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新しい仲間
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「おお、雲之介! おぬしも生きておったか!」
「藤吉郎! 無事で何よりだ!」
大樹寺で一夜過ごした後、僕は清洲城に戻ってきた。そして大殿に仔細を報告して、長屋の前で藤吉郎の帰りを待っていた。
数刻してやってきた藤吉郎は腕に怪我を負っていたけど、元気そうだった。
「おぬしは大殿の傍で茶を点てていたと聞かされていたから、無事だと思っていたが、探しても居らんかったから心配したぞ!」
「ああ。大殿の使いでね。詳しい話をするから、長屋に入ろう」
そう言って長屋に入ると、そこには――
「……何故、あなたがそこに居るのです?」
藤吉郎の呆然とした声。僕も唖然としていた。
扉を開けると、なんとねね殿が正座して待っていた――いや寝ていた。
多分、心配だったんだろう。目の端には涙の跡があった。
「ねね殿、起きなされ!」
「うん……藤吉郎、さま……?」
揺さぶられて起きたねね殿は藤吉郎の顔を見て、驚いたように目を見開き、次に顔を赤くさせて、最後に涙を流した。
「ねね殿! どうしたのだ!? どこか痛むのですか!?」
「ち、違うのです! あなたさまが帰ってきたのが、嬉しくて……」
そう言って泣き出してしまうねね殿とおろおろしてしまう藤吉郎。
僕もどうしていいのか分からなかったので、戸惑ってしまう。
不意に僕を見る藤吉郎。おいおい、年下の僕に頼るなよ!
仕方ないから抱きしめろと仕草で示した。
「――ねね殿!」
「……ふぇ?」
僕の示したとおり抱きしめた藤吉郎。
「帰ってきたら言おうと思っていた。わしと祝言を挙げてくれ!」
……えっ? 勢いで何言ってるんだ?
「ほ、本当ですか? わ、私と祝言を……」
「ああ。嫌でなければの話だが……」
するとねね殿も抱きしめ返した。
「嫌ではありません! 私も祝言を挙げたいです!」
……ここに居るのは野暮だな。
僕は静かに黙って、長屋から出ようとして――
「おおい! 雲之介! わし、ねね殿と祝言挙げるぞ!」
「……気を使った僕が馬鹿みたいだよ」
藤吉郎の大声でねね殿は僕がこの場に居ることに気づいたようだった。
急激に顔を真っ赤にして、藤吉郎から離れる。
「ま、また来ますから!」
そう言ってねね殿は物凄い勢いで外に飛び出して、そのまま戻って来なかった。
「おなごというものは分からぬな」
「僕は藤吉郎のことが分からないよ……」
もっと、なんというか、気遣いが必要だと思う。
「それで雲之介。話したいこととはなんだ?」
しばらくして、藤吉郎は僕に訊ねてくる。僕は武田の忍びのこと、松平さまのことを順番に話した。
藤吉郎はしばらく考えて「武田とはしばらく同盟を結ぶことになるだろうな」と語り出す。
「しかし今はその時期ではない。今川の勢力が弱まってからの話だ」
「弱まる? 武田が攻めるのか?」
「何を言っている。松平とかいう大名が攻めるに決まっておろうが」
呆れたように言う藤吉郎。先ほどのこともあったせいか、何故か納得いかない。
「どうして分かるのさ」
「松平家は織田に恩を売られたのだ。そこまでは分かるな?」
「うん。桶狭間で義元を討ったおかげで岡崎城を手に入れられたと思う」
「そうだ。織田にとっても松平家が今川から独立するのは都合がいい」
「なんで? 恩のせいで東から攻めて来ないから?」
「それもあるが、今川、そして武田への防波堤になるのよ」
防波堤? 僕はいまいちよく分からなかった。
「今川は分かるけど、どうして武田まで? 確かに武田もいずれ西進すると思うけど……」
「いや武田は確実に西進する。今川を裏切ってな。だから武田は忍びを使って義元を桶狭間まで誘導させたのだ」
「ああ。だから松平家を独立させる必要があったんだ」
やっと納得した。
「そういうことだ。さて、これから本格的に忙しくなるな。松平との同盟。美濃攻め。その前に尾張の統一もあるか」
「尾張はすぐに統一できるかな?」
「するだろうな。おそらく今年中には。確かおぬしと仲良しな行雲殿が外交僧として交渉に当たっているらしい」
藤吉郎の予言どおり、行雲さまの交渉によって、残りの勢力は秋ごろに従うようになる。
「雲之介。わしの家来としてこれからも働いてもらう――のだが、一人だけでは足りぬな」
「まあ多分、藤吉郎は近いうちに足軽大将に出世するから、僕一人じゃ足りないと思うけど」
そこで藤吉郎はにかっと猿みたいに笑った。
「だからもう一人、家来に加えようと思う」
「えっ? アテがあるのか?」
「ああ。さあ行くぞ」
藤吉郎は立ち上がった。
「えっ? 今から? どこに行くのさ?」
「わしの故郷、中村だ」
藤吉郎は懐かしそうな顔をする。
「わしの異父弟、小一郎。一言言えば家来になってくれるだろう」
「断る」
あんな大言壮語を言っていたのに、断られてしまった。
半刻前。
藤吉郎の故郷、中村に訪れた。素朴で趣のある農村だった。
「いやあ懐かしいな。何も変わっておらん」
流石に故郷を懐かしがる藤吉郎。
「なあ小一郎さんってどういう人なんだ?」
「おぬしとそう歳は変わらん。しかし細やかに気の利くいい奴だ」
「久しぶりに会うんだろう? 性格が変わっていないか?」
「性格は変わっても性根は変わらんものだ」
「そういうものなのか?」
「おっと。あそこがわしの実家だ」
指差したのは普通の農家だった。目の前の畑を僕と同い年くらいの青年が耕していた。
「おおい! 小一郎!」
藤吉郎が大声を上げて、その青年に向かって駆け出す。僕も慌てて走り出す。
「うん? 兄者? おお! 兄者か!?」
振り返った青年――小一郎さんは藤吉郎と比べて少しだけ背が高くて、全然猿に似ていなかった。なんか苦労性な青年という雰囲気があった。
「兄者、生きていたのか! ああ、良かった!」
「当たり前よ! それよりも大きくなったなあ。母ちゃんはどこだ? 義父さんは?」
「二人とも出かけてるよ。まあ立ち話もなんだから中に――うん? 君は?」
僕に気づいた小一郎さん。僕はお辞儀して言う。
「初めまして。木下藤吉郎の家臣、雲之介です」
「家臣? 兄者、もしかして武士になったのか!?」
「ああ。もうすぐ織田家の足軽大将になれる。まあ詳しい話は中でな」
その後、思い出話をしつつ、藤吉郎は本題を切り出したのだけど、前述のように断られてしまった。
「なんでだ? 陪臣とはいえ武士になれるのだぞ?」
「兄者の家来になるのに不満はないが、俺が居なくなったら田畑は誰が耕すんだ?」
確かにそのとおりだった。
「それに農民の子供が立身出世などできるわけがない。足軽大将になれたのも十分すぎるのに、それ以上何を望むんだ?」
「もちろん夢は大きく城持ち大名よ」
「ふざけたことを申すな。雲之介くん。君だって大言壮語だと思うだろう?」
水を向けられた。僕は「そうですね。確かに信じられないことかもしれないです」と言う。
「でも、藤吉郎なら、なれるかもしれない」
「……どうしてだい?」
「藤吉郎は日輪のように立派な人だからだ」
恥ずかしげもなくそう言うと「照れるなあ」と藤吉郎は笑った。
「だが日輪は時に干ばつを引き起こす。水不足を引き起こす。農作物を枯れさせる」
「だから僕が居る。僕の名は雲之介。雲は晴れ間を和らげます」
僕の返しに「君こそ立派な人だ。雲之介くん」と小一郎さんは言う。
「君一人居れば十分だ。とにかく、俺はこの家を――」
「それではわしと同じになってしまうぞ。小一郎」
玄関の扉が開いて、入ってきたのは老夫婦。
そのうちの夫のほうが、そう言った。
「父ちゃん! 帰ってきたのか」
「まあな。藤吉郎、久しぶりだな」
「……義父さんも元気そうで」
確か義理のお父さんだったっけ。人懐っこい藤吉郎が余所余所しくなっている。折り合いが悪いのだろうか。
「小一郎、あんたあたしたちに遠慮しているなら、大丈夫だよ!」
今度は奥さんのほうが言う。藤吉郎に聞いたけど、厳しくて優しいお母さんらしい。
「母ちゃんまで……」
「あんた、藤吉郎の家来になるのは不満がないんだろう? だったらなればいい」
「でも田畑が……」
「あたしたちはね。あんたら兄弟の足かせになりたくないんだよ!」
そして二人の老夫婦はにっこりと笑った。
「わしたちのことは気にするな」
「頑張って励むんだよ!」
小一郎さんはそれを聞いて――
「分かったよ。兄者の家来になる」
「おお! やったぞ!」
藤吉郎は喜びのあまり変な踊りをし出した。
「これからよろしく頼むよ。雲之介くん」
「はい、小一郎さん!」
藤吉郎の変な踊りを見ながらみんな笑った。
こうして小一郎さんが仲間になった。
僕が雲だとするならば、小一郎さんは日傘のような人だった。
細かいところに気の利く、優しい人。
そして翌年、藤吉郎は足軽大将に出世するのだった。
「藤吉郎! 無事で何よりだ!」
大樹寺で一夜過ごした後、僕は清洲城に戻ってきた。そして大殿に仔細を報告して、長屋の前で藤吉郎の帰りを待っていた。
数刻してやってきた藤吉郎は腕に怪我を負っていたけど、元気そうだった。
「おぬしは大殿の傍で茶を点てていたと聞かされていたから、無事だと思っていたが、探しても居らんかったから心配したぞ!」
「ああ。大殿の使いでね。詳しい話をするから、長屋に入ろう」
そう言って長屋に入ると、そこには――
「……何故、あなたがそこに居るのです?」
藤吉郎の呆然とした声。僕も唖然としていた。
扉を開けると、なんとねね殿が正座して待っていた――いや寝ていた。
多分、心配だったんだろう。目の端には涙の跡があった。
「ねね殿、起きなされ!」
「うん……藤吉郎、さま……?」
揺さぶられて起きたねね殿は藤吉郎の顔を見て、驚いたように目を見開き、次に顔を赤くさせて、最後に涙を流した。
「ねね殿! どうしたのだ!? どこか痛むのですか!?」
「ち、違うのです! あなたさまが帰ってきたのが、嬉しくて……」
そう言って泣き出してしまうねね殿とおろおろしてしまう藤吉郎。
僕もどうしていいのか分からなかったので、戸惑ってしまう。
不意に僕を見る藤吉郎。おいおい、年下の僕に頼るなよ!
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「――ねね殿!」
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「帰ってきたら言おうと思っていた。わしと祝言を挙げてくれ!」
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するとねね殿も抱きしめ返した。
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……ここに居るのは野暮だな。
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「おおい! 雲之介! わし、ねね殿と祝言挙げるぞ!」
「……気を使った僕が馬鹿みたいだよ」
藤吉郎の大声でねね殿は僕がこの場に居ることに気づいたようだった。
急激に顔を真っ赤にして、藤吉郎から離れる。
「ま、また来ますから!」
そう言ってねね殿は物凄い勢いで外に飛び出して、そのまま戻って来なかった。
「おなごというものは分からぬな」
「僕は藤吉郎のことが分からないよ……」
もっと、なんというか、気遣いが必要だと思う。
「それで雲之介。話したいこととはなんだ?」
しばらくして、藤吉郎は僕に訊ねてくる。僕は武田の忍びのこと、松平さまのことを順番に話した。
藤吉郎はしばらく考えて「武田とはしばらく同盟を結ぶことになるだろうな」と語り出す。
「しかし今はその時期ではない。今川の勢力が弱まってからの話だ」
「弱まる? 武田が攻めるのか?」
「何を言っている。松平とかいう大名が攻めるに決まっておろうが」
呆れたように言う藤吉郎。先ほどのこともあったせいか、何故か納得いかない。
「どうして分かるのさ」
「松平家は織田に恩を売られたのだ。そこまでは分かるな?」
「うん。桶狭間で義元を討ったおかげで岡崎城を手に入れられたと思う」
「そうだ。織田にとっても松平家が今川から独立するのは都合がいい」
「なんで? 恩のせいで東から攻めて来ないから?」
「それもあるが、今川、そして武田への防波堤になるのよ」
防波堤? 僕はいまいちよく分からなかった。
「今川は分かるけど、どうして武田まで? 確かに武田もいずれ西進すると思うけど……」
「いや武田は確実に西進する。今川を裏切ってな。だから武田は忍びを使って義元を桶狭間まで誘導させたのだ」
「ああ。だから松平家を独立させる必要があったんだ」
やっと納得した。
「そういうことだ。さて、これから本格的に忙しくなるな。松平との同盟。美濃攻め。その前に尾張の統一もあるか」
「尾張はすぐに統一できるかな?」
「するだろうな。おそらく今年中には。確かおぬしと仲良しな行雲殿が外交僧として交渉に当たっているらしい」
藤吉郎の予言どおり、行雲さまの交渉によって、残りの勢力は秋ごろに従うようになる。
「雲之介。わしの家来としてこれからも働いてもらう――のだが、一人だけでは足りぬな」
「まあ多分、藤吉郎は近いうちに足軽大将に出世するから、僕一人じゃ足りないと思うけど」
そこで藤吉郎はにかっと猿みたいに笑った。
「だからもう一人、家来に加えようと思う」
「えっ? アテがあるのか?」
「ああ。さあ行くぞ」
藤吉郎は立ち上がった。
「えっ? 今から? どこに行くのさ?」
「わしの故郷、中村だ」
藤吉郎は懐かしそうな顔をする。
「わしの異父弟、小一郎。一言言えば家来になってくれるだろう」
「断る」
あんな大言壮語を言っていたのに、断られてしまった。
半刻前。
藤吉郎の故郷、中村に訪れた。素朴で趣のある農村だった。
「いやあ懐かしいな。何も変わっておらん」
流石に故郷を懐かしがる藤吉郎。
「なあ小一郎さんってどういう人なんだ?」
「おぬしとそう歳は変わらん。しかし細やかに気の利くいい奴だ」
「久しぶりに会うんだろう? 性格が変わっていないか?」
「性格は変わっても性根は変わらんものだ」
「そういうものなのか?」
「おっと。あそこがわしの実家だ」
指差したのは普通の農家だった。目の前の畑を僕と同い年くらいの青年が耕していた。
「おおい! 小一郎!」
藤吉郎が大声を上げて、その青年に向かって駆け出す。僕も慌てて走り出す。
「うん? 兄者? おお! 兄者か!?」
振り返った青年――小一郎さんは藤吉郎と比べて少しだけ背が高くて、全然猿に似ていなかった。なんか苦労性な青年という雰囲気があった。
「兄者、生きていたのか! ああ、良かった!」
「当たり前よ! それよりも大きくなったなあ。母ちゃんはどこだ? 義父さんは?」
「二人とも出かけてるよ。まあ立ち話もなんだから中に――うん? 君は?」
僕に気づいた小一郎さん。僕はお辞儀して言う。
「初めまして。木下藤吉郎の家臣、雲之介です」
「家臣? 兄者、もしかして武士になったのか!?」
「ああ。もうすぐ織田家の足軽大将になれる。まあ詳しい話は中でな」
その後、思い出話をしつつ、藤吉郎は本題を切り出したのだけど、前述のように断られてしまった。
「なんでだ? 陪臣とはいえ武士になれるのだぞ?」
「兄者の家来になるのに不満はないが、俺が居なくなったら田畑は誰が耕すんだ?」
確かにそのとおりだった。
「それに農民の子供が立身出世などできるわけがない。足軽大将になれたのも十分すぎるのに、それ以上何を望むんだ?」
「もちろん夢は大きく城持ち大名よ」
「ふざけたことを申すな。雲之介くん。君だって大言壮語だと思うだろう?」
水を向けられた。僕は「そうですね。確かに信じられないことかもしれないです」と言う。
「でも、藤吉郎なら、なれるかもしれない」
「……どうしてだい?」
「藤吉郎は日輪のように立派な人だからだ」
恥ずかしげもなくそう言うと「照れるなあ」と藤吉郎は笑った。
「だが日輪は時に干ばつを引き起こす。水不足を引き起こす。農作物を枯れさせる」
「だから僕が居る。僕の名は雲之介。雲は晴れ間を和らげます」
僕の返しに「君こそ立派な人だ。雲之介くん」と小一郎さんは言う。
「君一人居れば十分だ。とにかく、俺はこの家を――」
「それではわしと同じになってしまうぞ。小一郎」
玄関の扉が開いて、入ってきたのは老夫婦。
そのうちの夫のほうが、そう言った。
「父ちゃん! 帰ってきたのか」
「まあな。藤吉郎、久しぶりだな」
「……義父さんも元気そうで」
確か義理のお父さんだったっけ。人懐っこい藤吉郎が余所余所しくなっている。折り合いが悪いのだろうか。
「小一郎、あんたあたしたちに遠慮しているなら、大丈夫だよ!」
今度は奥さんのほうが言う。藤吉郎に聞いたけど、厳しくて優しいお母さんらしい。
「母ちゃんまで……」
「あんた、藤吉郎の家来になるのは不満がないんだろう? だったらなればいい」
「でも田畑が……」
「あたしたちはね。あんたら兄弟の足かせになりたくないんだよ!」
そして二人の老夫婦はにっこりと笑った。
「わしたちのことは気にするな」
「頑張って励むんだよ!」
小一郎さんはそれを聞いて――
「分かったよ。兄者の家来になる」
「おお! やったぞ!」
藤吉郎は喜びのあまり変な踊りをし出した。
「これからよろしく頼むよ。雲之介くん」
「はい、小一郎さん!」
藤吉郎の変な踊りを見ながらみんな笑った。
こうして小一郎さんが仲間になった。
僕が雲だとするならば、小一郎さんは日傘のような人だった。
細かいところに気の利く、優しい人。
そして翌年、藤吉郎は足軽大将に出世するのだった。
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