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私達の可愛い子2(アスト視点)
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しばらくして落ち着いたかなと思ったところでなんかしんみりしているレオンを連れて、住処に戻った。
はぁ、まあ可愛い我が子が自らの手を離れたみたいで寂しく思うのはわからんでもないが‥私も少しさみしいからな。
そんなことを思いながら奥の方へ行くと布の上で丸まっている我が子を見つけた。
妖精の子‥ミーシャもスカイに寄りかかってその場にいた。
どうやら、丸く収まったみたいだ。
「スカイは眠ったのかい?」そう聞くと。
こくりと頷いて返した。
その様子を見て、ほっとしたら族長達に挨拶に行っていないことに気がついた。
「レオン。族長達に挨拶に行かなきゃ」
竜は派別に属しているとき、子どもが生まれると族長に挨拶に行く慣習がある。
竜は繁殖力がそんなに高くない種族だから結構大きな派閥でも2~3年に1体ぐらいしく子が生まれないのが普通だ。
だから、子を大事にする。
「あ~もう少し後でも良いんじゃないか?」
「そんなこと言ってたらいつまでたってもお前は行かないだろう?さっさと行くぞ」
後にしようだなんて言ってるレオンを連れ出し、私は風のところに、レオンは火のところに挨拶に行くことにした。
「じゃあ、ミーシャ。私たちは族長に挨拶に行ってくるよ」
そういうとまた、こくりと頷いて返した。
妖精の子はあまりしゃべるのが好きではないんだろうか?
そんなことを考えながら、私は風の族長のところに訪ねに行った。
風の族長の住処まで後5分といったところで魔法で風を飛ばす、これが先触れの代わりになる。
族長のところに行くと族長の右腕に当たるNo.2が出迎えに入り口に立っていた。
青緑色の鱗に冬の空みたいな色の目をしてるやつだ。
「あなたが、出迎えとは‥暇なんですか?」
なぜか、こいつとは昔からそりが合わない。
なにかあったわけではないのだが、なぜか本能が受け付けないというか‥
「そりゃあ、この派閥No.3の子どもが生まれたとならば一大事ですからね~。族長がお待ちですよ。付いてきてください。」
そういって読めない笑みを浮かべ、No.2のまあ名前はトルーガっていうんだが、あいつは中に歩き出した。
「そういえば、お子さん見当たりませんねぇ~。住処に?」
「はい。そうですよ」
「それは残念だ。あなたの子だ、きっと素晴らしく美しい子でしょうに。」
にやにやときしょくわりっ、おっと言葉が乱れてしまうな。
これ以上しゃべる意味も無いので無視する。
スカイには風の派閥を進めたがやっぱり入らなくても良いかもしれない。
こんなやつがいるところだからな。
こいつがいること以外は素晴らしい派閥なんだが‥。
族長が待っている場所まで来た。
「よく来たな。アスト。」
族長は銀に光の加減で青に見える鱗に夏の空みたいな目を持つ竜だ。
「お久しぶりです。族長。我が子が生まれたことこの場を借りて報告させていただきます。」
「やはりか、ついに生まれたか。めでたいことだ。そなたも知っていると思うが我にも五つになる子がいる。仲良くしてもらえるとうれしい。」
そういえば族長には2体子どもが居た、下の子はスカイと5つ差になるのか。
「光栄でございます。」
その後、少し世間話をし、今度、スカイを連れてくるという約束をして族長の住処を後にした。
住処に帰る途中でレオンに会った。
「火の方はどうだった?」
「ああ、強くなりそうかって聞かれたから、素質は十分ですって答えた!そしたら今度連れてこいって言われた!」
「あほっ!あの子の体が弱かったらどうしてくれるんだ!」
火の派閥の奴らスカイの強さを見極めるつもりだ。
強かったら決闘を挑まれ、弱かったら訓練でも課すつもりだろう。
「わ、わりい。まあ、俺たちの子だ!きっと強くなる!」
「‥はあぁ」
なんで私はこんな脳筋と番ったんだろうか。
はぁ、まあ可愛い我が子が自らの手を離れたみたいで寂しく思うのはわからんでもないが‥私も少しさみしいからな。
そんなことを思いながら奥の方へ行くと布の上で丸まっている我が子を見つけた。
妖精の子‥ミーシャもスカイに寄りかかってその場にいた。
どうやら、丸く収まったみたいだ。
「スカイは眠ったのかい?」そう聞くと。
こくりと頷いて返した。
その様子を見て、ほっとしたら族長達に挨拶に行っていないことに気がついた。
「レオン。族長達に挨拶に行かなきゃ」
竜は派別に属しているとき、子どもが生まれると族長に挨拶に行く慣習がある。
竜は繁殖力がそんなに高くない種族だから結構大きな派閥でも2~3年に1体ぐらいしく子が生まれないのが普通だ。
だから、子を大事にする。
「あ~もう少し後でも良いんじゃないか?」
「そんなこと言ってたらいつまでたってもお前は行かないだろう?さっさと行くぞ」
後にしようだなんて言ってるレオンを連れ出し、私は風のところに、レオンは火のところに挨拶に行くことにした。
「じゃあ、ミーシャ。私たちは族長に挨拶に行ってくるよ」
そういうとまた、こくりと頷いて返した。
妖精の子はあまりしゃべるのが好きではないんだろうか?
そんなことを考えながら、私は風の族長のところに訪ねに行った。
風の族長の住処まで後5分といったところで魔法で風を飛ばす、これが先触れの代わりになる。
族長のところに行くと族長の右腕に当たるNo.2が出迎えに入り口に立っていた。
青緑色の鱗に冬の空みたいな色の目をしてるやつだ。
「あなたが、出迎えとは‥暇なんですか?」
なぜか、こいつとは昔からそりが合わない。
なにかあったわけではないのだが、なぜか本能が受け付けないというか‥
「そりゃあ、この派閥No.3の子どもが生まれたとならば一大事ですからね~。族長がお待ちですよ。付いてきてください。」
そういって読めない笑みを浮かべ、No.2のまあ名前はトルーガっていうんだが、あいつは中に歩き出した。
「そういえば、お子さん見当たりませんねぇ~。住処に?」
「はい。そうですよ」
「それは残念だ。あなたの子だ、きっと素晴らしく美しい子でしょうに。」
にやにやときしょくわりっ、おっと言葉が乱れてしまうな。
これ以上しゃべる意味も無いので無視する。
スカイには風の派閥を進めたがやっぱり入らなくても良いかもしれない。
こんなやつがいるところだからな。
こいつがいること以外は素晴らしい派閥なんだが‥。
族長が待っている場所まで来た。
「よく来たな。アスト。」
族長は銀に光の加減で青に見える鱗に夏の空みたいな目を持つ竜だ。
「お久しぶりです。族長。我が子が生まれたことこの場を借りて報告させていただきます。」
「やはりか、ついに生まれたか。めでたいことだ。そなたも知っていると思うが我にも五つになる子がいる。仲良くしてもらえるとうれしい。」
そういえば族長には2体子どもが居た、下の子はスカイと5つ差になるのか。
「光栄でございます。」
その後、少し世間話をし、今度、スカイを連れてくるという約束をして族長の住処を後にした。
住処に帰る途中でレオンに会った。
「火の方はどうだった?」
「ああ、強くなりそうかって聞かれたから、素質は十分ですって答えた!そしたら今度連れてこいって言われた!」
「あほっ!あの子の体が弱かったらどうしてくれるんだ!」
火の派閥の奴らスカイの強さを見極めるつもりだ。
強かったら決闘を挑まれ、弱かったら訓練でも課すつもりだろう。
「わ、わりい。まあ、俺たちの子だ!きっと強くなる!」
「‥はあぁ」
なんで私はこんな脳筋と番ったんだろうか。
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