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VS魔物1

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 私の希望を聞いてターゲットの魔物は、おいしいお肉と、きれいな飾りバネを持つ巨大な鳥になった。

 大きさは両親の半分ぐらい、繁殖期にだけ群れを作り、普段は1匹でいるらしい。

 両親の半分のサイズといっても、私の5倍くらいの大きさだ。

 両親からはまあ大丈夫だろうと言われているし、ミーシャと協力しても良いと言われている。

 なんならちょっと遠くから両親が見守ってくれているため私が死ぬようなことは絶対にない。

 特訓してわかったのだが、両親めちゃくちゃ強いのだ。二人はちょっと力を込めて腕を振るえば木が5本6本吹っ飛びよいっしょっと尻尾を振り下ろせば25mほどの亀裂が生まれる。

 なんとも地形破壊が得意な種族なのだと驚いた。組み手をすれば50mほど離れても衝撃波、危ないからと空中で魔法を使っても地上にまで暴風が..なんど飛ばされそうになったことか。

 いずれ自分がこうなると思うと竜って無敵では?と思ってしまう。

 話を戻して私の今日のお相手さんだが遠目に見えているあの鳥さんだ。たしかに羽がきれいだ地球人としてはダチョウとクジャクを混ぜたような生き物だった。

 足はがっしりとして長め、羽はあまり大きく見えないのであの筋肉質な足で走って生活していると思われる。尾方の羽が飾り羽がたくさんあるような感じで青のきらきらした感じがきれいである。

 そうやって私が観察しているとお母さんがそっと背中に手を当てて大丈夫かと聞いてくる。

「大丈夫だと思う。いざとなったらお母さん達が助けてくれるしね。」

「ああ。スカイの実力なら倒せると思っているし、私達が後ろで見ている安心して挑め。」

「スカイなら大丈夫だ!なんたって俺達の子だからな!..だが不安ならやめて良いんだぞ?」

「大丈夫きっとやり遂げて見せるから見ててね!」

「ミーシャ。」

 まったくお父さんは心配性である。両親とのやり取りを終えてミーシャとあの鳥さんを倒す打ち合わせをする。

「はいよ」

「はじめに私が突っ込んで気を引くからできればその時に足元とか固定したりして体制を崩すとか動き難く..できる?」

「じゃあ土あたりで足元固定してみるね。完全に止められるかわかんないから気をつけて」

「充分。ありがとう。じゃあ私はここから見て3時の方向くらいから仕掛けるね」

「はーい」

 ミーシャとの打ち合わせを終えて私は遠回りをして3次方向の草むらまで進む。

ここらへんかな?って思う場所まで来たらミーシャの方を向いて..わあ見えない

合図の仕方決めてなかったな~どうしよ
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