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9話 初陣決着
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さっきと違うのは、すでにハンドガンを相手に撃ちながら走っていることである。しかし、異形がガードの構えをしており、思ったところに銃弾が当たらない。
「……ちッ!」
「シゃっはー!オめぇが関節狙ってんノは知ってンだヨ!」
ガードの奥から狙いが当たったことに声を上げる異形。俺は構わず、そのまま肩や肘に向かって発砲を続けた。銃弾が当たった場所は、所々鱗が割れてはいるものの、ダメージは与えられている気配はない。
恐らくこのまま撃ち続けても、こちらが弾切れになるだけで終わる。
今度は、ナイフで相手を切りつけようと一気に懐に入り込もうとするが、目の前から爪が俺を串刺しにせんと迫ってきたのでナイフで反らし、緊急回避する。
「脇だヨな……知ってルっつッたダろ?」
続いて尻尾に捕まりそうになるが、急いで飛び退いたことでなんとか捕まらずに済んだ。
『敬君!』
「はい!」
先輩の声で、すぐにその場から距離をとる俺を見て、異形も危機を感じたに違いない。なぜなら札を構える彼女を見たのだから。
「火よ!!包みたまえ!!」
五芒星の札をかざしてそう叫ぶと、彼女の声に呼応し、異形の足元から対象を包み込むように火柱が上がった。その圧倒的火力でホームの天井を貫く。
「ガァぁァぁあアあ!!」
「いくら鱗が堅くても、それとは関係なく熱は通るはずだよね!」
異形の悲鳴が響く中、彼女は淡々と説明していった。
「動いても無駄。私はあなたを包むように指示を出したから、その炎の中からは出れない」
「……」
しかし、異形の悲鳴はすぐに止み、代わりに笑い声が聞こえてきた。炎の中で奴がニヤついているのがわかる。
「ハッハッはぁ、炎を使ウ俺に、炎が効くわケねぇだロう?このまま、自分の炎で丸焼きだ!!」
そう口走ると、炎を纏ったまま新人の方に突進していく。
「つれないこと言うなよ」
新人と異形の間に俺が割って入り、そのまま相手の右眼に向かって銃弾を乱射すると、異形は思わず脚を止めて自分の顔を腕で覆う。
「ぐッぅゥぅ、鬱陶しイんだ、テめぇは!!」
怒りにまかせるように、異形が腕を思いっきり振り払うと、その勢いで異形にまとわりついていた炎がかき消されてしまった。
「怒るなよ……感情にまかせたら、せっかくの知能がもったいないぞ」
「……ッ!」
いつの間にか俺が足元にいることに驚く異形を置き去りにして、態勢を思いっきり低くして地面に手をつき、先程撃った膝の裏に蹴りを入れる。少し強めの膝かっくんだ。
「痛っ!」
蹴ったは良いものの、鉄骨を蹴ったのかと錯覚するくらい、異形の脚は硬かった。ひびは入ってないが、蹴った部分がヒリヒリし出す。
ただでさえ傷を負っている脚に追い打ちの蹴りを受けた異形は、少しだけよろめくと、何でもないように、至近距離で口から火の玉を発射するが、すぐに飛び退き躱すと、かなり近かったらしく熱風が顔を撫でて、背筋が冷える。
異形は明らかに怒っていた。
奴の血走った片目を見ればすぐにわかる。最初に奴が言っていた獲物なんかに、自分がダメージを負わされている。この事実が耐えがたいはずなのだ。
異形がそのまま追ってくるのが見えたので、俺は着地した場所で踏ん張った。
そして、両手のナイフとハンドガンを入れ替える。
「串刺シだァぁ!!」
すぐに追ってきた異形の爪が、俺を一撃で仕留めようと迫ってきた。
怒っている者の攻撃を躱すことは、反射神経がしっかりしており、戦闘の心得があるなら、そこまで難しいことではない。
予想どおり相手の大振りを体をひねって躱し、がら空きになった異形の胸にナイフを突き刺した。そこには邪魔な鱗は無く、ナイフが相手の肉に食い込む。
「がぁァあぁ……ナ、ナぜ……」
「関節でも狙ってると思ったか?せっかく邪魔な鱗がなくなってるんだから……狙わなわけないだろ!」
このために今まで腹部への攻撃は我慢してきたのだ。正直これで倒れてほしいが、ナイフを握る手応えでわかった。
「こいつ……っ!」
筋肉でナイフを固定したらしい。それ以上深く刺そうとしても、ナイフが動くことがなかった。
「ク……は!テめぇは俺が……潰……す」
異形の方もかなり苦しそうで、口から黒い液体を吐血している。しかし、もう一押し足りない。
このまま押し込むか、それともナイフを放して一旦引くか。俺の行動はこの二つに占められた。……
そんなの決まっている。
異形が引っ付いている俺に攻撃しようと腕を上げるのを見て、俺は迷わず右手と足腰に力を入れ直す。だが、
『敬君、ナイフ放して離れて!!』
スピーカーから出た先輩の声が鼓膜を叩く。俺は一瞬ためらったが、先輩の指示どおりに斜め後ろに飛び退いた。瞬間、もう一人の女性の声が耳に届く。
「木よ!!拘束したまえ!!」
ホームの床からコンクリートを退かすように、めきめきと植物が生えてきて、異形の両足に絡みつき、動きを封じる。慌てて拘束から出ようともがくが、大地とつながった植物は獲物を放すことは無いらしく、微動だにしなかった。
自分の拘束が解けないとわかると、すぐに顔を新人の方に向け、口を大きく開き、中に炎弾を作る。
俺は両手で銃を構えて、引き金を引く。
「グぎゃぁァあア!!」
異形は悲鳴を上げながら右眼を抑えた。炎弾は奴の口の中で発射されることは無く消失。この炎弾が発射されていたら、結果はまた違ったかも知れないが、現実はこちら側に味方した。
結果ダメ押しの一手が叫ばれることになる。
「金よ!!はさみたまえ!!」
異形の正面にある柱、つまり俺の真横にある柱から彼女の声に従い、柱から鉄柱が地面と水平に突き出してきた。鉄柱は目印に向かうように一直線に伸びる。この場合の目印は…………。
「がぁぁぁ……!」
鉄柱は異形の胸に刺さっていた俺のナイフを押し込んだ。そして追い打ちをかけるように異形の後方の柱からも鉄柱が突き出てくる。
彼女の言ったとおり、横に飛び出た鉄柱にはさまれることになってしまい、かなり苦しそうにうなっている。そして限界が来たのか口から再度、黒い液体を吐き出した。
そして、力の無い眼でこちらを見てくる。どうやら自分の死を悟ったらしい。
「……本当ニ……釘付け……に……サ、れルとハ……なぁ……」
「……あぁ、俺も驚いてる」
異形が俺の答えに少し怪訝そうな顔つきになる。あの言葉はそう言う意味で言った訳ではないのだ。
「……狙った……訳じゃ……な……いのか?」
「いや、ただ俺のところの新人が強すぎただけだよ」
援軍が来るまで持ちこたえて、人数が揃ってからじっくり倒すつもりだったのだが、だいぶイレギュラーな戦力によって俺達二人で倒すことが出来た。
「……クっハハは……獲物に……やラれるトはな」
「……」
お前が俺達にこんな状態にされてるのは、その考え方が原因だ……とは言ってやれない。たぶん言ったところで、変わることはないだろうから。人間が家畜たちの声に耳を貸さないことと同じように、食物連鎖の下の階層の奴を気にはかけない。
異形はひとしきり力なく笑い終わると、指の先から灰になるように、肉体が崩れていき、2メートル30センチの巨体は風に流されるように消えていった。
残ったのは、二つの柱から内側に突き出た鉄柱と、コンクリを割って生えてきた太い樹枝、音を立てて落ちたナイフだった。
「先輩……目標鎮圧完了です」
『はい、二人ともお疲れ様でした、避難した民間の人達は私の方で連絡入れとくよ、あと18番隊にも。後始末は任せたまえ』
「はい、お願いします」
俺は新人の方を向き、様子を確かめる。
戦闘が終わって力が抜けたのか、その場で女の子座りしていた。いきなりの初実戦だったしな。
ホームには電車内から聞こえる炎の音だけが響く。
そんな中、俺は彼女のもとに駆け寄った。
「……ちッ!」
「シゃっはー!オめぇが関節狙ってんノは知ってンだヨ!」
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『敬君!』
「はい!」
先輩の声で、すぐにその場から距離をとる俺を見て、異形も危機を感じたに違いない。なぜなら札を構える彼女を見たのだから。
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「ガァぁァぁあアあ!!」
「いくら鱗が堅くても、それとは関係なく熱は通るはずだよね!」
異形の悲鳴が響く中、彼女は淡々と説明していった。
「動いても無駄。私はあなたを包むように指示を出したから、その炎の中からは出れない」
「……」
しかし、異形の悲鳴はすぐに止み、代わりに笑い声が聞こえてきた。炎の中で奴がニヤついているのがわかる。
「ハッハッはぁ、炎を使ウ俺に、炎が効くわケねぇだロう?このまま、自分の炎で丸焼きだ!!」
そう口走ると、炎を纏ったまま新人の方に突進していく。
「つれないこと言うなよ」
新人と異形の間に俺が割って入り、そのまま相手の右眼に向かって銃弾を乱射すると、異形は思わず脚を止めて自分の顔を腕で覆う。
「ぐッぅゥぅ、鬱陶しイんだ、テめぇは!!」
怒りにまかせるように、異形が腕を思いっきり振り払うと、その勢いで異形にまとわりついていた炎がかき消されてしまった。
「怒るなよ……感情にまかせたら、せっかくの知能がもったいないぞ」
「……ッ!」
いつの間にか俺が足元にいることに驚く異形を置き去りにして、態勢を思いっきり低くして地面に手をつき、先程撃った膝の裏に蹴りを入れる。少し強めの膝かっくんだ。
「痛っ!」
蹴ったは良いものの、鉄骨を蹴ったのかと錯覚するくらい、異形の脚は硬かった。ひびは入ってないが、蹴った部分がヒリヒリし出す。
ただでさえ傷を負っている脚に追い打ちの蹴りを受けた異形は、少しだけよろめくと、何でもないように、至近距離で口から火の玉を発射するが、すぐに飛び退き躱すと、かなり近かったらしく熱風が顔を撫でて、背筋が冷える。
異形は明らかに怒っていた。
奴の血走った片目を見ればすぐにわかる。最初に奴が言っていた獲物なんかに、自分がダメージを負わされている。この事実が耐えがたいはずなのだ。
異形がそのまま追ってくるのが見えたので、俺は着地した場所で踏ん張った。
そして、両手のナイフとハンドガンを入れ替える。
「串刺シだァぁ!!」
すぐに追ってきた異形の爪が、俺を一撃で仕留めようと迫ってきた。
怒っている者の攻撃を躱すことは、反射神経がしっかりしており、戦闘の心得があるなら、そこまで難しいことではない。
予想どおり相手の大振りを体をひねって躱し、がら空きになった異形の胸にナイフを突き刺した。そこには邪魔な鱗は無く、ナイフが相手の肉に食い込む。
「がぁァあぁ……ナ、ナぜ……」
「関節でも狙ってると思ったか?せっかく邪魔な鱗がなくなってるんだから……狙わなわけないだろ!」
このために今まで腹部への攻撃は我慢してきたのだ。正直これで倒れてほしいが、ナイフを握る手応えでわかった。
「こいつ……っ!」
筋肉でナイフを固定したらしい。それ以上深く刺そうとしても、ナイフが動くことがなかった。
「ク……は!テめぇは俺が……潰……す」
異形の方もかなり苦しそうで、口から黒い液体を吐血している。しかし、もう一押し足りない。
このまま押し込むか、それともナイフを放して一旦引くか。俺の行動はこの二つに占められた。……
そんなの決まっている。
異形が引っ付いている俺に攻撃しようと腕を上げるのを見て、俺は迷わず右手と足腰に力を入れ直す。だが、
『敬君、ナイフ放して離れて!!』
スピーカーから出た先輩の声が鼓膜を叩く。俺は一瞬ためらったが、先輩の指示どおりに斜め後ろに飛び退いた。瞬間、もう一人の女性の声が耳に届く。
「木よ!!拘束したまえ!!」
ホームの床からコンクリートを退かすように、めきめきと植物が生えてきて、異形の両足に絡みつき、動きを封じる。慌てて拘束から出ようともがくが、大地とつながった植物は獲物を放すことは無いらしく、微動だにしなかった。
自分の拘束が解けないとわかると、すぐに顔を新人の方に向け、口を大きく開き、中に炎弾を作る。
俺は両手で銃を構えて、引き金を引く。
「グぎゃぁァあア!!」
異形は悲鳴を上げながら右眼を抑えた。炎弾は奴の口の中で発射されることは無く消失。この炎弾が発射されていたら、結果はまた違ったかも知れないが、現実はこちら側に味方した。
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異形の正面にある柱、つまり俺の真横にある柱から彼女の声に従い、柱から鉄柱が地面と水平に突き出してきた。鉄柱は目印に向かうように一直線に伸びる。この場合の目印は…………。
「がぁぁぁ……!」
鉄柱は異形の胸に刺さっていた俺のナイフを押し込んだ。そして追い打ちをかけるように異形の後方の柱からも鉄柱が突き出てくる。
彼女の言ったとおり、横に飛び出た鉄柱にはさまれることになってしまい、かなり苦しそうにうなっている。そして限界が来たのか口から再度、黒い液体を吐き出した。
そして、力の無い眼でこちらを見てくる。どうやら自分の死を悟ったらしい。
「……本当ニ……釘付け……に……サ、れルとハ……なぁ……」
「……あぁ、俺も驚いてる」
異形が俺の答えに少し怪訝そうな顔つきになる。あの言葉はそう言う意味で言った訳ではないのだ。
「……狙った……訳じゃ……な……いのか?」
「いや、ただ俺のところの新人が強すぎただけだよ」
援軍が来るまで持ちこたえて、人数が揃ってからじっくり倒すつもりだったのだが、だいぶイレギュラーな戦力によって俺達二人で倒すことが出来た。
「……クっハハは……獲物に……やラれるトはな」
「……」
お前が俺達にこんな状態にされてるのは、その考え方が原因だ……とは言ってやれない。たぶん言ったところで、変わることはないだろうから。人間が家畜たちの声に耳を貸さないことと同じように、食物連鎖の下の階層の奴を気にはかけない。
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残ったのは、二つの柱から内側に突き出た鉄柱と、コンクリを割って生えてきた太い樹枝、音を立てて落ちたナイフだった。
「先輩……目標鎮圧完了です」
『はい、二人ともお疲れ様でした、避難した民間の人達は私の方で連絡入れとくよ、あと18番隊にも。後始末は任せたまえ』
「はい、お願いします」
俺は新人の方を向き、様子を確かめる。
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