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火薬包み
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評定の間に居るのは、秀吉、秀長さん、正勝、半兵衛さん、長政、そして僕だった。
重い空気が流れる……武田家が攻めてくるんだ。当たり前だった。
「大殿から鉄砲の輸送及び援軍を寄越すようにと命令があった。皆の者、至急準備をせよ」
秀吉の命令に異議を唱えたのは、半兵衛さんだった。
「今、武田家と戦うのは反対よ。勝てるとは思えないわ」
「おいおい。天才軍師さまよ。戦う前に負けるとか言うなよ」
正勝が苦言を呈したけど「戦局を見極めるのも軍師の役目よ」と冷静に返す半兵衛さん。
「鉄砲の数が足らない。織田の兵たちは武田の兵に怯えてる。それに本願寺への備えもある。ここは一先ず、武田家と和睦して待つしかないのよ」
「ま、こちらには公方さまも居るし、朝廷への覚えもいいから、その二つの力さえあれば、和睦は成立するかもしれない」
秀長さんの言うとおりだと思う。僕も戦には反対だ。
だけど――
「しかしそれを決めるのは大殿だ。わしたちが決めることではない」
「秀吉ちゃんから言えないの?」
「無茶を言うな。戦を決めたのは大殿だ。反対などできぬわ」
大殿は柔軟なお方だ。それに時勢を見えている。今戦うべきではないと分かっているはずだ。
しかしどうして戦わなければいけないんだろうか……
「……義兄殿は、おそらく徳川家を助けるために、出陣するのだろう」
長政がぼそりと呟く。
そして気づかされる。大殿が戦をする理由が。
「そうだな。ここで徳川家を見捨てれば、織田家の信用は失墜する。そして一気呵成に徳川家が滅べば尾張が危なくなり……」
秀吉の言うとおりだ。ここで戦に出ないという選択肢はない。
「それなら時間を稼ぐしかないわね。ひたすら待つしかないわ」
「ほう。どういう風に時間を稼ぐんだ?」
長政の問いに半兵衛さんは「勝利を望まず、かといって敗北を喫さない。そんな戦い方が求められるわ」と難しいことを言う。
「武田の兵の消耗を狙う。少しずつ確実に兵を減らす。たった一回の合戦で兵を減らすのではなく、小規模な戦を繰り返して、じわじわと苦しめるのよ。そうすれば武田信玄と言えども、引き上げざるを得ないわ」
「言ってることは分かるけどよ。要するに奇襲を繰り返すんだろ? そんなことできるのかよ?」
「大殿ならできるわ。柴田ちゃんや森ちゃん、前田ちゃんや秀吉ちゃんとか。優秀な武将が居るんだから。もちろん武田家も四名臣を始めとする名将は居るけどね。練りに練って行なえば八割くらいの確率で退けるわよ」
退けるのならやる価値はあるか……
「分かった。では半兵衛の策を大殿に申し上げてみよう。それから他に意見はないか?」
僕はこの際だから気になっていたことを訊いた。
「どうして鉄砲が大量に必要なんだ? 大殿は何をする気か、秀吉なら分かるか?」
「おそらく取り囲んで撃つつもりだろう。大殿と行雲殿が考えた付城戦法を基本としているからな」
付城戦法とは敵方の城にぐるりと味方の小城を建てて包囲する戦法だ。持久戦でも城から出てきても対応できる。近畿をほぼ制圧し銭が豊富な織田家だからできる戦術だ。
「それに大量に鉄砲がないと続けて撃てないからな。装填に時間がかかるのが銃の難点だ」
正勝の言葉で何かを思いつきそうだった。
銃の装填……
「なんだ雲之介。何か思いついたのか?」
秀吉が不思議そうに僕に訊ねる。みんなの視線が僕に集まる。
「銃の装填なんだけど、おそらく火薬の量が問題なんだと思うんだ」
「……火薬の量?」
秀長さんの疑問に僕は「鉄砲に火薬を詰めるときの量は目分量なんですよ」と答えた。
「でもいちいち火薬を目分量でやるには、ある程度訓練が必要です」
「ああ。確かにな。それで兄弟はどう対処するつもりなんだ?」
「火薬をあらかじめ量を測って、それを小分けにしたものを用意すれば、装填も楽になるんじゃないかって思ったんだ。火薬も節約できるし」
まあ子どもの考えみたいだ。我ながら馬鹿なことを言った――
「それ、良いわね。結構いいかも。うん!」
半兵衛さんがにっこりと笑って、僕の手を握った。
「なるほどな。それなら装填速度も上がるかもな!」
「凄いな……しかしどうやって小分けにする?」
正勝も長政も感心している。そして次にどうするかを考え始めている。
「紙に包むのはどうだ?」
「湿気てしまうのを防ぐために、油紙のほうがいいかもしれない」
秀吉と秀長さんも真面目に考えてくれる。
……単純に余計な火薬がもったいないと思っただけなんだけどな。
「それなら弾も紙に包ませたほうがいいかもね。一緒に入れたほうが効率いいし」
「半兵衛の案も採用だ。よし、これなら大殿も満足なさるだろう」
そして秀吉は「雲之介、おぬしに命ずる」と大声で言った。
「鉄砲鍛冶、国友善兵衛にさっそく試させよ。必要なものがあれば何でも言え」
「分かった。さっそく行ってくる」
これで評定が終わった。国友のところに行こうとすると半兵衛さんが「流石雲之介ちゃんねえ」と感心したように言う。
「発想が豊かだわ。おそらく羽柴家で一番かも」
「そうかな……火薬の節約で言っただけだけど」
「それだけに惜しいわ。商人だったら天下を取れるかもなのに」
前に誰かに言われた気がするな。誰だったっけ?
「あはは。褒め言葉として受け取っておくよ」
それで城下町に居る国友のところへ向かった。
「おや。猿の内政官殿。あなたさまのおかげで鉄砲がどんどん量産できていますよ」
国友は頭にねじり鉢巻、焼けた肌、がっちりとした中年の男性で、まさに鉄砲鍛冶の容貌だった。がきんがきんと音が激しく、熱気のこもった鍛冶場では話がしづらいので、とりあえず国友の屋敷で話すことにした。
「話とは何ですか?」
「ああ、単刀直入に言うけど、こういうものを作ってほしいんだ」
評定の間で話したことを聞かせると、国友は目を丸くして「こりゃとんでもないものをお考えになりましたね」と驚いた。
「確かにそれなら装填も楽になるでしょうな」
「僕は火薬の節約のために言っただけだが……」
「なるほどなあ。いや、それでもご立派ですよ。ではさっそく試してみましょう。油紙ならありますので」
しばらくして試作品の火薬包みができた。
試し撃ちに庭先を使わせてもらう。
国友の弟子の一人に撃たせると、なんと上手く発射された。
「どうだ? 撃つとき違和感はあったか?」
「いや、ありやせん。装填も短縮されやした」
国友と弟子のやりとりを聞いて、これなら大丈夫だろうと思った。
「これはどれくらい作れる?」
「そうですな。火薬と油紙、弾丸さえあれば、日に百以上はできます」
戦まで時間はないけど、できる限りのことはしておきたい。
「分かった。材料とかかる費用は惜しみなく出そう。できる限り作ってくれ」
「かしこまりました」
そういうわけで僕は火薬包みの報告を秀吉にしようと長浜城に戻った。
城内を歩いているとばったりと虎之助に出会った。
「あ、雲之介さん。今度武田と戦うんだろう?」
「ああ。そうだね」
「俺も連れてってくれよ」
目が真剣だった。もし断っても勝手について行きそうだった。
「連れて行ってどうする? 戦うのか?」
「ああ。武田の兵を倒すんだ!」
僕は首を振って「君には無理だ。虎之助」と諭した。
「無理って……やってみないと分からないだろう? あんただって初陣のときは弱かったって言ってたじゃないか」
「さっき、君は武田を倒すって言ったな」
「うん。言った」
「それじゃあ駄目だ。武士は敵を倒さない」
「はあ? 何を言って――」
「武士は、人を殺すんだ」
虎之助は予想もしなかったのだろう。僕の口から出た重い言葉に何も言えなくなった。
「武士は殺したり殺されたりするんだ。今だって武田の兵をたくさん殺すための工夫を秀吉に報告しに行く途中だった」
「…………」
「それに、子どもに人殺しなんて、させたくない」
僕は固まっている虎之助の横を通って、このやりとりを隠れてみていた市松と桂松、佐吉と万福丸に聞こえるように言った。
「人なんて殺さないで戦が終われば、それで十分なんだよ」
本圀寺で殺した若者のことは忘れない。
そして火薬包みを開発して、たくさんの人がこれから死ぬということも忘れない。
僕は――忘れない。
子飼いたちの返事は、なかった。
そして、卯月になって。
徳川家の領内に武田家が侵攻したことが報告された。
戦が始まる。
大勢が殺して、大勢が死ぬ、戦が――
重い空気が流れる……武田家が攻めてくるんだ。当たり前だった。
「大殿から鉄砲の輸送及び援軍を寄越すようにと命令があった。皆の者、至急準備をせよ」
秀吉の命令に異議を唱えたのは、半兵衛さんだった。
「今、武田家と戦うのは反対よ。勝てるとは思えないわ」
「おいおい。天才軍師さまよ。戦う前に負けるとか言うなよ」
正勝が苦言を呈したけど「戦局を見極めるのも軍師の役目よ」と冷静に返す半兵衛さん。
「鉄砲の数が足らない。織田の兵たちは武田の兵に怯えてる。それに本願寺への備えもある。ここは一先ず、武田家と和睦して待つしかないのよ」
「ま、こちらには公方さまも居るし、朝廷への覚えもいいから、その二つの力さえあれば、和睦は成立するかもしれない」
秀長さんの言うとおりだと思う。僕も戦には反対だ。
だけど――
「しかしそれを決めるのは大殿だ。わしたちが決めることではない」
「秀吉ちゃんから言えないの?」
「無茶を言うな。戦を決めたのは大殿だ。反対などできぬわ」
大殿は柔軟なお方だ。それに時勢を見えている。今戦うべきではないと分かっているはずだ。
しかしどうして戦わなければいけないんだろうか……
「……義兄殿は、おそらく徳川家を助けるために、出陣するのだろう」
長政がぼそりと呟く。
そして気づかされる。大殿が戦をする理由が。
「そうだな。ここで徳川家を見捨てれば、織田家の信用は失墜する。そして一気呵成に徳川家が滅べば尾張が危なくなり……」
秀吉の言うとおりだ。ここで戦に出ないという選択肢はない。
「それなら時間を稼ぐしかないわね。ひたすら待つしかないわ」
「ほう。どういう風に時間を稼ぐんだ?」
長政の問いに半兵衛さんは「勝利を望まず、かといって敗北を喫さない。そんな戦い方が求められるわ」と難しいことを言う。
「武田の兵の消耗を狙う。少しずつ確実に兵を減らす。たった一回の合戦で兵を減らすのではなく、小規模な戦を繰り返して、じわじわと苦しめるのよ。そうすれば武田信玄と言えども、引き上げざるを得ないわ」
「言ってることは分かるけどよ。要するに奇襲を繰り返すんだろ? そんなことできるのかよ?」
「大殿ならできるわ。柴田ちゃんや森ちゃん、前田ちゃんや秀吉ちゃんとか。優秀な武将が居るんだから。もちろん武田家も四名臣を始めとする名将は居るけどね。練りに練って行なえば八割くらいの確率で退けるわよ」
退けるのならやる価値はあるか……
「分かった。では半兵衛の策を大殿に申し上げてみよう。それから他に意見はないか?」
僕はこの際だから気になっていたことを訊いた。
「どうして鉄砲が大量に必要なんだ? 大殿は何をする気か、秀吉なら分かるか?」
「おそらく取り囲んで撃つつもりだろう。大殿と行雲殿が考えた付城戦法を基本としているからな」
付城戦法とは敵方の城にぐるりと味方の小城を建てて包囲する戦法だ。持久戦でも城から出てきても対応できる。近畿をほぼ制圧し銭が豊富な織田家だからできる戦術だ。
「それに大量に鉄砲がないと続けて撃てないからな。装填に時間がかかるのが銃の難点だ」
正勝の言葉で何かを思いつきそうだった。
銃の装填……
「なんだ雲之介。何か思いついたのか?」
秀吉が不思議そうに僕に訊ねる。みんなの視線が僕に集まる。
「銃の装填なんだけど、おそらく火薬の量が問題なんだと思うんだ」
「……火薬の量?」
秀長さんの疑問に僕は「鉄砲に火薬を詰めるときの量は目分量なんですよ」と答えた。
「でもいちいち火薬を目分量でやるには、ある程度訓練が必要です」
「ああ。確かにな。それで兄弟はどう対処するつもりなんだ?」
「火薬をあらかじめ量を測って、それを小分けにしたものを用意すれば、装填も楽になるんじゃないかって思ったんだ。火薬も節約できるし」
まあ子どもの考えみたいだ。我ながら馬鹿なことを言った――
「それ、良いわね。結構いいかも。うん!」
半兵衛さんがにっこりと笑って、僕の手を握った。
「なるほどな。それなら装填速度も上がるかもな!」
「凄いな……しかしどうやって小分けにする?」
正勝も長政も感心している。そして次にどうするかを考え始めている。
「紙に包むのはどうだ?」
「湿気てしまうのを防ぐために、油紙のほうがいいかもしれない」
秀吉と秀長さんも真面目に考えてくれる。
……単純に余計な火薬がもったいないと思っただけなんだけどな。
「それなら弾も紙に包ませたほうがいいかもね。一緒に入れたほうが効率いいし」
「半兵衛の案も採用だ。よし、これなら大殿も満足なさるだろう」
そして秀吉は「雲之介、おぬしに命ずる」と大声で言った。
「鉄砲鍛冶、国友善兵衛にさっそく試させよ。必要なものがあれば何でも言え」
「分かった。さっそく行ってくる」
これで評定が終わった。国友のところに行こうとすると半兵衛さんが「流石雲之介ちゃんねえ」と感心したように言う。
「発想が豊かだわ。おそらく羽柴家で一番かも」
「そうかな……火薬の節約で言っただけだけど」
「それだけに惜しいわ。商人だったら天下を取れるかもなのに」
前に誰かに言われた気がするな。誰だったっけ?
「あはは。褒め言葉として受け取っておくよ」
それで城下町に居る国友のところへ向かった。
「おや。猿の内政官殿。あなたさまのおかげで鉄砲がどんどん量産できていますよ」
国友は頭にねじり鉢巻、焼けた肌、がっちりとした中年の男性で、まさに鉄砲鍛冶の容貌だった。がきんがきんと音が激しく、熱気のこもった鍛冶場では話がしづらいので、とりあえず国友の屋敷で話すことにした。
「話とは何ですか?」
「ああ、単刀直入に言うけど、こういうものを作ってほしいんだ」
評定の間で話したことを聞かせると、国友は目を丸くして「こりゃとんでもないものをお考えになりましたね」と驚いた。
「確かにそれなら装填も楽になるでしょうな」
「僕は火薬の節約のために言っただけだが……」
「なるほどなあ。いや、それでもご立派ですよ。ではさっそく試してみましょう。油紙ならありますので」
しばらくして試作品の火薬包みができた。
試し撃ちに庭先を使わせてもらう。
国友の弟子の一人に撃たせると、なんと上手く発射された。
「どうだ? 撃つとき違和感はあったか?」
「いや、ありやせん。装填も短縮されやした」
国友と弟子のやりとりを聞いて、これなら大丈夫だろうと思った。
「これはどれくらい作れる?」
「そうですな。火薬と油紙、弾丸さえあれば、日に百以上はできます」
戦まで時間はないけど、できる限りのことはしておきたい。
「分かった。材料とかかる費用は惜しみなく出そう。できる限り作ってくれ」
「かしこまりました」
そういうわけで僕は火薬包みの報告を秀吉にしようと長浜城に戻った。
城内を歩いているとばったりと虎之助に出会った。
「あ、雲之介さん。今度武田と戦うんだろう?」
「ああ。そうだね」
「俺も連れてってくれよ」
目が真剣だった。もし断っても勝手について行きそうだった。
「連れて行ってどうする? 戦うのか?」
「ああ。武田の兵を倒すんだ!」
僕は首を振って「君には無理だ。虎之助」と諭した。
「無理って……やってみないと分からないだろう? あんただって初陣のときは弱かったって言ってたじゃないか」
「さっき、君は武田を倒すって言ったな」
「うん。言った」
「それじゃあ駄目だ。武士は敵を倒さない」
「はあ? 何を言って――」
「武士は、人を殺すんだ」
虎之助は予想もしなかったのだろう。僕の口から出た重い言葉に何も言えなくなった。
「武士は殺したり殺されたりするんだ。今だって武田の兵をたくさん殺すための工夫を秀吉に報告しに行く途中だった」
「…………」
「それに、子どもに人殺しなんて、させたくない」
僕は固まっている虎之助の横を通って、このやりとりを隠れてみていた市松と桂松、佐吉と万福丸に聞こえるように言った。
「人なんて殺さないで戦が終われば、それで十分なんだよ」
本圀寺で殺した若者のことは忘れない。
そして火薬包みを開発して、たくさんの人がこれから死ぬということも忘れない。
僕は――忘れない。
子飼いたちの返事は、なかった。
そして、卯月になって。
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大勢が殺して、大勢が死ぬ、戦が――
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