に訊けばいいのか分からない。大殿に訊いてはいけないとなんとなく感じた。沢彦和尚や他の僧侶にも訊けなかった。今度藤吉郎が来たら訊こうと思う。
藤吉郎とは政秀寺に来て以来会っていない。下働きで忙しいだろうし、大殿が居る那古野城近くの長屋で寝泊りしているらしいから、会えないのだろう。
とは言っても僕のやることは変わらない。いつ藤吉郎が迎えに来てもいいように、沢彦和尚から学べることは学んでおかないといけない。
そう決意を新たにして、勉強しているとあっという間に秋になった。
「おう。雲之介。元気でやっておるか?」
寺の落ち葉を箒で掃いていると懐かしい声がした。顔を上げると以前と変わらない猿顔があった。
「藤吉郎! どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたも、おぬしに会いに来たのよ」
かっかっかと笑う藤吉郎。
「勉強に励んでおると訊いていたが、結構立派になったではないか。出会った頃と違って顔色も良い」
「そうか? 僕には分からないが……」
「わしが小者頭に出世したら、おぬしも那古野城に来るが良い」
小者頭というのは武家奉公人である小者を取りまとめる役職だ。
「分かった。待ってるよ」
「よしよし。それで、何か困ったことはないか?」
「困ったこと? うーん、草履が冷たくなったことかな」
別段困ったことはなかったけど、せっかくだから小さいことでも聞いてもらおうと思った。
「草履が冷たい?」
「朝起きると冷たくなって履くと凍りつくんだ。昔は履いたままだったから気づかなかった」
「ほうほう。なるほどな……」
藤吉郎は顎に手を置いて、何かを考えるように頷いた。
「いや、良いことを聞いた。かたじけない」
「良いこと? よく分からないけど、役に立ったならいいよ」
藤吉郎が「それでは、またな」と言って去ろうとする。僕は思い出したように訊ねた。
「ねえ藤吉郎。大殿が毎月十三日にここにやってくるんだけど、どうしてかな?」
藤吉郎はくるりと振り返って「おかしなことを聞くな?」と不思議そうに答えた。
「ここは特別な寺だ。知らなかったのか?」
「特別な寺?」
藤吉郎は普通に答えた。
「この寺は自害した大殿の傅役、平手政秀様を偲んで建立されたのだ」
「自害した? どうして?」
藤吉郎は顔を少し曇らせて言った。
「大殿の奇行を諌めるため……そう聞いている」
僕はなんと答えて良いのか、分からなかった。
その日の晩。僕は沢彦和尚の部屋を訪れた。
「何かありましたかな?」
沢彦和尚は子供の僕にも丁寧に話しかけてくれる。めったに怒らない――いや怒ったところを見たことがない。姿形も所作も高僧のようだった。
「政秀寺が建てられた理由を知りました」
「ほう。それで?」
「大殿は、後悔なさっているのですか?」
沢彦和尚は僕の目を見つめながら言う。
「ええ。後悔なさっているのでしょう。しかしあなたの聞いた理由は真実ではありません」
「えっ?」
「信長様の奇行を諌める――それは表向きの理由です」
「では、どんな理由が?」
僕の問いに沢彦和尚は「逆に問いますが」と応じる。
「どんな理由があれば、人を死に追いやったことを正当化できますか?」
「…………」
僕は答えられなかった。というよりもどんな理由があっても、許されるわけがないからだ。
「ふふ。意地悪な問いをしてしまいましたね」
沢彦和尚は笑って、それから真面目な表情に戻った。
「武士になるということは、そういうことなのですよ」
武士は人を殺す。それは自分の出世だったり、仕えている家のためだったり、一族郎党を養うためだったり。
そして生きるためだったりする。
「雲之介。あなたはまだ間に合います。武士になるのをやめて、僧になりなさい。あなたは飲み込みも早い。砂地に水を撒くように覚えが早い。僧になるべきです」
沢彦和尚はいつものように僧になるように勧めた。でも今までよりも強く勧められた気がした。
「あなたは武士になる理由などないのでしょう? でしたらここで一緒に天下安寧のために祈りましょう」
多分善意で言ってくれてると思う。ここで誘いに乗ったほうが良かったって思う日が来るかもしれない。
でも――
「――それはできません」
きっぱりと僕は断った。
「理由を訊ねてもいいですか?」
「僕はあの日、藤吉郎について行くと決めた。その誓いを守らないといけないんです」
自分のことが律義者に思える。藤吉郎だって僕が僧になることは反対しないだろう。
でもここで約束を破ったら、一生後悔してしまう気がしたから。
「……そうですか。分かりました」
沢彦和尚は残念そうに僕を見つめた。
「あなたの思う道を進みなさい。それがあなたにとっての正道となるでしょう」
僕は沢彦和尚に向かって頭を下げた。
「ありがとうございます」
それから二ヶ月が過ぎて。
習うことがほとんど無くなった頃。
藤吉郎がまたやってきた。
「久しぶりだな。雲之介」
「藤吉郎。なんだか嬉しそうだね」
「おっ。分かるのか?」
にこにこしているから、分かりやすかった。
「小者頭に出世したぞ。これもおぬしのおかげだな」
「僕のおかげ? どういうこと?」
藤吉郎は笑顔のまま言った。
「前に草履が冷たいと言ってただろう? そこで信長様の草履を懐で温めたのよ。初めは尻に敷いたと誤解されたが、懐についた草履の跡を見せると豪快に笑ってくださった」
「へえ。なるほど。上手いじゃないか」
そして藤吉郎は「出て行く準備をしろ」と僕に促してきた。
「これから清洲城に行くぞ」
「えっ? 那古野城じゃないのか?」
「おぬしはいつの話をしているのだ。とっくの昔に清洲城は落としたぞ」
僕はそれで何人が死んだのだろうと頭によぎったけど、考えるのはやめた。
「分かった。一緒について行く」
「おう。早めに準備するんだぞ」
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