205 / 256
決死のしんがり
しおりを挟む
「ば、馬鹿なことを言うな……し、死ぬ気か……!」
秀吉が涙を流しながら僕に近寄る――それを制しながら、僕は笑ったまま続けた。
「吉川の兵に勝てるとは思えない。それでも僕が残るしかないんだ」
「だから――馬鹿なことを申すな! おぬしが死ぬと分かって行けるものか!」
さらに近づく秀吉に僕は「でも誰かが残らないといけないだろ」と説得する。
「五千の兵さえあれば、全軍が姫路城まで撤退できる時間は稼げる。僕が戦下手でもね。あ、そうそう。秀晴と家臣は一緒に連れていってくれ」
「何を勝手に――」
「秀晴。雨竜家のこと、任せたよ」
僕は本陣で隣に座っていた秀晴に言う。
秀晴は――俯いたまま、何も言わない。
「そんな! 雲之介さん! それなら俺も残るよ!」
「先生一人だけ残せません!」
若い将――清正と三成が立ち上がる。
僕は「黙れ!」と怒鳴る。
二人は動きを止めた。そういえば彼らに怒鳴ったことはなかった。
「君たちはまだ若い! ここで死んでは駄目だ!」
「でも先生!」
「三成! 君が僕の跡を引き継げ!」
僕はなおも食い下がる三成に「僕の代わりに内政官として秀吉の力になってくれ」と頼んだ。
「君なら十全に引き継げる。秀吉の側近となって、治世に力を貸してやってくれ」
「せ、先生……」
突然、正勝が立ち上がって、僕の胸ぐらを掴んだ。
静かに涙を流していた。
「兄弟。お前本気で言っているのか?」
「冗談でそんなこと言えないよ」
「妻子はどうする? そいつらになんて言えばいいんだ俺は」
僕は「ありのまま、伝えてくれればいい」と笑った。
「吉川元春の軍と勇敢に戦ったってね」
「はっ。格好付けやがって」
「それにまだ、死ぬとは決まったわけじゃない」
僕は掴んだままの正勝の手を持った。
「案外、あっさりと生き残るかもしれないぞ?」
「……そうだよな。お前はそういう奴だった」
秀長さんは「清正。兄者を頼む」と言って立ち上がった。
僕と目を合わせて言う。
「本当に良いんだね?」
「秀長さん。今までお世話になりました」
秀長さんは涙を流すことなく、まるで晴れやかな空のように僕を見た。
「君はいつも私を立ててくれた。君こそ筆頭に相応しいのに」
「僕はあなたには勝てませんよ。秀吉を補佐できるのは、あなたしかない」
それから僕は昔の秘密を打ち明ける。
「実を言うと、秀長さんのことを嫉妬していた時期がありました」
「奇遇だね。私も――雲之介くんを羨ましく思っていた」
そして秀長さんは秀吉の腕を取った。反対側は清正だった。
「な、何をする!?」
「行くんだ。雲之介くんが防いでいる間に」
「馬鹿なことを――」
秀吉は引きずられながら、大声で喚き散らした。
「雲之介! わしはおぬしにこんなことをさせるために、あの日拾ったわけではない!」
秀吉が無理矢理本陣を出されるとき、僕は頭を下げた。
「今まで、お世話になりました」
「――っ! 雲之介ぇ!」
秀吉が去って、静かになって。
それから長政が言う。
「お市には、なんと伝える?」
「……格好良く死んだと伝えてくれ」
「それは駄目だ」
長政は真剣な表情で言った。
「格好悪く生き残ってくれ」
「……長政」
「お市を悲しませるのは、もう嫌なんだ」
長政は正勝の肩を叩いて、二人はそのまま出て行く。
三成も僕に一礼して、その場を去った。
「まったく酔狂だな。ひひひ」
官兵衛が笑いながら杖を使って立ち上がる。
「あんとき語った夢はどうするんだよって話だ」
「官兵衛。頼みがある」
「なんだ? ふひひ」
「秀吉を助けてやってくれ」
官兵衛は「半兵衛さんにも同じこと言われたぜ」と苦笑した。
「死にゆく人間。それも二人にそう言われちゃ守らないといけないな」
「ごめんな。重荷を背負わせて」
「良いってことよ。そんじゃ最後は息子と話でもしな」
官兵衛はゆっくりと本陣を出た。
そして秀晴と僕だけが残った。
「……父さまはいつもそうだ」
不満そうというか、拗ねた感じで、秀晴は言う。
「いつもいいところを持っていく。ここで食い止めて、羽柴さまが明智を討てば、英雄として後世に名を残せるじゃないですか」
「ふふふ。まあね」
「……はるさんのこと、未亡人にしていいんですか?」
僕は困ったように頬を掻いて、それから「まあ仕方ないな」とだけ言った。
「雹だってほとんど父さまのことを知らない。それでもいいんですか?」
「良くないだろうけど、仕方ないよな」
「……本当に、身勝手な人だ」
秀晴は立ち上がって、僕を見つめた。
そうか。もう僕の背を越えたんだな。
大きくなったものだ。
「俺は父さまのことを好きとは言えません。まったく理解できませんでした」
「……そうだろうね」
「でも、全部が嫌いではありませんでした。今まで一緒に暮らしていた思い出があるから」
秀晴は僕に頭を下げた。
「雨竜家のこと、任せてください」
少しだけ志乃に似ている言い方だった。
志乃、君は秀晴の中で血として、肉として、骨として生きているんだな。
「ああ。任せたよ」
そして秀晴も本陣から去っていった。
しばらく本陣で一人で居て。
それから外に出る。
そこにはずらりと並んだ兵と――三人の家臣が居た。
「……どうして、逃げなかったんだ?」
雪隆くん、島、頼廉に怒ったものか、それとも困ったものか、悩んだように訊ねると、雪隆くんが笑って言う。
「何言ってるんだ? あんたは『猿の内政官』だろ?」
島が肩を竦めた。
「軍略に暗い殿では兵を無駄死にさせるだけだ。だから残った」
頼廉は手を合わせて言う。
「若はもう撤退しました。それに雨竜殿を見捨てるなどできやしないでしょう」
「皆……」
そして、意外な人物も残っていた。
宇喜多家の客将である山中幸盛殿だった。
「山中殿も……」
「微力ながら、二千の兵を宇喜多殿から借りた。合わせて七千で食い止めよう」
「そうじゃない。どうして残ったんだ?」
山中殿は不敵に笑った。
「あなたが居なければ、上月城で死んでいた。一度失った命、恩人のために返そうと思ったんだ」
僕はそんな四人になんて報いればいいのか、分からなかった。
だから――にっこりと微笑んだ。
「ありがとう。皆の命、僕に預けてくれ」
家臣と山中殿は頷いた。
僕は兵たちに言う。
「和睦を破り、信義を失った、吉川元春を倒すぞ!」
兵たちは一斉に「応!」と叫んだ。
僕は目を瞑った。
志乃、もうすぐ会えるね。
懐に仕舞ってある遺髪が入ったお守りを触る。
僕は目を開けた。
さあ、戦下手の最後の足掻きを見せよう。
秀吉が涙を流しながら僕に近寄る――それを制しながら、僕は笑ったまま続けた。
「吉川の兵に勝てるとは思えない。それでも僕が残るしかないんだ」
「だから――馬鹿なことを申すな! おぬしが死ぬと分かって行けるものか!」
さらに近づく秀吉に僕は「でも誰かが残らないといけないだろ」と説得する。
「五千の兵さえあれば、全軍が姫路城まで撤退できる時間は稼げる。僕が戦下手でもね。あ、そうそう。秀晴と家臣は一緒に連れていってくれ」
「何を勝手に――」
「秀晴。雨竜家のこと、任せたよ」
僕は本陣で隣に座っていた秀晴に言う。
秀晴は――俯いたまま、何も言わない。
「そんな! 雲之介さん! それなら俺も残るよ!」
「先生一人だけ残せません!」
若い将――清正と三成が立ち上がる。
僕は「黙れ!」と怒鳴る。
二人は動きを止めた。そういえば彼らに怒鳴ったことはなかった。
「君たちはまだ若い! ここで死んでは駄目だ!」
「でも先生!」
「三成! 君が僕の跡を引き継げ!」
僕はなおも食い下がる三成に「僕の代わりに内政官として秀吉の力になってくれ」と頼んだ。
「君なら十全に引き継げる。秀吉の側近となって、治世に力を貸してやってくれ」
「せ、先生……」
突然、正勝が立ち上がって、僕の胸ぐらを掴んだ。
静かに涙を流していた。
「兄弟。お前本気で言っているのか?」
「冗談でそんなこと言えないよ」
「妻子はどうする? そいつらになんて言えばいいんだ俺は」
僕は「ありのまま、伝えてくれればいい」と笑った。
「吉川元春の軍と勇敢に戦ったってね」
「はっ。格好付けやがって」
「それにまだ、死ぬとは決まったわけじゃない」
僕は掴んだままの正勝の手を持った。
「案外、あっさりと生き残るかもしれないぞ?」
「……そうだよな。お前はそういう奴だった」
秀長さんは「清正。兄者を頼む」と言って立ち上がった。
僕と目を合わせて言う。
「本当に良いんだね?」
「秀長さん。今までお世話になりました」
秀長さんは涙を流すことなく、まるで晴れやかな空のように僕を見た。
「君はいつも私を立ててくれた。君こそ筆頭に相応しいのに」
「僕はあなたには勝てませんよ。秀吉を補佐できるのは、あなたしかない」
それから僕は昔の秘密を打ち明ける。
「実を言うと、秀長さんのことを嫉妬していた時期がありました」
「奇遇だね。私も――雲之介くんを羨ましく思っていた」
そして秀長さんは秀吉の腕を取った。反対側は清正だった。
「な、何をする!?」
「行くんだ。雲之介くんが防いでいる間に」
「馬鹿なことを――」
秀吉は引きずられながら、大声で喚き散らした。
「雲之介! わしはおぬしにこんなことをさせるために、あの日拾ったわけではない!」
秀吉が無理矢理本陣を出されるとき、僕は頭を下げた。
「今まで、お世話になりました」
「――っ! 雲之介ぇ!」
秀吉が去って、静かになって。
それから長政が言う。
「お市には、なんと伝える?」
「……格好良く死んだと伝えてくれ」
「それは駄目だ」
長政は真剣な表情で言った。
「格好悪く生き残ってくれ」
「……長政」
「お市を悲しませるのは、もう嫌なんだ」
長政は正勝の肩を叩いて、二人はそのまま出て行く。
三成も僕に一礼して、その場を去った。
「まったく酔狂だな。ひひひ」
官兵衛が笑いながら杖を使って立ち上がる。
「あんとき語った夢はどうするんだよって話だ」
「官兵衛。頼みがある」
「なんだ? ふひひ」
「秀吉を助けてやってくれ」
官兵衛は「半兵衛さんにも同じこと言われたぜ」と苦笑した。
「死にゆく人間。それも二人にそう言われちゃ守らないといけないな」
「ごめんな。重荷を背負わせて」
「良いってことよ。そんじゃ最後は息子と話でもしな」
官兵衛はゆっくりと本陣を出た。
そして秀晴と僕だけが残った。
「……父さまはいつもそうだ」
不満そうというか、拗ねた感じで、秀晴は言う。
「いつもいいところを持っていく。ここで食い止めて、羽柴さまが明智を討てば、英雄として後世に名を残せるじゃないですか」
「ふふふ。まあね」
「……はるさんのこと、未亡人にしていいんですか?」
僕は困ったように頬を掻いて、それから「まあ仕方ないな」とだけ言った。
「雹だってほとんど父さまのことを知らない。それでもいいんですか?」
「良くないだろうけど、仕方ないよな」
「……本当に、身勝手な人だ」
秀晴は立ち上がって、僕を見つめた。
そうか。もう僕の背を越えたんだな。
大きくなったものだ。
「俺は父さまのことを好きとは言えません。まったく理解できませんでした」
「……そうだろうね」
「でも、全部が嫌いではありませんでした。今まで一緒に暮らしていた思い出があるから」
秀晴は僕に頭を下げた。
「雨竜家のこと、任せてください」
少しだけ志乃に似ている言い方だった。
志乃、君は秀晴の中で血として、肉として、骨として生きているんだな。
「ああ。任せたよ」
そして秀晴も本陣から去っていった。
しばらく本陣で一人で居て。
それから外に出る。
そこにはずらりと並んだ兵と――三人の家臣が居た。
「……どうして、逃げなかったんだ?」
雪隆くん、島、頼廉に怒ったものか、それとも困ったものか、悩んだように訊ねると、雪隆くんが笑って言う。
「何言ってるんだ? あんたは『猿の内政官』だろ?」
島が肩を竦めた。
「軍略に暗い殿では兵を無駄死にさせるだけだ。だから残った」
頼廉は手を合わせて言う。
「若はもう撤退しました。それに雨竜殿を見捨てるなどできやしないでしょう」
「皆……」
そして、意外な人物も残っていた。
宇喜多家の客将である山中幸盛殿だった。
「山中殿も……」
「微力ながら、二千の兵を宇喜多殿から借りた。合わせて七千で食い止めよう」
「そうじゃない。どうして残ったんだ?」
山中殿は不敵に笑った。
「あなたが居なければ、上月城で死んでいた。一度失った命、恩人のために返そうと思ったんだ」
僕はそんな四人になんて報いればいいのか、分からなかった。
だから――にっこりと微笑んだ。
「ありがとう。皆の命、僕に預けてくれ」
家臣と山中殿は頷いた。
僕は兵たちに言う。
「和睦を破り、信義を失った、吉川元春を倒すぞ!」
兵たちは一斉に「応!」と叫んだ。
僕は目を瞑った。
志乃、もうすぐ会えるね。
懐に仕舞ってある遺髪が入ったお守りを触る。
僕は目を開けた。
さあ、戦下手の最後の足掻きを見せよう。
0
あなたにおすすめの小説
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。
克全
歴史・時代
西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。
幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。
北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。
清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。
色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。
一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。
印旛沼開拓は成功するのか?
蝦夷開拓は成功するのか?
オロシャとは戦争になるのか?
蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか?
それともオロシャになるのか?
西洋帆船は導入されるのか?
幕府は開国に踏み切れるのか?
アイヌとの関係はどうなるのか?
幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
札束艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
生まれついての勝負師。
あるいは、根っからのギャンブラー。
札田場敏太(さつたば・びんた)はそんな自身の本能に引きずられるようにして魑魅魍魎が跋扈する、世界のマーケットにその身を投じる。
時は流れ、世界はその混沌の度を増していく。
そのような中、敏太は将来の日米関係に危惧を抱くようになる。
亡国を回避すべく、彼は金の力で帝国海軍の強化に乗り出す。
戦艦の高速化、ついでに出来の悪い四姉妹は四一センチ砲搭載戦艦に改装。
マル三計画で「翔鶴」型空母三番艦それに四番艦の追加建造。
マル四計画では戦時急造型空母を三隻新造。
高オクタン価ガソリン製造プラントもまるごと買い取り。
科学技術の低さもそれに工業力の貧弱さも、金さえあればどうにか出来る!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる