113 / 256
夜明け前の問答
しおりを挟む
夜明け前。僕はなつめの報告を聞いて、すぐさま港へ向かう。その際、今井宗薫と納屋助左衛門も同行してもらった。
二人とも怪訝そうな顔をしたけど、無理を言って従ってもらう。
おそらく僕の予想が的中していれば、必ず二人が必要になると思ったからだ。
港に松明の明かりが灯っていたので、すぐに彼らの居場所が知れた。
「こんな夜明け前に、何をしているんでしょうか?」
「……逃げようとしているんだ」
助左衛門の疑問に僕はあっさりと答えて、その明かりの元へと赴く。
何の恐れも無く、近づいていく僕に気圧されたのか、二人は黙ってついて行く。
「やあ。何をしているんだい? ――ロベルト」
十分に近づいて、大きな南蛮船で作業を指示していた、ロベルトに話しかける。
ぎょっとした顔で僕を見て、それから取り繕った顔になる。
「……オー、雲之介サン。奇遇デスネ」
「もう一度訊くけど、何をしているんだい? 三度目は言わせないでくれ」
ロベルトは右手を挙げて、刀に手をかけた作業員を制した。
「あなたさまは、どこまで分かってイマスカ?」
「動機以外は全てだね。何なら説明しようか?」
本当は六割方しか分かっていない。ここははったりで何とかするしかなかった。
「フウム。それでは仕方ありませんネ。雲之介さんは、良きお客さまデシタガ」
「殺すのかい? それは不味いな」
僕は素早く今井宗薫の後ろに回った。戸惑う二人に構わず、ロベルトに告げる。
「この人は今井宗久の息子だよ。意味は分かるね?」
「……人質、というわけデスカ?」
そのとおり。二人――というか宗薫を連れてきたのは、それが理由だった。
助左衛門は成り行きというか、宗薫だけ連れてくるのが不自然だっただけだ。
「なっ――何故、父の名が? 人質とはどういう意味ですか!?」
宗薫が振り返ろうとするのを、僕は言葉で制す。
「振り返ったら、斬るよ」
「――っ!?」
「さあロベルト。庄吉をどこへ連れていくつもりなんだ?」
一番知りたかったことを訊ねる。
彼を連れて、どこへ行くのか――
「……私の故郷、リスボン」
「リスボン? 地球儀で見せてもらった、あの国か?」
「そのとおりデス。彼は、私の国に連れて行きマス。彼もまた望んだことデス」
どういう経緯でそうなったのか、分からない。
でも一先ず生きていたことにホッとする。
「彼に会わせてくれないか?」
「……どうするおつもりデスカ?」
会ってどうするつもり? それは――
「まさか雨竜さまが、この場にいらっしゃるとは……」
答えようとして、船内から出てきたのは、今井宗久だった。
「親父!? どういうことだ? 何がなんだか、さっぱり分からない!」
「……雨竜さまを見習いなさい。少ない手がかりでここまで辿り着いた」
宗久はそう言って、周りの者に合図する。
あっという間に囲まれてしまった。
「愚息と助左衛門をこちらへ。ご抵抗なさいますな」
「その前にいろいろと聞きたいことがある。それが済めば、二人は解放する」
ここで二人を解放してしまえば、僕の身が危ないからな。
「……聞きたいこととは、何でしょうか?」
「聞きたいこと、というよりは、まず僕が考えた話を聞いてもらいたい」
宗久は「……いいでしょう。お話ください」と認めた。
「まず、庄吉の死体。あれは偽物だろう?」
その言葉に反応したのは、宗薫だった。
「死体が偽物!? でも――」
「庄吉ではなく、別人の死体だ。でなければ身元が分からないように、首を斬りおとす理由がない」
「しかし、着ていた服は同じ――」
「では庄吉の服を着させたか、似たものを着せたかのどちらかだろう」
着ていた服が同じだから庄吉だったというのは初耳だったので、咄嗟に答えたけど宗薫は納得したのか、何も言わない。
「それで、庄吉が死んだことにして、海外に逃がす。その理由は分からないが、推測することはできる」
「……それは、どういうことでしょうか?」
「庄吉が殺されかけた、もしくは誘拐されかけたのではないか?」
宗久は感心したように「まるで見てきたように言いますね」と言う。認めたも同然だ。
「補足するなら、そのとき襲ってきた者を偽物に仕立てたのですよ」
「そこまでは分からなかったな。まあいい、とにかく庄吉がそうなるのを恐れたあんたは、ほとぼりが冷めるまで逃がす……と最初考えていたが、どうやら違うみたいだな」
宗久は頬を掻きながら「ええ。違います」とはっきりと否定した。
「庄吉はこのまま海外――リスボンに移住してもらいます」
「どうしてだ親父! 庄吉はあんだけ尽くしてくれたじゃないか!」
宗薫が信じられないといった様子で、宗久に詰問する。
「数々のもてなしを成功させて、いろんな商談を成立させたじゃないか!」
「ええ。感謝していますよ」
「なのに何故!?」
宗久の代わりに答えたのは、助左衛門だった。
「ひょっとして、庄吉がリスボンに行きたいと言ったんじゃないか?」
思わぬ言葉に宗薫は助左衛門を問い詰める。
「い、意味が分からない! 好き好んで日の本を離れるなんて――」
「俺には分かるよ。俺だって海外に行きたいんだ」
なるほど、そういうことだったのか。
ようやく腑に落ちた。
「なるほど。今まで尽くしたお礼で、リスボンに行かせるのか。納得いったよ」
「お分かりいただけましたか」
「いや。しかしそれでもやってはいけないことをあんたはやったよな」
僕は厳しい目で宗久を見つめた。しかし彼は逸らさない。
「確かに庄吉の演奏は見事だ。古今無双と言っても過言ではない。でも、人の心を動かして、契約させるなんて芸当ができるとは思えない」
この場に居る者の中で、僕の言葉を真に理解したのは、宗久とロベルトだけだった。
つまり実行者と協力者だけだ。
「お師匠さま――千宗易と山上宗二のもてなしは失敗したらしい。その理由は、お師匠さまの強靭な精神力のせいだ。そして宗二さんに効かなかったのは、出されたものに手を付けなかったせいだ」
「…………」
「盛ってたんだろう? ロベルトから仕入れた南蛮渡来の薬を。僕の場合は冷たいお茶だったな」
僕の言葉をこの場に居る者全て聞いていた。
「夏なのに襖を締め切ったのは、何も演奏のためじゃない。冷たいお茶を飲ませるためだ。暑かったら冷たいものが飲みたくなるよな。その心理を利用して、飲ませたんだ」
「……あなたさまは、本当に賢いのですね」
感心したように、宗久は溜息を吐いた。
「雨竜さま、しかしそれなら薬だけ盛れば、何も庄吉の演奏は必要ないのでは?」
宗薫の疑問に僕は考えてたことを言う。
「演奏なしに薬を盛ってたら、いずれ怪しまれる。演奏で感動したと勘違いさせることで、不自然に思わせなくなるんだ」
まあなつめが天井裏で聞いていても感動しなかったというのが、気づいたきっかけだった。忍びは情報収集のために話し声を詳しく聞かないといけないのであれば、演奏された音楽も十分聞けないといけない理屈になる。
確証を得たのは、宗二さんの話を聞いてからだけどね。
「さて。全てのからくりが分かったところで、僕は二つほど聞きたい」
「なんでしょうか?」
「いつから庄吉を利用していた? そしてどうしてこの時期に厄介払いしようとしたんだ?」
それだけが分からなかった。前者は聞かないと分からないことだし、後者は考えても分からないことだった。
「それは――」
宗久が答えようとしたときだった。
「今井の旦那さま。もういいです」
船内からぬっと出てきたのは、特徴のない顔の男。
南蛮人と同じ服を着ている、元百姓。
――庄吉だった。
「もう覚悟はできています。今までありがとうございました」
白み始めていた朝日が、庄吉を照らす。
穏やかで、凛々しい男の顔だった。
二人とも怪訝そうな顔をしたけど、無理を言って従ってもらう。
おそらく僕の予想が的中していれば、必ず二人が必要になると思ったからだ。
港に松明の明かりが灯っていたので、すぐに彼らの居場所が知れた。
「こんな夜明け前に、何をしているんでしょうか?」
「……逃げようとしているんだ」
助左衛門の疑問に僕はあっさりと答えて、その明かりの元へと赴く。
何の恐れも無く、近づいていく僕に気圧されたのか、二人は黙ってついて行く。
「やあ。何をしているんだい? ――ロベルト」
十分に近づいて、大きな南蛮船で作業を指示していた、ロベルトに話しかける。
ぎょっとした顔で僕を見て、それから取り繕った顔になる。
「……オー、雲之介サン。奇遇デスネ」
「もう一度訊くけど、何をしているんだい? 三度目は言わせないでくれ」
ロベルトは右手を挙げて、刀に手をかけた作業員を制した。
「あなたさまは、どこまで分かってイマスカ?」
「動機以外は全てだね。何なら説明しようか?」
本当は六割方しか分かっていない。ここははったりで何とかするしかなかった。
「フウム。それでは仕方ありませんネ。雲之介さんは、良きお客さまデシタガ」
「殺すのかい? それは不味いな」
僕は素早く今井宗薫の後ろに回った。戸惑う二人に構わず、ロベルトに告げる。
「この人は今井宗久の息子だよ。意味は分かるね?」
「……人質、というわけデスカ?」
そのとおり。二人――というか宗薫を連れてきたのは、それが理由だった。
助左衛門は成り行きというか、宗薫だけ連れてくるのが不自然だっただけだ。
「なっ――何故、父の名が? 人質とはどういう意味ですか!?」
宗薫が振り返ろうとするのを、僕は言葉で制す。
「振り返ったら、斬るよ」
「――っ!?」
「さあロベルト。庄吉をどこへ連れていくつもりなんだ?」
一番知りたかったことを訊ねる。
彼を連れて、どこへ行くのか――
「……私の故郷、リスボン」
「リスボン? 地球儀で見せてもらった、あの国か?」
「そのとおりデス。彼は、私の国に連れて行きマス。彼もまた望んだことデス」
どういう経緯でそうなったのか、分からない。
でも一先ず生きていたことにホッとする。
「彼に会わせてくれないか?」
「……どうするおつもりデスカ?」
会ってどうするつもり? それは――
「まさか雨竜さまが、この場にいらっしゃるとは……」
答えようとして、船内から出てきたのは、今井宗久だった。
「親父!? どういうことだ? 何がなんだか、さっぱり分からない!」
「……雨竜さまを見習いなさい。少ない手がかりでここまで辿り着いた」
宗久はそう言って、周りの者に合図する。
あっという間に囲まれてしまった。
「愚息と助左衛門をこちらへ。ご抵抗なさいますな」
「その前にいろいろと聞きたいことがある。それが済めば、二人は解放する」
ここで二人を解放してしまえば、僕の身が危ないからな。
「……聞きたいこととは、何でしょうか?」
「聞きたいこと、というよりは、まず僕が考えた話を聞いてもらいたい」
宗久は「……いいでしょう。お話ください」と認めた。
「まず、庄吉の死体。あれは偽物だろう?」
その言葉に反応したのは、宗薫だった。
「死体が偽物!? でも――」
「庄吉ではなく、別人の死体だ。でなければ身元が分からないように、首を斬りおとす理由がない」
「しかし、着ていた服は同じ――」
「では庄吉の服を着させたか、似たものを着せたかのどちらかだろう」
着ていた服が同じだから庄吉だったというのは初耳だったので、咄嗟に答えたけど宗薫は納得したのか、何も言わない。
「それで、庄吉が死んだことにして、海外に逃がす。その理由は分からないが、推測することはできる」
「……それは、どういうことでしょうか?」
「庄吉が殺されかけた、もしくは誘拐されかけたのではないか?」
宗久は感心したように「まるで見てきたように言いますね」と言う。認めたも同然だ。
「補足するなら、そのとき襲ってきた者を偽物に仕立てたのですよ」
「そこまでは分からなかったな。まあいい、とにかく庄吉がそうなるのを恐れたあんたは、ほとぼりが冷めるまで逃がす……と最初考えていたが、どうやら違うみたいだな」
宗久は頬を掻きながら「ええ。違います」とはっきりと否定した。
「庄吉はこのまま海外――リスボンに移住してもらいます」
「どうしてだ親父! 庄吉はあんだけ尽くしてくれたじゃないか!」
宗薫が信じられないといった様子で、宗久に詰問する。
「数々のもてなしを成功させて、いろんな商談を成立させたじゃないか!」
「ええ。感謝していますよ」
「なのに何故!?」
宗久の代わりに答えたのは、助左衛門だった。
「ひょっとして、庄吉がリスボンに行きたいと言ったんじゃないか?」
思わぬ言葉に宗薫は助左衛門を問い詰める。
「い、意味が分からない! 好き好んで日の本を離れるなんて――」
「俺には分かるよ。俺だって海外に行きたいんだ」
なるほど、そういうことだったのか。
ようやく腑に落ちた。
「なるほど。今まで尽くしたお礼で、リスボンに行かせるのか。納得いったよ」
「お分かりいただけましたか」
「いや。しかしそれでもやってはいけないことをあんたはやったよな」
僕は厳しい目で宗久を見つめた。しかし彼は逸らさない。
「確かに庄吉の演奏は見事だ。古今無双と言っても過言ではない。でも、人の心を動かして、契約させるなんて芸当ができるとは思えない」
この場に居る者の中で、僕の言葉を真に理解したのは、宗久とロベルトだけだった。
つまり実行者と協力者だけだ。
「お師匠さま――千宗易と山上宗二のもてなしは失敗したらしい。その理由は、お師匠さまの強靭な精神力のせいだ。そして宗二さんに効かなかったのは、出されたものに手を付けなかったせいだ」
「…………」
「盛ってたんだろう? ロベルトから仕入れた南蛮渡来の薬を。僕の場合は冷たいお茶だったな」
僕の言葉をこの場に居る者全て聞いていた。
「夏なのに襖を締め切ったのは、何も演奏のためじゃない。冷たいお茶を飲ませるためだ。暑かったら冷たいものが飲みたくなるよな。その心理を利用して、飲ませたんだ」
「……あなたさまは、本当に賢いのですね」
感心したように、宗久は溜息を吐いた。
「雨竜さま、しかしそれなら薬だけ盛れば、何も庄吉の演奏は必要ないのでは?」
宗薫の疑問に僕は考えてたことを言う。
「演奏なしに薬を盛ってたら、いずれ怪しまれる。演奏で感動したと勘違いさせることで、不自然に思わせなくなるんだ」
まあなつめが天井裏で聞いていても感動しなかったというのが、気づいたきっかけだった。忍びは情報収集のために話し声を詳しく聞かないといけないのであれば、演奏された音楽も十分聞けないといけない理屈になる。
確証を得たのは、宗二さんの話を聞いてからだけどね。
「さて。全てのからくりが分かったところで、僕は二つほど聞きたい」
「なんでしょうか?」
「いつから庄吉を利用していた? そしてどうしてこの時期に厄介払いしようとしたんだ?」
それだけが分からなかった。前者は聞かないと分からないことだし、後者は考えても分からないことだった。
「それは――」
宗久が答えようとしたときだった。
「今井の旦那さま。もういいです」
船内からぬっと出てきたのは、特徴のない顔の男。
南蛮人と同じ服を着ている、元百姓。
――庄吉だった。
「もう覚悟はできています。今までありがとうございました」
白み始めていた朝日が、庄吉を照らす。
穏やかで、凛々しい男の顔だった。
0
あなたにおすすめの小説
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。
克全
歴史・時代
西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。
幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。
北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。
清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。
色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。
一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。
印旛沼開拓は成功するのか?
蝦夷開拓は成功するのか?
オロシャとは戦争になるのか?
蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか?
それともオロシャになるのか?
西洋帆船は導入されるのか?
幕府は開国に踏み切れるのか?
アイヌとの関係はどうなるのか?
幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
札束艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
生まれついての勝負師。
あるいは、根っからのギャンブラー。
札田場敏太(さつたば・びんた)はそんな自身の本能に引きずられるようにして魑魅魍魎が跋扈する、世界のマーケットにその身を投じる。
時は流れ、世界はその混沌の度を増していく。
そのような中、敏太は将来の日米関係に危惧を抱くようになる。
亡国を回避すべく、彼は金の力で帝国海軍の強化に乗り出す。
戦艦の高速化、ついでに出来の悪い四姉妹は四一センチ砲搭載戦艦に改装。
マル三計画で「翔鶴」型空母三番艦それに四番艦の追加建造。
マル四計画では戦時急造型空母を三隻新造。
高オクタン価ガソリン製造プラントもまるごと買い取り。
科学技術の低さもそれに工業力の貧弱さも、金さえあればどうにか出来る!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる